3回新潟・3回小倉・1回札幌3日・4日目

勢いに陰りなし ~土曜札幌11R 日高特別~

『スーパールーキー』の異名をとる三浦皇成が史上最速の50勝到達を果たした。まぁ、マスコミ主導の騒ぎすぎという印象もあるが、今思えば武豊のデビュー当時も同じようなものだった。要するに「ちょこちょこ勝つ→話題になる→騎乗依頼殺到→ドカンと勝つ」という流れ。ジョッキーとしてあるレベル以上のセンスを持つ人間が乗り数をこなしていけば、当然の結果としてウデは上がっていく。そして、これまた当たり前のように勝ち星はついてくる。能力に運が重なって初めて『スーパー』の域にまで達する。三浦皇成が武豊並みのスーパージョッキーとなるか否か、それはまだまだわからない。しかし、少なくともその他大勢の若手たちに対し一歩も二歩リードしたことは確かだ。ちなみに、現在三浦皇成はアンカツや横山典や藤田をおさえて札幌リーディングトップを快走している。もしこのままなら、それはそれで大偉業ではある。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌11R「日高特別」3歳上1000万下・芝2000m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の3番ドリームサンデー。「3走前に今回と同じ芝2000mで1000万を一旦は勝ち上がっているドリームサンデー。前々走はハイペースを強引に先行して3着。前走は逆に待機策が裏目と出て3着だが、平坦で馬場コンディションのいい札幌なら難なく押し切れるはずだ。鞍上岩田への期待度込みで軸馬とする」という見立て。
さてレース。2番ネオスピリッツあたりを行かせる形も考えられたが、岩田=ドリームサンデーは躊躇なくハナに立った。3Fから順次36.5-49.4-62.2という超スローペース。にもかかわらず競り込んでくる馬は一頭もいない。ハッキリ言って弊社予想部内では2コーナーを回り切った時点で勝ちを確信していた。3・4コーナー中間からスパート。直線は一旦並びかけてきたネオスピリッツを余裕で突き放し、最後は2馬身半差の楽勝。上がり46.6-34.1という先行ペースでは後続各馬成す術なし。2着にもそのままネオスピリッツが流れ込んだ。「馬単3→2、950円。馬連2-3、520円、会員の皆様お馴染みのダブル的中。正直なはなし、このところ毎週のように好配当の、しかもダブル的中が連発していたことからいまひとつ配当面で物足りなさは残るかもしれないが、極限まで買い目を絞り込んだ結果、レース回収率は245%とマズマズのセンまで持っていくことができた。そのあたりでご納得いただければ、と思う。他にも日曜札幌6Rのダブル的中など、先週末も連日に渡って的中をお届けすることができたことに加え、そのどちらも『その日イチオシの勝負鞍』としての的中。確かに配当面で恵まれない週ではあったが、「まずは的中ありき」が弊社の基本線。そして勝負どころでキッチリモノにするあたり、依然としていい流れは続いているといえるだろう。
この夏のローカル開催も残りわずか。前開催同様の大団円を迎えるべく、残り2週もキッチリと仕事をして喜んでいただける結果を出していく所存。特に会員の皆様はご承知の通り、開催後半戦に調子を上げていく弊社アスコット。この2週は続く秋の中央開催に良いかたちで繋げるべく好配当的中をお届けするので、まずは今週末、いつ通りのご期待をお寄せください。

3回新潟・3回小倉・1回札幌1日・2日目

いい流れは続いていく ~日曜新潟12R 3歳上500万下~
波乱の結末となった場合でも、納得できるレースとできないレースがある。前者の場合、多くは「何やってんだよ、あの乗り役は」という感じの、騎乗者の騎乗法に対する不満がほとんど。逆に「これは仕方ない」と思える例が日曜新潟11R「日本海S」のような場合。大逃げを打ったコスモプラチナの逃げペースは3F通過から順次34秒8-46秒2-58秒1。新潟外回り2000mということを考えると常識外れの速い流れで、2番手以下が大きく離れたことも十分納得がいく。ハッキリ言って中団追走の1番人気ココナッツパンチにしても、3コーナー最後方の2番人気ダンスアジョイにしても、展開的には『完全にハマッテいる』状態だ。だからこのシーンを見て「なんで追いかけないんだ」と怒るのは100%間違い。逃げたコスモプラチナの上がり3Fは36秒0。当然のように歩いてしまったが、33秒1という怒涛の末脚を使ったダンスアジョイの2馬身も前にゴールした。「こんなに強い馬の単勝が5210円もついた」と諦めるしかない結果。仮に外れても納得のいくレースだった。ちなみに弊社はこのレースの予想提供は一切行っていないのであしからず。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟12R「3歳上500万下」ダート1800m。弊社予想部がここで軸馬としたのは1番人気の4番クリストフォルス。「相変わらず高速決着&先行有利の競馬が続く新潟ダート。しかもここは徹底先行型不在で労せずハナに立って行けるクリストフォルスが軸馬。休み明けでサラッと回ってきた感じの前走が0秒3差5着だから、能力的には確実にクラス最上位。今度はキッチリ決めてくれそうだ」という見立て。レースは読みスジ通りクリストフォルスの単騎逃げマイペース。悠々と馬群を先導していく。3コーナーすぎ、2番手以下が固まって追走態勢に入っても落ち着き払った様子。そして4コーナーからは気持ちよく独走。最後まで余裕を残した脚いろのまま3馬身差の1着ゴール。2番手は一旦14番ロックリヴァーが確保したかと思えたが、最後の最後に伸びてきた6番アイアムレギュラーが逆転。まぁ、いずれにしろ対抗馬なので弊社と弊社の会員の皆様にとっては大勢に影響なし。無論14番の方が高目ではあったが、勝負事で獲って文句を言ってはいけない。「馬連4-6、750円。3連複4-6-14、1860円」のダブル的中という結果でご勘弁いただきたい。
他にも土曜小倉12RでW的中など連日的中をお届けし、前開催からの『いい流れ』は途切れそうな雰囲気は微塵もない。言うまでもなく今週末も勝負鞍で的中をお届けする所存だが、ここで改めてお願いしておきたい。弊社としてももちろん、提供する全鞍で的中をお届けしたい。そのために地道なルーティーン作業を日々続けてもいる。しかし、それでも不的中が出てしまうのが競馬の奥深さと言わざるを得ない現実がある。だからこそ、先週もここで述べた通り資金が殖えたからといって無闇な勝負は厳禁なのだ。このことは再三お伝えしているため、もう今回を最後に一切言うつもりはないが、あまりにも勝手な厚い勝負をする方が増えているので敢えて誰でも閲覧できる当コラムで書かせていただいた次第。仮に明日競馬が終わってしまうのなら有り金勝負も結構。しかし、我々の知る限り中央競馬は半永久的に続いていく。無論、それなりの勝負鞍は毎週用意させていただく。それだけの結果をお届けしているし期待の裏返しの行動だとは思うが、くれぐれも一鞍での一発勝負だけはお止めください。もちろん今週末の提供に関してはいつも通りのご期待をお寄せいただきたい。

2回新潟・2回小倉・2回函館7日・8日目

ダブル的中の大団円 ~日曜新潟9R 萬代橋特別~

先週木曜日のこと、このページを毎週ご覧になっているという非会員の方に次のようなお電話をいただいた。「毎週的中しているようなことを書いているけど、どこまでが本当なのかわからない」というもの。こちらにしてみると『狐につままれたような思い』とは正にこのこと。普通に考えていただきたい。今現在入会されていて、実際に情報提供を受けている方がご覧になるこのようなページに、嘘や偽りを書き並べる意味があるだろうか? 俗な言い方になるが、そんなすぐにバレることをやっても仕方がないでしょう、というお話。言うまでもないが、このページに書かれていることは全て真実。しかも何十点も購入してのものではなく、だ。逆に、弊社はダメだった時はそのまま包み隠さず「ダメでした」と公言してきたし、これからもそれは実行していく。疑心暗鬼になられるお気持ちもわからないではないが、あまりにも馬鹿馬鹿しいご質問は双方にとって時間の無駄以外の何ものでもない。あえてご忠告させていただく。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟9R「萬代橋特別」3歳上500万下・芝2200m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気の3番デストラメンテ。「昨年のこの新潟開催で未勝利→当レースと連勝したデストラメンテ。とにかく夏場に強いタイプだし、今年も前走ハナ差2着と急激にデキを上げてきた。位置取り自在のレース巧者で展開に左右されない点が何よりの強味。当レース連覇に期待して軸馬とする」という見立て。
レースはスタリオンシチーが逃げて1000m通過60秒1のスローペース。軸馬デストラメンテは好位4・5番手のインでジックリと脚をタメていく。さほど馬順変わらず4コーナーから直線。痺れるような手応えのデストラメンテはここで馬場のいい外へ進路を取る。そこからは正に独壇場。前を行く4・5頭をすれ違い様に抜き去ると後は独走。最後は手綱をおさえて悠々の1着ゴール。2馬身差の2着には中団から脚を伸ばした2番アサティスボーイが入り「馬単3→2、2480円。馬連2-3、1710円」のダブル的中となった。
他にも土曜新潟10R「信濃川特別」など、先週末も連日に渡って的中をお届け。2回新潟・小倉・函館開催は十分の利益を計上して大団円となった。『開催が終わってしまって残念』というメールやお電話も数多く頂戴したが、そのあたりは全くご心配なく。今週末開幕の3回新潟・小倉開催は、好配当的中を続けた2回からの連続開催となる。常識的に考えて急激に落ち込むようなことは有り得ない。無論のこと弊社としても『稼ぎどころのローカル開催』と銘打っている以上、手を緩めるつもりなどさらさらない。もう一段精度を高めていく所存。しかし、好調が続く今だからこそあえて、お願いしておきたい。資金が殖えたからといって無闇に投資レートを引き上げること。それだけは厳禁とさせていただく。全戦全勝のつもりで提供していても、残念ながら絶対にそうはならないのが競馬というもの。そのことは皆さんが痛感なさっているはずだ。常に余裕を残した馬券購入をお願いしたい。それはそれとして、開催替わりとなる今週末にも複数の勝負鞍が用意できそうだ。引き続き楽しみにお待ちいただきたい。

2回新潟・2回小倉・2回函館5日・6日目

好配当的中の量産はまだ終わらない ~日曜新潟9R 三国特別~

『夏の競馬は格より調子』という古くからの格言がある。確かに間違いではない。むしろ八割方真をついている言葉だとは思う。普通に考えて暑い盛りにデキの悪い馬は走れない。しかし、あるレベル以上の馬がそれなりの状態で使ってきた場合は『馬は格で走る』という、これまた古くからある反対の意味の格言が時として蘇る。そんなことを痛感させられる「小倉記念」だった。終わってみればトップハンデのG1ウイナー・ドリームジャーニーのひとマクリ圧勝。実績から57キロはむしろ恵ハンデの印象さえあったが、まぁ近走一連の成績を考慮すれば妥当なセン。状態としても精々八分程度と思えたが、結果的にローカルG3ではまるでレベル違いました、ということ。改めてマシンスポーツとは一線を画す競馬の奥深さを垣間見た一戦だった。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟9R「三国特別」3歳上500万下、ダート1800m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは2番人気の4番サムライタイガース。「実質昨年3月以来のレースとなるサムライタイガースだが、とにかく500万ではケタが違う能力の持ち主。高速決着の前残り競馬が続く新潟ダート。差し・追い込み型に人気が集中するここは、この馬の番手抜け出しに一番安心感あり。正直八分程度の状態とみるが、それでも圧勝して不思議のない馬。軸馬として期待したい」という見立て。
まずは謝罪から。弊社予想部はサムライタイガースの番手抜け出しと読んでいたのだが、実際のところはスピードの絶対値が全然違っていた。スタート後馬なりでハナに立つと、そこからは悠々の単騎マイペースとなった。半マイル通過50秒5-1000m通過63秒5のスローペース。その時点で勝負の趨勢は見えた。3コーナーすぎからレオメビウスが並んできたが、直線に入り気合一発、簡単に突き放す。ゴール前中団待機のマルブツセンターが追い込んできたが、それも余裕で退けて危なげなく1着ゴール。2着マルブツセンターとの着差は3/4馬身だが、それはあくまでも見た目だけの話。実際力の差はその数倍と思えた。これで「馬連4-13、2990円」の的中。2番人気と3番人気の決着としては望外とも思える好配当。それをいとも容易く仕留めるあたりが今のアスコット。ルーティーンの仕事を地道に続けてきた結果とはいえ、それ以上の『何か』を感じさせる快進撃は、一抹の翳りさえ窺えない。
その他にも「今週で一番自信のある鞍」として提供した日曜小倉12R「筑紫特別」など、随所でアスコットらしい的中をお届けした先週末。事前に公言していた通り、「稼ぎどころのローカル開催」という言葉をご実感いただけているものと自負している。ただ、こんな時だからこそ、改めて会員の皆様にお伝えしたいのが「提供レースの全てが的中するわけではない」ということ。無論、我々はそのつもりで提供しているが、それでも全勝の週もあれば4戦1勝の週もあるのが競馬。永遠に右肩上がりに好配当的中を量産し続けるなんてことは有り得ない。好調の喜びに水を差すわけではないが、あまりに好配当が出続けるとその部分を忘れがちな方が多いので、この場をお借りしてお伝えした次第。「期待するな」とは言わないが「過剰」は禁物。「今週儲からなかったら来週の馬券が買えない」ような綱渡りの馬券購入だけは絶対に控えていただきたい。
いずれにしろローカル開催も今週末が前半戦の最終週となる。無論「獲れるところは貪欲に獲りに行く」弊社の方針に変更はない。弊社から配信される全ての情報を漏れなくご確認いただきたい。