1/20-1/21・1回中山・1回京都6日7日 1回小倉3日4日

危なげない的中劇 〜日曜京都11R・東海S〜

一年でもっとも寒く、ときには首都圏でも降雪の可能性をはらむこの時季。AJCCが行われた先週の中山は土曜の深夜から強い雨にさらされ、ダートには水が浮いた。年明けから高速決着が頻発していた芝コースも相当に悪く、時計比較がままならない状態。とはいえ本番のAJCCの勝ち時計2分16秒6は不良馬場でも速い部類だった。
勝利した3番人気チャックネイトはこれが重賞初制覇。一旦は勝ったかに見えたボッケリーニを差し返す見事なタイトル獲得だった。同馬は重馬場の東京芝2400mを勝ったスタミナ型で、アルゼンチン共和国杯3着の実績馬。2200mは3着以下なしの距離巧者でもある。しかし、今回の勝利の背景には鞍上レイチェル・キングの手腕も大きかった。好位につけたスタートしかり、馬を最後の最後まで踏ん張らせる技術は白眉だろう。道中でジッとしている胆力、勝負どころの破壊力はさすが世界で鍛えた腕っぷしだ。
なお、この週は欧州から参戦のキングスコート騎手やピーヒュレク騎手も活躍。力のいる馬場では海外ジョッキーのパワフルな騎乗が活きてくるのだろう。馬券を買う上でも、シチュエーション次第では海外騎手の取捨が重要になってくる。そんなことを思わせる今年のAJCCであった。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜京都11R「東海S」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった10番オメガギネスだった。

『軸馬はデビューから連対率100%とまだ底を見せていないオメガギネス。ここまで4戦すべて上がり最速で時計もかなり優秀だが、強調したいのは初の古馬対戦だった前走グリーンチャンネルC(東京ダート1600m・不良)だ。3番手を先行して2着に0秒6差の圧勝。V時計1分34秒3は極めて速く、これはクロフネ・カフェファラオ・ルヴァンスレーヴなど歴代G1馬に匹敵するタイムである。この中間も2週続けてウッド好時計をマークするなど好調。力感あふれる動きからして態勢万全だ。先行有利の展開と今週の渋馬場なら、不良の東京からの距離延長も歓迎。そもそも舞台を選ばない対応力は非凡であり、重賞でもこの相手な好走必至』という見立て。

レースは16頭立て。16番オーロイプラータが出遅れる中、押していったのはここが初ダートの12番バビット。それに14番ウィリアムバローズが続くと、軸馬10番オメガギネスも前へ。インの4番手に3番ヴィクティファルス、差がなく6番ペプチドナイルも好位で追走する。中団には13番ブライアンセンス、出遅れた16番オーロイプラータは後方3番手まで押し上げた。
前半1000m通過は61秒1で字面のうえでは平均ペース。しかし重馬場だったことを考えれば遅いペースだろう。ここで先頭が14番ウィリアムバローズにかわり、馬体を併せるように軸馬10番オメガギネスが2番手。好位勢も離れず続く。4角手前では馬群全体がほぼひと塊の状態で、いよいよ最後の勝負どころへ。
ラストの直線で好位勢の6番ペプチドナイルや3番ヴィクティファルスも懸命に脚を伸ばすが、脚色が前と一緒で差が詰まらない。結局、14番ウィリアムバローズと軸馬10番オメガギネスの一騎打ちムードとなり、最後は前者に軍配。3着には3番ヴィクティファルスが入線した。

この結果により、「馬連10-14、570円&3連複3-10-14、1,680円の的中をお届け。スタートでやや引っ掛かった軸馬だが、キャリアの浅い若駒と考えれば2着は十分に好レース。接戦だった3着争いも競っていたのはすべて対抗馬であり、弊社お馴染みの見ていて安心の的中劇となった。
なお、この週で他にも注目したいのは、看板コンテンツになりつつある「新馬未勝利予想」。昨年は打率5割超と安定していた同予想だが、この週も2戦2勝と相変わらずの安定感を見せている。また、サイト内で公開している独断予想でも土曜中山12Rで8番人気ローブエリタージュ(3着)に◎を打っていたことは記しておきたい。この日の同コンテンツの本命は3鞍公開して「1.0.1.1」と人気を問わず好成績を収めている。弊社のメインコンテンツ以外のレースを買われる際は、どうか参考にしていただきたい。

さて、開催が進み、今週末はいよいよ1回東京が開幕週する。例年、この時季になると調教師をはじめとした関係者の引退が話題。同時に「花道を飾る勝負鞍」といった“出所不明のうわさ話”も飛び交うが…。アンチ情報を標榜する弊社としては、当然ながらその真偽を慎重に判断していく。いずれにせよ、今週末も勝負鞍候補は盛りだくさん。こと、昨年に3連単&3連複のダブル的中をお届けした「根岸S」は力の入るダート重賞。前述の「東海S」に続けて好的中をお届けして大一番「フェブラリーS」へ強く弾みをつける次第だ。会員様におかれましては、1回東京の開幕となる今週末にまずは多大なるご期待をお寄せいただきたい。