4回東京 4回京都6・7日目 2回福島1・2日目

毎週一本でも多くの的中を ~土曜京都10R 太秦S~

騎手は騎乗馬の能力を100%引き出してくれるもの、少なくとも我々はそう考えて予想を立てる。何もその馬の能力以上のものを引き出してくれと期待するわけではない。しかし、残念ながら菊花賞の柴山雄一に関しては失望という言葉以外に形容のしようがない。4コーナーで前が詰まる云々、それ以前にあの位置取りは納得できない。行けない馬なら仕方がない。しかし、騎乗馬ロックドゥカンブは本来好位差しが必勝パターンのはず。あそこまで下げる必要がどこにあったのか? 結果、脚を余しての3着まで。無敗の菊花賞馬誕生の夢は水泡と帰した。
本題に入ろう。今週斬るのは土曜京都10R・太秦S。ダート1400mの1600万条件。軸馬として期待したのは4番人気の3枠5番ウォーターオーレ。「乗り込み不足&明らかに重目残りの前走で能力の高さを誇示。ベストの京都1400mダートでVチャンスが巡ってきた」。続けて「1位入線→4着降着の汚名返上にアツい連闘勝負の11番メイショウシャフトが逆転候補。ここは2頭軸の3連複で勝負」とした。
レースは、道中2・3番手を進んでいたメイショウシャフトとワーキングボーイが直線に入り並んで抜け出す。一歩仕掛けが遅れたウォーターオーレも懸命に追ったが、一旦開いた差を1馬身まで詰めるのが精一杯。しかし、アドマイヤキラメキの猛追はクビ差凌いで3着キープ。会員の皆坂に3連複5-11-14、3290円の的中をもたらした。正直なところ最後はヒヤヒヤしたが、道中は終始的中を予感させるレース内容。結果として4点提供で3連複のこの配当なら十分満足頂けただろう。レース回収率823%なら「ヒヤヒヤのしがいもある」というもので、ゴールした瞬間は安堵のため息が漏れた。
その他にも土曜福島9Rの「馬連&ワイドのダブル的中」など、相変わらずコンスタントな的中をお届けした弊社予想部。ただ、そんな中にも反省材料はある。日曜日京都10Rの軸馬、6番人気のアラタマサモンズは展開のアヤもあろうが、土曜日東京12R、日曜日福島5Rと軸馬完勝にも関わらず、ヒモ抜けで2鞍の馬連的中を逃している点は正直頂けない、というか弊社らしからぬケアレスミスに近い。相変わらず、会員の皆様からは「アスコットさんはタコ(全レース不的中)がないから安心して勝負できるよ」という有難い声を頂戴しているが、「獲れるところを獲り逃す不的中」と「予想の根本からズレている不的中」は似て非なるものである。「的中しなければ馬券はただの紙屑」ということを肝に銘じ、今週以降、詰めの甘さを払拭するよう予想部に猛省を促したい。
今週は東京競馬場にて「天皇賞(秋)」が施行される。本来であれば毎週繰り返しているように『馬券妙味はG1の裏にあり』なのだが、今週はこの「天皇賞(秋)」も予想提供候補として視野に入っている。この場でお伝えしている重賞レースはほぼ的中をお届けしていることから、今週末も引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。