12/21-12/22-12/28 5回中山・7回京都7日8日9日目

得意の大一番で5年連続的中 〜日曜中山11R・有馬記念〜

統括は年末に行うこととなるが、ひとまず速報として先週の大一番を振り返りたい。

日曜中山11R「有馬記念」芝2500m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった1番ダノンデサイルだった。

『前走・菊花賞で人気を裏切ったものの完全に度外視でOK。実際、滅多に見ないほど出入りの激しい競馬によりインに閉じ込められことが敗因。むしろ絶望的な位置から6着まで追い上げた点を評価すべき内容である。現に本来の力を示したダービーでは、強敵ジャスティンミラノを前で待ち受けて子ども扱い。スッと好位を取るスキルはもちろん、歴代ダービーでも屈指の後半1000mラップ(11.7-11.3-11.0-11.0-11.4)も非凡な才を表している。伸び盛り3歳だけにゆとりのあるローテも好材料だろう…
(中略)
…もとより、古馬実績のあるシンエンペラー(ジャパンCでドウデュースとタイム差なし2着)と勝ち負けしてきた1頭。好枠のうえに斤量の恩恵のあるここは、ラチ沿いからの抜け出しに強く期待できる』という見立て。

結果はご存知の通り。逃げを打った軸馬1番ダノンデサイルは2頭にかわされるも3着をきっちり確保。大接戦を演じた8番レガレイラと16番シャフリヤールは写真判定の末、前者に軍配が上がった。

この結果により、「3連複1-8-16、2万0850円」の的中をお届け。なお、弊社は本命から相手6頭に印を回していた。得意の年末グランプリはこれで5年連続の的中。ひと足早いクリスマスプレゼントとなった次第。
さて、今週の土曜は「ホープフルS」がスタンバイ。先週もお伝えした通り、2歳オープン戦は直近の提供機会8回のうち7鞍で的中をお届けしている。大団円を狙うにはまさに絶好の条件と言えるだろう。その統括は改めて年末に行いたい。兎にも角にも、開催はラスト1日。会員様は大船に乗ったつもりで配信をお待ちいただきたい。

・12月29日追記
28日をもって、2024年の開催がすべて終了。弊社では「有馬記念」に続き、締めの「ホープフルS」も馬連的中をお届け。きっちり公約達成と相成った次第。上記でお伝えした通り、今年は2歳オープン戦が好調で、1年を通しても7割以上の的中率をマーク。本来ならデータが少なく難解な若駒戦だけに、とりわけ価値のある数字だと自負している。
また、年の締めくくりとなった開催最終週は変則日程も相まって、いつも以上に難解なレースが多数。ただ、そんな中でも人気薄の本命馬が躍動したことを追記しておきたい。22日中山10RオルフェーヴルCでは◎ウインレイアー(7番人気)にて「馬連3-14、3020円&3連複3-9-14、4940円の的中をお届け。また、28日京都6Rでも◎ 2番ゴッドエスパーダ(7番人気)が2着に奮闘し、「馬連2-8、3100円」を仕留めている。

難解な師走ラスト開催も大過なく乗り切った予想部。この現状に満足することなく、来年度も会員の皆様に更なるご満足をお届けするよう社員一丸となって取り組んで参りますので、引き続き弊社アスコットディライトをよろしくお願い申し上げます。

明けて2025年の中央競馬は例年とは異なり、1月5日(日)、6日(月)の2日間開催で幕開け。京都金杯は中京競馬場で開催となりますのでご注意ください。世間一般が正月休みの間も、我々は会員の皆様に『お年玉代わり』の勝負鞍を用意すべく日々動き続け、万全の勝負鞍をご用意する所存。開幕ダッシュを誓う1回中山・1回中京開催開幕週をご期待のうえお迎えください。本年は誠にありがとうございました。それではよいお年を。

12/14-12/15 5回中山・7回京都・4回中京5日6日目

明暗を分けた経験値の差 〜日曜京都9R・小倉山特別〜

先週日曜は朝から驚きのニュースが飛び込んできた。岩田康誠騎手のスマホ使用による即日騎乗停止。JRAは少しずつ情報を公開したが、それとともに同情の声もネット上に溢れた。何名かの騎手が無言の抗議ともとれる振る舞いを見せたことも合わせ、本件には様々な懸念が浮かぶ。騎手会ならびにJRAは早急に認識を整えたい。

上記により、メインの朝日杯FSは、1番ダイシンラーに騎乗予定だった岩田康成騎手から横山典弘騎手へ乗り替わり。3連敗中ということで伏兵の立場だったが、これが大仕事をやってのける。最内から主導権を握った人馬は、前半600mをなんと35秒4のどスローを展開。こうなると明らかに前残りの競馬だろう。案の定、12番人気に過ぎなかったダイシンラーはあわやの4着。重賞218勝の大ベテランによる見事なヘッドワークであった。

なお、異例のスロー展開とはいえ、今年の朝日杯FSを凡戦として片づけるのは危険である。実際、ラップ構成を改めて見ると、上がり3ハロンどころか残り1000m地点で急激にペースアップしている。特に出遅れから2着したミュージアムマイルは推定58秒2ほどで後半1000mを走ったことになる。早め先頭から押し切ったアドマイヤズームもおよそ58秒8ほど。ある意味、特殊なロングスパート展開であり、これなら4着以下が脱落したとことも納得がいくはずだ。上記2頭の持久力は当然高評価。着外に沈んだ下位の中にも、違った展開なら巻き返せる素材が含まれているかもしれない。全体時計は平凡とはいえ、今年の朝日杯には各馬の個性を知るヒントが隠されている。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜京都9R「小倉山特別」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった5番コトホドサヨウニだった。

『近2走は相手が強かったものの自身もきっちり連対確保。休み明けの前走も勝ち馬の目標にされたとはいえ、今回も対戦する有力馬には明確な差をつけている。着実に地力強化されており、展開問わず好位に取りけるうえに、ラストもしぶとく脚を使えるようになった。一度使った今回は馬体のハリがグンとアップしており、脚取りの素軽さ、前向きさともに上積み十分。力は明らかに現級上位であり、今回は勝ち切り期待』という見立て。

レースはややバラついたスタートとなったが、軸馬5番コトホドサヨウニは無難に好位を確保。2番ウイニンググレイスが逃げ、好発を決めた10番スリリングチェイスが2番手。2番人気の3番キャピタルサックスは中団という隊列となった。
向こう正面に入っても先行馬の位置取りは変わらず、1000m通過1分3秒0という淡々とした流れ。この時点で好位4番手にいた軸馬5番コトホドサヨウニはじっくり機を窺っている。
レースが動いたのは勝負どころの4角手前だった。ここで内にいた3番キャピタルサックスがずるずると後退し、替わりに軸馬5番コトホドサヨウニがエンジン全開。直線入り口で外に進路を切り替えると、先行する10番スリリングチェイスを楽々パスして独壇場となった。3馬身1/2差の2着に10番スリリングチェイス。逃げ粘った2番ウイニンググレイスは3着入線となった。

この結果により、「馬連5-10、870円」の的中をお届け。それにしても、2番人気の3番キャピタルサックス(最下位11着)はどうしたのだろうか。弊社予想部は同馬の実力を認めつつも「砂を被った際の経験値不足」を指摘していただけに、やや心配な敗戦である。反面、ここまで強敵と戦ってきた軸馬の強さが際立つ的中劇となった。他にもこの週は冒頭の日曜京都11R「朝日杯FS」などで回収局面を提供した次第。とはいえ、好調に水を差すような土曜の不発はいただけない。師走競馬に入って難解なレースが増えてきたとはいえ、予想部にはいま一度気を引き締めるよう強く要望する。幸いにも、あとに控えるのは数々の良績を残してきた有馬ウイーク。その大一番「有馬記念」は近4年ですべて的中をお届けしている。会員様におかれましては、アスコットがプライドをかけて臨む本年最終開催に絶大なるご期待をお寄せいただきたい。

12/7-12/8 5回中山・7回京都・4回中京3日4日目

展開不利もなんのその 〜土曜中京10R・鳴海特別〜

先週12月8日、香港のシャティン競馬場で香港国際競走が行われた。毎年12月、恒例となったこのイベント。1200mから2400mまでの4つのカテゴリーに、今年も日本から9頭が参戦。地元香港勢や欧州勢、いまは夏のオーストラリアからやってきた馬たちと頂点を争った。

日本馬の結果は、1600m香港マイルのソウルラッシュ(牡6・池江)、メインレース2000m香港カップのリバティアイランド(牝4・中内田)の2着が最高着順となった。これにより今年の海外G1における日本馬の「未勝利」が確定したことになる。では、海外の高額賞金レースで躍進を続けていた日本馬の勢いは衰えたのか。結論から先に言えば、半分はその通りだろう。こと今回の香港で未勝利に終わったことは不思議ではない。

これには各国が重要視するカテゴリーが関係している。有名なのは米国のダート主体のレース形態。合理主義のアメリカらしい特色(彼らはコンディションが一定でない芝コースをナンセンスと考える)といえるだろう。そんな各国のカラーが今回の香港にも出ていた。

まず2400mの香港ヴァーズは欧州馬が1、2着を独占。これで香港国際ヴァーズ時代を含めて全31回中23回を欧州調教馬が勝っている。凱旋門賞の結果が示す通り、この距離はヨーロッパ調教馬の独壇場なのである。特に今年は日本最強のドウデュースやイクイノックスが不在だった以上、妥当な結果といわざるをえないだろう。

また、1200mから1600mは香港勢がもっとも得意とするディスタンスだ。実際に同国の馬はほとんど馬体重500キロ以上の屈強なタイプばかり。しかも香港デビュー前から結果を出している馬を海外から買ってくるのだから筋金入りだ。なお、香港には坂路はないが、コース追いの前後にプール調教を行うなど、筋肉増強(=瞬発力)に余念がない。

一方、日本のカラーは万能性だ。本来は最も輝く香港カップ=2000mにロマンチックウォリアーというとんでもなく強い馬がいただけ。芝、ダート、ウッドチップ、ニューポリトラック、そして坂路といった充実した施設で行われる入念な日本の調教はさまざまなタイプの馬を生み出すことが可能なのだ。そういう意味では、全カテゴリーで日本馬が総ナメする可能性も十分。来年末の香港では日本馬の勝利に期待したい。なお余談だが、ルールが簡単かつ決着の速いトランプゲームのバカラは香港で人気だ。諸説あるが、その発祥は中国にあるらしい。それが競走馬のタイプと関係あるのかはわからないが…。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜中京10R「鳴海特別」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった13番アルファヒディだった。

『序盤に引いて外を回した前走2着は取りこぼしに等しい内容。ダート中距離では底見せておらず左回り大歓迎。中間順調でこの枠なら絡まれづらい。前走を悔やむ鞍上が勝ちにいく』という見立て。

レースはほぼ想定内の流れ。軸馬13番アルファヒディは好発を決めると、スムーズに好位の5番手を確保。周囲から絡まれることなく順調な序盤となった。
しかし結果論でいえば、向こう正面で内の馬に割り込まれたのが痛恨だった。これにより軸馬は勝負どころで外に振られるロスが発生してしまう。一方、マイペースで逃げる5番スナークラファエロは一気に楽な展開に…。
結局、展開利を得た5番スナークラファエロが逃げ切って1着入線。距離損が響いた軸馬13番アルファヒディが猛追およばずの2着。3着は中団から伸ばした4番人気・1番シャパリュが確保する。なお、1番人気の15番レッドリベルタは後方ポジションが響いて11着敗戦となった。

この結果により、「馬連5-13、1,120円&3連複1-5-13、5,620円の的中をお届け。軸馬はまたしても展開のアヤで2着となったが、見立て通り一番強い内容だったといえるだろう。他にもこの週は日曜中山11R・カペラS「馬連6-9、2,560円、そして「中日新聞杯」などなど、随所で回収鞍を配給した次第。
例年、弊社が成績好調なこの時期。2024年もラストへ向けて視界良好とお伝えしておこう。本年も残り2週と1日。まずは勝負鞍多数の今週末にご期待いただきたい。

11/30-12/1 5回中山・7回京都・4回中京1日2日目

研ぎ澄まされた展開読み 〜日曜中京2R・3歳上1勝クラス〜

競走馬の底力とは何か。先週のチャンピオンズCはそんなことを考えさせる熱戦となった。勝利したレモンポップは昨年同様に逃げの手。しかし今年は序盤にミトノオーが絡み、好位組も離れずに追随する過酷な展開となった。

1000m通過タイムは60秒9。一般的に前半が61秒より速ければ差し展開となるのが当レースであり、普通なら馬群は縦長の展開となるはずだ。しかし今年は追走組が激しいマークを展開。その結果、3コーナー入口で2番手以下の馬群が一団となる異様な隊列となった。レモンポップに楽をさせる気はさらさらない。ライバルたちからはそんな気概がギンギンに伝わってきた。

だが、もっとも賞賛すべきは倒しに来たライバルをハナ差しのいだレモンポップだ。昨年の勝利時は1馬身1/4差だったが、それ以上に価値のあるハナ差である。実際に昨年は前半3、4ハロン目でペースを落として息を入れられたが、今年の展開にそんな余裕はなかった。それでも王者は残り800mからスパートを入れて、猛追するウィルソンテソーロがきた最後の最後にもうひと踏ん張りを見せるのだ。これを底力といわずになんと表現すべきか。戦前は衰えを指摘する声もあっただけに、なお一層、勝利の価値が高まった。ラストランを勝利で終えた王者は、この先どんな子孫を残してくれるのだろうか。その血にはサンデーもキンカメも入っていない。数年後に戻ってくる産駒の活躍が楽しみでならない。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜中京2R「3歳上1勝クラス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった12番ディクレアブルームだった。

『やや怖がりな面はあるが、地力はこのクラスでも通用。実際、外枠からスムーズに先行できた前走はきっちりと連対を果たした。引き続き外目の枠を引けたここは再度の好走チャンス。2ヵ月ぶりも併用で乗り込んで態勢は十分。外から絡まれたら厄介だが、前走と同舞台かつ思い切りのいい永島ジョッキー連投で』という見立て。

レースはまさに思い描いた通りの展開となった。軸馬12番ディクレアブルームは好スタートから外の2番手を確保すると、800m通過47秒9のミドルペースで先行。4角では楽に先頭を奪って、あとはまったく危なげない逃げ切り勝利となった。2着には1番人気の11番フォルテローザ、3着に伏兵10番ルミッキが入線した。

この結果により、「単勝1,010円&馬連11-12、2,310円の的中をお届け。軸馬は前走2着がフロック視されたのか、前走と同様に外枠でスムーズ先行ができそうな立場でも6番人気。終わってみれば単勝10倍は望外の配当であり、単勝を強く推奨した予想部の判断が光る的中劇となった次第。

上記は特注鞍だったが、他にもこの週の厳選勝負鞍は4戦3勝の準パーフェクトを達成。さらに前述の「チャンピオンズC」を◎8番ウィルソンテソーロ(2番人気・2着)、△6番ドゥラエレーデ(9番人気・3着)にて完全的中となった。本年ラストとなる中山開催で好発進を決めた弊社アスコットディライト。いよいよ師走競馬となり出走頭数も増えてきたなか、このアベレージは好調の証といえるだろう。

さて、今週の大一番は阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、京都芝1600m)。今年はBCジュベナイルフィリーズターフ2着のタピット産駒・メイデイレディがレース史上初の外国調教馬として参戦する。迎え撃つ日本勢は、2歳リーディングサイアーをひた走るキズナ産駒のブラウンラチェット、ミストレス、ショウナンザナドゥをはじめ、サートゥルナーリア、アドマイヤマーズ、シスキンなど新種牡馬の産駒がずらり。初の京都開催でもあり、多くの競馬ファンはさぞ頭を悩ませるはずだ。一方で弊社は2歳OP戦にて予想機会「6連勝中」と、若駒の力量判断に強い自信と実績をもっている。2歳馬の集大成となる一戦にて予想部はどんなジャッジを下すのか。会員様は大船に乗ったつもりで今週末の提供をお待ちいただきたい。