1/6-1/7-1/8・1回中山・1回京都 1日2日3日分

幸先のいい的中劇 〜土曜京都7R・4歳上1勝クラス〜

年頭にあたり
このたびの能登半島地震および羽田空港における航空機事故に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。年明け早々の未曽有の出来事にふれて、普段の日常がいかに恵まれているか実感した次第です。弊社といたしましても競馬に携われる日常に改めて感謝しつつ、より一層のサービス向上を心掛けて参ります。本年もアスコットをよろしくお願いいたします。

例年、好的中が集中してきた年始競馬。そんな弊社における2024年度競馬開催の初週を振り返っていこう。
2024年の初陣を飾ったのは、1月6日の土曜京都7R「4歳上1勝クラス」ダ1800m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された7番ダンテバローズだった。

『前走は直線の追い比べで屈したが、約5ヵ月ぶりの休み明けで0秒2差の3着なら上々の結果。叩き2戦目の今回は上積み必至だ。実際、この中間の栗東坂路では鞍上が持ったままの手応えで好時計をマークしており、反動は見られない。むしろ全体的に回転がきいたフットワークが目立っており、前走以上のデキに仕上がったと言える。そもそも4走前の時計が優秀だったし、リフレッシュを経た今回はそれ以上の走りに期待可能。このメンバーならアッサリも』という見立て。

レースは11頭立て。スタートで大外11番ネッケツシャチョウが外にヨレて出遅れたが、横の10番サンライズパスカルが出だしから飛ばしてハナを主張。これに続いたのが軸馬7番ダンテバローズと8番メジャークオリティだった。
序盤から各馬がやや前掛かりで、2番人気の2番ブライトホルンは先団を見る形の中団。10番サンライズパスカルが先頭をキープして最初のコーナーを回ると、7番ダンテバローズはこれをぴったりとマークする。そのまま向こう正面に入り、1番 ダノンフューチャーや9番マルカブリッツも先頭から差のない番手をキープ。全体が約10馬身のタイトな隊列で、1000m通過は1分2秒0のミドルペース。一団が3角を回ると2番ブライトホルンなどが進路を外へと切り替えて、勝負はいよいよ最終コーナーへ。
直線手前、先頭の10番サンライズパスカルとこれに寄り添う軸馬7番ダンテバローズは手応え十分だった。しかし、コーナーを回り切る直前に軸馬7番ダンテバローズが追い出しを開始すると、前を簡単にパスして早くも先頭。残り200mポストに差し掛かると後方との差をさらに拡大し…。
結局、軸馬7番ダンテバローズがそのまま余裕の押し切りを見せて、3馬身差の1着ゴール。注目の2着争いは、スタート出遅れの11番ネッケツシャチョウが最後に猛烈な勢いで差し込んだものの、逃げ粘った10番サンライズパスカルがアタマ差だけ凌いだ。

この結果により、「馬連7-10、1,070円&3連複7-10-11、2,980円のダブル的中をお届け。2着争いは際どかったが、競った2頭はいずれも対抗馬ということで、弊社おなじみの“安心安全の的中劇”となった。11頭立てにしては配当もそこそこであり、新年一発目の提供という意味でも一定の評価をいただける的中だったのではないか。

この日は他にも土曜京都9R「馬連10-13、920円&3連複1-5-6、2,180円という大本線的中をお届けし、本年初日の連勝を達成。この3日間開催で厳選勝負鞍は6戦4勝のハイアベレージをマークしている。また、昨年に“的中率5割超”を達成した「新馬未勝利予想」(1日1鞍配信)でも月曜中山1R「馬連3-5、980円&3連複3-5-6、4,190円をお届け。こちらは3連複9点の購入指示であり、大幅回収と相成った。

終わってみれば、昨年末の強力な追い風を維持しての回収連打といった趣。こと一発目の厳選勝負鞍については弊社予想部も力の入った場面であり、会員の皆さまにとって、まずはお年玉代わりの的中になったと推察している。改めて「新年明けまして、そして早々の的中おめでとうございます」と言わせていただきたい。

順調な船出となった2024年のアスコットだが、これで手綱を緩める気など毛頭ない。まずは目先の今週末に全力であたる所存。同週には昨年に3連複5,500円をお届けした「愛知杯G3」も控えている。会員の皆様におかれましては、引き続き今週末の情報提供にご期待いただきたい。

12/23-12/24-12/28・5回中山・5回阪神・4回 7日8日9日分

追い風を背に2024年へ 〜日曜中山10R・クリスマスC〜

かねてからお伝えしている通り、例年、好的中が集中してきた師走競馬。そんな弊社が勝負をかけた2023年度競馬開催を締めくくる最終週+1日。その結果を早く知りたいのが人情というもの。さっそく振り返っていこう。

今年最後に斬るのは、日曜中山10R「クリスマスC」芝1600m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された10番コントラポストだった。

『メンタルの成長が大きく、スタートが安定するにつれて成績も上昇。昇級戦かつ強敵相手の前走3着も立派。敗れたとはいえスピードと切れ勝負の東京で分が悪かっただけであり、今回の中山替わりは強力なプラス材料となる。特にフルゲートの今回は馬群を割れる根性が強みに。この中間も依然好調で、先週ウッドではラスト2ハロンを23秒5-11秒5と上々の動き。10番枠も許容範囲であり、ここは地力の違いでV濃厚』という見立て。

レースは16頭立て。7番エスジープリンセスが出遅れた以外はほぼ揃ったスタート。戦前の想定通り、逃げて重賞好走の実績がある12番グラニットが先手を主張し、押していった15番ポリーフォリアがかかり気味にこれに続いた。内枠の1番テンノメッセージや2番アルファウェーブも番手を確保し、先行勢はややごちゃついた格好。一方、軸馬10番コントラポストや16番サイルーンはやや後方で前を静観する構えだ。
一団が早くも3角を回り始めると、馬群がグッと収縮して先頭からシンガリまで約10馬身ほど。この間に軸馬10番コントラポストは馬群の外に出して追撃に備える。同馬が先頭に4馬身ほどまで差を詰めたところで、勝負はいよいよ最後の直線を迎える。
重賞実績のある12番グラニットが先頭のまま、ラスト200mのポストを通過。しかし、外の万全ルートを確保した軸馬10番コントラポストの勢いは明らかに優勢で、これは勝負ありの情勢に見えた。だがその瞬間、内から猛烈な勢いでピンク帽が…。
わずかにドキっとしたものの、結局、瞬発力の差で軸馬10番コントラポストがきっちりと押し切り。その半馬身差に、内をすくって急加速したピンク帽の16番サイルーンが入線。3着争いは際どかったが、好位からもう一度伸びた1番テンノメッセージがハナ差で制した。

この結果により、「馬連10-16、1,300円&3連複1-10-16、2,140円のダブル的中をお届け。基本的にはダート戦を狙う弊社だが、あいにくこの日はまともなダートの番組が少なめ。とはいえ、芝でも軸馬選定に狂いナシ。イブの午後に一足早いギフトをお届けすることができた。

この週は他でも土曜阪神12R「馬連10-13、2,880円などをお届け。最終28日を含む3日間、厳選勝負鞍は6戦4勝の固め打ちとなった。
また、重賞においても24日の中山11R有馬記念「馬連5-16、2,730円を筆頭に、「阪神カップ」「ホープフルS」でも的中を続けて3連勝を達成。さらに、「新馬未勝利予想」も24日阪神2R、28日中山2Rと連続的中で3戦2勝をマークしている。然るに、本年最終週を上々の首尾で獲り納めたアスコット予想。強力なフォローウインドに乗ったまま越年ということに相成った次第だ。

年間を通じて奮闘した弊社予想部だが、ここで少しだけ今年のアスコット予想を振り返ってみたい。中でも高いアベレージをキープしたのが1日1レース限定配信の『新馬未勝利予想』。こちらはきっちりと“的中率5割”を確保することができた。
また、『メインレース・重賞予想』においても、春の「京王杯SC」から「安田記念」まで9連勝を達成したことは記憶に新しいところ。特に、記録的な猛暑により競馬も難解を極めた今夏7・8・9月、それもローカール重賞という難所で大きな回収率をマークしたことには一定の評価をいただけると自負している。無論、明くる2024年はさらなる『安定性&爆発力』の提供を胸に精進させていただく所存である。

本年もアスコットをご愛顧頂き誠に有難うございました。ここに弊社一同を代表して会員様に御礼申し上げます。明けて2024年の中央競馬は1月6日(土)の開幕となります。この間はひと休み、というのは世間一般のお話。我々は会員の方々に『お年玉代わり』の勝負鞍を用意すべく、日々動き続けます。
来年は6・7・8日という連続3日間開催で開幕。そこでも続けざまに勝負鞍をお届けする所存。開幕ダッシュを誓う1回中山・京都開催へご期待のうえ、2024年をお迎えください。本年は誠にありがとうございました。それではよいお年を。

12/16-12/17・5回中山・5回阪神・4回中京5日6日分

いざ有馬ウィークへ 〜土曜阪神10R・甲東特別〜

先週の注目鞍・朝日杯FSは、ここまで無敗の4頭のうち3頭が上位独占。前後半800mが46秒1-47秒7秒、V時計1分33秒8はそこまでハイレベルとはいえないが、勝ったジャンタルマンタルは2戦2勝でG2を制覇しており、完成度の高さが抜けていた。3番枠を利して好位を取ると、最後は早めに外に出して抜け出し後続を引き離す。ラストに差を詰められたのは先んじてスパートした分であり、全国リーディング2位の川田騎手の判断もさすがだった。現時点では突き放せるほど実力は抜けていないものの、人馬の競馬センスの高さを存分に示しており、この先も大きく崩れることはないと感じさせた。

一方、人気を背負ったものの大崩れしたのがシュトラウスだ。大外枠に入った時点でこうなるのではと懸念した通りの気難しさ。スタートで後手を踏み、前に壁となる馬がいない状況でガツンとスイッチが入ってしまった(こうなれば抑え込むより素直に行かせた方がいいわけであり、テン乗りのT.マーカンド騎手に非があるとはいえない)。
余談だが、こうした気性の難しさは、3歳春まで4勝(うち重賞2勝)をあげながらもその後にスランプに陥ったメイケイエール(牝5歳・武英智厩舎)を彷彿とさせる。同馬の気性はあの武豊や横山典騎手でも手を焼いたが、池添謙騎手が連続して乗るようになってから改善した時期もあった。
シュトラウスはここまで4戦すべて違う騎手が騎乗。そういう意味では、騎手を変えずに実戦で教育するのもひとつの手段ではないか。クセの強い馬にテン乗りというのは、トップジョッキーでも御するのは困難。そんなことを考えさせられる今年の朝日杯FSだった。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜阪神10R「甲東特別」芝1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった13番セーヌドゥレーヴだった。

『馬体重プラス12キロだった前走は成長分を含めてもやや太め残り。それでもクビ差の2着だからやはり現級上位の力がある。当然、ひと叩きしたこの中間は素軽さが良化。先週の栗東坂路でも4ハロン51秒3(馬なり)と上積み十分だ。血統的にどんな馬場にも対応できる強みはあるし、現状はマイルがベスト。右回りは「2.3.0.1」と得意の条件であり、川田騎手との久々のタッグも頼もしい。自己条件二度目のここは落とせない』という見立て。

発走時の阪神芝は稍重。14頭立てのスタートは、3頭ほどが立ち遅れたが、3番ヒルノショパンが気合をつけて先手を主張。内枠の各馬がこれに続いて好位を確保する。外枠勢は早めにポジションを取りに行った3番人気の11番エンデミズムを除き、それぞれ出たなりで隊列を組む構え。しかし序盤は先団がごった返しており、軸馬13番セーヌドゥレーヴは後方3番手までポジションを下げてしまう。2番人気の9番ディオ、8番シュタールヴィントはなんとか中団に収まった。
引っ張る3番ヒルノショパンの前半800mは46秒5のミドルペース。やや縦長の展開から3角に差しかかると馬群が凝縮し、レースは勝負どころの4コーナーへと向かう。
3番ヒルノショパンが先頭のまま最後の直線に進入し、各馬が一気にラストスパートの構え。しかしこの時点で軸馬13番セーヌドゥレーヴはまだ後方にいて、外にいたエヴィダンシアに被される嫌な形。一方、好位にいた9番ディオは馬場の中程にスムーズに出すと、早くも先頭を伺う態勢。レースは残り200m、やっと外に出せた軸馬13番セーヌドゥレーヴはまだ4馬身ほど後方でいかにも分が悪いが…。
結局、早めに抜け出した9番ディオが余裕を持って半馬身差の押し切り。最後、重たい馬場をモノともせずに追い上げた軸馬13番セーヌドゥレーヴが2着。併せ馬の形でともに脚を伸ばした8番シュタールヴィントがアタマ差・3着に入線した。

この結果により、「馬連9-13、610円の的中をお届け。直線を向いた際の軸馬のポジションにはひやっとしたが、終わってみれば地力が抜けていた印象。2着に敗れたのはいわゆる展開のアヤであり、まったくもって力負けではないだろう。軸馬のコース適性やデキの良さ、そして能力を踏まえた上での的中劇となった。他でもこの週は、日曜中山8R・3歳以上1勝クラス「3連複、1,570円などの的中をお届けしている。

さて、今週末はいよいよ大一番「有馬記念」。今年はファン投票1・2位(イクイノックス・リバティアイランド)が不在で一気に混戦ムード。配当的な興味は尽きない反面、多くの競馬ファンが馬券的には悩ましい一戦だと感じているのではないか。だが弊社の会員様が思案する必要はまったくないだろう。アスコットは現在3連勝中、それ以前にも数々の大的中を残しているのがこの有馬記念なのだ。当然、弊社は今年の大一番も全社全力をあげて獲りにいく。なお、厳選勝負鞍や新馬未勝利予想においても回収率が大きく増すのが例年の師走である。どうか、会員の方々には日々刻々と気持ちを高ぶらせて配信をお待ちいただきたい。今年の競馬開催も残すところ1週+1日。ラストスパートにご期待ください。

12/9-12/10・5回中山・5回阪神・4回中京3日4日分

安心のダブル的中だが… 〜土曜中山10R・アクアラインS〜

先週の阪神JFは昨今の競馬界の流れを象徴するような結果となった。5頭出走していた関東馬が上位3着を独占。同レースを終えた時点で、平地G1の勝ち星が関東馬14勝、関西馬8勝。残り3つ(朝日杯FS、有馬記念、ホープフルS)の結果を待たずに、1998年から数えて25年ぶりの関東馬のG1勝ち越しが決した。振り返れば、本年の牡馬クラシックの連対は全て関東勢(ダービーと菊花賞はワンツースリー)でもあった。
関東馬躍進の秘密はどこにあるのか。無論、イクイノックスを筆頭とする駿馬がきっちりと結果を残したことが大きい。その反面、今夏の関東は美浦坂路の改修・閉鎖という大きなハンデを背負っていたことも事実。普通に考えれば勝ち星を減らしそうなものである。
しかし、坂路が使えない制約がむしろ美浦全体に一石を投じた可能性は捨てきれない。実際、ルーティンを失った陣営が一転して意欲的に試行錯誤を始めた姿を見ている(ウッドのみの調教で成績を伸ばした関東馬も多い)。そうした「創意工夫」や「チャレンジ精神」が、美浦全体のレベルを一段引き上げた可能性はあるだろう。そして、満を辞して坂路が完成した直後、これまで関東馬が苦戦していた砂G1・チャンピオンズCで関東馬がワンツーを決めているのだ。
無論、平場を含めたトータル成績はまだまだ関西が優勢ではある。だが、高下変動の兆しを肌で感じている関係者も少なくない。馬券を買う側の人間も然り。西高東低の構図にいつまでも拘泥していると思わぬ取りこぼしを食らいかねない。今後は美浦の新坂路で鍛錬する馬だけでなく、関東全体の成績にも注意を払うべき。そんなことを感じさせる、今年の阪神JFであった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山10R「アクアラインS」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された8番オメガシンフォニーだった。

「昇級・久々にはなるが、素質は優にオープン級。前走のV時計1分10秒7をみても3勝クラスが壁になることはない。芝・ダート問わず力を発揮できるが、勝ち鞍すべてが中山ダート6ハロンということも強調材料だ。また、ここを目標にした中間の仕上げもポイント。当初は急仕上げにも見えたが、追う毎に調子を上げて今週ウッドはラスト11秒5と上々の伸び。このデキで54キロのハンデは魅力だし、昇級とはいえ骨っぽい相手はわずかでもある。連勝濃厚」という見立て。

レースは4番ドンアミティエが好枠を利して先行。だが軸馬8番オメガシンフォニーが楽逃げを許さず2番手、さらに並んで11番スマートラプターも番手を追走する。一方、3番人気の12番グリュースゴットはスタート直後に外から被せられて中団待機となってしまった。
先陣を切った4番ドンアミティエは隊列をぐっと引きつけてマイペースの構え。600m通過34秒0のミドルラップに持ち込むと、そのまま4角を先頭で回って押し切る思惑だ。しかし、同馬をぴったりとマークしていた軸馬8番オメガシンフォニーと11番スマートラプターも手応えよく追撃を開始。残り200m地点、先頭と番手2頭の差はまだ約1馬身あったが…。
結局、3頭横並びの追い比べを制したのは軸馬8番オメガシンフォニー。残り100mあたりで前をあっさりかわしての3/4馬身差完勝だった。2着は逃げからしぶとく粘った4番ドンアミティエ。最後に脚色が同じになってしまった11番スマートラプターが3着に入線した。

この結果により、「馬連4-8、360円&3連複4-8-11、1,130円」の本線ダブル的中をお届け。先行有利のペースもあったかもしれないが、終わってみれば先行した3頭が抜けた力量。中でも、最後の追い比べを簡単に制した軸馬がアタマひとつ上回っており、弊社らしい見ていて安心の的中劇となった。
しかしながら、先週末の勝負鞍における的中がこの1鞍のみだったことはいただけない。幸いにも、新馬未勝利予想(この的中により、新馬未勝利予想は本年の的中率5割以上が確定した)など随所で的中をお届けしていることからも、「即反撃」は可能だろう。
残すところ今年も2週+1日。今週末も興味深い勝負鞍候補が少なくない。今週の朝日杯はもちろん有馬記念、ラストのホープフルSに至るまで、全て獲り尽くす所存である。会員様におかれましては、どうか、なお一層のご期待をお寄せいただきたい。

12/2-12/3・5回中山・5回阪神・4回中京1日2日分

安心のダブル的中 〜土曜中山10R・鹿島特別〜

先週の注目は砂上の頂上決戦ことチャンピオンズC。勝利したのは単勝1番人気に推されたレモンポップ(牡5歳/美浦・田中博康厩舎)。見事な逃げ切りで、春のフェブラリーS(G1、東京・ダート1600m)とあわせて、史上4頭目となる同一年JRA春秋ダートG1制覇を飾った。
強さの理由はおそらく序盤のラップ。前半600mの各ハロンを12.5-11.0-12.9秒。1、2角で12.9秒とグッと遅いラップを刻めたことが勝因のひとつだろう。この緩急自在のペースを刻む競馬センスこそ、戦前に囁かれた距離不安を払拭する最大の武器。気性難の馬ならガツンと引っかかる可能性もある戦法だが、それを確信を持って実行した坂井瑠星騎手の手腕もまた素晴らしい。
同騎手は、豪州で修行を積んだ矢作芳人調教師のもとで育ったジョッキーらしく、2017年から豪州で本格的に研鑽を積んだ経験を持つ。翌年には当地の名門厩舎と契約を結んで経験値を積み、2022年にはバスラットレオンでドバイのゴドルフィンマイル(UAE・G2)を制している。その後の活躍はご存知の通り、チャンピオンズCの勝利で今年99勝、すでに前年の98勝を上回るキャリアハイの勝ち鞍をあげている。
これは余談だが、同騎手は今週、RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)に関するYouTube生配信(和田竜二騎手が主催)にもゲストとして登場。G1勝利の興奮冷めやらぬ中でも、リタイアした競走馬のキャリアについて関心を寄せ、周知する姿勢を欠かさない。そんなところも次代を担うニューエイジとしての魅力だ。個人的にはもっといい馬に乗っても…とは思うが、今後も目が離せない騎手の一人である。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜中山10R「鹿島特別」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった2番フラッパールックだった。

『1勝クラスで2戦ほど足踏みしたが逃げに徹した前走が圧巻。走りやすい馬場だったとはいえ、1分51秒5は破格の時計。それを自身で先導して勝つのだから価値は高い。今回は久々となるが、今週は5ハロン68秒2、ラスト1ハロン11秒5(馬なり)で併せた相手を問題にせず。馬体もスッキリと仕上がっており、前走以上のデキに持ってきた。引き続き相性の良い中山はもちろん、ここは内枠も歓迎。再びの押し切り濃厚』という見立て。

レースは16頭立てで、各馬がおよそ揃ったスタート。内枠を生かしたい4番ネイリッカが押して先頭を主張し、これに続くのが9番グランサバナ。その直後に11番ヴァナルガンド、軸馬2番フラッパールック、16番ペンティメントと上位人気馬が並ぶ。向こう正面でやや縦長の隊列で落ち着くが、引っ張る4番ネイリッカのペースは上がってこない。
1000m通過は1分3秒3のスローで、こうなると明らかに先行勢が有利。3角に差しかかって各馬がペースを上げ始めるが、逃げた4番ネイリッカもじわっとペースアップしつつ後続を引き付ける構え。これに番手の9番グランサバナが追いすがり、11番ヴァナルガンド、軸馬2番フラッパールック、16番ペンティメントが離れず続く。中でもインにいた軸馬2番フラッパールックが抜群の手応え。同馬が4角で外に出すスペースを探しつつ、勝負はいよいよ最後の直線へ。
結局、軸馬2番フラッパールックは最終コーナーでうまく外への進路を確保。残り200mで先行馬をとらえると、危なげない1着ゴールとなった。外にいた分、わずかに仕掛けが遅れた16番ペンティメントも前をかわして2着を確保。ゴール寸前で伸びた11番ヴァナルガンドが3着に入線した。

この結果により、「馬連2-16、800円&3連複2-11-16、1,100円」の本線ダブル的中をお届け。2・3・4着とも馬券の相手にいたことから、アスコットらしい見ていて安心の的中劇となった。他にも、新馬未勝利予想の土曜中山2R「馬連2-16、990円」や重賞予想などなど、随所で的中をお届けしている。

さて、今週は2歳女王決定G1『阪神JF』がスタンバイ。今年はアルテミスSの勝者チェルヴィニア、サウジアラビアRC・2着馬ボンドガールが回避してかなりの混戦模様である。特に経験の少ない若駒、しかも牝馬とあって悩ましいファンも多いだろう。だがそこはご安心を。今年も弊社では、『小倉2歳S』『札幌2歳S』『サウジアラビアRC』『アルテミスS』などなど、若駒戦できっちりと的中をお届けしてきた。当然ながら、その集大成にあたる『阪神JF』も一切抜かりはない。工夫を凝らした買い目で大回収に導く所存だ。また年末とあって競馬界の動きも活発化。条件戦にも人気の盲点となりそうな勝負馬が揃っているため楽しみは尽きない。会員様におかれましては、引き続き多大なるご期待をお寄せいただき、馬券購入の準備をお願いしたい。

11/25-11/26・5回東京・3回京都7日8日分

勢いを駆って年末開催へ 〜日曜東京8R・3歳上2勝クラス〜

歴史に残る一戦となったのが先週のジャパンC。勝利したイクイノックスの強さについては、改めて述べる必要はないだろう。どんな言葉も陳腐化する、そんな圧倒的な存在感だった。なおこの馬の血統や将来については大手メディアに任せて、ここではもう一頭の韋駄天について触れたい。当レースで引退と目されたパンサラッサのことである。
昨年の天皇賞・秋で死闘を演じた両者。それ以来の対峙となったのが今年のジャパンCだが、今回のパンサラッサは繋靱帯炎明けの8ヵ月ぶり、かつ自身初の2400mである。明らかに分が悪いシチュエーション。それでも乾坤一擲の逃げを打った同馬の1000m通過はなんと57秒6。故障明けでもその逃げ脚には一切陰りがなかった。4角でも後続との差はおよそ3秒。スタンドの8万を超える観衆からは地響きのような振動が伝わった。
結果的に、坂を登ったところで力尽きてペースダウンし、次々に後続に交わされて12着とはなった。だが、ケレン味のない逃げとはまさにこのことだ。勝ったイクイノックスの強さをさらに引き立て、世界が注目する一戦を劇的にしたのは間違いなくこのパンサラッサである。メジロパーマー、ツインターボ、セイウンスカイ、シルポートなど。振り返れば、歴史的名勝負の陰にはほぼ必ず強力な逃げ馬が存在した。そんなことを思い出す今年のジャパンCであった。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜京都8R「3歳上2勝クラス」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった8番インヒズアイズだった。

『短距離で才能が開眼。前走は外枠から積極策で2着に4馬身差の逃げ切り完勝。直線はほぼノーステッキだったことからも、昇級即通用の器といえる。ここは同型もいるが、そもそもスピードは本馬の方が一枚上。多少競りかけられてもこの鞍上なら対応を間違うことはないだろう。この中間は中1週の疲れも見せず軽快な動きを披露。デキは前走以上であり、引き続き押し切り濃厚である』という見立て。

レースは16頭がほぼ揃ったスタート。真ん中から7番スキピオが行く構えを見せると、芦毛の軸馬8番インヒズアイズもこれに追随していく。序盤は一団の隊列で進み、中団に10番コンクエストや1番人気の9番ゴッドブルービー、後方に人気の一角だった15番ベンダバリラビアと8番ギョウネンが待機する。
先頭7番スキピオ、差がなく軸馬8番インヒズアイズが続いて800m通過は46秒9。全体が一団のままだったことを鑑みると、中団待機組にとってもこれはハイペースだった。3角から坂を下ってコーナー中間に差し掛かると番手にいた10番コンクエストなどが早くもムチを入れる。しかし、前を行く2頭はまだ手応え十分。3番手にいた人気薄の5番ミシェラドラータも前に食らいついて、勝負はいよいよ最後の直線へ。
残り200m地点で軸馬8番インヒズアイズが先頭の7番スキピオを交わして先頭へ。勢い的にもかなり優勢だったが、それを目指して番手にいた10番コンクエストと1番カマチョクインが猛烈に追い上げる。
結局、先手を打った軸馬8番インヒズアイズが半馬身差を凌いで先頭でゴール。2・3着はよく追い上げた10番コンクエスト、1番カマチョクインが入線した。

この結果により、「馬連8-10、1,330円の的中をお届け。事前の見立て通り、軸馬は競りかけられても崩れなかった。また、相手が対抗1点目の10番コンクエスト(4番人気)だったことからも、十分な見返りを確保する的中劇となった。
この週は他でも土曜京都10R「馬連8-16、480円&3連複3-8-162,010円の本線的中などをお届けして、厳選勝負鞍は4戦3勝の準パーフェクトを達成。また重賞予想でも、前述の日曜東京12R「ジャパンC」をはじめ、直後の日曜京都12R京阪杯「馬連10-17、1,480円&3連複6-10-17、5,210円など、随所で的中鞍をお届け。11月を、そして今年最後の東京・京都開催を大団円で締めくくった次第。

さて、今週末は砂塵の王者を決する「チャンピオンズC・G1」が待機。ダートを主戦場とする弊社としては腕が鳴る大一番である。また、他にも勝負鞍候補満載の今週末。特に中山は出馬ラッシュで除外馬も多い。さすが年末開催。どの陣営もここに照準を合わせてきたということになるが、果たして勝負になる馬はどれか。その回答は、勢いを駆るアスコットにお任せいただきたい。弊社では、先に控える「有馬記念」はもとより、重賞・特別・平場戦に至るまで全てに目を光らせている。
会員様におかれましては、大船に乗ったつもりで、まずは開幕週となる今週末の提供を楽しみにお待ちください。

11/18-11/19・5回東京・3回京都・3回福島5日6日分

安定のダブル的中 〜日曜東京8R・3歳上2勝クラス〜

先週は秋のマイル王決定戦と位置づけられるマイルチャンピオンシップ(G1、京都・芝1600m)が行われ、単勝5番人気のナミュール(牝4歳/栗東・高野友和厩舎)が豪快な差し切りで優勝。8度目の挑戦で念願のG1タイトルを手にした。
中でも興味深かったのは、同馬のオッズの変動だろう。ファンに衝撃が走ったのは当日の2R。ナミュールに騎乗予定だった世界のトップ騎手ライアン・ムーアが落馬し、以降の騎乗をスクラッチしたのだ。
同馬の前日オッズはおよそ単勝9.5倍。ここからが見ものだ。11時前に乗り替わりが発表されると即座に10倍に上昇、正午ごろに代打の藤岡康太騎手が告げられると10.5倍に変動した。やがて13時に11.1倍、14時12.3倍…最終的には17.3倍まで急騰することとなった。
それで思い出されるのが2000年の出来事だろう。舞台は奇しくも今回と同じマイルCS。ダイタクリーヴァに騎乗予定の高橋亮騎手が直前の9Rで落馬負傷。急遽、アンカツこと安藤勝己騎手の代打騎乗となったが、ファンはこれを1番人気に支持したのである。レースでは、ダイタクリーヴァが一旦先頭に立つものの、外からアグネスデジタルの豪脚に差されて半馬身差2着となった。
そこから23年、当時とは対称的に乗り替わりで支持を下げたナミュールは驚異の末脚で快勝を決めた。なお、今回ムーアのリタイアで代打騎乗となった藤岡康太騎手は、乗り替わり時の成績が良好な騎手のひとり。これは兄の佑介騎手にも共通している。勝負強さや度胸はジョッキーの重要な資質。覚えておいて損はないだろう。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜東京8R「3歳上2勝クラス」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気となった14番キタサンドーシンだった。

『昇級後は歯痒い競馬が続いていたが、前走はこれまでとは一線を画す走りで完勝。ここは昇級初戦となるが、4走前に同条件で2分11秒0とクラス通用レベルの持ち時計が強調できる。特にソラを使う面を考慮すれば、昇級でペースが上がることも歓迎だ。この中間はキミワクイーン(古馬OP)に食い下がるなど、追う毎に気配を上げていることも大きな加点材料。2走前から手綱を任された北村騎手とは相性抜群であり、昇級で人気が集まらないここが買い時』という見立て。

レースはゲートで立ち上がった1番スリーエクスプレスが大きく出遅れ。他は揃ったスタートだったが、外枠から軸馬14番キタサンドーシンが一気に先頭をうかがう構えで、同じく好発の7番バレストラもハナを譲らず2頭が並走して後続を引き離す。2コーナーを回って先行2頭のリードは4馬身ほどあり、全体としては大きな縦長の展開となった。
番手には8番フライヤートゥルー、中団に10番ビップスコーピオン。1番人気の4番コルサファターレ、9番アコークローはやや後方となった。縦長のまま隊列は進み、1100m通過は1分7秒6というハイペース。一方で、向こう正面でも緩めなかった軸馬14番キタサンドーシンは、ついに先頭に躍り出て強気の姿勢を崩さない。そのまま各馬が3コーナーを曲がると、後続も追い上げを開始して馬群が凝縮。勝負はいよいよ最後の直線へと向かう。
直線を向いた時点で、逃げる軸馬14番キタサンドーシンがコーナーワークを効かせて1馬身ほどのリードを確保。残り200mではさらに差を拡げて押し切る構えだったが…。
結局、馬群から唯一抜け出した10番ビップスコーピオンが軸馬14番キタサンドーシンを捕まえたところがゴール。3着には外から末脚を伸ばした9番アコークローが入線となった。

この結果により、「馬連10-14、2,230円&3連複9-10-14、4,030円の的中をお届け。4・6番人気の決着としては馬連配当が物足りないが、人気割れの一戦だけに仕方のないところか。むしろ3連複で利益を上乗せできたことは、予想部による買い目の妙だったといえる。
この週は他でも日曜東京7R「馬連11-15、550円&3連複10-11-151,280円や、新馬未勝利予想の土曜京都2R「馬連7-9、820円」などなど、複数の大本線的中をお届けしている。

さて、今週は大一番「ジャパンカップ」が待機。G1を4連勝中の世界王者イクイノックス、そして今年の牝馬三冠馬リバティアイランドの対決は見ものだ。しかし、弊社の会員様にとって肝心なのは馬券の収支だろう。その点、弊社では昨年のジャパンカップでも3連単9,850円の的中をきっちりお届け。今年の買い目も是非アスコットにお任せいただきたい。
また、今週は他のレースにも興味深い穴候補が複数存在。いずれも高配当の予感たっぷりの勝負鞍となるので、引き続き多大なるご期待を。今年最後の東京・京都開催を大勝で締めくくり、年末ラスト開催に良い波を繋げる所存である。
最後に、今週は寒暖の差が大きく、週末にはぐっと冷え込む予報です。会員様におかれましては健康に十分ご留意いただき、世紀の決戦に備えていただくようお願いします。

11/11-11/12・5回東京・3回京都・3回福島3日4日分

確信の本命馬 〜土曜京都10R・観月橋ステークス〜

天高く馬肥ゆるというが、上がり馬の季節といえば気温の下がり始めるこの時期だろう。先週行われた牝馬重賞の最高峰・エリザベス女王杯で勝ったのもキャリア5戦にすぎないブレイディヴェーグだった。戦績の浅さもさることながら、本馬は今回が3勝目。それが古馬混合の牝馬G1なのだから驚くべき出世スピードだ(これは重賞未勝利ながら2着に入線したルージュエヴァイユにも言える)。
また、本馬は出走権を持っていた秋華賞をパスしたこともポイント。同レースに同じサンデーレーシング所属のリバティアイランドが出走することがひとつの理由だが、コース適性や出走間隔との兼ね合いもあったはずだ。実際、ブレイディヴェーグは小回りの京都2000mより外回り2200mの方が向いているタイプだし、脚元に不安があるから間隔も詰めない方が良かった。そうした複数の要素を分析しての使い分け。それで結果を出すところが大馬主たる所以だろうか。
なお、同レースで気になったのが上がりの出にくい芝の状態。脚が溜まっていたブレイディヴェーグでさえラスト3ハロンは34秒2だから、かなりタフな馬場だったことがわかる。実際、先週の日曜日は他の京都芝のレースも含めて上がり33秒台を使えた馬は皆無だった。今週末からCコースに替わって多少は持ち直す可能性はあるものの、残り2週の京都開催、馬場の状態には細心の注意を払いたい。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜京都10R「観月橋ステークス」ダ1900m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった11番ゼットリアンだった。

『ヒヤシンスS、鳳雛Sなどで世代トップレベルと互角のレースをしてきたことからも昇級は形だけ。これまで9戦して2回の馬券外があるがいずれも1400mだった。1800mに限れば1勝2着2回と安定しており、むしろ距離が伸びるのは歓迎である。今回は4カ月ぶりの実戦だが、2週続けて一杯に追われるなど調整もいたって順調。重厚感が増してさらに逞しくなった馬体も強調ポイントだろう。乗り替りの多い馬だけに松山騎手の続投も頼もしく、順当に勝機』という見立て。

レースは腰を落としたところでゲートが開いてしまった9番ヒミノフラッシュが大きく出遅れ。内枠を利して2番レッドエランドールが先手を主張するが、これに7番セブンスレターが並びかける。軸馬11番ゼットリアンはポジションと取りにいく馬を見る格好で先行集団の一番後ろ、9番手あたりにつける。以下の各馬はバラついた隊列で、2番人気の6番レッドプロフェシーは軸馬の後ろを追いかける形、14番コパノニコルソンは後ろから3番手、12番イーサンバーニングはシンガリとなった。
先導する2番レッドエランドールは500m通過以降ペースを緩めるが、序盤の先行争いで飛ばしたことで全体としてはかなりのハイペース。最終コーナーを迎えて馬群が凝縮し始める中、軸馬11番ゼットリアンは丁寧なコーナーワークに専念して、ポジションとしては先頭から5馬身ほど離れた8番手あたり。間に合うか。先行馬がムチを入れて、勝負はいよいよ最後の直線へ。
直線を向いた軸馬11番ゼットリアンは追い出しがワンテンポ遅れる格好。だが、ここからは独壇場で、残り200m地点で先行馬を並ぶ間もなくパスするとあっという間に4馬身のリード。軸馬の勝利を確信した直後に後方待機の14番コパノニコルソンと12番イーサンバーニングが併せ馬の形で猛追するが…。
結局、軸馬11番ゼットリアンが完勝を決めて、12番イーサンバーニングは2着を確保。追い比べで屈した14番コパノニコルソンが3着に入線した。

この結果により、「馬連11-12、1,590円の的中をお届け。軸馬の上積み、そして距離延長への対応力を見抜いた気分のいい的中劇となった。他でも日曜東京7Rでは4番人気の◎13番キャンディドライヴから「3連複1-3-13、2,710円をお届け。また、日曜東京3Rでも5番人気の◎7番フォルクストリートから「馬連7-11、1,640円&3連複7-11-12、1,780円などなど、厳選勝負鞍は打率5割、新馬未勝利予想では2戦2勝をマークと、先週も随所でアスコットらしい的中の数々をお届けできた。

さて、今週は『マイルCS・G1』がスタンバイ。前述の通り京都芝は馬場状態がカギになるだろうが、そこはご安心いただきたい。今年の弊社では同レースの前哨戦にあたる「京成杯AH」「富士S」「毎日王冠」でいずれも的中をお届け。さらに上半期のマイル決戦「安田記念」でもきっちり的中をご提供している。こと、今年のメンバーは確たる中心馬が不在であり、配当にも期待が持てそうな状況。弊社ではすでに馬場や人気を考慮した穴馬をピックアップ済みなので、回収率にもぜひご注目を。また、厳選勝負鞍をはじめその他のレースでも意外な“上がり馬”が本命候補に挙がっているから楽しみな週末でもある。会員様におかれましては、どうか首を長くして当日の配信をお待ちいただきたい。

11/4-11/5・5回東京・3回京都・3回福島1日2日分

次週へ繋がる的中鞍 〜土曜京都8R・3歳上1勝クラス〜

馬7割・騎手3割。競馬の結果を左右するのはあくまでも馬の力ありき。騎手が結果に影響を及ぼすのは30%程度しかない。先週のジョアン・モレイラを見てそんな格言を思い出した方も多いのではないか。同騎手は土曜の東京競馬場で10鞍騎乗して6勝。続く日曜日も勢いは止まらず、8鞍に騎乗して5勝と、開催2日間で18戦11勝の活躍だった。
18鞍中14頭が1番人気だったとはいえ、勝率約61%は驚異的だろう。実際、日曜日は鞍上による過剰人気のフシもあったし、2日間を通しても馬の能力が突出していたレースは数鞍程度。それを僅差でもしっかり勝利に導く手腕の比重とは…。
翻って、地の利があるはずの国内ジョッキーに目を向ければ、目立った勝ち星を残せたのは横山武騎手のみ。同騎手は土曜日に4勝とモレイラ騎手に次ぐ成績だった。両者とも人気、実力が伴うジョッキーだけに本命党には頼もしい限りだろう。だが、穴党からすればその他大勢の騎手は何をしていたのかという気持ちにもなるはず。こと、先週は米国ブリーダーズCでトップジョッキーが手薄なタイミング。中堅以下には活躍の好機だったのに、蓋を開けてみれば国内にいた上位騎手の独壇場では盛り上がりに欠けるのではないか。
今週からは遠征していた上位騎手も戦線に復帰する。ますます中堅以下の騎手は活躍の場が狭まるばかりだが、だからこそ人馬の割合が逆転するような下剋上Vを見たいものだ。息の合った人馬の躍動は数字では表せないはずである。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜京都8R「3歳上1勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった10番バンドマスターだった。

『前走は勝ち馬から6馬身差の2着だったが、自信の走破タイム1分52秒6もクラス突破レベルの秀逸なものだった。そして、3ヵ月振りを叩いた今回は上積みも期待可能。実際、今週は古馬3勝クラスと併せて最後まで喰らいつくなどデキを上げてきた。2戦して3着以下のない京都で競馬ができることも大きなプラス材料だし、ここは前走だけ走ればお釣りがくる組み合わせ。完勝期待』という見立て。

 
レースは最内1番ダノンヒューマが躓きかけた以外は揃ったスタートで、戦前の予想通り11番ダイメイセブンが先手を主張する。差がなく2番プレイサーゴールド、1馬身差に4番レッドラグラス、12番シゲルソロソロ。その1馬身差に5番ヘニータイフーンがいて、これに軸馬10番バンドマスターも勢いよく並び掛けて先団を形成。
各馬が1角に進入すると軸馬10番バンドマスターは外々を回りながら押し上げ、向こう正面手前では好位3番手まで進出。これで大方の隊列が決まる。向こう正面に入ると、逃げた11番ダイメイセブンは600m36秒9、800mを50秒ジャストと刻み、淡々としたミドルペース。こうなると後続にも余裕があり、1000m付近では馬群が5馬身圏内の一団となって後半戦へ。
逃げた11番ダイメイセブンは、4角通過の時点まで先頭で粘るが、手応えに余裕がある後続が一気に押し上げて徐々に苦しくなる展開。4角出口ではさらに馬群が密集し全馬が3馬身圏内と、上がり勝負の様相と化した。かろうじて先頭で直線に入った11番ダイメイセブンには抵抗する余力はなく、外から2番プレイサーゴールド、軸馬10番バンドマスターが変わって先頭に躍り出る。
ここで地力に勝る軸馬10番バンドマスターが早め抜け出しからジリジリと後続を突き放して盤石かと思われたが…。満を持して急追してきたのが5番ヘニータイフーン。ここからは2頭の一騎打ちとなるが、人気を背負っていた分、早めに向けだしたのが誤算となった軸馬10番バンドマスターの脚色に陰りがみえたところを5番ヘニータイフーンに一気に交わされてしまう。すでにゴールは目前で、そのまま5番ヘニータイフーンが1馬身半差の完勝。後続を引き離した軸馬10番バンドマスターも安泰の2着。3着は4角最後方から末脚を伸ばした7番メイショウホタルビが入線となった。

この結果により、「馬連5-10、610円の的中をお届け。上位2頭が早々と抜け出し後続を引き離したため、見ていて安心の的中劇となった。他でも新馬未勝利戦やメインレースの的中もお届けした先週末だが、一方で軸馬の不可解な凡走などツキがなかったことも事実。正直、弊社の会員様としては物足りない結末になってしまった。とはいえ、どうかご安心いただきたい。ご存知の通り、弊社は消化不良の次週ほど爆発してきた歴史がある。幸い今週末からはG1・8連戦がスタート。その口火を切る「エリザベス女王杯」は前哨戦の「府中牝馬S」を的中に導いているように、期待度十分である。また、裏開催の福島には昨年・3連複1万3,320円をお届けした「福島記念」もスタンバイ。無論のこと、厳選勝負鞍にも興味深い本命候補をそろえているから楽しみは尽きない。会員様におかれましては、大いなるご期待をお持ちのうえ、今週末の配信をお待ちいただきたい。

10/28-10/29・4回東京・2回京都8日9日、4回新潟5日6日分

安心安全のゴール前 〜土曜東京9R・伊勢崎特別〜

競馬予想の重要なファクターとして挙げられるのが「展開」や「ラップ」の想定だ。しかし、先週の天皇賞・秋は多くの競馬ファンが想い描くスケールを遥かに上回ったのではないか。
戦前から大きな関心が向けられたのは、イクイノックスとドウデュースの末脚比べ。世界レーティング1位馬と昨年のダービー馬の対峙はすごいことになるというイメージはあったはずだ。しかし、よもやの勝ち時計1分55秒2、それをイクイノックスが好位から抜け出して完勝すると想像できた人は少ないだろう。これは従来のレコードを一気に0秒9も更新するJRAレコードであり、同時に世界レコードでもあった。
大記録の立役者となったのがジャックドールの生み出したラップだ。前半1000mの通過が57秒7という速さ。本来なら先頭が後続を離して逃げる展開になるハイペースだが、イクイノックスは難なくその流れに乗って3番手に居座る。最後の直線は、体力の尽きたライバルを簡単に突き放すスパート。他との能力の違いを見せつけるかのような無慈悲な圧勝であった。
勝ち時計を分解すると、1ハロン平均は約11秒5。同じ東京の1600mのG1がおよそ平均11秒4だから、今回の天皇賞・秋がどれだけ凄いタイムか推して知るべきだろう。しかも、イクイノックスはラスト3ハロン目を11秒6で走り、ラスト2ハロン目で11秒4まで速度を上げている。競馬史に刻まれるインパクトといっても過言ではない、そんな秋の大一番だった。

それでは本題へ、今週斬るのは土曜東京9R「伊勢崎特別」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった5番クールミラボーだった。

『前走のレパードSは全く競馬にならなかったが、条件も合わなかったうえに前残りの展開で度外視可能。立て直して勝ち鞍ある今回の条件では大きく見直すべきだ。実際、3歳1勝クラスで下したルクスフロンティア(3勝クラスを圧勝)との比較でも、本馬の能力は裏付けられている。また、ここを目標に仕上がりも順調で今回は鞍上も魅力。終いを活かせる東京はベスト舞台であり、自己条件なら差し切り必至』という見立て。

レースは各馬がおよそ揃ったスタートで、外から14番メイショウカゲカツが先手を主張。差がなく11番バックスクリーンと15番とトクシースタローンが続き、軸馬5番クールミラボーはその直後の4番手を確保する。その後ろには2番人気の8番コルサファターレ、3番人気の6番キングサーガ。4番アコークローなども虎視眈々といった構えだ。
向こう正面に入ると、2100m戦ということもあってか全体が15馬身ほどの縦長の展開。残り1000mを切って全体が3角に差し掛かると馬群が凝縮し始める。1100m通過は1分08秒7のミドルペース。先団に大きな変動なく4角を回り、勝負はいよいよ最後の直線へ。
ハナを切った14番メイショウカゲカツが先頭で頑張るが、直後に控えていた軸馬5番クールミラボーがインに潜り込む。それと同時に外に出した6番キングサーガも追撃を開始し、こちらは一気に先頭へ。軸馬5番クールミラボーはやや踏み遅れた格好だが…。
結局、残り200m地点でエンジンのかかった軸馬5番クールミラボーが6番キングサーガを簡単に競り落とし、3馬身半差の快勝。2着は一旦先頭に立つ見せ場を作った6番キングサーガ。最後に4番アコークローが差し込んで3着入線となった。

この結果により、「馬連5-6、700円の大本線的中をお届け。ダート戦を得意とする弊社らしく、残り200mの時点でほぼ的中を確信する一戦となった。
他にも重賞予想を筆頭に、新馬未勝利予想など随所で本線的中をお届けしているが、いずれも配当的にあと一本足りない週となってしまった。「競馬だから仕方がない」というのは一般のファンレベルの話。会員の皆さまから大事なお金をお預かりしている以上、納得していただける結果を出し続けてこそのプロ。そのことを予想部には今一度、肝に銘じてもらいたい。強く要望しておく。
一方で今週末は、重賞が4つもスタンバイ。この春から夏、秋とメインレース予想でプラス収支を計上しているため、弊社としては大いに腕の見せどころである。中でも、東京芝2500mの「アルゼンチン共和国杯」は注目の一戦。同舞台は、この春の「目黒記念」で◎ヒートオンビート(4番人気・1着)から的中をお届けした相性の良い設定だ。また、得意のダート重賞「みやこS」など、勝負鞍は他にも目白押しである。会員様におかれましては、大いなるご期待をお持ちのうえ、今週末の配信を楽しみにお待ちいただきたい。