10/21-10/22・4回東京・2回京都6日7日、4回新潟3日4日分

抜け目なしの的中鞍 〜土曜新潟8R・3歳上1勝クラス〜

先週は3歳クラシック最終戦・菊花賞が行われた。勝ったのは、ここが重賞初挑戦で、夏の新潟以来の実戦、さらに大外枠だったドゥレッツァ。多くの不安要素をモノともしない、3馬身半差の楽勝だった。
 父ドゥラメンテは、牝馬三冠を達成したリバティアイランドに続き2週連続のG1制覇。産駒のG1勝利はこれで7頭目となった。この勝利で総合種牡馬ランキングの第2位に浮上し、首位ロードカナロアまであと3億6000万円ほどまで差を縮めたことになる。
なお、今秋もドゥラメンテ産駒がGI戦線に出走予定のため、逆転でチャンピオンサイアーの座につく可能性は十分。それだけに、同産駒スターズオンアースが天皇賞・秋を回避したことは悔やまれるが、まだリバティやタイトルホルダーなど一線級の有力馬がスタンバイしている。今年からジャパン及び有馬記念の1着賞金が5億円に増額されるため、年末まで目が離せない種牡馬リーディング争いになるのではないか。
また、ワンサイドゲームを演じたドゥレッツァとルメール騎手の異色の戦法についても触れないわけにはいかない。今回は、大外17番枠から絶好のタイミングでゲートを飛び出すと、馬群の外からぐんぐんと位置を上げ、なんと先頭に立つ競馬。長丁場の3000mであることを考えれば、誰の目にも奇策と映った。馬が引っ掛かって暴走するリスクと背中合わせの難しい戦法だからだ。
しかし、1周目の4角を先頭で回ったドゥレッツァは、序盤のハイテンションが嘘のように収まり折り合う。その後は前に行きたがる他の2頭を先に行かせて3番手に控える余裕まで見せたからすごい。あとは、ご存知の通りの圧勝劇である。
ここで思い出されるのが、6年前、同ルメール騎手が勝ったダービーだ。スローペースの中、後方にいたレイデオロを向正面で2番手まで押し上げ、そのまま勝ち切ったシーンを覚えている方も多いだろう。似たような芸当を再び大舞台でやってのける鞍上の手腕、それに応えたドゥレッツァの競争能力に賞賛を贈りたい。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜新潟8R「3歳上1勝クラス」ダ1200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった6番エランティスだった。

『昇級初戦の前走は牡馬混合戦で初の1000mながらハナ差2着の好内容。今回は距離延長とはいえ未勝利で勝っている千二は大歓迎だ。また、この中間の仕上がりも強調ポイント。実際、ひと息入れたことが奏功しており、活気や鋭さが明らかに前走時を上回っている。軽い砂がいいタイプだけに新潟コースもプラスだし、1000mを一度使ったことで行きっぷりが良化する効果も見込めるだろう。牝馬同士のここは落とせない場面』という見立て。

レースは12番ヤマカツパトリシアが好発を決め、真ん中から軸馬6番エランティスも先手を伺う構え。しかし、最内1番のコロルが押して押してハナを主張する。外から進出した14番コウソクカレンが3番手、軸馬と人気を分け合った10番スマイルアップも促されて先団に取り付いた。一方、後方集団は3馬身ほど離されており、前と後ろで馬群がふたつに分かれる序盤となった。
600m通過は34秒0のミドルペース。先頭が3角を回って集団も活性化するが、ハナを切った1番コロルは早くも追われて厳しい状況に。一方、そこから離れず2番手を追走していた軸馬6番エランティスは持ったまま。いよいよ勝負は最後の直線へ突入する。
結局、直線半ばまで持ったままだった軸馬6番エランティスが余裕の押し切り。そして、好発から4番手を追走していた12番ヤマカツパトリシアが内をすくって2着を確保。4角でやや置かれ気味だった10番スマイルアップは最後に外から脚を伸ばして、離れた3着に入選した。

この結果により、「3連複6-10-12、2,400円」の的中をお届け。軸馬6番エランティスの優位と、対抗10番スマイルアップの馬券内突入をそれぞれ堅いと判断しての3連複軸2頭ながしが奏功した。また、弊社の買い目としては3連複のみだったが、多くの会員様が馬連6-12、4,860円も獲ったご様子。9番人気で連対した12番ヤマカツパトリシアを数少ない相手に抜粋したことについて、極めて高い評価をいただく結果となった。

この週は他にも、日曜東京7R「馬連3-9、910円&3連複3-9-10、2,820円をはじめ重賞予想、そして当週ラストの日曜京都12Rの3連複などなど、随所で的中をお届け。引き続き、週を通じて打率5割をキープし、開催3週目も至極順調に推移することができた。
そして今週末はいよいよ「天皇賞・秋」。弊社の会員様にとっては、昨年、驚異の逃げを打ったパンサラッサを対抗に据えて3連単2万3,370円を的中させた印象が強いはず。無論、弊社はこの大一番、昨年に続いてきっちりと回収を決める所存だ。世界王者の参戦で配当妙味が少ないと感じられる方もいるだろうが、そこはどうかアスコットにお任せください。天皇賞・秋を含めて、各勝負鞍すべてで工夫を凝らした買い目をお伝えするので、今週末もぜひお楽しみに。