6/8-6/9 3回東京・4回京都3日4日・1回函館1日2日目

定番のダブル的中劇 〜土曜京都7R・3歳上1勝クラス〜

連続G1は一段落したが先週も注目の2重賞が施行された。東京芝1800mのエプソムCは逃げが身上のセルバーグが主導して1000m通過58秒3の淀みない流れ。その後もペースは緩まず1ハロン11秒台が続く地力勝負だったが、制したのは1番人気のレーベンスティールだった。
同馬は前走の新潟大賞典でまさかの大凡走を喫しており、ここで汚名返上。世代レベルを問われる4歳馬が、緩みのない高速ラップを斤量59キロで押し切ったのは価値が高い。これは推測の域を出ないが、前々走の大敗を鑑みるに、本馬は地力比べのタイトなレースで力を発揮するタイプなのかもしれない。いずれにせよ、母父トウカイテイオーであり、競馬ファンの心を揺らす貴重な存在。秋の飛躍に期待が高まる。

もうひとつの重賞・函館スプリントSは2番人気サトノレーヴが初戴冠。本馬は函館1200mに滅法強いロードカナロア産駒。加えて母父サクラバクシンオーと、スプリントの申し子というべき血統配合である。実際、レースセンスが高く、小回りのスピード勝負は大歓迎。したがって、内枠を引いた今回は好走が約束されていたともいえる。兄のハクサンムーンは短距離重賞を3勝、G1でも2回の2着を誇る名スプリンター。名門・堀厩舎の所属であることも頼もしく、一気のG1奪取が見えてきた。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜京都7R「3歳上1勝クラス」ダ1900m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった9番アンバードールだった。

『前走6着は勝負どころで窮屈になる不利がありノーカウント。本来は今回のメンバーでも随一の機動力と瞬発力を誇る。実際、2走前の伏竜S・OPは前半1000m63秒9の緩い流れを3角から4角にかけてインを縫うようにマクり、上がり最速37秒1で3着。強力な勝ち馬テーオーパスワードに0秒2差まで詰め寄る強い競馬だった。この中間はさらにギアを上げ、格上相手に追走先着とデキOK。先行多数のここは捌きやすく、巻き返し濃厚だ』という見立て。

当日は良馬場発表。16頭立てのうち半数の8頭が3歳馬というこの時季らしい番組となった。各馬揃ったスタートで6番ジョータルマエが先手を主導。好発を決めた2番人気の8番ヒロノラメール、12番メイショウカシワデ、1番クリノフィガロは一歩引いて番手確保の構えだ。軸馬9番アンバードールは中団の外目を追走して他の出方を伺う。
集団が1角を回ると、6番ジョータルマエが積極的に飛ばし始めて縦長の展開。1100m通過は1分7秒8となり、馬群は先行集団と後方組でふたつに割れる格好となった。レースは進み、いよいよ勝負どころの3角へ突入。4角先頭で入った6番ジョータルマエはさすがに一杯。替わりにハナに立った8番ヒロノラメールが押し切りを図る。これを目掛けて猛追するのが好位勢。なかでも4角で5、6番手にいた1番クリノフィガロ、軸馬9番アンバードールの脚色が目立つが…。

結局、残り150mほどで8番ヒロノラメールが脱落。ゴール前は1番クリノフィガロ、軸馬9番アンバードールの叩き合いとなったが、4角でポジションが良かった前者が1着を確保。アタマ差の2着に軸馬9番アンバードール、早め先頭から粘り込んだ8番ヒロノラメールが3着に入線した。

この結果により、「馬連1-9、2,280円&3連複1-8-9、2,200円」の的中をお届け。終わってみれば上位3頭はすべて3歳馬という決着。なかでも6番人気に甘んじた1番クリノフィガロをきっちりおさえたのは予想部の好判断だろう。3連複こそ物足りない配当だったが、資金の多くを投入した馬連が配当20倍オーバーなら納得。この週一発目の勝負鞍でアスコットらしいダブル的中であり、当週のプラス収支を決定づける回収劇となった。
他にもこの週は土曜京都12R「馬連2-8、1,530円&3連複2-8-16、1,650円や、前述の函館スプリントS「馬連4-10、3,470円などをお届け。痛恨の相手ヌケこそあったが、厳選勝負鞍の軸馬【1・2・1・0】とレース&軸馬選定に変わりはなし。むしろ得意の夏競馬に突入し、勢いが上昇している。

さて、今週末は重賞がひと鞍のみと、春の盛り上がりからすればやや寂しい印象。しかしそのマーメイドSがハンデ戦かつ牝馬限定となれば話は変わってくる。実際、今年の弊社ではマーチS→大阪杯の“2週連続万馬券”や、福島牝馬Sの“馬連3240円&3連複8880円”の本線的中など、一見すると難解なレースで結果を出してきた実績がある。当然、このマーメイドSも重要な勝負鞍候補。練りに練った買い目で高配をお届けし、翌週の宝塚記念へとつなげる所存だ。他にも勝負どころ多数の今週末。会員様におかれましては、引き続き弊社からの配信にご注目いただきたい。