3回中山・2回阪神1日・2日目・2回中京5日・6日目

待望の的中連鎖 ~土曜中京10R フリージア賞~

同じ最終週の開催とはいえ、昨年の「高松宮記念」は5週目。対して今年は3週目。この差は傍目で考えるよりはるかに大きい。昨年までのこのレースは、ローカル最終週のイメージ通りイン荒れの外差し馬場で行われていた。枠順的にもハッキリ外枠有利で、「外枠の差し馬から軸探し」が正解だった。それがたった2週繰り上がっただけで変われば変わるもの。イン荒れのほとんど目立たない馬場で、特に1200mは歴然と内枠有利。『内枠の逃げ・先行馬から軸探し』に大変貌を遂げた。結果的に勝ったローレルゲレイロは外寄りの13番枠だったが、自身より内枠にテンの速い馬は一頭もいなかった。同型といえばダートに良績集中のジョイフルハートだけ。しかもこの馬は大外枠だった。そもそも出てくれば大ジャマだったはずのサープラスシンガーの賞金除外。これが何よりも大きかった。終わって見れば差し返す底力を見せ逃げ切りV。2着にも好枠からインの3番手という絶好位を得たスリープレスナイトが入り馬連4-13、1750円の決着。冷静に能力と枠順と展開を考えれば難しくない馬券で、その割に好配当になった、という印象。たまには理屈通りに決まる重賞があってもいい。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京10R「フリージア賞」3歳5000万下・芝2000m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に推された8番マイネルクラリティ。「前走、一旦は抜け出しかけてクビ差2着と力を見せたマイネルクラリティが軸馬。攻め馬の動きはハッキリ前走以上で更に状態アップ。中京2000mで初勝利を挙げているようにコース適性文句なし。緩い流れになれば早めに動いて行ける器用さのある馬。脚を余す心配はない。直線抜け出しに期待する」という見立て。
それほど行く気はなかった感じのマイネルクラリティだが、他馬はそれ以上に行く気を見せず悠々とハナを切る展開。1000m通過59秒3という速くもなく、そして遅くもない、これぞ平均ペースという流れに持ち込む。直線に入り残り200m地点で道中後方に待機していたカルカソンヌに並びかけられたが、そこから底力を発揮してもうひと伸び。最後はアタマ差のリードを取ってゴール。2分0秒5という好タイムで逃げ切り勝ちを収めた。結果「馬連4-8、1000円」の的中。スタートからゴールまで一瞬として「危ない」と思わせるところのない完璧な的中劇。会員の方々から『気持ちのいい的中だった』という声をお寄せいただいたが、それもまた納得のレース内容だった。
その他にも日曜中山7R「4歳上500万下」日曜中京9R「三河特別」など、勝負鞍において連日に渡り的中をお届けし、土日跨ぎで3連勝した弊社予想部。加えて、この春第一弾のG1『高松宮記念』もキッチリと馬連的中という結果で大団円の開幕週となった。勝負春競馬が佳境を迎えるこの時期と呼応するように、本来の姿を完全に取り戻したアスコットシステムズ。待望の『確変状態』に突入した弊社予想部に今週末も多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回中山・1回阪神7日・8日目・2回中京3日・4日目

危なげのない好配当的中 ~日曜中山10R・下総S~

「それにしても」と呆れるほど不公平な競馬が続いている。特に中山が酷い、酷すぎる。言うまでもなく『インしか伸びない』例の馬場の話。逃げヴィーヴァヴォドカを差せない「フラワーC」のディアジーナ。最内で粘るレッドスパーダを捕らえ切れない「スプリングS」のフィフスペトルなどが典型的な例だ。こうなると能力以前に枠順と展開が最重要ポイント、ということになる。無論それらも予想をするうえで忘れてはいけないファクターだが、少なくとも『第一のもの』ではない。今週末の中山は連続開催の折り返しとなるが、果たしてこの傾向がどこまで続くのか? それが最大の焦点という妙な現象。馬場状態の変化をこまめにチェックする以外の対処法はない。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山10R「下総S」4歳上1600万下・ダート1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気となった15番プロフェッショナル。「勝って更にデキを上げているプロフェッショナルが軸馬。高速決着を見越した前走はいつにない先行策。危なげなく抜け出して自在性を証明した。ダートでは本当の意味で底を見せていないし、ここはハンデ戦の55キロ。昇級即V争いとみた」という見立て。
レースは内枠から好スタートを決めたゼンノトレヴィが逃げる展開。48秒7-61秒7という平均速めの流れになり、軸馬プロフェッショナルは中団の外目でジックリと脚をタメる形。4コーナーを回り切って直線、ここで巧くインに潜り込んだプロフェッショナル。一旦は抜け出したが、残り200mからは外を伸びてきたスターシップとの壮絶な叩き合いになった。結果的には0秒1遅れを取り2着となったプロフェッショナルだが、これは1キロのハンデ差がそのまま出ただけのこと。いずれにしろ「馬連3-15、2520円」の的中には1着も2着も関係なし。弊社と弊社の会員の皆様にとっては『超安心の熾烈な叩き合い』であった。
他にも『目イチ勝負』として提供した日曜阪神9R「須磨特別」も危なげなく馬連10-11、1010円の的中。当然のごとく勝負どころをキッチリモノにした。他にも人気薄の激走馬としておつたえした日曜中山9R「浅草特別」の7番人気ドリームスカイラブの2着入線を筆頭に土曜日も激走馬2頭共に連対確保するなど、勝負鞍のみならず全体の提供が底上げされてきたことは言うまでもない。良いカタチで次開催を迎えられる態勢は整ったと言えるだろう。
最高の流れでいよいよ『好配当的中量産態勢』に入った弊社予想部。G1目白押しとなる今週末からの3回中山・2回阪神開催を目前に控え、完全に本来の姿を取り戻した。まずは今週末の「高松宮記念」。この鞍で的中をお届けして以降のG1戦線に弾みをつける所存。勢いを駆る今週末以降の提供にご期待いただきたい。

2回中山・1回阪神5日・6日目・2回中京1日・2日目

安心の的中劇 ~日曜中京8R・4歳上500万下~

現在、関東に所属する牝馬のG1ウイナーが何頭いるかご存知だろうか。正解はキストゥヘヴン・ピンクカメオ・ブラックエンブレムのたった3頭だ。そのうちの2頭キストゥヘヴン-ピンクカメオのワンツー決着で馬連21930円という配当になった「中山牝馬S」。『馬は格で走る』と信じて疑わない人間にとっては垂涎もののオイシイ馬券だが、キストゥヘヴンは近2走13着→10着。ピンクカメオの方は近3走15着→16着→15着だから、さすがにちょっと手が出しづらい。特に牝馬戦の場合は「格より近況重視」という面があるだけになお更。現にこのレースでも唯一G1を2勝しているトールポピーは惨敗しているのだから。難解そうに見えたレースが難解なまま終わったなぁ、という妙な思いだけが残った。それにしても今の中山芝、インを走った馬しか馬券にならない。唯一の例外が最後方から大外一気に突き抜けた「山桜賞」のピサノカルティエ。あるいは、この馬が「ダービー」でのロジユニヴァースの最大の強敵になるのかもしれない。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京8R「4歳上500万下」ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気の11番タガノショータイム。「1年ぶりの前走を逃げて0秒5差5着に粘ったタガノショータイムが軸馬。ひと叩きで太かった体はビシッと締まってきたし、本来の気合も出てきた。休養前のこの開催で現実に同条件を快勝している格上馬。一枚上の先行力で押し切ってくれるはずだ」という見立て。
レースは最内枠からスタートを決めたフォルスストリートが逃げる展開。ハナが予想されたタガノショータイムだが、ここはジックリと2番手からの競馬。逃げたフォルスストリートは3コーナー手前で早々と脱落。満を持してタガノショータイムが先頭に立つ。そこからは完全な独壇場。4コーナーから直線に入っても余裕綽々の手応えでアッサリと後続を振り切った。2着シンボリプロキオン、3着セクシーザムライ、4着ドミンゴシチーと、対抗馬が上位を占める安心の的中劇。結果的に「馬連8-11、520円という1番人気での決着となったが、情報精度の確かさを再確認していただくひと鞍となった。配当面に恵まれなかったとはいえ、この的中には一定の評価が与えられると自負している。
他、結果的には不的中となった鞍にしても「ほんのちょっとしたボタンのかけ違い」のようなものばかり。購入法ひとつで高配当をお届けしている鞍が目についた。今後、予想部にはそのあたりをさらに煮詰める作業を期待したい。少しだけ風向きが変われば高配当連打に激変する手応えがある今現在、その契機となりそうな勝負鞍が次開催開幕週の『高松宮記念』。弊社では滅多にお目にかかれない重賞戦での大勝負であることをお伝えしておく。とはいえ、まずは反転攻勢を期す今週末、開催最終週の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回中山・1回阪神3日・4日目

大本線ダブル的中 ~土曜阪神12R・4歳上1000万下~

ブエナビスタが「チューリップ賞」を一頭だけ次元の違う末脚で完勝。その翌日の「弥生賞」はロジユニヴァースが持ったまま逃げ切った。牡牝クラシックの絶対的な主役が至極順調に滑り出した、という感じの先週末。レース前ブエナビスタはともかくとして、正直なところロジユニヴァースの方は少しだけ微妙な部分もあった。なぜか? それはたったひとつ「関東馬だから」ということ。ここ20数年、関東のクラシック候補と呼ばれた馬が、大して評判にも上がっていない関西馬に散々負け続けた。それがトラウマとなっていただけに「どうなの?」という部分もあったのだが、終わってみれば「恐れ入りました」のひと言。ブエナビスタ同様、ロジユニヴァースも化け物級ということがハッキリと証明された。牡牝とも2番手以下が混沌としているだけに、馬券的にも案外面白いクラシック戦線と言えそうだ。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神12R「4歳上1000万下」ダート1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった14番ダイシンオレンジ。「1000万昇級の前走で小差3着と力走し、早くもクラス通用のメドを立てたダイシンオレンジが軸馬。確実に時計を詰めているようにスピード面の強化著しく、予想される高速決着にも十分対応できるはず。ここは好位からの突き抜けに期待する」という見立て。
レースはスタート直後8番クリストフォルスが落馬するアクシデントはあったが、大方の予想通り9番マルブツフラッシュがハナに立つ展開。軸馬ダイシンオレンジは痺れるような手応えで2番手追走という正攻法のレース。4コーナーでカラ馬となったクリストフォルスに外へ振られ一瞬ヒヤッとするシーンはあったものの、直線に入りアッサリと先頭に立って危なげなく押し切った。2着には後方から直線一本で追い込んできた1番グランプリサクセスがクビ差で続き、そこから4馬身差の3着に7番トーセンスターンが入線。結果「馬連1-14、720円&3連複1-7-14、1550円」、どちらも1点目の大本線によるダブル的中となった。
ここ最近歯痒い結果が続いていただけに、正直なところ「本当にお待たせしました」という感じのダブル的中。他にも日曜日中山10Rでも的中をお届けでき、会員の方々からのお電話やメールも喜びの声が大多数を占めた。欲を言えばもう一本勝負鞍でのダメ押し的中がほしいところだが、まずはソコソコの『いい当たり』が出たことに安堵の思い。また結果は伴なわなかったものの、今開催に入り人気薄の馬からの提供も増えてきているだけに、こうなると弊社の場合は時間の問題。近日中に痺れるような好配当的中をお届けできるだろう。弊社十八番の好配連打は今週末のお楽しみ、ということにさせていただく。
クラシックシーズンを目前に控え、いよいよ本格的な競馬シーズンの到来となる。これに呼応するかのように本来の姿を取り戻しつつあるアスコット予想。より一層のご期待をお持ちのうえ、今週末をお待ちいただきたい。

2回中山・1回阪神7日・8日目・1回小倉7日・8日目

望外の好配当 ~日曜阪神11R・阪急杯~

開幕週ということに加え、週末の雨でとにかく微妙な馬場状態となった中山・阪神の芝コース。直線、外を通った差し・追い込み馬が一旦は先行勢との差を急激に詰めてくるのだが、ゴール前で再度突き放されるパターンが連続した。現在の競馬(=馬券戦術)において馬場状態の把握は『キモ』とさえ言えるが、改めてその難しさ&重要性を痛感させられた思い。当然のことだが、次走以降馬券的に目が離せないのは「外を通って差し届かなかった馬」ということになる。記憶に残しておいて損のなさそうな馬を列挙しておこう。土曜日→中山9R「水仙賞」4着カルカソンヌ。中山10R「韓国馬事会杯」4着ファルカタリア、9着コウユーキズナ。阪神9R「丹波特別」4着ウインキングストン。11R「アーリントンC」4着アイアンルック、10着ツクバホクトオー。日曜日→中山9R「潮来特別」5着ラヴォランテ。阪神11R「阪急杯」5着トウショウカレッジ。どうかお忘れなく。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神11R・G3「阪急杯」芝1400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは3番人気の13番ローレルゲレイロ。「海外遠征帰りの東京新聞杯を叩き気配が変わってきたローレルゲレイロ中心。今のこの馬にとって1600Mは微妙に長く、1200Mはハッキリ忙しすぎる。従って実績通りこの1400Mがベスト。前日の競馬を見ると開幕週の芝は絶好の状態で、インを走る先行馬が断然の強味を発揮していた。差し・追い込み型が大多数を占めるこの一戦、展開利は間違いなくこの馬にある。押し切りに期待したい」という見立て。
レースは外からスタートを決めたローレルゲレイロがいつものように先行態勢。鞍上の藤田には逃げに固執する様子はなかったが、マイネルレーニアの待機策を確認してハナを主張。2番手のビービーガルダンを4馬身ほど離しての逃げだが、3F通過は34秒1だから全くの平均ペース。直線は逃げるローレルゲレイロと、番手マークから脚を伸ばすビービーガルダンのマッチレース。しかし、半ばでは決着がつきビービーガルダンが先頭に立ってそのままゴール。差されたローレルゲレイロだが、脚いろが鈍ったわけではなく危なげのない2着確保。3着ドラゴンファングには3馬身半の大差をつけていた。結果「馬連4-13、3330円」の好配当的中。先行競馬を読み切った軸馬選択。そして「人気の盲点に入っている」として7番人気ビービーガルダンを取り上げた判断が大正解だった。ビービーガルダンといえば昨秋の「スプリンターズS」3着の実力馬。この馬連配当は望外かも。
他にも日曜中山12R「4歳上1000万下」において7番人気のキモンホワイトを対抗1点目に指示し、「馬連1-13、4190円」を大本線でヒット。春競馬を迎えて予想部全体に雰囲気が出てきた。残念ながら昨年6月以来、8ヶ月間続けていた目イチ勝負鞍における『タコなし記録』(土日で最低一鞍は的中をお届けするという意味)は途切れてしまい、会員の皆様には申し訳ない結果ではあったが、人気薄を軸馬指名しての好走例などからもレース選択や軸馬選定に関しては前開催とは歴然と改善されてきた。日曜・阪神10Rで軸馬指名した5番人気のクイックリープなどが良い例。弊社と長いお付き合いのある皆様からは「開催が替わって好配当的中が期待できる感じになってきたね」との声も少なくなかった。勝負どころで的中をお届けできなかった翌日の声。弊社としては意外ではあったが、競馬暦の長い方の利用が多い弊社だからこそ、と言えるだろう。それらの皆様の期待を裏切らないよう、予想部にはより一層の精度向上を期待したい。
先週末は軸馬の惜しい3着続きでストレスの溜まる結果ではあったが、これまでの実績から、そして噛み合ってきた今の状況であれば即巻き返してくることは確実。僅かに流れが変わるだけで結果が一変することは皆様ご存知の通り。反発攻勢を期す今週末の提供には、これまでにも増してご期待いただきたい。