4回中山・4回阪神・4回新潟5日・6日目

イチオシ勝負鞍で必然の的中 ~土曜阪神8R・箕面特別~

菊花賞トライアル「神戸新聞杯」は伏兵イコピコの意外なほどの快勝劇となった。レースを先導したのは大方の予想通り武豊=リーチザクラウン。1000m通過60秒3~上がり59秒0-46秒6-34秒5というスローペース。武豊としては「絶対に差されるはずのない展開&流れ」だ。そして実際、最大の強敵と目されていたアンライバルドを始め、セイウンワンダー・アプレザンレーヴ・アントニオバローズといった人気どころの追撃は完全に封じている。いわば『完璧な勝ちパターン』。それを並ぶ間もなく、いとも容易く抜き去っていったのだからイコピコの強さは本物。絶対に「フロック」などとは思わない方がいい。ダービー馬ロジユニヴァースは当初からの予定通り「菊花賞」を回避する。イコピコは「セントライト記念」の覇者ナカヤマフェスタと共に最有力候補となった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神8R「箕面特別」3歳上500万下・芝1400m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった7番ストリートスタイル。「本日イチオシの勝負鞍。先週のCウッドで6F77秒5という強烈なタイムを叩き出しているストリートスタイル。そのため直前は余裕を残した調整だが、仕上がりはこれ以上求められないほど完璧。ならば1000万3連対の実力を素直に評価する一手。2戦して1・2着の500万なら不動の軸馬だ」という見立て。

レースは6番ナリタトルネードの先導で33秒8-45秒1~上がり46秒7-35秒4という平均ペース。軸馬ストリートスタイルは中団馬群の中で脚をタメる形。それをマークしていたのが武豊騎乗の2番ウインキングストンだった。直線に入り先頭に立ったのは15番ヴィーヴァサルーテ。一旦は2馬身近くリードを取る。それを目標に馬群を割って伸びるストリートスタイル。外から並んで脚を伸ばしてくるのがウインキングストン。最後は追う者の強みかウインキングストンがアタマ差競り勝って1着ゴール。3/4馬身差の3着にはヴィーヴァサルーテが粘り込んだ。ストリートスタイルは直線で一瞬前が詰まり、追い出しを待たされる不利が痛かった。とはいえ「馬連2-7、580円」の的中は全く危なげなし。配当にこそ恵まれなかったが、冒頭の『イチオシ勝負鞍』が効いて増額投資に踏み切った会員の方が相当数いらっしゃったよう。3桁配当としては想像を大きく上回る反響をいただいている。また、翌日も『イチオシ勝負鞍』と明言した中山7Rを的中。【イチオシの的中率は驚くほど高い】という会員の方々からの声が日増しに大きくなっている。弊社としてもダテに『イチオシ』としているわけではない。的中を必然と捉えて提供する勝負鞍である、という点を強調させていただきたい。

上記の通り、土日通じてここぞというポイントではキッチリ的中をお届けした先週末。毎週末の安定的中はもちろん、「厚く張り込める予想」であることこそ皆様が弊社に期待している部分であるゆえ、最低限の条件はクリアした。だが、配当面で言えば諸手を挙げて喜べる完勝とはいえない。むろん、配当だけを追及したムラのある予想をお届けするわけにはいかないため、予想部にはツライところだが、高的中率をキープしている現状に甘んじることなく、「的中の内容」を重視し、今後はより一層の努力を期待したい。

また今週末には秋シーズンのG1第一弾となる「スプリンターズS」に注目が集まっているが、弊社にとっての関心はむしろその前日の「シリウスS」。この鞍を始め、得意のダート戦で勝負をかける予定。いずれにせよ、続く東京・京都開催へ弾みをつける意味でも、開催最終週は大団円で締めくくる所存。今週末も引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。

4回中山・4回阪神・4回新潟3日・4日目

展開を読み切った好配当的中 ~土曜中山10R 松戸特別~

変則3日間開催の中山メインは菊花賞トライアル「セントライト記念」だった。本番の出走権利をかけてフルゲート18頭が出走してきたこの一戦。レースはブレイクナインの逃げで1000m通過60秒9のスローペース。ヒカルマイステージ・ミッキーペトラあたりが続き、ダービー最先着馬ナカヤマフェスタは好位外目を追走。それと前後する位置のインを占めたのがセイクリッドバレー。1番人気アドマイヤメジャーはスタートで後手を引いたこともあり後方からのレースとなった。終始掛かり気味だったヒカルマイステージが4角先頭の形。それを目標に外からスーッと脚を伸ばすナカヤマフェスタ。更に馬群を割ってセイクリッドバレーが伸びる。終わってみればその時点で大勢は決していた。最後はフォゲッタブルとアドマイヤメジャーが追い込んできたが、展開的に3・4着が一杯。1着ナカヤマフェスタ、半馬身差で2着セイクリッドバレーの決着。この日のナカヤマフェスタは馬体重-6キロ。「ひと夏を越えての成長?」という論調もあるが、ステイゴールド産駒に関してはこれでOK。距離延長は全く問題ないので本番も十分チャンスあるはず。2着セイクリッドバレーは鞍上松岡の好騎乗あればこそ。距離はこのあたりが限界。3・4着馬にはもう少し器用さがほしい。ちなみに、弊社は4番人気のセイクリッドバレーを軸に据えて
「馬連11-17、2380円」を本線で的中
している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山10R「松戸特別」3歳上1000万下・ダート1800m。ここで軸馬として期待したのは6番人気のダイバクフだった。「トーホウオルビスの逃げにエーピーレジェンドが絡んでいく。更に、重ハンデを背負っているオメガファルコンが早めに動く展開が読める。そうなればペース以上に先行勢は厳しい。ここは差し馬の浮上とみてダイバクフが軸馬。いかにも相手なりの走りだし、追わせるタイプだけにこの鞍上(岩田)はベストマッチの予感。ハンデ53キロなら狙って面白い存在だ」という見立て。

レースは大方の予想通りトーホウオルビスの逃げ。エーピーレジェンド・オメガファルコンが続き3Fから36秒7-49秒0-61秒3~上がり52秒1-38秒9という読みスジ通りのハイペースとなった。向正面に入ってもトーホウオルビスはペースを緩めず5馬身ほどのリードを取る。それを自力で潰しにいったのがオメガファルコンだった。直線を向いてアッサリ交わし先頭に立つオメガファルコン。そのまま脚いろ衰えずリードを広げていく。焦点は2着争い。懸命に粘るトーホウオルビスを、道中後方から2番手に待機していた軸馬ダイバクフがイン突進を決めて追う。最後の50mだけ外に出し、鞍上の豪快なアクションに応えてグイグイ伸びるダイバクフ。結果1着オメガファルコン。そこから2馬身半離されたとはいえダイバクフが2着を確保。更に1馬身1/4差で3着トーホウオルビスの順。この結果により「馬連6-13、4130円」の好配当的中となった。展開と流れを読み切った会心の的中鞍と言えよう。

他にも土曜10R「小千谷特別」、『イチオシの勝負鞍』として提供した日曜阪神9R「仲秋特別」、更に日曜中山7Rなど、随所で的中をお届けした弊社予想部。特に土曜10R「小千谷特別」では11番人気リルティングソングを、日曜中山7Rも11番人気グルーオンの提供で皆様から大反響をいただいた。変則3日間開催もいいリズムのまま乗り切ることができ、この勢いのまま今週末以降に突入していく所存。また、今週末は久々に重賞戦「オールカマー」にて勝負鞍提供を予定している。弊社においては年間数えても数鞍しかない「重賞勝負鞍」。それだけでもそれ相応の自信度での提供を予定していることは言うまでもない。いずれにせよ勝負どころが連続する今週末以降は楽しみにお待ちいただきたい。

4回中山・4回阪神・4回新潟1日・2日目

イチオシ勝負鞍で的中 ~土曜中山12R 3歳上500万下~

「NHKマイルC」「ダービー」の変則二冠馬ディープスカイが断然トップ。離れた2番手が「菊花賞」を制したオウケンブルースリ。更に大きく離れて3番手以下、というのが現4歳世代の図式。正確に記せば図式だった。そこに「大事な馬を忘れてはいませんか」という感じで復帰してきたのが「皐月賞」馬キャプテントゥーレ。「皐月賞」以来1年4カ月ぶりに復帰してきた「関屋記念」で存在感を十分に見せつけ、叩き2戦目がこの「朝日チャレンジC」だった。レースはスローペースのイン4番手でキッチリと折り合い、直線は中団から勢いをつけてマクッてきた3歳馬ブレイクランアウトとの壮絶な叩き合い。一旦は外のブレイクランアウトがクビほど出たように見えたが、残り100mから差し返し逆にクビ差をつけて1着ゴール。見事な復活Vを果たした。『低レベル』の評価が定着しかかっている現4歳世代だが、皐月賞馬の復活により世代全体に活気が戻る可能性あり。今後に注目していきたい。もっとも、ブレイクランアウトの快走により、ますます3歳世代のレベルの高さがハッキリしたことも事実だ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山12R「3歳上500万下」ダート・1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった2番スペシャルハート。「本日イチオシの勝負鞍。ここでは降級馬2頭の力が抜けている。中でも軸馬に期待したのはスピードに優るスペシャルハート。イン速攻からハナを主張すれば絡んでくる馬は見当たらない。前走で同じ500万条件の中山1200mダートを圧勝しているのだから逆らう必要なし。完璧な仕上がりを見せるここは逃げ切り濃厚」という見立てだった。
レースは予想された通りインからスタートを決めた軸馬スペシャルハートの逃げ。2番手に11番ベストフェットが続き、更に1番アポロラムセス・5番ディーズハイビガー・10番マッドマックスという並び順。3F通過34秒1~後半37秒0だから気持ち飛ばしすぎた感じ。これが最後の最後でスペシャルハートが僅かに失速した原因。それでも直線半ばでは完全な勝ちパターンと思えたが、ただ一頭差してきたのが10番マッドマックスだった。最後は2頭並んでゴール。写真判定の結果1着マッドマックス、アタマ差で2着スペシャルハートと確定した。とはいえ3着のアポロラムセスには1馬身3/4というハッキリとした差をつけていたので「馬連2-10、710円」は安心の的中となった。

配当こそ地味めとはいえ、「本日イチオシの勝負鞍」のひと言が効いて『通常よりかなり張り込んだ』という会員の方が少なくなかったよう。また、土曜日はもう一鞍の中山7Rも本線的中で、開幕週はまずまずの首尾となった。

高い的中率を挙げたローカル開催同様、堅調そのものと言える滑り出しをご覧に入れたアスコット。後は皆さまお待ちかねの『爆発力のある的中』をお見せするのみ。大丈夫、それに関しても長くお待たせするつもりは更々ない。今週末以降の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

3回新潟・3回小倉7日・8日目・2回札幌11日・12日目

いよいよ競馬が戻ってくる ~日曜小倉9R 八幡特別~

過去に例のない3場同一週施行となった「2歳S」。そのレベル比較をしておくと、相も変わらず1200mで行われている「小倉2歳S」は論外。時々忘れた頃に短距離路線で活躍する馬は出てくるものの、3歳クラシック戦線には全く繋がらない一戦。離された3着以下に敗れた馬は言うまでもなく、マッチレースを演じたジュエルオブナイル・ダッシャーゴーゴーに関しても「ほんの記憶程度」でOK。それも2歳時だけのことで、年が明ければ自然消滅していくはず。例年通り超スローペース→上がりだけの瞬発力勝負になった「新潟2歳S」の評価は微妙。この時期の2歳馬にとって新潟外回り1600mはかなり特殊な条件で、普通とは違う才能が要求される。それはつまり「スローペースでも掛からない」ということ。従ってレースレベル云々は先になってみないとわからない、これが正直なところ。ただし、このレースに関しては敗れた馬からも後々台頭してくるケース多々。クロフォード・ギュンター・ハーティンハート・サウンドバラッド・サトノディライト・シルクフィーリングあたりの動向は注目していきたい。結局のところ各地からの有力馬が揃い、勝ちタイム1分49秒7も悪くない「札幌2歳S」が最もハイレベルという結論。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉9R「八幡特別」3歳上1000万下・芝1200m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった14番グッドルッキングだった。「現地滞在の効果で体重を増やしつつ成績を上げてきたグッドルッキングが軸馬。前々走がマルカベストの好タイム2着。前走はハイペースの2番手から危なげのない抜け出し。とにかく安定感十分の走りが目立っている。昇級とはいえ、引き続き52キロなら確実にV争いだ」という見立て。
レースは最内枠から追っつけてヴェンティがハナに立つ。大外枠からトップスタートを決めた軸馬グッドルッキングは全くムリをせず持ったまま2番手という展開。そのままの形でレースは淡々と進み、直線を向いてすぐにグッドルッキングが先頭に立つ。そして一旦は2馬身ほどのリードを取る。1番人気馬に相応しい正攻法の競馬だが、後続にとっては格好の目標となる。勝ち切ったかと思えたその刹那、13番エーシンビーセルズの強襲に遭い並んでゴール。写真判定の結果1着エーシンビーセルズ、ハナ差で2着グッドルッキング。いわゆる『競馬に勝って勝負に負ける』という形だが、「馬連13-14、1190円」の的中には何ら関係なし。夏のローカル最後の勝負鞍で結果を出すことができた。

とはいえ、土曜のイチオシ鞍、小倉8R「唐津特別」では完全な騎乗ミスによる軸馬のハナ差3着など、正直なところ大団円とはいかなかった。その点は包み隠さずご報告させていただく。しかし、総体的にみて夏のローカル開催は好調のまま推移したアスコット予想。昨年のような「高配当ラッシュの夏競馬」とはいかなかったものの、的中率で言えば、昨年を上回る結果で締められただけに、収穫の秋に向け不安な要素は何ひとつ見当たらないと言って良いだろう。

また、この秋は更なる高みを目指し、新プロジェクトを始動させる予定。詳細は追ってご報告するが、いずれにせよ『競馬が戻ってくる』今週末以降の中山・阪神開催に多大なるご期待をお寄せいただきたい。