3/2-3/3・2回中山・2回阪神3日4日・2回小倉7日8日

勢いを象徴する的中劇 〜日曜阪神12R・4歳以上2勝クラス〜

先週の注目は3歳クラシックの前哨戦・弥生賞。今年は6番人気コスモキュランダが勝ち、単勝は3490円、3連単は30万円超えの高配当決着となった。勝因のひとつは、1000m通過60秒4というスローペースに対する鞍上の判断ではないか。コスモキュランダは3角手前から大マクリを打って見事に重賞初制覇となった。そのデムーロ騎手はこれまで皐月賞を4勝。そんな男が弥生賞を勝ったのだから本番でも要注目である。
実際、今年の弥生賞の勝ちタイム1分59秒8は優秀な部類。弥生賞が2000m戦になった1984年以降、2分を切ったのは2016年のみである(勝ち馬はその後ダービー馬となるマカヒキ)。特に今年の芝は良馬場に回復した直後だった。スローの上がり勝負とはいえ自ら動いて勝ちに行った内容は価値がある。なお、コスモキュランダの父アルアインは2017年の皐月賞馬。当時は9番人気の伏兵だったが、本番では前後半1000m=59秒0-58秒8、勝ち時計1分57秒8という高速決着を好位から押し切っている。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜阪神12R「4歳以上2勝クラス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気となった9番ジュストコルだった。

『小倉の西日本新聞杯(芝1200m)を除外されこちらに回ってきたが、ダートも走れるのは3走前=京都ダ1400mの3着で証明済みだ。今回のメンバーを見ても前走で掲示板入りしているのは自身も含めて4頭と小粒な構成。自身が持つ1分24秒1だけ走れればここでも上位争い必至である。3走前より斤量が4キロ軽くなることも大きな魅力。栗東坂路で馬なりのまま4ハロン51秒4-12秒5をマークしたようにデキも特筆可能であり、ここが狙い目』という見立て。

一頭除外が出て14頭立ての施行。ダートは昼間まで稍重だったが9R時点で良馬場に回復していた。レースは各馬が綺麗な好スタートを切ると、芝を長く走れる外枠勢が先手を伺う。軸馬9番ジュストコルもハナを切れそうな開幕ダッシュを見せたが、鞍上の古川奈穂騎手は一歩引く構えだ。結局、好発を決めた13番モズブーナーが自然な形で逃げ態勢に。
有力どころでは1番人気の5番ヴィヴァンおよび2番人気の11番カッティングジェムが中団やや前目の位置取り。弊社が穴馬として注目した14番メイショウキッド(8番人気)は最後方待機を選択する。
逃げる13番モズブーナーが快調に飛ばし、前半800mは46秒5のハイペース。だが直前まで稍重だった馬場は脚抜きが良く、3角を過ぎてもモズブーナーの手応えには余裕あり。その後ろをピッタリとマークする軸馬9番ジュストコルも余力十分だ。4角で各馬が一斉にスパートをかけると勝負はいよいよ最後の直線へ。
コーナーを回り切ると、軸馬9番ジュストコルが逃げる13番モズブーナーをあっさりパス。残り200m地点で追い込み勢との差は約5馬身というリードで、この時点で軸馬の馬券圏内はほぼ決まりの情勢。残すは相手だが、逃げた13番モズブーナーが意外な粘りを発揮して…。
結局、1着は軸馬9番ジュストコルが確保。猛追した5番ヴィヴァンは1/2馬身差の2着、3着は残り50m付近で13番モズブーナーをかわした11番カッティングジェムが入線。大外を急追した14番メイショウキッドが4着となった。

この結果により、「馬連5-9、1,590円&3連複5-9-11、2,940円」の的中などをお届け。無論、いずれの買い目も大本線の回収劇となった。なお、軸馬が4番人気・1着ということで単勝770円はもちろん、3連単2万0,700円をビッシリ獲った会員様も多数。得意の2回中山開催の二週目ラストを大団円で締めくくった次第だ。
他にもこの週は、土曜小倉8R「馬連6-13、1,730円&3連複6-9-13、2,150円の本線的中など、厳選勝負鞍は4戦4勝を記録。新馬未勝利予想、メインレース予想の的中も含めて、まさに的中量産の2日間となった。

実績ある2回中山開催の2週目でさらに勢いを増す弊社予想部。今週末は昨年に「3連複2万4,760円」の高配当的中をお届けしたフィリーズレビューも控えている。いずれにせよ、弊社予想部の引き出しには勝負馬の在庫がまだまだ豊富。会員様におかれましては、もう一段の加速を期すアスコットに多大なるご期待をお寄せいただきたい。