1/27-1/28・1回東京・2回京都1日2日 1回小倉5日6日

危険な人気馬を読んだ高配的中 〜土曜東京6R・3歳未勝利〜

昨今、フェブラリーSに向けて最重要ステップとなっている根岸Sが行われた。勝ったのはエンペラーワケア。3連勝で重賞タイトル奪取を決めた。デビュー戦は芝で5着に敗れ、そこからダート1400mに絞ると「5.1.0.0」と驚異の安定感。なお、昇級初戦で当レースを勝利したのは01年のノボトゥルーまで遡る。
では、エンペラーワケアは本番でも有力視可能なのか。ポイントのひとつは、現状の根岸Sがサウジ遠征と日程が重なっていること。これにより一線級不在の空洞化が起きているわけだが、まったく同じことが本番の2/18フェブラリーSにも言える。そういう意味では、国内ダートのレベルを論じること自体がナンセンスなのかもしれない(昔はもっと強い馬が出てきた…と嘆いても今年の馬券が当たるわけではない)。
むしろ、今回の根岸S自体のレベルの方が重要かもしれない。実際、前半600mは35秒8、その直後の4ハロン目で12秒5とガクンとペースが落ちるという近年あまりみたことのないスローペース。こうなると明らかな先行有利であり、番手から瞬発力を繰り出したエンペラーワケアは抜けていたとはいえ、2番手から2着に粘ったアームズレインは過信できないということになる。勝ち時計1分24秒1も、凍結防止剤を撒いた時計を要する馬場だったことを加味しても遅い。そして、本番でエンペラーワケアは1ハロンの距離延長を迎える。一般的に同じ競馬場でも1400mとマイルは全くの別物。来る大一番フェブラリーSは同馬のジャッジも含めて弊社配信にご注目を。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜東京6R「3歳未勝利」芝1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった4番レッドアトレーヴだった。

『中山だと除外の懸念があり、デビュー戦はやむなく京都を選択。だが遠征を加味しての急仕上げでまだ全体的に緩く、体の使い方からして7分程度のデキだった。一転、今回はメンタルやギアの変え方が一気に良化。中間に格上馬を圧倒したように、ひと叩きしての大きな上積みがある。フットワークの軽さ、東京向きの母系からコース替わりは大歓迎。良馬場見込みの1800mも適条件であり、巻き返しに強く期待可能』という見立て。

レースは12頭立て。5番ダイシンアポロンおよび外枠2頭が大きく出遅れ。2番バランスダンサーが先手を主張すると、軸馬4番レッドアトレーヴは好位の4番手、1番人気の9番キトゥンヒールは中団を確保する。序盤に2番人気の6番グラウンドビートが掛かり気味に前へ並びかけるが、2番バランスダンサーが先頭を守って1000m通過1分0秒4のミドルペースとなった。
隊列が3角を回ると、外から5番ダイシンアポロン、7番ビッグポケットがマクリを開始。未勝利戦らしくフラフラする馬もいるが、2番バランスダンサーがなんとか先頭を保って最後の直線へ。マクリを決めた馬がいたことで軸馬4番レッドアトレーヴはインの5番手あたりまでポジションを下げてしまったが…。
結局、出遅れからのマクリという味な競馬を決めた5番ダイシンアポロンが逃げる2番バランスダンサーを捕まえたところがゴール。軸馬4番レッドアトレーヴも良く伸びたが3着入線に留まった。

この結果により、「3連複2-4-5、9,830円」の的中をお届け。1番人気の9番キトゥンヒール(5着)、2番人気の6番グラウンドビート(10着)を「人気ほどの信頼度はない」としたのが功を奏した形。馬連こそ逃したが万馬券までもう一歩の配当獲得ということで、一定の評価をいただける的中劇だったはずだ。
この週は厳選勝負鞍でさらにふたつの的中をお届けして、のべ4戦3勝をマーク。さらに、重賞のシルクロードSをはじめ、好評の新馬未勝利予想でも土曜東京3R「馬連1-9、1,360円&3連複1-2-9、2,250円など2戦2勝を達成。アスコットらしい高打率の週末となった。

さて、追い風で挑む今週末は、幾度となく好的中をお届けしている「きさらぎ賞」「東京新聞杯」がスタンバイ。いずれもこの先の大一番へ向けて重要な一戦。弊社では、両重賞ともに好走必至の“高配の使者”をご用意して臨む予定である。
G1レースの蹄音が近づくここからが競馬のいい季節。無論、馬券的な興味も尽きない。大攻勢を目論む弊社から片時も目を離さないよう、心よりお願いしたい。まずは勝負鞍候補満載の今週末にご期待を。