5/20 5/21 ・2回東京9日10日目分・1回京都9日10日・1回新潟7日8日分

連続する重賞的中 ~土曜京都11R・平安S~

先週の牝馬二冠目オークスは、直線半ばで先頭に並びかけ、楽々と後続を突き放したリバティアイランドの圧勝。2着ハーパーにつけた「6馬身差」は、1984年のグレード制導入以降のオークスでは最大、勝ちタイム2分23秒1は歴代2位となった。
そのラスト3ハロンは12.0-11.6-11.5という加速ラップ。普通は最後に甘くなるものだが、リバティアイランドにはまだ余裕があったということになる。おそらく、ペースが上がればもっと速いV時計が出ていたはずだ。
そんな能力を支える血統も同馬の魅力のひとつ。父ドゥラメンテは、すでに3世代から6頭のGIホースを輩出。母ヤンキーローズは豪州の芝1400mと2000mのG1を2勝している通り、距離の融通性も受け継いでいる可能性がある。長くなるため割愛するが、ベストインショウから連なる一大牝系のクロスを持つ本馬は、血筋からして傑出した存在。新時代のヒロインとして如何なる蹄跡を残すのか、楽しみは尽きない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都11R「平安S」ダ1900m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気に支持された11番ハギノアレグリアスだった。

『今年は上位拮抗ムードもハギノアレグリアスが一歩リード。その前走・名古屋大賞典(ダ2000m)は、レコードで重賞初制覇。また、2走前の東海Sもカラ馬に前をカットされなければ勝っていた可能性もあり、中央でもタイトルを獲れる実力者だ。とはいえ、知性が高いのか稽古駆けしないキャラクターはネック。実際、前走時の川田騎手が騎乗した1週前・栗東坂路も4ハロン55秒9と、オープン馬とは思えない平凡なタイムだった。それがこの中間は一転。今回再びコンビを組む岩田望騎手が騎乗した1週前・栗東坂路では、馬なりで自己ベストタイとなる4ハロン51秒7をマーク。懸命に食い下がる遼馬を横目に余裕十分で併入した動きは、本格化を思わせるに十分な内容だった。そもそも、屈腱炎で1年8ヵ月療養してから着実にステージを上げてきた優秀な素材。前を見ながら動ける競馬センスも魅力であり、3週連続で調教に跨った鞍上にも不足はない』という見立て。

レースは全馬が揃ったスタートで、各馬が探り合う静かな立ち上がり。そんな中、スッと8番ロードヴァレンチが進出しハナを主張する。10番タイセイドレフォンが一旦は番手におさまるが、9番メイショウフンジンが出ムチを入れて積極的に番手を主張。直後も固まって、内から1番人気の2番グロリアムンディ、10番タイセイドレフォン、13番カフジオクタゴンまでが先団。トップハンデ59キロの5番ノットゥルノは中団内々を回り、1馬身差に15番ヴァンヤール。この後ろは内外に大きく離れて、最内に1番サンライズホープ、軸馬11番ハギノアレグリアス、やや外に膨らみ加減の12番テリオスベルまでが中団。後方は5頭ほどがバラけて、最後方に4番ホウオウルバンという隊列となった。
主導権を握った8番ロードヴァレンチは前半600m通過36秒9とやや遅めのミドルーペース。その割に縦長な隊列となり、向こう正面では先頭から最後方までおおよそ20馬身。だが、800m過ぎで後続が追い上げを開始すると馬群は10馬身ほどに凝縮し、先頭をキープしている8番ロードヴァレンチは3コーナーで手応えが怪しくなる。替わって2番グロリアムンディがハナを奪うと、勝負はいよいよ最後の直線へ。
その2番グロリアムンディは、後続を待つことなく強気のロングスパート。9番メイショウフンジン、5番ノットゥルノ、10番タイセイドレフォンらが懸命に追いすがるも差は詰まるどころか離されていくばかり。残り2ハロンになると、中団で脚を溜めていた軸馬11番ハギノアレグリアス、15番ヴァンヤールの2頭が急追を開始するが…。しかし、早めスパートでリードを稼いだ2番グロリアムンディとの差は歴然だった。
そのまま押し切った2番グロリアムンディはこれで中央重賞初制覇。2着は懸命な追い上げむなしく2馬身1/2差で軸馬11番ハギノアレグリアス。接戦の3着争いは、粘る10番タイセイドレフォンを最後の最後でクビ差かわした15番ヴァンヤールが入選した。

この結果により、「3連複2-11-15、940円・馬連2-11、490円」のダブル的中をお届け。悔しいのは、接戦となった3着争い。ヒモに推した10番タイセイドレフォン(6番人気)があと少し粘っていれば…という思いはあるが、競馬でタラレバを言っても仕方のないこと。まずは弊社得意のダート重賞できっちり的中することができた。また、この週は前出のオークスでもズバリ的中をお届け。先々週に引き続き土日重賞をすべて射止めたことには一定の評価がいただけるだろう。

さて、今週末はいよいよ大一番『日本ダービー』。ご存知の通り、今シーズンの弊社は先述のオークスをはじめ3歳重賞で的中を量産中。ダービーはその集大成となるだけに、会員様の注目にきっちりお応えする次第である。また、先週は不運が重なった厳選勝負鞍についても興味深い本命候補が出揃っているので、ぜひ反転攻勢にご期待を。兎にも角にも、競馬の祭典はすぐにやって来る。会員様におかれましては、この緊張感を大いに楽しみつつ、今週末の配信をお楽しみにお待ちいただきたい。