1/25-1/26 1回中山・1回中京8日9日・1回小倉1日2日目

大団円の1回中山開催 〜日曜中山11R・アメリカJCC〜

先週の日曜中山11R「アメリカJCC」芝2200mは、昨年のダービー馬・ダノンデサイル(牡4)が貫録勝ち。なお、ダービー馬による翌年AJCC参戦は1999年スペシャルウィーク以来26年ぶりだった。

そのスペシャルウィークは前走ジャパンC・岡部騎手→AJCC・ペリエ騎手という乗り替わりだったが、今年のダノンデサイルも有馬記念・横山典弘騎手→AJCC・戸崎騎手と手綱が移った。特に今回の騎手変更は大きくフィーチャーされ、マスコミも様々な推論を展開したことは興味深い。なかには、ダノンデサイルを「消極的な参戦」として軽視する声もあったが…。いずれにせよ、ファンは久しぶりに陣営の「意図」を考察することとなった。なお、弊社ではダノンデサイルを自信の軸馬として推挙。その根拠は以下の通りだ。

『軸馬ダノンデサイルは前走・有馬記念で3着。とはいえマイペースのスロー逃げを打って最後にかわされたことを不安視する意見もあるだろう。だが当時はかなりの強風が吹いており、先頭にいた本馬には相応の負荷がかかっていた(競馬同様に時速60キロ以上で屋外を走る自転車ロードレースも空気抵抗および風との闘いである)。相手が一線級だったことも加味すれば十分に価値のある3着といえる。
ここは乗り替わりの斤量増となるが、前走以上に時計を出して攻めを強化。中4週でもいたって順調であり、上積みも見込めるだろう。代打とはいえ、戸崎ジョッキーは昨年有馬を制した関東リーディング。そして本馬は、史上最速の上がり5ハロンとなったダービーを制した馬。G2のここはV最有力のポジションにいる』という見立て。

レースは想定通りアウスヴァールの逃げ。序盤600mが36秒5、1000m通過1分00秒6とここまでは決して速くなかった。しかし2番手のチャックネイトが追従したことにより、続く1200mから2ハロン連続で11秒台という厳しいラップを刻むことになる。もともと持続力勝負になりやすい中山2200m。緩めるべき地点で息が入らなかったことで、一気に底力勝負となった次第だ。
実際、先に抜け出した11番マテンロウレオ(2着)、13番コスモキュランダ(3着)ともに脚色はすでに一杯。対して、2頭を悠々とパスした軸馬8番ダノンデサイルの脚色は明らかに際立っていた。ほぼ全頭が脚を使い切る状況下、上がり最速タイでの勝ち切りはさすがダービー馬である。

この結果により、「馬連8-11、2,910円&3連複8-11-13、5,660円」の本線的中を無事にお届け。軸馬の好走は必然としても、会員様にとってアツかったのは2着争いだろう。ハナ差で制した11番マテンロウレオは中山コース「0-0-0-7」という点が嫌われての6番人気。一方、弊社予想部は「昨年の長休で一気に良化しており、ひと叩きしたここは大きな上積みを望める」として上位に評価していた。終わってみれば“配当がつく方”での決着は価値が高い。回収率はもちろん、“いい流れ”を象徴する的中劇となった次第だ。

実際、この週は日曜中京11R・プロキオンSなど、土日を通してメインレースで3連勝を達成。こと土曜小倉11R・小倉牝馬Sでは「馬連3-7、4,810円&3連複3-7-14、1万6,680円」の大回収となった。こちらは記念すべき第1回目の重賞。会員様にとっても忘れがたい馬券になったことだろう。

今年最初の1回中山開催を大団円で締めた弊社予想部。勢いに乗って1回東京開催へと突き進んで行く。その今週末は、得意のダート重賞「根岸S」がスタンバイ。わざわざ記すまでもないが、会員様は大船に乗ったつもりで週末の配信をお待ちいただきたい。

1/18-1/19 1回中山・1回中京6日7日目

世代論争への警笛 〜日曜中京11R・日経新春杯〜

今年最初のG2となった日曜中京11R「日経新春杯」芝2200mは、ロードデルレイ(牡5)が好時計で勝利。良馬場とはいえやや傷んだ芝だったが、勝ち時計は2分9秒8という速さ。その立役者となったのは、逃げた2番人気のメイショウタバル(牡4)だった。

スタート直後は内のケイアイサンデラがハナにいたが、1ハロン過ぎあたりでメイショウタバルのスイッチが入る。暴れん坊こと父ゴールドシップの血が騒いだのか、2ハロン目から11.0-11.3-11.8-11.4-11.2-11.4秒と6ハロン続けて11秒台をマーク。他を置き去りにする大逃げの形となり、マイル通過はなんと1分32秒4となった。

コースレイアウトが異なるため一概に比較はできないが、中京芝1600mのコースレコードは1分32秒2。それとわずか0秒2しか違わないペースだ。そこからまだ600m残されていた今回、同馬の脚が上がったのは必然といえるだろう。

とはいえ、直線半ばまで先頭を守ったのだからやはり力はある。毎日杯、神戸新聞杯を制した地力は伊達ではない。はたして、メイショウタバルの陣営は次にどの路線を選ぶのだろうか。仮に距離短縮を選んだとしても、そこにはもっとテンの速い馬が揃っているが…。いずれにせよ、課題のメンタル改善は必須。今後がもっとも気になる1頭としてマークしておきたい。

なお、勝利したロードデルレイは弊社の本命馬。近4戦はすべて1番人気だったが、今回は4番人気まで評価を落としていた。軸馬指名の根拠は以下の通り。

『軸馬ロードデルレイはリステッド勝利後の2戦続けて連対を確保。前走・中日新聞杯は縦長展開の中団外めという厳しい展開。4角も大外を回して前との差は7馬身以上あったが、そこから実にしぶとい脚で2着まで持ってきた。同位置にいたコスモキュランダなどが脱落した展開を思えば、この持久力は驚異的といえる。なお、当時の勝ち馬デシエルトは芝ならG1クラスの実力馬。2走前を含めて先着を許したことを恥じる必要は一切ない。
昨秋から3戦目となるが、硬さがなくメンタルの落ち着きも十分。今週坂路の好タイムを含めてデキ上々といえる。今回は距離延長だが、2400mの神戸新聞杯3着をみるに壁は感じない。過去に速いレースばかり使ってきたことから不安視されがちだが、前述の通り、本質的にはタフなレースもOK。他馬比較でハンデに不満もなく、この人気なら迷わず買い』という見立て。

終わってみれば、軸馬8番ロードデルレイが驚異的な持久力を発揮して3馬身差の圧勝。2着には3番人気の14番ショウナンラプンタ(牡4)が入線。弊社が対抗1点目に指名したマイネルエンペラー(牡5)は3着となった。なお、1番人気の13番ヴェローチェエラ(牡4)は4着に敗れている。

この結果により、「馬連8-14、2,170円&3連複1-8-14、9,140円」の本線的中をお届け。ハイレベルと称される明け4歳馬が人気の中心となっていたが、1、3着は5歳馬が占めた次第。

これは余談だが、最近は「世代間論争」がやや過熱しすぎではないか。当欄の連載が始まった20年前から述べているように、世代間の力量比較というものは「各世代が引退した後」にようやく判明するものだ。そもそも、馬の成長スピードというのはそれぞれ異なるし、近年は調教技術が向上していることも考慮すべきだろう。無論、新聞やネットの評論家が語る分には構わないが、こと馬券においては世代でひとくくりにするのは危険である。そんなことを強く感じた日経新春杯であった。

閑話休題。先週は他にも、特注であげた土曜中京4Rで会心のヒットをお届け。◎10番ベルベルコンパス(7番人気)が快勝を決めたことにより、「単勝1,110円、馬連10-11、4,970円などの好配当を仕留めている。大回収となった先週の波を止めずに、この週も打率5割をきっちりキープした弊社予想部。今週末に待ち受ける1回中山の最終開催に向けて上々の首尾となった次第だ。

今週末には好メンバーが揃う「アメリカJCC」など興味深いレースが複数。いずれも有力な勝負鞍候補として着々と調査が進んでいる。会員様は、弊社が大団円をかけて臨む開催最終週へ引き続き強くご期待をいただきたい。

1/11-1/13 1回中山・1回中京3日4日5日目

連戦連勝のビッグウイーク 〜土曜中山9R・黒竹賞〜

先週の中京芝マイルの新馬戦は除外馬が47頭。毎年、出走頭数が増える年始開催とはいえ、今年は輪をかけた除外ラッシュとなっている。実際に上位クラスもほぼフルゲートとなっており、馬券の難解さが例年より増している。
その背景には、昨年の経験したことのない猛暑の影響がある。事実、昨夏は避暑地であるはずの北海道でも気温30度がザラ。有力馬の不可解な凡走のあとには、決まって熱中症や脱水症状というワードが飛び交ったものだ。そして秋になっても猛烈な残暑は尾を引いた。名門厩舎でさえも調整の難しさを口にしていたのだ。

期待馬を酷暑期に走らせるのは避けたい。そんな関係者の配慮で出走スケジュールが先送りとなり、現在のフルゲート祭りを呼んでいるのではないか。特に年末年始は古馬のオープン競争が増加するタイミング。そこを使う馬が大量に入厩しており、年明けを使いたい新馬との馬房入れ替えに頭を悩ませているらしい。この後はトライアルを目指す有力若駒たちも続々と入厩してくるわけで、各厩舎の馬房管理は困難を極めている。そんな難しい状況で迎えた本年2週目の3日間開催。アスコットはどう立ち回ったのか。さっそく見てみよう。

今週斬るのは、土曜中山9R「黒竹賞」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった10番ベリタバグスだった。

『中山の前走は勝ち馬こそ強かったが、自身もセンス十分の走りで連対を確保。番手から上がり2位の立ち回りを含めてクラスにメドが立つ好内容だった。在厩でケアされたこの中間は疲労残りどころかキレ十分の好気配。今回は強敵が2頭いるものの、本馬は地の利で上回っており、人気的にも妙味がある。パワー系のため凍結防止剤を撒かれたタフな馬場も大歓迎。一角崩しに強く期待できる』という見立て。

レースは稍重の14頭立て。スタートで2番人気の5番スナッピードレッサが出遅れたが、軸馬10番ベリタバグスはいつも通りの好位を確保する。先手を取ったのは6番アメージングだったが、これに1番人気の9番ルクソールカフェも続いた。同馬は前走の東京マイルでレコード勝利した素質馬。初めての中山がどうかと見ていたが、こうもすんなり先手を取られてしまうとお手上げである。案の定、ハイペースにも関わらずラストまでほぼ持ったままの完勝となった。2着には、置いて行かれる後方馬群の中から唯一抜け出した軸馬10番ベリタバグスが入線。3着には伏兵の14番シャイニーシップが飛び込んだ。

この結果により、「馬連9-10、810円&3連複9-10-14、3,730円」の大本線的中をお届け。事前に見立てた通り、2番人気のスナッピードレッサは掲示板にも届かない6着敗退。新馬戦で2着以下を2秒以上も突き放した怪物候補だったが、トリッキーな中山に即座の対応とはいかなかった次第である。

なお3日間開催となったこの週は、他の勝負鞍でも連戦連勝の固め打ち。厳選勝負鞍は6の4新馬未勝利予想が3の3と、まさに確変状態の様相だった。しかし話はまだ終わらないのだ。
極めつけとなったのがメインレース予想だろう。こちらは土曜中京11RすばるSをはじめ、日曜中山11RフェアリーS「馬連12-13、2,700円&3連複11-12-13、2万4,750円など高配含みの3戦全勝。さらにさらに、特注で配信した日曜中山10RポルックスSでも「3連複11-12-13、1万0,030円などなど、こちらも4戦3勝の快進撃となった次第。

この3日間を通しての的中率は実に8割オーバー、回収率にいたっては1000%まで見えるビッグウイークとなった。得意の正月開催とはいえ、「安定的中」の更にもう一段上、超がつく大回収をやってのけたことの価値は計り知れない。これも全て、創業から30年にわたりスタンスを崩さず、日々地道な作業を淡々とこなしているからこその結果だろう。この結果に満足することなく、今後も飽くなき精度向上を心がけることを予想部には願う。

また、会員様におかれましては、急激にレートをあげないように忠告させていただきたい。潤沢な資金とはいえ1鞍に大半を投じるのは愚の骨頂。今週斬ったレースのように、素質馬の凡走はさして珍しくないのだ。焦らずとも、ひとたび波に乗ったアスコットは易々と止まらない。今後の勝負鞍ひとつひとつに熱視線をお願いする。

1/5-1/6 1回中山・1回中京1日2日目

幸先のいい出脚 〜日曜中山11R・中山金杯〜

2025年のJRAが5日より開始。弊社がロケットスタートを期した開幕週。その結果を早く知りたいのが人情というもの。さっそく振り返っていこう。

日曜中山11R「中山金杯」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった7番マイネルモーントだった。

『軸馬マイネルモーントは前走チャレンジC・G3に手応え。道中外を回して最後に伸びないインを選びながら、展開五分のダノンエアズロックやコガネノソラなどを競り落とした。6着とはいえチグハグなコース取りを踏まえればかなり強い内容であり、重賞通用のメドが立ったといえる。
休み明けの前走が良化途上だったこともポイントだろう。実際、一度使ったこの中間は本来の力強さが戻って上積み十分。当レースと好相性のローテもプラスだ。なにより、中山2000mベスト&前走より斤量2キロ減は大きな魅力。小回りの仕掛けを逃さない鞍上も心強く、一発の期待十分』という見立て。

今年の中山芝は例年と異なり、1週目だけBコースを使用(例年はCコース)。特にここは外枠にホウオウビスケッツ、シンリョクカ、クリスマスパレードという人気の先行タイプが揃った。
レース序盤。ハナに行ったのは15番クリスマスパレード。そこに18番ホウオウビスケッツがついていき、16番ボーンディスウェイや10番セイウンプラチナが前に行く。中山芝2000mは1角まで直線を目一杯に使うため、先行争いが激化しやすい。今回のように外枠に有力な先行馬たちが入れば、ペースに拍車がかかるのは自然なことだろう。実際に1000m通過は58秒7と速い流れ。結果論だが、後半も59秒4と緩まず、息の入りづらい一戦となった。

そんな厳しい流れに対して枠なりに経済コースを進み、4コーナー出口で抜けたのが2番アルナシーム。下がってくる先行馬をかわすように4角で外目に持ち出したことで、ギリギリまで馬場の恩恵を受ける好騎乗だった。2着の軸馬7番マイネルモーントは、アルナシームの背後からあとを追うように進出。こちらは直線入り口できれいに抜けられなかったが、それでも追ってしっかり伸びる。いかにも消耗戦に強いゴールドシップ産駒といえよう。3着は中山と好相性を誇る16番ボーンディスウェイが確保。キレないがワンペースの持久力勝負に強いキャラクターを存分に生かした。

この結果により、「馬連2-7、3,660円」の的中をお届け。本命馬が6番人気ということもあり、会員様からは年末の有馬記念に続いて吉報が続々と寄せられた次第。
ちなみに、今年最初の勝負鞍となった日曜中京3Rでも「馬連5-16、500円&3連複5-13-16、3,120円をあっさり的中。幸先のいい出脚を決めると、その後も土曜中京6R、月曜中山11Rなどで回収をお届けしている。新年一発目の開催だけに、昨年末のいい流れを継続できたことの価値は極めて大きい。まずは順風満帆の船出といえよう。

さて、息つく間もなく、今週末は3日間開催。さっそく今年のクラシックを左右する「フェアリーS」「シンザン記念」がスタンバイしている。再三、当欄にてお伝えしている通り、昨年の弊社は2歳OP戦で快進撃を継続。夏の3連勝はもちろん、秋にいたっては提供機会9鞍のうち8レースで的中と、若駒の目利きに狂いはない。今週の二重賞はやや難解とはいえ下調べは十分。高配当も射程圏内だけに、引き続き配信内容にご注目をいただきたい。

会員様へ
遅ればせながら、昨年は格別のご愛顧を賜り、心より感謝申しあげます。
おかげさまで創業30周年を迎えた弊社は、2025年も精進を重ね、より一層の“攻めの姿勢”を心掛けて参ります。
本年は各コンテンツの強化もご用意しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社アスコットディライト スタッフ一同