11/18-11/19・5回東京・3回京都・3回福島5日6日分

安定のダブル的中 〜日曜東京8R・3歳上2勝クラス〜

先週は秋のマイル王決定戦と位置づけられるマイルチャンピオンシップ(G1、京都・芝1600m)が行われ、単勝5番人気のナミュール(牝4歳/栗東・高野友和厩舎)が豪快な差し切りで優勝。8度目の挑戦で念願のG1タイトルを手にした。
中でも興味深かったのは、同馬のオッズの変動だろう。ファンに衝撃が走ったのは当日の2R。ナミュールに騎乗予定だった世界のトップ騎手ライアン・ムーアが落馬し、以降の騎乗をスクラッチしたのだ。
同馬の前日オッズはおよそ単勝9.5倍。ここからが見ものだ。11時前に乗り替わりが発表されると即座に10倍に上昇、正午ごろに代打の藤岡康太騎手が告げられると10.5倍に変動した。やがて13時に11.1倍、14時12.3倍…最終的には17.3倍まで急騰することとなった。
それで思い出されるのが2000年の出来事だろう。舞台は奇しくも今回と同じマイルCS。ダイタクリーヴァに騎乗予定の高橋亮騎手が直前の9Rで落馬負傷。急遽、アンカツこと安藤勝己騎手の代打騎乗となったが、ファンはこれを1番人気に支持したのである。レースでは、ダイタクリーヴァが一旦先頭に立つものの、外からアグネスデジタルの豪脚に差されて半馬身差2着となった。
そこから23年、当時とは対称的に乗り替わりで支持を下げたナミュールは驚異の末脚で快勝を決めた。なお、今回ムーアのリタイアで代打騎乗となった藤岡康太騎手は、乗り替わり時の成績が良好な騎手のひとり。これは兄の佑介騎手にも共通している。勝負強さや度胸はジョッキーの重要な資質。覚えておいて損はないだろう。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜東京8R「3歳上2勝クラス」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気となった14番キタサンドーシンだった。

『昇級後は歯痒い競馬が続いていたが、前走はこれまでとは一線を画す走りで完勝。ここは昇級初戦となるが、4走前に同条件で2分11秒0とクラス通用レベルの持ち時計が強調できる。特にソラを使う面を考慮すれば、昇級でペースが上がることも歓迎だ。この中間はキミワクイーン(古馬OP)に食い下がるなど、追う毎に気配を上げていることも大きな加点材料。2走前から手綱を任された北村騎手とは相性抜群であり、昇級で人気が集まらないここが買い時』という見立て。

レースはゲートで立ち上がった1番スリーエクスプレスが大きく出遅れ。他は揃ったスタートだったが、外枠から軸馬14番キタサンドーシンが一気に先頭をうかがう構えで、同じく好発の7番バレストラもハナを譲らず2頭が並走して後続を引き離す。2コーナーを回って先行2頭のリードは4馬身ほどあり、全体としては大きな縦長の展開となった。
番手には8番フライヤートゥルー、中団に10番ビップスコーピオン。1番人気の4番コルサファターレ、9番アコークローはやや後方となった。縦長のまま隊列は進み、1100m通過は1分7秒6というハイペース。一方で、向こう正面でも緩めなかった軸馬14番キタサンドーシンは、ついに先頭に躍り出て強気の姿勢を崩さない。そのまま各馬が3コーナーを曲がると、後続も追い上げを開始して馬群が凝縮。勝負はいよいよ最後の直線へと向かう。
直線を向いた時点で、逃げる軸馬14番キタサンドーシンがコーナーワークを効かせて1馬身ほどのリードを確保。残り200mではさらに差を拡げて押し切る構えだったが…。
結局、馬群から唯一抜け出した10番ビップスコーピオンが軸馬14番キタサンドーシンを捕まえたところがゴール。3着には外から末脚を伸ばした9番アコークローが入線となった。

この結果により、「馬連10-14、2,230円&3連複9-10-14、4,030円の的中をお届け。4・6番人気の決着としては馬連配当が物足りないが、人気割れの一戦だけに仕方のないところか。むしろ3連複で利益を上乗せできたことは、予想部による買い目の妙だったといえる。
この週は他でも日曜東京7R「馬連11-15、550円&3連複10-11-151,280円や、新馬未勝利予想の土曜京都2R「馬連7-9、820円」などなど、複数の大本線的中をお届けしている。

さて、今週は大一番「ジャパンカップ」が待機。G1を4連勝中の世界王者イクイノックス、そして今年の牝馬三冠馬リバティアイランドの対決は見ものだ。しかし、弊社の会員様にとって肝心なのは馬券の収支だろう。その点、弊社では昨年のジャパンカップでも3連単9,850円の的中をきっちりお届け。今年の買い目も是非アスコットにお任せいただきたい。
また、今週は他のレースにも興味深い穴候補が複数存在。いずれも高配当の予感たっぷりの勝負鞍となるので、引き続き多大なるご期待を。今年最後の東京・京都開催を大勝で締めくくり、年末ラスト開催に良い波を繋げる所存である。
最後に、今週は寒暖の差が大きく、週末にはぐっと冷え込む予報です。会員様におかれましては健康に十分ご留意いただき、世紀の決戦に備えていただくようお願いします。