1/13-1/14・1回中山・1回京都 4日5日 1回小倉1日2日

力関係を読み切っての勝利 〜土曜中山8R・4歳上2勝クラス〜

今年二回目の更新ということで、昨年のデータでお役に立ちそうなものをご紹介したい。
外厩時代と呼ばれて久しいが、昨年も民間トレセンが猛威をふるった一年となった。平地G1・全24レース中、外厩活用馬が勝ったのは20レース。率にして83%となった。勝ち星のトップはノーザンファーム天栄の9勝。2位はノーザンファームしがらきの6勝だ。
やはりというべきか、東西のノーザン外厩が全G1タイトルの62.5%を占有。なお、その中には、マイルCSで勝利したナミュール(5番人気・NFしがらき経由)などもおり、伏兵陣も充実していたことが分かる。G1で人気薄を狙うなら「天栄・しがらき>在厩」という図式は明確にあった。
また、好配当の使者という意味では、同3位・4位の山元トレセンとチャンピオンヒルズも見逃せない。両者は勝ち星こそ上位に及ばないものの、前者は「2.4.5」(左から1着.2着.3着)。後者は「1.4.1」と奮起。好走ラインナップにはジャスティンカフェ(マイルCS・7番人気3着)やファストフォース(高松宮記念・12番人気1着)も含まれていた。
以上のように、馬券勝負においても切っても切れない間柄となった外厩。今後は新規の施設も増えてくるので、さらに存在感が拡大してくるだろう。弊社では24年も引き続き予想配信(重賞に限らず)のなかで外厩についても触れていくつもりである。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜中山8R「4歳上2勝クラス」ダ1200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった3番ダテボレアスだった。

『前走の勝ち馬はオープン級の能力。そんな相手に対して、ハイペース&早め先頭から0秒2差の2着なら上々の結果。遅ればせながらのダート変更が吉と出た格好だ。パワー型のロードカナロア産駒で、力のいる短距離戦は合っている。休み明けからの中2週で中間の時計は目立たないが、息使いや体の張りは上積み十分。ダートならまだ上を目指せそうな雰囲気があるし今回は鞍上も強化。2度目の舞台で前進必至』という見立て。

レースは12頭立て。大きく出遅れた馬はいなかったが、一頭だけ出脚が目立った8番キュートヘスティアが一気に2馬身ほど先んじると、徐々にインへ寄せて先頭を確保する。これに続くのが1番トウカイファクターと軸馬3番ダテボレアス。その後ろに2番人気の5番ヤングワールド、4番プリティインピンクらがつけて、4番人気の6番デュードメールは先団からやや離れた後方を追走する。
前半3ハロンを34秒5のミドルペースで進み、集団は早くも3コーナーに到達。スプリントだけにこの時点で追い始める馬もいたが、逃げた8番キュートヘスティアはまだ余裕の手応え。しかし、前に楽はさせまいと軸馬3番ダテボレアスが半馬身差でぴったりとマークしている。当然、後続も4角手前で仕掛けるが、二番手にいる軸馬3番ダテボレアスとの差なかなか詰まらない。息つく間もなく、勝負は最後の直線へと向かう。
残り200m地点。軸馬3番ダテボレアスが逃げる8番キュートヘスティアを捕まえると、いとも簡単にパス。かわされた直後に8番キュートヘスティアがガス欠に陥ると、一気に後方勢が押し寄せてきた。外差し有利の中山ダート1200mだけに逃げ馬には厳しいか…。
結局、馬群からいち早く抜け出した軸馬3番ダテボレアスが、差し勢の追撃をアタマ差凌いで1着ゴール。注目の2着争いは、後方待機から終いに賭けた6番デュードメールが制した。

この結果により、「馬連3-6、1,150円の的中をお届け。軸馬が可愛がった(マークし過ぎた)8番キュートヘスティア(7番人気)も馬券の相手におさえていたため、本音をいえばこちらに粘って欲しかったところ。しかし、結果的に馬連10倍以上の配当を手にしたのだから文句は言えない。今年2週目の土曜にきっちり的中をお届けしたこと、「早め先頭でも押し切れる」とした軸馬の能力評価という点で、一定の評価をいただける的中劇となった。

この週の厳選勝負鞍は、日曜京都12R「馬連1-10、600円&3連複1-5-10、730円の大本線的中などもお届けし、命題の「的中率5割超」をしっかりキープした弊社予想部。また、新馬未勝利メインレース予想でも回収をお届けして、開幕ダッシュを決めた先週に引き続き上々の首尾となった。
開催が進み、今週末は早くも1回中山の最終週。同週には、昨年に3連単・3連複のダブル的中をお届けした「東海S」が控えている。弊社得意のダート重賞という意味でも、当然ながら“攻めた馬券”をご提示する所存だ。会員様におかれては、的中連打のダメ押しとなる今週末の情報提供を多大なるご期待のうえお待ちいただきたい。