7/22 7/23 2回福島・3回中京7日8日目・2回函館5日6日目

佳境を迎える夏場ローカル ~土曜函館8R・3歳上500万下~

中京開催最終日に行われた「中京記念」。ウインガニオンの勝ちタイムは良馬場の1600m1分33秒2。開催初日から相変わらずの高速馬場だっただけに、重賞ならばこの程度の時計は出て当然。もっとも、「中京記念」の施行条件が距離マイルに変更されてからまだ6年目で比較対象が少ないだけに一概には言えないが過去6年では最速タイム。番手から抜け出して2着グランシルクに2馬身1/2差は内容も優秀のひと言。完全に本格化してきた同馬の今後に目が離せない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館8R「3歳上500万下」ダ1000m。軸馬として期待したのは上位拮抗のなか、最終的に1番人気に支持された6番トルシュローズだった。

『最終調教で絶好の動きを見せ、間隔のあいた前走を叩いた効果が十分に窺えるトルシュローズが軸馬。安定した先行力とスピードが武器の同馬にとってこの距離がベスト。事実、距離1000mでは【1・3・2・1】と抜群の実績の持ち主で、馬券にならなかったのは初めてこの距離を使われた4着の1度のみ。立て直された前走2着を見てもやはり現状、スピードをフルに活かせるこの距離が合っているのだろう。相手も小粒な組み合わせなだけに、得意の舞台で現級勝ち濃厚とみた』という見立て。

レースは内から3番ゼセルが逃げる形。4番ヴィクトリースノーが続き、無理なく控えた3番手に軸馬6番トルシュローズが追走。前半3F34.7、レース上がり45.4-34.6という平均的な流れ。スプリント戦らしく発馬からの隊列変わらず4コーナーから直線へ。逃げの手を打った3番ゼセルの脚いろはまだ余裕があったが、それを追う軸馬6番トルシュローズの方も手応え十分に追い出しを開始。番手の4番ヴィクトリースノーが早々と脱落し、一旦は3番ゼセルと軸馬6番トルシュローズの一騎打ちになるかと思われたが、終始好位後方で前を行く有力2頭を射程圏に入れていた8番シゲルヒラマサが直線で一気に脚を伸ばして前の2頭に急追。ラスト50mあたりで外から突き抜けて8番シゲルヒラマサが1着でゴール。問題の2着争いだが馬体を併せて追い比べとなったが、最後の最後で軸馬6番トルシュローズが3番ゼセルをハナ差捕えて2着。3着には3番ゼセルが入線。この結果により、「馬連6-8、1,150円&3連複3-6-8、880円」のダブル的中。直前のサポートメールにおいて『3連複をおさえてダブル的中狙いの勝負』と明言。これが見事に功を奏する結果となった。週一発目の勝負鞍におけるダブル的中。それを呼び込む文字通りの「サポート」と言えよう。

開催最終週となった先週末。欲を言えば、日曜の勝負鞍であと一本欲しかったところではあるが、他にも土曜函館12Rや重賞などでも的中をお届けし、今週以降に流れを繋げた締めくくりとなった次第。

今週末から東西共に開催替わりとなり、新潟・小倉・札幌へと場所を移し、いよいよ本番の『夏場ローカル』となる。ここからが本当の意味での勝負どころ。手ぐすねをひいて待っていた弊社にこれまでにも増したご期待をお寄せいただきたい。

7/15 7/16 2回福島・3回中京5日6日目・2回函館3日4日目

安心安全イチオシ鞍での的中劇 ~日曜函館8R・3歳上500万下~

例年通りの大混戦が予想された「函館記念」。終わってみれば5番人気ルミナスウォリアーが早めに前を捕える、勝ちに行く競馬で直線突き抜けて重賞初制覇。2着に14番人気タマモベストプレイ、3着7番人気ヤマカツライデンと、やはり、というべきか、例に漏れず波乱決着となった。勝ち馬ルミナスウォリアーは今回休養明けの一戦。確かに鉄砲巧者ではあるのだが、単にそれだけではなく、一歩一歩着実に力を付けてきた証拠。函館の特殊な馬場も合ったのだろうが、これまで重賞で善戦してきた戦績からも決してフロックではない。充実の証だろう。今後も中距離路線ではマークすべき一頭になりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜函館8R「3歳上500万下」ダ1700m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された9番トウケイワラウカドだった。

『休み明け2戦目の前走はチーク着用で勝ち馬に0秒3差2着と変わり身をみせたトウケイワラウカドが軸馬。500万降級の前2戦は物足りないが、元値を正せば1000万でも勝ち負けしていた地力上位馬。別段位置取りにこだわる馬ではなく展開面は不問。相手関係を考えても前走より一枚落ちの組み合わせで、今回はチークに加えてメンコを着用してくるとのこと。それら馬具効果で最後まで集中して走れれば、突き抜けるだけの力差がある組み合わせ。叩き3戦目ここは順当に押し切ってくる』という見立て。

レースは大方の予想通り、最内枠を引き当てた1番シンコーマーチャンが逃げて3Fから順に35.9-48.1-59.9~レース上がり48.2-36.6というハイペース寄りの平均的な流れ。2番ケルンウィナーも果敢に出して行って2番手で追走し、その後に4番タイキオールブルー、6番タイキダイヤモンドが好位集団を形成。スタートで1馬身ほど遅れた軸馬9番トウケイワラウカドだが、すぐに追い上げて、1コーナーの入りでは外目の9番手で流れに乗り、慌てず騒がず、向正面から徐々にポジションを押し上げにかかる。そのまま淡々と流れて4コーナーから直線へ。依然としてシンコーマーチャンはもちろん、先行勢の脚いろは全く鈍らないが、この流れを読んでか、4コーナーでは外目の3番手まで押し上げてきた軸馬9番トウケイワラウカド。直線の追い比べでは一完歩ごとに前との差を詰めて、ラスト50mあたりで完全に抜け出し、そのまま押し切って1着でゴール。2着には一旦は差されたものの、差し返す勝負根性を見せて逃げた1番シンコーマーチャンが入線。そして3着に終始番手で競馬を進めた2番ケルンウィナーの順にゴール。この結果により、「馬連1-9、1,040円」の的中。1番人気→4番人気と至極順当な結果で配当的にも地味だが、獲るべきところはキッチリと獲るのが『アスコット流』でもある。イチオシ鞍での安心安全の的中劇。これはこれで意味のあるひと鞍となった。

ただし、残念ながら肝心の勝負鞍において的中は上記1鞍のみ。正直ツキがなかったとしか言わざるを得ないレースもあったが、軸馬選定ミスも目立ち不完全燃焼だったことは否めず、弊社としては先週に引き続き、精彩を欠く週となってしまった。とはいえ不的中となった鞍を検証してもレース選定に大きな問題はなく、予想の方向性にブレはない。ちょっとした『詰めの甘さ』による結果で、今週末にはすぐに修正が利く範囲のもの。僅かでも流れが変われば弊社本来の的中ラッシュをお見せできるものと確信する。

今週末で福島・中京、そして6月から続いた函館開催も終了となるが、全場最終週となる今週末は大団円で締めくくる所存。確かに口で言うほど簡単なことではない。しかし、そこを何とかしてこその馬券プロ。予想部にはなお一層の研鑽と努力を要望しておく。会員の方々には、今週末以降にも引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。

7/8 7/9 2回福島・3回中京3日4日目・2回函館1日2日目

週を締めくくるイチオシ鞍での的中劇 ~土曜福島10R・天の川賞~

先週末のダート重賞「プロキオンS」。スピードタイプの馬が多く出揃いハナ争いの激化。予想通り、前半3F通過34秒2~レース上がり48秒7-36秒9とさすがにペースは速くなった。比較的、逃げ・先行馬の粘り込みが目立っていた中京ダートだが、この流れなら完全に差し・追い込み馬に有利な展開。勝ち馬キングズガードは上手く立ち回り、内を割って伸びて追い込む競馬で完勝。流れが向いたこともあるが、良馬場で1400m1分22秒9はリッパのひと言。堂々たる重賞初Vだった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島10R「天の川賞」ダ1700m。最終的に軸馬として期待したのは1番人気に支持された5番スルターナだった。

『休養明けの不利をはねのけて好メンバー相手に0秒5差6着と力走した前走のスルターナ。さすがに最後は久々の影響で息切れした形だが、元々休養前ににメドを立てていた実力馬。叩いた上積みは十二分だし、本来が使いつつデキを上げてくるタイプ。再度1000万とはいえ降級馬不在の組み合わせで頭数も手ごろ。何よりローカルで前走からニ枚落ち組み合わせ。この中間も抜群の動きを見せており、デキの良さも目立つ。ここは順当に勝機とみて軸馬とする』という見立て。

内枠から好スタートを切った3番ウォリアーズソウルが逃げる。以下4番フクノグリュック、1番アドマイヤピンク、9番マイネルディアベルと続く緩い流れ。軸馬5番スルターナは発馬で若干の後手を踏んだが、慌てず騒がず出たなりの位置で最後方からの競馬となりジックリと脚をタメる形。1000m通過64秒3のスローペース。この流れでは完全に前が残るペースは明らか。それをいちはやく察してか、最後方を進んでいた軸馬5番スルターナが向正面半ほどからマクリ気味に一気に上がって行き、3コーナーでは好位4番手まで押し上げる。この馬の動きに合わせて番手追走の4番フクノグリュックも早めに先頭に立ち、直線入り口では先行勢4頭のほぼ横並びの追い比べ。こうなると完全な地力勝負となり、軸馬5番スルターナがゴール前50m地点で先頭に躍り出て最後まで脚色鈍ることなく1着でゴール。いわゆる地力の違いで着差以上の強い勝ち方を見せてくれた。1馬身3/4差の2着には早め先頭の4番フクノグリュック。以下3着10番アンプラグド、4着1番アドマイヤピンクという順。この結果により、「馬連4-5、750円」の的中。地味めの配当ではあったが、勝負度合の高い『週イチオシの勝負鞍』で、しかも週ラストの勝負どころ。そのあたりに一定以上の評価がいただけるものと自負している。

他にも土曜函館12R「噴火湾特別」のサポートで3連複的中や重賞「プロキオンS」、さらに勝負鞍ではないものの土曜福島9R「開成山特別」、日曜福島9R「織姫賞」の馬連的中などをお届けしたものの、勝負鞍においての馬連的中は今週斬った上位ひと鞍のみ。イチオシ鞍だったことは確かだが、全体を通じてみれば不完全燃焼だった週と言わざるを得ず、この福島・中京・函館開催も残り2週となるだけに、今週以降、開催後半での反転攻勢に期待したい。

7/1 7/2 2回福島・3回中京1日2日目・1回函館5日6日目

流れを掴んだ的中鞍 ~土曜福島10R・猪苗代特別~

3歳ハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」で重賞初制覇を果たしたセダブリランテス。自分の競馬に徹したウインガナドルがすんなりハナを切ったが、先行馬多数も手頃な頭数に落ち着いたことで前半3ハロン35秒3という、大方予想通り淡々としたミドルペースとなったこのレース。1着、2着馬がそれぞれ4コーナー2番手、1番手という結果からも、当然、差し、追い込み馬には厳しい流れとなったが、そのペースを4コーナー11番手から追い込んできた3着ロードリベラルの内容は濃い。着差はクビ+クビ差だから、勝ち馬と同等の評価は必要だろう。3着ロードリベラルまで秋の展望が開けたと言って良さそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島10R「猪苗代特別」ダ1700m。最終的に軸馬として期待したのは1番人気に支持された4番クラシコだった。

『1000万昇級後の前2戦、かなりの好メンバー相手に2・3着と力走したクラシコ。地力を評価して中心はこの馬。前2走共に1番人気に支持されていただけに、好走しているとはいえ物足りなさは残すものの、2走前は休養明けだったし、前走は疲れが抜けきらず1週スライドさせての臨戦でデキがなかったことが敗因。一戦一戦全力で走るタイプなだけに間隔をあけてきた今回は文字通り絶好のリフレッシュになったはず。また、6月中旬から入念に併せ馬を消化して仕上がりも文句なし。ここは地力の違いに期待したい』という見立て。

レースは互角のスタートから押して先団に取り付いた軸馬4番クラシコが枠順の差から自然体でハナに立ち、先導する展開。10番トゥルーウインドが楽に2番手を確保し、以下、5番シーリーヴェール、14番ティンバレス、15番レッツゴースター、6番スケロクと続き、このあたりが好位集団を形成。向正面で隊列は決まり、1000m通過62秒1の淡々としたミドルペース。3角で10番トゥルーウインドが一旦は早めに軸馬4番クラシコに並びかけ先頭に立ったが、軸馬4番クラシコも引くことなく、この2頭で後続の好位勢を引き離しにかかる。直線半ばまで2頭で競り合っていたが、終始マークしていた側とマークされる側の差か、ラスト100mで10番トゥルーウインドがジリジリと差を広げにかかり、最後は1馬身3/4差をつけて1着でゴール。後方からマクリ気味に上がってきた11番ディアコンチェルトが、最後に急追してきたが、追撃をクビ差凌いで軸馬4番クラシコが2着を確保。この結果により、「馬連4-10、1,290円」の的中。配当はどうであれ、弊社にとっての稼ぎどころでもある本格的な夏のローカル開催初日にきっちりと的中をお届けできたことは、今後流れに乗る意味でも価値は高いと自負している。

土曜日の一発目こそ完全な軸馬選定ミスで的中をお届けできなかったが、今週斬った土曜福島10R「猪苗代特別」を皮切りに日曜函館8R「3歳上500万下」&日曜福島8R「3歳上500万下」など、週のキモとなる日曜日を的中連鎖で締めくくった先週末。難解と言われる開催替わりの開幕週でマズマズのスタートを切った形だが、特に今週末は福島競馬場にて「七夕賞」が、そして中京競馬場では「プロキオンS」が施行される。こういった注目度の低い重賞が組まれている、そんな週こそ弊社の「馬券力」の見せどころ。通常勝負鞍はもちろんのこと、重賞でもガッチリと稼いでいただく所存である。引き続き、今週末の提供にご期待いただきたい。