6/7-6/8 3回東京・3回阪神1日2日目

鉄板級の高回収劇 〜阪神8R・3歳上1勝クラス〜

久しぶりに雨の心配がない開催となった先週の東京。メインの安田記念も好タイムを想定する予想が多かったが、フタを開けてみれば過去10年で2番目に遅い低速決着となった。

確たる逃げ馬、飛ばす馬がいない東京マイルの典型のような競馬だった。スプリント路線から回ってきたマッドクールとウインマーベルが先行する形で展開。両馬とも距離延長に不安があるのだから飛ばす理由はない。前半600mが35秒0、800mは46秒7。同日の1勝クラスの前半600mが34秒8だから、G1としては珍しいスローペースである。ひと塊で進む馬群をみても、どの馬にも余裕があった。

こうなると圧倒的に有利なのはポジションが取れる馬。勝利したジャンタルマンタルはスタート直後に外目3番手と理想的な位置におさまった。そこからラスト11秒2-11秒3で行かれたら後方勢に成す術はない。正攻法かつ必勝パターンだった。

ジャンタルマンタルはこれでG1を3勝目。意外なことに、これはJRA現役馬として最多のJRA・G1勝利数となる。ちなみに、「朝日杯FS→NHKマイルC→安田記念」と2歳から3年連続でマイルG1を制した史上初の一頭となった。その快挙を、実に半年ぶりの実戦で達成するのだから陣営の手腕に拍手を送りたい。高野厩舎はこれで5年連続のG1勝利。同陣営は今週末の宝塚記念にショウナンラプンタを送り込む。

なお、先週の当欄で触れたソウルラッシュは1番人気を裏切る3着止まり。もとより瞬発力勝負は得意とはいえないが、ラストに伏兵ガイアフォースに差し込まれたあたり、激走した前走・ドバイターフの疲労残りがあったのかもしれない。この秋に国内G1を使うのかわからないが、巻き返し注意の一頭といえる。

それでは本題へ。今週斬るのは阪神8R「3歳上1勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった6番ライノだった。

『内枠だった前走は3番手の馬混みでリズム良く運べなかったのが敗因。実際に3~4角で外から絡まれる厳しい展開に陥った。しかし、当時の勝ち馬は次戦重賞で5着、2着馬が次走勝ち上がりのハイレベル戦。そこで不利あっての5着なら昇級初戦としてはメドの立つ内容といえる。2走前は余裕タップリの6馬身独走と即反撃の下地は十分。立て直した効果で今週坂路はラスト1ハロン11秒秒台と抜群の動き。巻き返しの態勢は整った』という見立て。

レースは13頭立て。ややバラついたスタートだったが、軸馬6番ライノは馬なりで3番手を確保。先頭4番ソングコレクターに続き、5番アートレスマインドが2番手で先団を形成した。

逃げる4番ソングコレクターは淡々とペースを刻み、800m通過は50秒1のミドルペース。軸馬6番ライノは外目の好位で虎視眈々といった構えである。一方、少し意外だったのは対抗1点目=13番チュウジョウの動きだ。この日の同馬は、軸馬のすぐうしろ5番手あたりを追走してきた。戦前、弊社予想部は同馬について「ズブいタイプだけにポジション課題だが、勝ち負けに持ち込む決め手がある」と評価。その点、今日のポジションは絶好といえた。

その予感が現実となったのは4コーナー過ぎのことだ。早くも先頭に立つ軸馬6番ライノの直後に13番チュウジョウ。これだけマークされると前をいくライノにとっては分が悪い。案の定、残り200m過ぎに13番チュウジョウが先頭にたつと、軸馬ライノは1馬身差の2着。そこから5馬身離れた3着争いは激戦だったが、ラストに猛烈に追い込んだ7番エイユーファイヤーに軍配が上がった。

この結果により、「馬連6-13、450円、3連複6-7-13、2,500円」の的中をお届け。配当的には堅い決着とはいえ、弊社予想部はこの馬連をほぼ“1点買い”で推奨。ガッツリ絞った3連複でも人気薄のエイユーファイヤー(8番人気)をおさえており、配当から感じる印象を遥かに上回る回収劇となった次第。こと、近時はダートの1勝クラスが混沌としていたが、先週から3歳馬が条件戦に入ってきたのはありがたい。今後はおそらく、上記のように狙い澄ました勝負鞍が増えていく。

また先週は、冒頭の日曜東京11R・安田記念でも「3連複7-10-13、1万0,250円」の的中をお届けしている。ちなみに弊社予想部は、9番人気にすぎなかった2着ガイアフォースを「ダート好走で迷彩がかかっているが本来は速い芝向きで、ワンターンの東京マイルはベスト」と特注馬に挙げていた。

さて、今週末は春G1の閉幕を告げる「宝塚記念」。今年はファン投票1位のベラジオオペラ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎)、2位のレガレイラ(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)、3位のアーバンシック(牡4歳、美浦・武井亮厩舎)が揃って参戦する。ちなみに、ファン投票1~3位の馬が揃って出走すれば、2014年以来11年ぶりのこと。まさにグランプリに相応しい一戦となりそうだ。

そして、長いお付き合いの会員様ならご存知の通り、グランプリといえばアスコットの十八番。目下、5年連続で馬券を仕留めている有馬記念を筆頭に、数々の好的中を残してきた舞台である。そうでなくとも、今年は日経新春杯、AJCC、大阪杯など猛烈な勢いで回収をマークしている古馬中距離戦線。はたして、今年の宝塚記念、弊社予想部はどんな的中をお届けするのか。いまから楽しみで仕方がない。会員様は、引き続き首を長くして今週末の配信をお待ちいただきたい。

5/31-6/1 2回東京・2回京都11日12日目

馬場読み万全の大本線的中 〜日曜京都7R・4歳以上1勝クラス〜

今週末のメインは春の東京G1シリーズ、そのファイナルとなる「安田記念」。昨年のマイルCSで宿願のG1タイトルを手にしたソウルラッシュ(牡7・池江)が主役だろうか。前走のドバイターフでは、昨年の安田記念の覇者ロマンチックウォリアーとの壮絶なたたき合いを制しハナ差で勝利。2つ目のタイトルを手にした。

ただ、そのロマンチックウォリアーが、「過酷な中東シリーズを連戦していた」ことは留意すべきだろう。事実、サウジ→ドバイのローテを選んだ今年の有力馬はドバイで軒並み成績を落とした(フォーエバーヤングやシンエンペラーなど)。日本とも欧州とも異なる気候で行われる中東競馬が、想像以上にタフであることは間違いない。なかでも、ロマンチックウォリアーはドバイターフ直後に故障が判明。はたして、ソウルラッシュの勝利は本当に“金星”だったのか…。慎重に検討したい。

 同じく海外帰りのG1・2勝馬ジャンタルマンタル(牡4・高野)は、間違いなく国内マイル最上位。ただ、今回の古馬混合重賞は初挑戦で、かつ初の海外帰り。一抹の不安はあるものの、調整過程を見るとじっくり時間をかけて立て直した効果がうかがえる。NHKマイルCで下したアスコリピチェーノが先日のヴィクトリアマイルで勝利。東京マイルの舞台なら、必然的に評価が上がる。課題は、半年ぶりの“レース勘”に尽きるだろう。

上記の強力2頭に割って入る馬は存在するのか。弊社では最右翼となりうる伏兵をピックアップ済みだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都7R「4歳以上1勝クラス」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった11番ヴィスマールだった。

『前走はクビ差の2着。しかし、4角で絶妙なマクリを決めた勝ち馬を褒めるしかない競馬であり、本馬自身も悲観する内容ではなかった。2走前も芝の荒れた小倉で僅差2着があるように、この馬の地力も明らかにクラス上位である。ここは3ヵ月ぶりも馬体をふっくら見せつつ、久々を感じさせない軽快な動きを披露。課題のメンタルも落ち着いており、いきなりから動けるだろう。荒れ馬場は大丈夫だし、どんな競馬もできるタイプ。反撃V濃厚』という見立て。

開催12日目を迎えた京都芝コースは傷みが進行。必然。渋い馬場への対応力が問われる一戦となった。12頭立てと手頃な頭数だったが、開幕は先行勢が定まらず。内枠の1番タマモランプ、2番ブロードグリンが前を狙うと、外から10番アップステートもそれに加わった。

序盤、軸馬11番ヴィスマールは出たなりで後方待機を選択するが、鞍上の吉村誠騎手はペースが緩んだタイミングを見逃さなかった。向こう正面に入って隊列が落ち着くと、逃げるタマモランプが息を入れる。吉村誠騎手はそのタイミングでマクリ気味に進出し、一気に好位3番手までポジションを上げた。しかし、これが引き金になったのか、直後にレースが一気に活性化する。

軸馬ヴィスマールが押し上げた直後、今度は7番サスケがマクリを敢行。これにより軸馬ヴィスマールは再び中団まで位置を下げてしまう。おいおい、大丈夫か。そんな懸念を抱く出入りの激しい競馬に…。

とはいえ、すべては杞憂に終わった。軸馬ヴィスマールは3角からジワジワと再進出すると4角はほぼ先頭。地力の違いでそのまま押し切りを決めた。激戦の2着争いは外目から猛追した4番ゼンノインヴォーク。差し込んだ12番シルバーカレッジが3着入線となった。

この結果により、「馬連4-11、650円、3連複4-11-12、1,580円」の的中をお届け。手堅い的中にみえて、馬連は資金の大半を投じた大本線。3連複も少点数でまとめて全体回収率は300%を上回った。先週の特大配当と比べたらおとなしい配当とはいえ、馬場適性の判断は相変わらず上々。アスコットらしい的中として一定の評価をいただいた次第だ。
なお、勢いに乗って攻めたダービーは◎エリキング(8番人気)が痛恨の出遅れ。競馬なので仕方のないことだが、ラストにケタ違いの脚で迫っての5着だけにスタートが悔やまれた。王者クロワデュノールを倒せる唯一の存在として悪くない狙いではあったが、この世界は結果がすべて。ご期待いただいた会員様にはこの場を借りてお詫び申し上げたい。
とはいえ、アスコットは“即反撃”が伝統。そのことは、弊社とお付き合いの長い会員の方なら我々以上によくご存じのはず。春のG1シリーズも残すところあとわずかだが、今週末の「安田記念」、そして大一番「宝塚記念」を含めて勝負鞍候補は目白押しである。会員様は大きな期待と希望を抱いたまま、手ぐすねをひいてまずは今週末の提供をお待ちいただきたい。

5/24-5/25 2回東京・2回京都9日10日 1回新潟7日8日目

凄味増すローカル攻略 〜土曜新潟10R・石打特別〜

春になると“メイストーム”という言葉を聞くが、どうやらこれは和製英語らしい。日本語では“青嵐”、すなわち春の嵐のことである。牝馬クラシック2冠目・オークスが開催された先週末もあいにくの空模様。関東も一時は警報級の大雨に見舞われ、多くの競馬ファンは馬場読みに苦労することとなった。そんな中、弊社・予想部はどんな立ち回りをみせたのか。さっそく振り返ってみよう。

今週斬るのは土曜新潟10R「石打特別」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった15番アレナリアだった。

『まともなら4・5走前のように現級通用の地力十分。直近の中京・福島は気配もう一歩でコースも合わなかった。一転、前走は好印象だ。内枠で包まれゴチャつきながらも勝ち馬とは0秒2差。馬場の悪いインを通る最内枠だったこと、ブリンカー装着も含めて高く評価できる。切れ勝負では分が悪いため、先行馬が少ない今回は4・5走前のように前で押し切りを狙う。時計のかかる馬場もこの馬にとって理想的だし、走りやすい外枠も歓迎。スムーズなら一変十分。陣営も色気あり』という見立て。

レースは戦前から混戦模様だった。1番人気の16番スズカミエールが単勝4.1倍。全体をみても単勝10倍未満が5頭という、いかにもローカルの牝馬限定戦という状況。そんななか、弊社の本命=15番アレナリアは単勝15.6倍。あくまでも伏兵ポジションだった。

混戦オッズを象徴するように、発馬はかなりバラついたものだった。なかでも好発を決めた4番ニホンピロアリーがハナを窺うが、内から5番ゴールデンスナップが気合をつけて先手へ。軸馬15番アレナリアは出たなりで外目を進むと、好位5番手あたりを確保する。

隊列は変わることなく淡々と進み、1000m通過は1分01秒8とかなりのスローペース。凝縮した馬群が3角すぎるころ、軸馬15番アレナリアは序盤と変わらず好位の外目を追走している。内枠発走で揉まれた前走と異なり、スムーズな走りが印象的だった。そして芝の傷みが目立つ新潟最終週。最後の直線は、馬場を目一杯使っての攻防となる。

なかでも際立つ脚をみせたのが軸馬15番アレナリアだ。4角からスムーズに馬場のど真ん中に進路を取ると、残り200m地点で簡単に先頭へ。ラストもぐいぐい伸ばすと、14番サイレントグルーヴの追撃を寄せつけず1着ゴール。際どい3着争いはアタマ差で2番イゾレエオリアが制した。

この結果により、「単勝1,560円、馬連14-15・1万3,210円、3連複2-14-15・3万7,820円」の的中をお届け。終わってみれば、単勝10倍未満の人気馬は連対すら叶わなかった一方、本命アレナリアは圧倒的人気馬のような“横綱相撲”だった。「スムーズなら一変あり」と指摘した弊社予想部の慧眼という他ないだろう。

3月末の“馬連4万馬券”に続き、またしてもド高めを仕留めたアスコット。こと、穴狙いの特注勝負は会員様の支持が日に日に高まっており、再び当方も驚くような的中報告が相次いだ。本命がアタマで入ったことで3連単(27万3,280円)を獲った方もおられたようで、まさしく大団円の新潟最終週となった次第。

なおこの週は、日曜日も東京11R「オークス」の◎アルマヴェローチェ(2番人気・2着)や、東京10R「フリーウェイS」の◎コスモアディラート(3着)など、本命馬が快走。こと、後者は9頭立ての7番人気。絞った買い目で3連複7,540円のオイシイ配当をいただくこととなった。

今週末は、いよいよダービーウイーク。目前に迫った競馬の祭典「日本ダービー」に向け、日毎に興奮の度合が高まっていく。会員の皆さまはいくらでも高潮していただいて結構。しかし、こんな時こそ沈着冷静な判断力がモノを言う。そこの部分はプロ集団である我々アスコットにお任せ願いたい。大丈夫。今週末も満足いただける結果をお届けする所存。
会員様は、すでにパンパンに膨らんだ軍資金を胸に、決戦のときをお待ちいただきたい。

5/17-5/18 2回東京・2回京都7日8日 1回新潟5日6日目

難解馬場でも本線ズバリ 〜日曜東京11R・ヴィクトリアマイル〜

早いもので、今週末は牝馬クラシック2冠目「第86回オークス」。東京競馬場芝2400mを舞台に、3歳牝馬の頂点を決める一戦だ。過去傾向からは桜花賞組が中心となることが多いが、距離延長がカギとなり、スタミナと持続力が問われる。今年も桜花賞上位組に加え、各トライアルを勝ち上がってきた素質馬たちが顔を揃えており、まさしく激戦の様相だ。

なかでも競馬ファンを悩ませているのは今週末の天気だろう。振り返れば、週末のたびに雨雲に覆われてきた今春の競馬シーン。先週も土曜日にまとまった雨が降ったことにより、枠順傾向や馬場バイアスの判断を問われることとなった。そんな難解な先週末、弊社・予想部はどう立ち回ったのか。早速みていこう。

今週斬るのは日曜東京11R「ヴィクトリアマイル」芝1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった17番アスコリピチェーノだった。

『昨日土曜の東京は雨中の競馬で芝は良→稍重。雨雲は土曜夕刻に抜けており、気温30度予報の本日はある程度の回復が見込める。今週からBコース替わりなので先週よりやや先行優勢の見立てだが、最内と大外に逃げタイプが入ったここはペースが速まる可能性あり。力のある馬なら差しも届くだろう。
軸馬アスコリピチェーノは、国内のマイル戦で【4-2-0-0】。敗れた2戦も4角で内からステレンボッシュに押された桜花賞がわずか0秒1差。NHKマイルCにいたっては勝負どころで致命的な不利があっての2着。いずれも能力的に全くケチがつくものではない。なお、初の海外挑戦だったゴールデンイーグルは内有利馬場の外枠で競馬にならず。捌きづらい20頭立てだったことも含めて完全にオミット可能だ。
齢を重ねた今年はさらなるパワーアップを感じる。実際、前走の1351ターフスプリント(サウジアラビア)では、完全に逃げ切りパターンに入った勝ち馬を差し切り。その相手が短距離重賞4勝のウインマーベルだから見事だろう。ここは国内復帰戦で状態カギだったが、先週ウッドでは重馬場で6ハロン82秒4、今週にいたっては馬なりで79秒台。きっちり間に合わせてきた。もよとり、京成杯AHでは開幕週の高速&内有利馬場を外から堂々差し切り。その勝ち時計1分30秒8は、今回のメンバーで断トツ。地力のある本馬にとってゴチャつかない外枠はむしろ歓迎であり、人気でもあえて逆らう余地はない』という見立て。

レースは全体的にタイトな流れで展開した。先週のNHKマイルCほどではないにせよ、前半800m45秒4はテンハッピーローズが差し込んだ昨年と並ぶレース史上3位タイの速さだ。

これは大外枠のアリスヴェリテが刻んだものだ。スタート直後は抑える手もみえたが、やはり我慢が利かなかったようだ。単騎の離し逃げにより、後半800mも入りから11.4-11.3-11.9-12.1とハイスピード。前日の雨により正午過ぎまで稍重だったことを思えば、かなり強烈なラップといえる。

必然、ラストは底力勝負。残り1ハロン地点で先行馬の脚が鈍ると、大外からシンガリ一気を決めたのが軸馬17番アスコリピチェーノである。そこからクビ差の2着争いは16番クイーンズウォークと12番シランケドによる接戦となったが、写真判定の末に前者に軍配が上がった。

この結果により、「馬連16-17、1,280円」の的中をお届け。着差的には接戦だが、重めが残る馬場で最後方から差し切った軸馬アスコリピチェーノの能力は別格といえる。距離短縮を嫌われたクイーンズウォーク=4番人気も地力からすれば“お買い得”な一頭だった。ちなみに、接戦を予測した弊社予想部は馬連勝負を推奨し、1点目の大本線で仕留めている。

25年全般を通して猛烈な回収を続ける重賞予想だが、今春のG1も7戦5勝(的中=高松宮記念・大阪杯・桜花賞・皐月賞・ヴィクトリアマイル)とハイアベレージをマーク。今週末の「オークス」、そして大一番「日本ダービー」へ向けて名実ともに視界良好といえる。

冒頭のようにオークスは空模様が怪しいが、仮に道悪になっても対応できるのがいまのアスコット。一雨くればむしろ配当の“旨味”が増す側面もある。そういう意味では、芝の傷みが顕著な新潟最終週にもぜひご注目を。

実際、この春は小倉・中京といった“ローカル開催最終週”に大回収を決めてきた実績がある。3月の小倉では連日の万馬券、そして中京では忘れもしない“馬連・4万馬券”をぶち抜いているのだ。会員様は引き続き、弊社厳選の勝負鞍にアツい視線をお送りいただきたい。

5/10-5/11 2回東京・2回京都5日6日 1回新潟3日4日目

人気馬総崩れを予告 〜土曜京都11R・京都新聞杯〜

かつて、ダービー出走が叶わなかった外国産馬のためのダービー=「マル外ダービー」と呼ばれたNHKマイルC。先週行われた節目の第30回目は、期せずして、競馬の奥深さと面白さが凝縮されたレースとなった。

確固たる逃げ馬不在のなか、それほどペースは上がらないというのが大方の見方だった。しかし、幕開けから30秒ほどでその考えが間違っていたことを思い知ることになる。

先行勢がお互いにプレッシャーをかけ合うG1特有の緊張感がそうさせたのか。馬群全体が内の前を狙ったことにより、前半600mは12.3-10.4-10.7。NHKマイルC史上最速のハイペースだ。こうなるとマイラータイプは追走するだけで体力を奪われていく。

実際、これを外から豪快に差し切ったパンジャタワーの勝利歴は1200mと1400mのみ。マイル適正を不安視されて、9番人気の低評価だった。「正直、距離は持たないと思っていたので、スプリンターだと思っていました」。レース後にそう打ち明けたのが、同馬を管理する橋口調教師なのだから興味深い。しかしそんな伏兵が勝ってしまうのが競馬の面白さだ。G1は実力だけでなく運がなければ勝てない。

なお、レース後のメモとして2点ほど記しておきたい。
まず、G1初騎乗となったランスオブカオス=吉村誠騎手のレース後のコメント。「きょう芝のレースに乗っていて内外の差がありました。ですがこの枠だったので内を回ってきました。テンションも程良く、具合は本当に良かったです。想定のポジションでは運べたんですが、ペースが流れたのを追走してしまった。外から中団にいた馬が伸びていたので。もっといいところで走らせてあげられなかったのは僕のミスです。それでも5着に粘ってくれましたし、力のあるところは見せてくれたと思う」。
これがレース直後のコメントなのだから素晴らしい。自身の馬だけでなく、レース全体が見えている。まだ若干19歳、このジョッキーの将来が楽しみでならない。

そして18番枠から大出遅れとなったコートアリシアン。東京マイルに関わらず大外枠は外へ逃避しやすい枠だが、それにしてもこの日の立ち遅れは致命的だった。およそ2秒かそれ以上のロスがあったはず。しかし、諦めずに0秒7差まで迫った内容もまた強烈だろう。差し展開が向いたとの見方もあるが、そんなレベルの出遅れではなく、追走にかなりの脚を使っている。まともなら勝ち切っていたのではないか。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都11R「京都新聞杯」芝2200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気となった7番デルアヴァーだった。

『軸馬は成長株のデルアヴァー。ここまで果敢に重賞に挑戦しつつ、休み明けの2走前・若葉Sではジョバンニ(のちの皐月賞で不利を受けて僅差4着)と0秒2差の接戦。もともと高い素質を買っていたが、ここにきてグンと良化しており、前走を豪快に差し切ったことも必然といえる。実際、今春はかつての頭の高い走りが改善し、メンタルや馬体が明らかに成長した。
勢いそのまま、中2週の中間もコース追いで6ハロン80秒5の好時計をマーク。充実ぶりはもちろん、地力的にも今回のメンバー中なら圏内の存在だろう。なかでも1番と9番は一線級だが、それぞれ折り合い・スタート・距離に課題が残る現状でもある。一方、スタミナ豊富な本馬にとって距離延長は大きな魅力。道悪に他が苦しむようなら、一角崩しの期待がより高まる』という見立て。

逃げ馬不在に加えて手頃な頭数。そして稍重の馬場。緩やかな流れで進むと、結果的には4コーナー出口での隊列がそのまま着順に影響することとなった。先手を打った8番ショウヘイが勝ち切ると、インをついた5番エムズが連対を確保。3着は外から伸ばした軸馬7番デルアヴァーが入線した。

この結果により、「3連複5-7-8、9,580円」の的中をお届け。軸馬3着ながら、当レースの本線は3連複。これにより10頭立てのレースとしては望外の大回収となった次第。一方、単勝2.4倍の9番トッピボーンは掛かり通しで伸びきれずの4着。2番人気・単勝3.4倍の1番キングスコールはゲートこそ出たが、全くいいところなく9着に沈んだ。「人気馬、危うし」とみた予想部の判断ズバリの結末であり、多くの評価のお声を頂戴した次第。

あいも変わらず好調をキープする重賞戦線。会員様の収益はもちろんのこと、佳境に入った春G1シリーズに向けてかつてないレベルの勢いを感じる次第。その好調を支えているのが“攻めに攻めた本命馬”の存在だ。

会員様ならご存知の通り、今年の重賞で弊社予想部は人気馬にほぼ本命を打っていない。実際、京都新聞杯の本命が6番人気、NHKマイルCも◎モンドデラモーレ=6番人気・4着だった。後者はほんのわずかの差(勝ち馬パンジャタワーと0秒1差)で獲り損なったとはいえ、“一番儲かる馬から買う”というポリシーとしては悪くない選択だったと自負している。

現在の予想部なら、引き続き“攻めの本命馬”を抜粋してくれること必至。そういう意味では、時に大波乱の顔をみせる「ヴィクトリアマイル」も楽しみでしかない。会員様は、首を長くして今週末の配信をお待ちいただきたい。

5/3-5/4 2回東京・2回京都3日4日 1回新潟1日2日目

確信の本命馬 〜日曜東京9R・府中S〜

伝統の長距離戦・天皇賞(春)はヘデントールが勝ち、G1初制覇。2着ビザンチンドリーム、3着ショウナンラプンタで決着した。

勝負の中心にいたのは2番人気サンライズアースだろう。前走阪神大賞典は逃げてソラを使うなど気性の難しさをみせつつも完勝。3000mにわたり先頭を守り、それでいて上がり最速。手も足も出ない完璧な競馬を展開だった。

そんなサンライズアースでもG1の今回ばかりは、逃げを避けたかったようだ。実際にジャンカズマを先に行かせると、2番手を確保する。しかし誤算だったのは、ハナのジャンカズマが“タメ逃げ”の形を選択したことだ。これにより、ライバルたちの意識は番手のサンライズアースに集中し、全体的に凝縮した隊列のまま進んでしまった。

序盤1000m1分00秒7は特筆するほどではないが、普通ならペースを落とす中盤1000mが1分01秒5。タフな流れだ。しかも2周目3角、上り坂でマイネルエンペラーが先に仕掛ける。これも「サンライズアースを好きにさせない」という意識ゆえだろう。2度目の淀の丘はゆっくり上って、じわじわとエンジンをかけるのが天皇賞・春のセオリー。それに反しては…。

案の定、マイネルエンペラーに合わせて動いたサンライズアースも早仕掛けとなり、ひと呼吸待ったヘデントール=D.レーン騎手の餌食となった。並みのジョッキーなら前につられて動いてしまう場面。改めてこの鞍上のヘッドワークは見事といえる。無論のこと、1番人気に応えた馬の能力も素晴らしい。同馬は父ルーラーシップ、母父ステイゴールド。豊富なスタミナを受け継いでいるだけでなく、晩成のイメージも持てる。この先、もう一段階の上昇に期待したい一頭だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京9R「府中S」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった1番アスクカムオンモアだった。

『左回り得意で【3-1-2-0】。2走前はトップハンデタイの56キロを背負って0秒1差。前走は苦手な右回り&トップハンデ57キロで進路が塞がる場面もありながら2着と地力の高さを見せた。東京替わりで定量戦となるここは大きく条件好転。スロー想定のメンバーだが、この馬は他の内枠勢よりはまだテンの脚があるし、先行気質の鞍上も好感できる。ひと息後の中2週でデキ上昇。近走で速い時計にも対応しており、ここは結果が必要』という見立て。

スタート直後に4番コスモサガルマータが落馬したことにより、レースは想定より難しい展開となる。向う正面でカラ馬がマクリのように動いたことで、複数の馬が反応してしまった。とはいえ、軸馬1番アスクカムオンモアは内で脚を溜めると、ラストはあっさり抜け出して完勝。鞍上のM.ディー騎手にとって記念すべき来日1勝目となった。2着は勝ち馬と併せて伸ばした4番人気・10番メリオーレム。3着は5番人気の2番モズロックンロールが入線した。

この結果により、「馬連1-10、860円&3連複1-2-10、2,310円」の的中をお届け。カラ馬の奔放な走りにはヒヤヒヤしたが、終わってみれば実力通りの決着となった次第。また、この週は土曜東京11R「京王杯SC」土曜京都11R「ユニコーンS」といった重賞レースでもきっちり的中を計上。いずれも目立った配当ではなかったが、着実に回収を重ねた点で一定の評価をいただける内容だったといえる。

時に、お付き合いの長い会員様も驚くような人気薄に本命を打ってきた今年の弊社予想部。実際に目の飛び出るような配当を射止めてきたが、その一方で「人気でも逆らえない実力馬」もきっちり見抜けている。まさに変幻自在。今後も“タダもらい”のレースはきっちり獲りつつ、波乱必至のレースでは“人気薄の伏兵”をズバリと行く所存である。
果たして、今週末のNHKマイルCはどちらのスタンスでいくのか、会員様ならもうおわかりだろう。今週日曜は乾坤一擲の高配馬券にご期待いただきたい。

4/26-4/27 2回東京・2回京都1日2日 1回福島5日6日目

土曜正午すぎの勝利宣言 〜土曜東京6R・3歳1勝クラス〜

2023年の牝馬三冠馬リバティアイランドが、先週4月27日に香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世Cのレース中に故障し、予後不良となって世を去った。

「名牝」という言葉に明確な基準はないが、この馬が屈指の「名牝」だったことを誰もが理解している。とても届かないと思われた最後方から差し切った桜花賞をはじめ、その強さは抜きん出ていた。こと3歳時は死角が見当たらず、予想をする側としても“お手上げ”だったことを昨日のことのように思い出す。

一方、髪飾りをつけた三つ編みの前髪がトレードマークで、とびきりのかれんさを備えていた馬でもあった。惜しむらくはもう一度頂点に立つ姿を、そして彼女が産んだ子供たちの活躍を見たかった。心からの感謝と哀悼の意を送りたい。

話は変わり、競馬界にひとつ心配なニュースが飛び込んできた。4月8日に熊本で「馬インフルエンザ」の発生が確認された矢先、今度は「ばんえい帯広競馬」がゴールデンウイークの開催中止を決断。厩舎で管理されている約700頭のうち、200頭前後に発熱などの症状が出ているという。

関係者の尽力により、現在の新患は減少傾向だが、これはより多数の競走馬を抱えるJRAにとっても由々しき事態といえるだろう。かつて国内では2007年8月に36年ぶりに流行し、JRAでも競馬開催が1節中止となっている。差し当たり、競馬シーンはダービーや宝塚記念などが控える最盛期。いち競馬ファンとして、無事の開催を願うばかりである。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京6R「3歳1勝クラス」ダ1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に5番人気となった10番トルショーだった。

『2走前は0秒1差の3着と通用の地力十分。前走は揉まれて崩れたが、減量騎手起用の今回は大きく見直すべき場面だ。揉まれるとよくないタイプだけに東京コース替わりは歓迎だし、今回はそれほど速くならないメンバー構成。そもそも前走はやや消極的だった感があり、思い切りのいい長浜騎手の起用もプラスに働くだろう。余談だが、新馬戦で超強力メンバー相手に3着(次戦ケンタッキーダービー予定のルクソールカフェに先着)しているように、ハマれば一発あるタイプでもある。もとより、先行できる本馬にとって脚抜きのいい稍重馬場は大きなアドバンテージ。先手から一発濃厚』という見立て。

レースは想定通りの展開を見せる。軸馬10番トルショーは好発を決めると、簡単に二番手を確保。少し遅れて16番プルシャプラがハナを奪ったように、800m通過47秒8とペースも上がらなかった。こうなるとしめたもの。
実際、軸馬10番トルショーは勝負どころの残り400mで早くも先頭。慌てて押し寄せる差し勢をクビ差おさえて1着ゴールを決める。以下は0秒1差に5頭が並ぶ接戦となったが、ラストにクビ差出た4番クラリネットソナタが2着、3着にはラチ沿いを追い込んだ1番ゴールデンクラウドが入線した。

この結果により、「単勝10番・1,820円、馬連4-10、7,080円&3連複1-4-10、7,470円」の的中をお届け。ゴール前が接戦だったように各馬の力量は拮抗していたが、「先行できる軸馬が圧倒的に有利」とした予想部の慧眼だった。馬連70倍はもちろん、単勝18.2倍は望外の高配当であり、土曜の一発目で“当週のプラス収支”を早々に確定した次第。無論のこと会員様からは賞賛のお声を頂戴することとなった。

また、この週は土曜中山11R「青葉賞」や日曜京都11R「マイラーズC」などでもきっちりと的中をお届け。メインレースにおける精度は依然として高次元であり、“安心安全のアスコット”を地でいく成績が続いている。実際に、今春のG1は4戦4勝のパーフェクトを継続中。必然、今週末の「天皇賞・春」に熱視線が集まっている。他にも勝負鞍候補が目白押しの今週末。会員様は、兜の緒をかたく締めて当日の配信をお待ちいただきたい。

4/19-4/20 3回中山・2回阪神7日8日 1回福島3日4日目

条件替わり一変をズバリ 〜土曜中山8R・4歳上1勝クラス〜

初春のメインイベント・皐月賞が行われた先週は、競馬における難しい側面や課題が目立つ2日間となった。

4月としては異例の猛暑に見舞われた土曜日。アンタレスS・G3と中山グランドジャンプ・JG1の両重賞で、ハギノアレグリアスおよびマイネルグロンが熱中症を発症してしまう。前者は3番人気、後者は1番人気という実力馬である。

桜が散り終えたこの時季、かつての記憶では、まだ羽織ものが必要な肌寒い気候である。無論、温暖化の足音が大きくなっていることは誰もが察していたが、まさか皐月賞の前日に熱中症とは…。JRAは夏季の暑熱対策を急いでいるが、この先の不安がつのる出来事である。なお気象庁の発表によると、5月は前例のない高温になるという。

そして、翌日のメインイベント「皐月賞」は、断然人気のクロワデュノールをミュージアムマイルが破り、一冠目を奪取した。3着はマスカレードボール。勝ち時計1分57秒0は昨年ジャスティンミラノが叩き出した1分57秒1を上回る皐月賞レコードだった。しかし残念ながら、こちらも決して後味の良いレースではなかった。

JRAはレース終了後に3件の制裁を下している。1コーナーではマスカレードボールが十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとしたことでエリキング、フクノブルーレイク、サトノシャイニング、ヴィンセンシオに影響を与え、横山武騎手に5万円の過怠金。向正面ではニシノエージェントが外に斜行してジョバンニ、ミュージアムマイル、サトノシャイニングが被害を受け、津村騎手に3万円の過怠金が科された。また、同じく向正面でアロヒアリイが内に斜行し、こちらはドラゴンブーストと、断然人気のクロワデュノールが不利を受け、横山和騎手に過怠金3万円の制裁。3つの制裁すべてにおいて、勝ち馬を含む1~3番人気が被害を受ける形となった。

背景にあるのは、今年の皐月賞が史上初めて「Cコース1週目」で施行されたことだろう。接触が相次いだ要因として、一部では「コースの幅員の狭さ」が取り上げられた。内柵を外に6メール移動させるCコースは走行範囲がぐっと狭まり、Aコースに比べたらタイトな競馬が展開されることは確かだ。

しかし、最大の要因は「インコースの芝状態が良好で、各馬が内に殺到した」ことだと見ている。実際、前日の未勝利戦では史上最速タイムがマークされるなど馬場は極端に高速化していた。一方、昨年までの「Bコース3週目」施行であれば芝の内目は傷み、各馬が外を回すことで馬群が分散していたはずである。おそらくJRAでも原因分析を行っているはずだが、果たして来年の皐月賞はどのコースで実施されるのだろうか。難しい判断ではあるが、ファンも関係者も納得できる解決策に期待したいところだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「4歳上1勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった14番マグマオーシャンだった。

『一気の距離短縮&砂替わりだが、これは騎手の進言や現状の適性を踏まえてのこと。久々のダートとなるが、逃げたい本馬にとって同型不在はアドバンテージでもある。特にここは前走好走馬が1頭のみという、低調なメンバーレベルを強調したい。休み明けも今週のひと追いで気配はグッと良化。この人気なら迷わず買い』という見立て。

レースは想定通りの展開となった。逃げを打ったのは軸馬14番マグマオーシャン。これに多くの先行馬が追従する厳しい形となったが、鞍上の北村宏騎手は強気に先導する。結果的に1000m通過61秒4というハイペース。それでも粘りに粘った軸馬14番マグマオーシャンは3着を確保してくれた。1・2着には待機策が奏功した8番マンダリンボレロ、4番マリンバンカーが入線している。

この結果により、「3連複4-8-14、6,410円」の的中をお届け。惜しくも連対は逃したが、完全に差し有利の展開を残せたのは能力とコース適正の高さゆえだろう。宣言通り“条件替わり一変”を狙い撃つ的中劇となった次第。また、この週は土曜中山10Rにて◎ジョージテソーロ(5番人気・1着)など人気薄の本命馬が躍動してくれた。忘れずに記しておくと、前述の「皐月賞」も無事に本線的中をお届けしている。これにより、春のG1レースは「高松宮記念→大阪杯→桜花賞→皐月賞」と4連続的中の金字塔。無論のこと会員様のボルテージは最高潮に達しており、早くも次戦の「天皇賞・春」を待望する声が湧き上がっている。

さて、好調を維持したまま迎える今週末は「青葉賞」「フローラS」「マイラーズC」と3つの重賞がスタンバイ。G1レースこそ一休みとなるが、いずれも今後を占う重要レースである。果たして、今春も好的中を連発している弊社予想部は各重賞にどんな買い目を用意するのか。会員様におかれましては、入念に馬券購入の準備をしたうえで、今週末の配信をお待ちいただきたい。

4/12-4/13 3回中山・2回阪神5日6日 1回福島1日2日目

春G1も止まらぬ快進撃 〜日曜阪神11R「桜花賞」〜

今年もいよいよ開幕した3歳クラシック。先週末はその初陣が阪神競馬場で行われた。好調続く弊社予想はこの大一番をどう料理したのか。

日曜阪神11R「桜花賞」芝1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった9番アルマヴェローチェだった。

『3強および、牡馬に肉薄してきた12番が本命候補だったが、当欄は2歳女王アルマヴェローチェを強く支持する。その前走・阪神JFは外差し馬場と展開が向いたとの見解もあるが、大外を回した距離ロスは見逃せないポイントだった。実際、同様に外を回した他のライバルを置き去りにした一方、この馬はラスト2ハロン11.0-11.2という素晴らしい決め手で完勝。当時の京都芝がタフな状態だったことも含め、抜けた強さだった。
ここはぶっつけローテだが、中間にNFしがらきを経て順調な仕上がり。今週も3頭併せで6ハロン81秒2-ラスト11秒4なら万全とみる。良馬場の時計勝負は不安だったが、この渋い馬場ならむしろ地力の強さが引き立つというもの。実際、稍重の札幌2歳では強力牡馬を相手に荒れたインを通って連対。ラストに差し返した根性も特筆すべきである。総合力の高さから阪神コースは気にならないし、底力勝負は望むところ。相手も強いが、ここは2歳女王の貫録が他を上回る』という見立て。

最終的な1番人気はフェアリーSの勝ち馬エリカエクスプレス。2歳G1馬=軸馬アルマヴェローチェは前走・阪神JFが「阪神ではなかった」ことが思いのほか強調されたのか、2番人気に甘んじることとなった。

開幕で逃げたのがそのエリカエクスプレスで、序盤600mが34秒5。この日の阪神芝は稍重だったため、ほんの少し速い程度だったか。この時点で軸馬9番アルマヴェローチェと対抗7番エンブロイダリーは中団やや後ろの外め。12番リンクスティップは最後方だった。

結果はご存知の通り。現時点での能力を問われる決め手勝負となった。勝利したエンブロイダリーはクイーンCからの連勝。クビ差の2着に軸馬アルマヴェローチェ。3着には大外から急追したリンクスティップが入線している。なお1番人気を背負って逃げたエリカエクスプレスは、4角で集中力を切らして5着敗退となった。

この結果により、「馬連7-9、1,000円&3連複7-9-12、2,200円」の的中をお届け。惜しむらくは穴指定した3番マピュース(9番人気・4着)がもうひと伸びしてくれれば…というところだが、それでも馬券は大本線の的中。当てて文句を言ってはツキが逃げるというものだ。実際、この的中をもって、今年の春G1は3戦全勝を達成(高松宮記念→大阪杯→桜花賞)した次第。

また、この週は他にも、土曜中山11R「ニュージーランドT」を◎イミグラントソング(2番人気・1着)にてきっちり的中をお届け。さらに日曜中山11R・春雷Sは◎ヨシノイースター(3番人気・1着)と、ヒットを量産している。あいも変わらず弊社予想部は“メインレースキラー”として剛腕を振るっている状況。先々の重賞へ向けて楽しみは尽きない。

実際、今週待ち受ける「皐月賞」は力の入る場面だ。世間は2歳王者クロワデュノールの「一強」という見立てだが、果たして絶好調のアスコットはこの大一番をどう捌くのだろうか。おそらく、ここは弊社会員様にとっても早春の“メインディッシュ”となるはずだ。
皆様におかれましては、すでに潤沢となった資金をご用意の上、お腹を空かして配膳の時をお待ちいただきたい。

4/5-4-6 3回中山・2回阪神3日4日目

黙って買いの4番人気 〜日曜阪神11R・大阪杯〜

今年の重賞戦線は、一般ファンにとって難解な結果が続いている。先週の高松宮記念の時点における1番人気馬の成績は「5-4-9-20」(連対率約24%)。目下、連敗記録は「16」に到達してしまった。そんな波乱続きの重賞戦線で、先週のアスコット予想部はどう立ち回ったのか。さっそく見ていこう。

まず取り上げるのは、日曜阪神11R「大阪杯・G1」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気となった13番ロードデルレイだった。

『開催を通して先行系の活躍が目立っているが、展開的なリスクを差し引いてもロードデルレイの地力が抜けている印象。特に24年白富士Sにおける1分57秒2のV時計が強烈だ。東京芝2000mにおいて勝ち時計1分57秒5&上がり33秒9以内で勝利した馬はアーモンドアイ・イクイノックス・ドウデュースなど6頭のみ(いずれも天皇賞秋で記録)ですべてG1馬。そんな高数値をロードデルレイ自身は昇級のリステッドで達成。単純比較で、本馬も昨年時点ですでにG1レベルにあったといえる。さらに特筆すれば、母父ハーツクライ=晩成型のこの馬はそこからさらに成長を示している。
現実に、その後2戦もきっちり連対を確保すると、前走・日経新春杯では一頭だけ次元の違う走りで勝利。敗れた二戦はデシエルト(この馬もG1級)に出し抜けを喰らったものであり、前走は納得の圧勝だった。この中間も1週前に好時計をマークしてデキは万全。ここは外枠のリスクを負うことになったが、本馬にはそれを差し引いても軸に据えたい魅力がある。現状4番人気なら黙って買い』という見立て。

レースは11番デシエルトのまさかの出遅れで開幕。これで2番ホウオウビスケッツが先手となるが、馬上の岩田康誠騎手はあまり行く気がない。そうこうしているうちにデシエルトが後れを取り戻して先頭へ。この時点で軸馬13番ロードデルレイは中団の外目。弊社が穴指名した7番ヨーホーレイクは残念ながら出遅れてしまった。
例によってデシエルトがグングン飛ばして1000m通過は57秒5の超ハイペース。勝負は最後の直線、先頭から離れた好位にいた5番ベラジオオペラが先頭に立つと、そのまま突き抜ける構えを見せる。それを大外から唯一抜け出してきた軸馬13番ロードデルレイが追い詰めるが…。
結局、5番ベラジオオペラが押し切って1着ゴール。軸馬13番ロードデルレイは1馬身差の2着。大接戦の3着争いは、14番エコロヴァルツと7番ヨーホーレイクの写真判定で後者に軍配が上がった。

この結果により、「馬連5-13、1,720円&3連複5-7-13,6,910円」の的中をお届け。際どい3着争いを演じた7番、14番はどちらでも的中だったが、配当的には14番エコロヴァルツ(10番人気)の方が…。とはいえ、弊社の会員様は“贅沢な写真判定”を味わった次第。おめでとうございます。

また、この週は土曜中山11R「ダービー卿CT」も興味深い結果となった。勝利した2番トロヴァトーレ(1番人気)は弊社の自信の◎。この春の重賞で“16戦ぶりに勝利した1番人気”に本命を打てたことは慧眼といえるだろう。難解といわれる今年の重賞で次々に的中を射止めている弊社予想班の眼力を改めて象徴する一戦となった。予想結果としても「馬連2-7、910円&3連複2-7-8,3,070円」のダブル的中を難なくお届けしている。

さて、今週末はいよいよ3歳クラシックが開幕。その第1弾「桜花賞」は極めてハイレベルの予感。“2歳女王”アルマヴェローチェはもちろん、“フェアリーS史上最強”の勝ちっぷりをみせたエリカエクスプレス、クイーンCを“衝撃時計V”のエンブロイダリー。はたして、この3強に割って入る馬は存在するのか。破竹の勢いで的中を量産する弊社メインレース予想に、引き続きアツいご期待をお寄せください。