10/12-10/14 4回東京・5回京都・4回新潟3日4日目

連日に渡って穴馬を捕獲 〜土曜京都11R・大阪スポーツ杯〜

先週の秋華賞は1番人気に応えてチェルヴィニアが勝利。オークスに続き牝馬二冠目を飾った。両レースを制した二冠馬は秋華賞創設後ではメジロドーベル、カワカミプリンセス、メイショウマンボ、ミッキークイーンに次ぐ5頭目となる。

レースは牝馬同士とは思えない過酷な流れとなった。ハイペースを演出したのはセキトバイースト。出走権を手にしたローズSではマイペースの大逃げだったが、今回はそれ以上の意思を感じる飛ばし方。戦前に四位調教師が語った「この枠(大外)なら割り切った魅せる競馬をしたい」という言葉が思い出される。実際、序盤600m・34秒5は平凡も、600m標識通過後から11.3-11.3-11.7-11.6と驚異の速度。これにより先行馬はバラバラ、かなり後ろにメインの追走集団ができる特殊な隊列となった。

勝ったチェルヴィニアはそのメイン集団のほぼど真ん中から。変則的、かつ瞬発力と持久力を問われる難しい流れでも勝負所できっちりと末脚を伸ばした。何より、いつでも動ける態勢を整えた操縦性が光る。なお、良馬場で1分57秒1の勝ち時計は、15年ミッキークイーンの1分56秒9、14年ショウナンパンドラの1分57秒0に続く好記録。あのアーモンドアイが1分58秒5だから、古馬G1路線に今すぐ打って出ても楽しみしかない。

2着ボンドガールは折り合いと距離を念頭に待機策。流れも向いたが直線の鋭い差し脚は素晴らしく、もう少し長い直線で見たいと思わせた。ダイワメジャー産駒らしくマイル前後に戻した際は目が離せない。
不完全燃焼となったのが3着ステレンボッシュだろう。今回はスタートの反応が鈍く、オークスとは逆にチェルヴィニアより後ろの位置取りになってしまったことが悔やまれる。ラストはよく伸びているだけに、もったいなかった。とはいえ力負けでは一切ない。両者の勝負付けが済んだとは言い切れない。発馬でつまずいて競馬にならなかったクイーンズウォーク(15着)を含め、各馬の今後を注意深く見続けたい。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜京都11R「大阪スポーツ杯」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった13番ミスティックロアだった。

『気性の難しさを抱えているが、1角で砂をかぶって逸走しそうになったレパードSを除けば、7戦7連対でオープンに到達した素質馬。昇格後も3、3着と能力の非凡さを示している。前走のラジオ日本賞も終始、手応えが悪く直線で伸びる手応えをほぼ感じなかったが、ラスト100mでエンジンを点火して0秒1差。自身が3ヵ月ぶり&馬体重22キロ増で多少の余裕残しだったことを踏まえれば、負けて強しの内容だったといえる。
今回は叩いての上積みも強調可能。実際、先週のウッドでは破格の時計をマークしており、前走時よりコントロールが利いていたことを好感できる。ここは相性抜群の京都コースだし、砂を被りづらい外枠も歓迎だろう。何より、この馬を乗りこなしている坂井騎手に戻ることは大きなプラス要素。近2走は取りこぼしの感があっただけに、条件が整ったここで逆襲Vといきたい』という見立て。

レースはミドルペースで進み、先に抜け出した11番デリカダ(5番人気)が1着を死守。2着に猛追した軸馬13番ミスティックロア、3着に逃げ粘った2番ロードアヴニール(2番人気)が入線した。
この結果により、「馬連11-13、2,110円&3連複2-11-13、2,880円の的中をお届け。3連複はそこそこの配当とはいえ、馬連20倍超は悪くないだろう。3歳時の故障により一時は22ヶ月の療養を強いられたデリカダだが、この中間は復調の兆しを強く見せていた。もともとはあのノットゥルノ(重賞3勝)を倒した素質馬であり、対抗評価した予想部の目に狂いはなかったといえる。
なお、この週は上記『大阪スポーツ杯』→『秋華賞』(3連複5-10-14、2,230円)→『府中牝馬』(3連複5-6-10、4,090円)とメインレース3連勝をお届け。ボンドガール(秋華賞=単勝14.6倍・2着)、シンティレーション(府中牝馬=単勝37.2倍・2着)と連日にわたって人気薄をきっちりマークしていたこともあって、会員様からは高い評価のお声を頂戴した次第。また、土曜京都12R◎オックスリップ(5番人気・1着)や、同日新潟10R◎ケイツークローン(8番人気・3着)など、特注穴馬もハイアベレージ&高回収をキープ中。弊社得意のシーズンだけに、秋が深まるにつれて成績も右肩上がりの上昇を描いているといえよう。
さて、今週末はいよいよ3歳クラシック最終戦『菊花賞』。弊社は先週のメイン3連勝の勢いを駆って同レースも全力で獲りにいく次第。無論、期待値の高い穴馬もきっちりマーク済みである。時は秋のG1シリーズ真っただ中。快進撃を続ける弊社アスコットに厚くご期待のうえ、今週末を楽しみにお待ちいただきたい。