1/11-1/13 1回中山・1回中京3日4日5日目

連戦連勝のビッグウイーク 〜土曜中山9R・黒竹賞〜

先週の中京芝マイルの新馬戦は除外馬が47頭。毎年、出走頭数が増える年始開催とはいえ、今年は輪をかけた除外ラッシュとなっている。実際に上位クラスもほぼフルゲートとなっており、馬券の難解さが例年より増している。
その背景には、昨年の経験したことのない猛暑の影響がある。事実、昨夏は避暑地であるはずの北海道でも気温30度がザラ。有力馬の不可解な凡走のあとには、決まって熱中症や脱水症状というワードが飛び交ったものだ。そして秋になっても猛烈な残暑は尾を引いた。名門厩舎でさえも調整の難しさを口にしていたのだ。

期待馬を酷暑期に走らせるのは避けたい。そんな関係者の配慮で出走スケジュールが先送りとなり、現在のフルゲート祭りを呼んでいるのではないか。特に年末年始は古馬のオープン競争が増加するタイミング。そこを使う馬が大量に入厩しており、年明けを使いたい新馬との馬房入れ替えに頭を悩ませているらしい。この後はトライアルを目指す有力若駒たちも続々と入厩してくるわけで、各厩舎の馬房管理は困難を極めている。そんな難しい状況で迎えた本年2週目の3日間開催。アスコットはどう立ち回ったのか。さっそく見てみよう。

今週斬るのは、土曜中山9R「黒竹賞」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった10番ベリタバグスだった。

『中山の前走は勝ち馬こそ強かったが、自身もセンス十分の走りで連対を確保。番手から上がり2位の立ち回りを含めてクラスにメドが立つ好内容だった。在厩でケアされたこの中間は疲労残りどころかキレ十分の好気配。今回は強敵が2頭いるものの、本馬は地の利で上回っており、人気的にも妙味がある。パワー系のため凍結防止剤を撒かれたタフな馬場も大歓迎。一角崩しに強く期待できる』という見立て。

レースは稍重の14頭立て。スタートで2番人気の5番スナッピードレッサが出遅れたが、軸馬10番ベリタバグスはいつも通りの好位を確保する。先手を取ったのは6番アメージングだったが、これに1番人気の9番ルクソールカフェも続いた。同馬は前走の東京マイルでレコード勝利した素質馬。初めての中山がどうかと見ていたが、こうもすんなり先手を取られてしまうとお手上げである。案の定、ハイペースにも関わらずラストまでほぼ持ったままの完勝となった。2着には、置いて行かれる後方馬群の中から唯一抜け出した軸馬10番ベリタバグスが入線。3着には伏兵の14番シャイニーシップが飛び込んだ。

この結果により、「馬連9-10、810円&3連複9-10-14、3,730円」の大本線的中をお届け。事前に見立てた通り、2番人気のスナッピードレッサは掲示板にも届かない6着敗退。新馬戦で2着以下を2秒以上も突き放した怪物候補だったが、トリッキーな中山に即座の対応とはいかなかった次第である。

なお3日間開催となったこの週は、他の勝負鞍でも連戦連勝の固め打ち。厳選勝負鞍は6の4新馬未勝利予想が3の3と、まさに確変状態の様相だった。しかし話はまだ終わらないのだ。
極めつけとなったのがメインレース予想だろう。こちらは土曜中京11RすばるSをはじめ、日曜中山11RフェアリーS「馬連12-13、2,700円&3連複11-12-13、2万4,750円など高配含みの3戦全勝。さらにさらに、特注で配信した日曜中山10RポルックスSでも「3連複11-12-13、1万0,030円などなど、こちらも4戦3勝の快進撃となった次第。

この3日間を通しての的中率は実に8割オーバー、回収率にいたっては1000%まで見えるビッグウイークとなった。得意の正月開催とはいえ、「安定的中」の更にもう一段上、超がつく大回収をやってのけたことの価値は計り知れない。これも全て、創業から30年にわたりスタンスを崩さず、日々地道な作業を淡々とこなしているからこその結果だろう。この結果に満足することなく、今後も飽くなき精度向上を心がけることを予想部には願う。

また、会員様におかれましては、急激にレートをあげないように忠告させていただきたい。潤沢な資金とはいえ1鞍に大半を投じるのは愚の骨頂。今週斬ったレースのように、素質馬の凡走はさして珍しくないのだ。焦らずとも、ひとたび波に乗ったアスコットは易々と止まらない。今後の勝負鞍ひとつひとつに熱視線をお願いする。