8/26 8/27 ・3回新潟・3回小倉・2回札幌5日6日分

抜群のデキを見抜いた本線的中 〜日曜小倉7R・3歳上1勝クラス〜

先週の注目はワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)とキーンランドC。その開催地・札幌は国際色豊かな鞍上にも注目が集まっていたが、そこに暗雲が垂れ込めたのが日曜6Rの直前だった。競馬場上空に雷鳴とともに豪雨が襲うと、JRAはパドックを周回する馬を引き上げて開催を見合わせ。結果、発走時刻を大幅に送らせることで全レース施行されたが、昨今の異常気象を象徴するあわやの出来事であった。気象に関していえば、今夏の北海道は観測史上最高気温を記録するなど、競馬開催自体を危ぶむ声も。本来、暑熱対策としての北海道開催だけに厩舎にはエアコンもない。ものを言えぬ競走馬の熱中症はとかくダメージが大きい傾向であり、今後の対策は急務だろう。
そんな不穏な空気の中で行われたキーンランドCは、すでにスプリント重賞を3勝していたナムラクレアが貫禄勝ち。不良馬場の高松宮記念で2着など牝馬ながら馬場を問わないタイプだが、馬場を見て早めにポジションを確保(3角手前から外を動いて先団を射程に入れた)した浜中騎手も見事だった。実際、差し脚自慢の他有力馬が不発だったことからも、素晴らしいエスコートが重賞4勝目をもたらしたと言える。
また、2着のシナモンスティックは、逃げ馬不在の展開を利しての先手が功を奏した格好。洋芝の重馬場への適性も高く、8番人気の低評価を覆しての連対、そして迫る後続を凌ぎ切った力量は侮れないだろう。なお、弊社は本レースで的中をお届けしている。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜小倉7R「3歳上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった4番マルベリーシチーだった。

『力のいる馬場でこそ本領を発揮する馬だけに近2戦の凡走は参考外。そして今回は、立て直し効果で中間の動きが過去イチのレベル。実際、今週の栗東坂路・併せ馬では0秒1遅れはしたが、格上の相手(サトノラムセス・古馬OP)を考えれば極上の部類であり、4ハロン51秒1-ラスト12秒4(一杯)の時計も抜群だった。ピークのデキで挑めるうえに良馬場が濃厚の今回は、人気的にも絶好の狙い目』という見立て。

軸馬4番マルベリーシチーが好スタートから先手を主張。二番手に減量の田口貫太騎手を背にした1番人気の9番スマラグドスがつける。2角を回っても逃げる4番マルベリーシチーの手綱はグッと引かれており、鞍上の斎藤新騎手が絶妙なペースを刻んでいることを予感させた。実際、500mから700mのラップは13秒2と緩んだが、それでもまだ馬群は縦長。2番カズペトシーン(2人気)が中団、コンドリュール(4人気)にいたってはさらに後方という隊列でレースは3角へと向かう。
しかし1100m通過時点1分8秒3と典型的なスローの流れ。こうなると先行有利は明確で、3角を過ぎた残り400m地点で軸馬4番マルベリーシチーの鞍上が気合をつけると、勢いが落ちることなく先頭で最後の直線へ突入する。番手にいた9番スマラグドスと5番スマートハンターも懸命に追いすがるが、ここは小倉のダート1700mの1勝クラス。スローを作った先行馬のリードを覆せるような馬はおらず、4角を回った順番であっさりとレースが決着した。1着はデキの良さを生かして悠々と逃げ切った軸馬4番マルベリーシチー。2着は懸命に追いかけてなんとか連対を確保した9番スマラグドス。そして、やはり4角を番手で回ってきた5番スマートハンターが3着に入線した。

この結果により、「馬連4-9、1,130円」の大本線的中をお届け。軸馬が3番人気だったこともあり、馬単(2,960円)や軸馬の単勝(840円)を買われた会員様も多かった模様である。とかく難しいと言われる酷暑期の各馬の体調をきっちり見抜いたという意味でも、高く評価をいただける一戦となった。
なおこの週の厳選勝負鞍は、土曜新潟8Rの馬連・3連複ダブル的中や、土曜札幌12R・ニセコ特別「3連複4-10-12、2,660円など次々にヒットを飛ばし、4戦3勝=的中率75%と上々の結果をお届けした次第。

また他にも、前述の日曜札幌11RキーンランドC「馬連8-14、3,590円&3連複8-12-14、6,150円」のダブル的中などなど、先々週に引き続き各所で高回収鞍を残せた。そして今週末で夏競馬はいよいよラスト。当然ながら弊社としては、この勢いを駆ってローカル最終週を大団円で打ち上げる所存である。特に夏季重賞の総決算となる「新潟記念」は必見。近年荒れている重賞だけに、弊社も“この時期ならではの穴馬”を徹底マークして高配を獲りに行く次第だ。実際、ここ数週の成績を見ている会員様はお分かりの通り、酷暑下だろうと弊社には各馬の機微が見えている。ここで圧倒的な勢いをつけて収穫の秋開催に繋げるためにも、会員様におかれましては、どうかいつもにも増すご期待をお寄せいただきたい。