1/28 1/29 ・1回東京1日2日目分・1回中京9日10日・1回小倉5日6日目分

獲ればパーフェクト的中 ~日曜中京10R・刈谷特別~

フェブラリーステークス・G1の前哨戦となる「根岸ステークス・G3」。ステップとしては先週の東海Sよりも関連性が強く、また、本番でも人気しそうな有力馬が集結。往々にして古豪が幅を利かせるダート界だが、いまは数年ぶりに現れる端境期でもあるから、注目度の高い一戦だった。
実際、それを裏付けるかのようにここを制したのが、圧倒的支持を受けた5歳牡馬レモンポップだった。前走「武蔵野S・G3」では中1週の強行軍に加え、自身にとってはやや距離の長いマイル戦が祟っての2着。その点、今回は十分に間隔をあけて万全の態勢である。しかも得意の1400m戦となれば単勝1.6倍も納得。最後の直線も差されそうな局面からもうひと伸びする強い内容であった。だがしかし、本番となると青信号とは言い切れない面もある。フェブラリーステークス・G1は2月19日。ふたたび中2週のタイトなローテを余儀なくされるうえに、距離も1ハロン伸びるわけだ。こと今回、1/2馬身差の2着まで詰め寄ったギルデットミラーは、馬体重プラス6キロと次を見据えた仕上げにも映った。ひとまず両者の星は五分となったが、果たしてG1の舞台でどんな対決となるのか。弊社十八番のダート決戦だけに、別路線組を含めてその勝者をきっちり見極めたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京10R「刈谷特別」ダ1800m。このレースで軸馬として期待したのは、1番人気に支持された5番サンライズアリオンだった。

『圧巻の前走からさらに上昇示すサンライズアリオンが軸馬。休み明けだった前走は完調手前といった仕上がりで5馬身差の圧勝。しかも自分でペースを刻んで上がりもまとめる秀逸な内容だった。ようやく能力に体が追いついた印象で、この中間は1週前に坂路で自己ベスト、最終追いで5ハロン52秒0―ラスト1ハロン12秒4と好時計を連発。ここは骨っぽい相手関係とはいえ、楽に先手が取れる組み合わせは強調できる。懸念すべき癖がないため左回りもOKだし、追って味のある脚が中京にマッチする公算も大。連勝期待』という見立て。

スタートは11番タイセイエピソード、16番キゾクのタイミングが合わなかったが、それ以外はほぼ互角のスタート。2番ラブリーエンジェルが積極的に動かしていくが、軸馬5番サンライズアリオン、6番サワヤカコーズサンも馬体を併せるように先行争い。その後に8番タガノエスコートが続き、さらに外から13番シェイリーン、最内に3番レイクリエイター、1馬身差に4番ウインザナドゥ。ここからも差はなく好スタートを切ってラチ沿いを進む2番ラブリーエンジェル、2馬身ほど外に14番ナムラゴロフキン。1馬身開いて内から7番ラインオブソウル、9番スズカマジェスタ、15番キミコソシャチョウは並んで追走。以下、12番プリモスペランツァ、11番タイセイエピソード。最後方に10番ファイブレターという隊列。
楽に主導権を握った軸馬5番サンライズアリオンは、1000m 63秒8と淡々とした流れを刻む。同日の1勝クラスが64秒3だったことから、これは完全なスローペース。遅い流れに反して馬群はやや縦長の展開だったが、1000mを切ったあたりでレースが動き出し後続勢が一気に進出。4コーナーの出口では馬群が一団となって直線の攻防へ移る。直線入り口では、先頭の軸馬5番サンライズアリオンに対して6番サワヤカコーズサン、8番タガノエスコートが詰め寄ったが、マイペースで逃げた軸馬5番サンライズアリオンは余力十分。逆に少しずつ差を拡大し、早々に6番サワヤカコーズサンが脱落する。一方の8番タガノエスコートは懸命の追い出し。一方の軸馬5番サンライズアリオンは、残り200Mで遂にゴーサインを出すと逃げ込み態勢。8番タガノエスコートも何とか食らいつこうとするが、前との差は一向に詰まる気配がなく、軸馬5番サンライズアリオンが優々と一番でゴール。2着に最後まで懸命に追い掛けた8番タガノエスコート。3着には、密集馬群から唯一抜け出してきた4番ウインザナドゥが入線した。

この結果により、「馬連5-8、660円」を的中。人気サイドにつき取り立てて騒ぐような配当ではないが、実はこのレース、土日を通じて「厳選勝負鞍」のパーフェクト的中がかかった大事な一戦だった。結果、この的中によって、東京開幕週は4戦4勝の好成績をおさめることとなった。

さらに、「重賞予想」の日曜東京11R「根岸S」でも「3連単13→6→14、2,610円・3連複6-13-14、1,070円をきっちりとダブル獲り。また、抜群の安定感で定評のある「新馬未勝利予想」でも的中を射止めるなど、先週は至るところで回収祭り。前回の当欄で「東京開催のスタートダッシュを決めるべく、勝負鞍の準備に余念がない」とお伝えしたが、まさに有言実行の週末だったといえる。

さて、梅花の便りと共に、実績馬が春G1に向けて動き出すシーズンとなってきた。さっそく今週は、西で「きさらぎ賞」、東では「東京新聞杯」がスタンバイ。前者はクラシック候補といわれるフリームファクシが早くも登場。また東京新聞杯では、マイルに戻るナミュールなど注目馬がエントリーしている。特に東京新聞杯は昨年に好成績を残した芝マイル重賞でもあり、注目の一戦だろう。いずれにせよ、先週の勢いを知る皆様をさらに驚かせる買い目、そして的中をお届けする次第。会員様におかれては、勝負馬券購入の準備を整えたうえで今週末の配信をお待ちいただきたい。

1/21 1/22 1回中山・1回中京7日8日・1回小倉3日4日目分

弊社十八番のダブル的中 ~土曜中京7R・4歳上2勝クラス~

先週はG1フェブラリーSの前哨戦・東海S。しかしここをステップに本番で馬券になったのは、近5年ではインティ(2019年/東海S・1着、フェブラリーS・1着)のみ。やや繋がりが薄くなってきた雰囲気だが、今年も好調馬が揃って注目の一戦となった。勝利をおさめたのは、B.ムルザバエフ騎乗の2番人気プロミストウォーリア。昨年10月から4連勝で、ここは試金石の重賞初挑戦だったが、主導権を握ってそのまま押し切る強い競馬であった。鞍上いわく「馬に任せたまま何もしていない」とのことだが、それだけ馬が充実しているということだろう。ちなみに、これでマジェスティックウォリアー産駒は20年エアアルマスに続き本レース2度目の勝利。こと米国産エーピーインディ系は左回りの中距離に良績があり、特に逃げた時は約半分が複勝圏という高打率。その反面、揉まれ弱さもあるから外目の枠が理想だ。プロミストウォーリアの次走は不明確だが、強力な同型が揃うフェブラリーSでも枠順や展開次第では面白い存在となりえる。なお、1番人気ハギノアレグリアスは、カラ馬に邪魔されて勝負どころでブレーキと、前走に続いて不運に見舞われてしまった。スムーズでも差し切りまでは微妙だったが、過去最高の馬体重かつ不利あっての2着は高い能力があってこそ。6歳でもまだキャリア11戦であり、順調に使えれば重賞制覇も遠くないはずだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京7R「4歳上2勝クラス」ダ1900m。このレースで軸馬として期待したのは、1番人気に支持された7番レッドファーロだった。

『ダートではまだ底をみせていないレッドファーロが軸馬。ダート2戦目の前走は馬群に押し込められて動くに動けない厳しい展開だったが、それでも直線だけの競馬で0秒2差の2着。負けはしたが、馬群の中で砂を被っても怯まなかったレース内容は高く評価できる。ここは間隔が詰まっているが、長めからキッチリ追って負荷をかけた調整は好感が持てるし、引き続き結果の出ている中京1900mも申し分なし。相手に恵まれた感もあり、スムーズならアッサリまで』という見立て。

レースはほぼ互角のスタートから、ややダッシュを効かせて2番メイショウゲキリンがハナを主張。番手争いはややゴチャつくも8番セブンスレターがおさまる。差がなく15番クリノナイスガイ、3番アドマイヤベネラ。これに続いて11番アスクビックスター、16番セレッソまでが先行集団を形成。2馬身ほど開いて中団前に5番クリーンドリーム、4番カフェキング、以下バラッとした隊列となり軸馬7番レッドファーロは中団後方。2馬身以上開いた最後方は1番プルモナリア、13番トップリーチの2頭が並走する。ハナを叩いた2番メイショウゲキリンがテンポよく刻み、タイムは600m36秒7、800m49秒8。特別に速いというラップでもないが、馬群は先頭から最後尾まで20馬身と縦長の展開。だが、800mを過ぎるとガクッとペースが落ちたため、後続との差が大きく詰まり4コーナーで馬群が密集。各馬とも勝負圏内のポジションで直線へ突入する。終始マイペースで逃げた2番メイショウゲキリンが懸命に粘るが、しかし坂を上がって残り2ハロンというところで脚色がやや鈍化。これと対照的に、先行勢の後ろで虎視眈々と追い出すタイミングを狙っていた16番セレッソ、さらに外から軸馬7番レッドファーロが急伸する。残り1ハロンで完全に脚が上がった2番メイショウゲキリンをかわし、勝負は16番セレッソ、軸馬7番レッドファーロの一騎打ち。先に抜けた16番セレッソが最後まで抵抗してみせたが、地力に勝る軸馬7番レッドファーロがクビ差抜け出したところがゴールだった。入選順は、1着7番レッドファーロ、2着に16番セレッソ、3着に最後まで踏ん張った2番メイショウゲキリンが入線。

この結果により、「馬連7-16、650円・3連複2-7-16、1,270円」を的中。サポートでは軸馬と対抗馬の決着と判断。さらに人気の割に配当妙味があることから、3連複2頭軸を推したのが吉と出た。結果、わずか3点で3連複を仕留めたことには一定の評価をいただけるだろう。

また、他でも重賞レースの日曜中京11R「東海S」で「馬連4-10、970円・3連複4-10-13、1,750円のダブル的中や、安定感抜群の新馬未勝利予想でもキッチリ的中と弊社らしい結果を随所にお届け。厳選勝負鞍では上記1鞍のみとやや寂しい結果ではあるが、年明けからの好調を考えれば中山開催全体はまずまずの結果だったといえる。

さて、早いもので年始5日から始まった中山開催が先週で終了。今週から東京開催へと移行するが、何事も最初が肝心であり、開催替わりもその一つ。弊社では東京開催のスタートダッシュを決めるべく、勝負鞍の準備に余念がないことをお伝えしておこう。特に、今週末はもうひとつのフェブラリーS・前哨戦「根岸S」がスタンバイ。こちらは東海Sに比べて本番への関連が強いうえに、今年はハイレベルな明け4歳馬も参戦するから興味深い。余談だが、弊社では人気薄濃厚のある一頭に注目している。果たしてどんな買い目になるのか、期待を大きく膨らませて当日配信をお待ちいただきたい。

1/14 1/15 1回中山・1回中京5日6日・1回小倉1日2日目分

勢いを駆って開催最終週へ ~日曜小倉11R・門司ステークス~

先週の京成杯・G3は「皐月賞」と同じ中山芝・2000mが舞台。本来はクラックを占う注目レースだが、年末のホープフルSがG1に昇格して以降は出走馬のレベルを疑問視する声も。実際、今年は9頭という寂しい頭数となった。だが、そんな声を黙らせるかのような勝ちっぷりをみせたのが、メンバー中唯一の1戦1勝馬・ソールオリエンスだった。同馬はデビュー戦でもポテンシャルの高さを存分に見せていたが、今回もその器の大きさを改めて知らしめる結果となった。レースは互角の発馬から中団後方。道中はやや行きたがる素振りをみせたが、すぐに折り合うと3角過ぎから仕掛け気味に進出。4角では逆手前で進入したことで外に大きく膨らむアクシデントがあったものの、立て直してからの伸び脚は圧巻。一気に後続を突き放すと、2着に2馬身1/2差をつける完勝劇だった。とはいえ、まだ馬体の造りや精神面など課題が残っており、ここは能力だけで制してしまった印象もある。逆にいえば、まだまだ伸びシロがあるということであり、順調に春や秋を迎えたあたりでは一体どれほど成長しているだろうか。昨年の有馬記念を3歳で勝ったイクイノックスと同じキタサンブラック産駒だけに、さらなる進化に期待したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉11R「門司ステークス」ダ1700m。このレースで軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された10番アラジンバローズだった。

『コース替わりで反撃必至のアラジンバローズが軸馬。中山に遠征した前走は2番手追走も、良馬場で淀みのない前崩れ展開で万事休す。だが、昨夏に連勝した小倉に替わるここは大きく見直しが必要。何より、本コースでは1分41秒6(重馬場)という強烈なタイムを誇っており、今回のメンバーではもちろん抜きん出た存在。折しもの雨で脚抜きのいい馬場も好都合である。この中間は在厩で前走の疲れをケアされており、ウッド最終追いで上がり2ハロン23秒5-11秒6と状態も不足なし。手の合う西村淳騎手も頼もしく、得意の1700mなら勝ち負け必至』という見立て。

レースは全馬互角のスタートから内の2番ハギノアトラスの出脚がよく一旦前に出るが、外から軸馬10番アラジンバローズ、11番ディパッセも並んで進出。結局、11番ディパッセが押し上げて主導権を握る形となった。そのまま番手に2番ハギノアトラス、一旦控えた軸馬10番アラジンバローズが3番手におさまる。差がなく好枠から内に潜り込んだ1番ジャズブルース、1馬身差に14番ソリタリオ、9番ロッシュローブが並び、その後ろに8番クリノフラッシュ。さらに半馬身おいて、内から12番ミステリオーソ、13番メイショウジタンと先団がごった返す前掛かり気味の展開。この後ろは4番プリマジア、7番ブリッツファング、3番ダンツキャッスル、6番ファシネートゼットがバラッとした隊列で追走。最後方にポツンと5番ダノンファストという隊列。

向こう正面に入ると11番ディパッセが後続を離しにかかるが、2番ハギノアトラスを先頭に後続勢も淡々と追走する流れが続く。逃げた2番ハギノアトラスは600m35秒0―1000m59秒5。稍重発表だったが、1勝クラスでも1000m59秒9だったことを踏まえればやや遅めのミドルペースか。向こう正面も終盤に差し掛かると、後続が仕掛けた訳でもなく逃げた2番ハギノアトラスとの差が詰まり3コーナー入口では追走勢が真後ろまで迫る。ここで仕掛けたのが、軸馬10番アラジンバローズ。ハデなアクションこそないが、徐々に進出を開始すると直線入り口では逃げた2番ハギノアトラスを捕らえて一気に先頭へ。ここから速いのが軸馬10番アラジンバローズだが、これに呼応するように接近してきたのが先団後方から早めに押し上げていた9番ロッシュローブ。残り2ハロンを過ぎるとレースは完全に2頭の一騎打ち。軸馬10番アラジンバローズを目標に9番ロッシュローブがジリジリと詰め寄り徐々に抜け出しにかかる。交わされながらも懸命に追いすがる軸馬10番アラジンバローズだが、半馬身ついた差が埋まらないままゴールが近づき、1着に9番ロッシュローブ、2着に軸馬10番アラジンバローズの順で入線。最後は、直線入り口でも後方だった7番ブリッツファングが大外から強襲して3着に滑り込んだ。
この結果により、「馬連9-10、1,820円」を的中。事前のオッズでは1番ジャズブルースが人気の中心を担っていたためか、軸馬10番アラジンバローズ(1番人気)と9番ロッシュローブ(5番人気)の組み合わせでもまずまずの好配当となった。

また、他でも厳選勝負鞍の的中はもちろん、荒れる牝馬ハンデ重賞の日曜中京11R「愛知杯」で「3連複2-3-13、5,500円を的中。さらに、高打率を継続中の新馬未勝利予想では日曜中山2R「3歳未勝利」の「馬連6-10、3,040円もお届け。正月競馬が明けて通常運転の3開催場になっても、弊社予想陣の安定感は頑強である。

さて、早いものでアッと言う間に中山開催も最終週。難解な厳冬期においても安定的中をお届けしていることにまずは一安心。無論、さらなる高配当を追求していくことは責務だが、まずは最後をキッチリ締めたうえで第1回東京開催を迎える所存である。さっそく、波乱含みの『アメリカJCC』が控えているが、今週末も重賞のみならず数々の勝負鞍をお届けする予定だ。会員様は引き続き、期待に胸を膨らませて配信をお待ちいただきたい。

1/5 1/7 1/8 1/9 1回中山・1回中京1日2日3日4日目分

正月競馬も安定的中で幕開け ~木曜中山11R・ポルックスS~

謹んで新春の祝詞を申し上げます。
昨年も株式会社アスコットディライトをご利用いただき、誠にありがとうございます。本年もさらなるサービス向上に向け、気持ちを新たに取り組んでまいりますので、変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。

さて、例年同様に1/5の東西の金杯で2023年度のJRAが幕開け。一年を占う運試しと比喩される東西金杯だが、ここで取り上げるのは芝1600mで行われた中京の京都金杯。勝利を収めたのは、ここでは5番人気に甘んじたイルーシヴパンサーだった。昨年の本馬を振り返れば、1番人気に推された安田記念・G1で展開に泣き、反撃を期した関屋記念では急遽の乗り替わりと不運の連続だった。さらに金杯当日の馬体重プラス14キロも嫌われたのか、人気は上がらずじまい。しかし、レースではいつも通りやや後ろから。内目でジックリと脚を溜めながらコーナー毎に前との差をジワジワ詰めると、直線では迷いなく最内を突いて鋭進。1/2馬身差で東京新聞杯以来の重賞2勝目を飾った。無論、馬の能力が抜けていたことは確かだが、馬場の内目が良いと判断して慌てずコースを選んだ岩田望騎手の好騎乗も光った一戦。その岩田望騎手こそ関屋記念の前日に落馬負傷して騎乗キャンセルになった当人であるから、年始の晴天にふさわしい勝利だったとも言える。スタートからゲンのいい勝ち星を手にした今年こそ、人馬ともに念願のマイルG1獲りへ順調に進むことを願うばかりだ。

それでは本題へ。今週斬るのは正月競馬3日間開催の2日目となった、日曜中山11R「ポルックスS」ダ1800m。このレースで軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された1番ウィリアムバローズだった。

『オープン特別なら大きく見直せるウィリアムバローズが軸馬。重賞初挑戦となった前走はマークがキツく先行勢は壊滅というハードな展開。そんななか、速いラップを連続して刻んだ同馬が大敗したのは仕方のないところ。だが陣営も得意の中山で即反撃を描いており、早々にここを目標に調整。もちろん特別戦では力関係が緩和されるし、今回は強力な先行勢が不在で単騎逃げが叶いそうなメンバーでもある。この中間も大敗の影響をみせず、入念な乗り込みでこの馬らしい動き。状態に一切不安なく、得意の中山で絶好枠なら押し切り必至』という見立て。

実際のレースでも、軸馬1番ウィリアムバローズが内からポンと絶好のスタート。他も大きな出遅れはなく横一線の発馬。好発を決めて主導権を主張する軸馬1番ウィリアムバローズに競りかける馬はおらず、序盤は各馬とも他の出方をうかがうような形となったが、落ち着くのを嫌って外から13番ニュートンテソーロが番手を主張。これに続く形で10番ルコルセールが3番手まで浮上し、4番手は抑え気味に追走する6番メイショウムラクモ。半馬身差の内に3番アシャカトブ、1馬身差に7番ワーケア、11番タガノディアマンテが並走して先行集団を形成。直後も大きな差はなく、14番ルリアンが1馬身差の外目でポツンと流れに乗り、さらに1馬身差に内から4番アメリカンフェイス、9番ニューモニュメント。その後ろに2番ケンシンコウ、5番キタノヴィジョン、8番ディアセオリーという隊列となった。一方、コーナーワークで後方勢に1馬身ほど差をつけた軸馬1番ウィリアムバローズは、前半3ハロン36秒8―4ハロン49秒6―5ハロン62秒1と絶妙なペースに持ち込む。これで後続は動くに動けずポジションを維持したまま淡々とレースは進んで行く。3コーナー手前で軸馬1番ウィリアムバローズが後続を引き付けると一気に馬群が凝縮。直線入り口では先頭から最後方までおおよそ7馬身差の団子状態となって勝負の直線へ。楽な展開に持ち込んだ軸馬1番ウィリアムバローズは余力十分。早々に後続を引き離しにかかり、アッという間に2馬身差をつけて逃げ込み態勢。これを追い掛ける後続勢も3番アシャカトブを先頭に懸命に脚を伸ばそうとするが差が詰まる気配なく、軸馬1番ウィリアムバローズの完勝もみえてきた。だが、前残りの厳しい展開をものともせず中団後方から馬群の外を猛追してきたのが9番ニューモニュメント。直線入り口では絶望的な差があったが、驚異の上がり36秒6を繰り出すと、ゴール直前で軸馬1番ウィリアムバローズをクビ差交わして見事1着ゴール。2着はまさかの末脚にやられた軸馬1番ウィリアムバローズ。そして3着は最後まで懸命に粘った3番アシャカトブが入線した。

この結果により、「馬連1-9・640円&3連複1-3-9・2,520円」のダブル的中をお届け。差し切りには驚いたが、対抗1点目の9番ニューモニュメントは叩き2戦目の大幅な上積みを警戒して3連複2頭軸の一方に推奨。これが奏功して、この1鞍で回収率295%と納得できる結果につながった。

他にも、正月開催1発目の提供となった木曜中山8R「4歳上2勝クラス」もダブル的中で 「馬連9-11・630円&3連複7-9-11・1,040円、そして3日間開催のオーラス勝負となった月曜中京10R「雅ステークス」「馬連5-16・1,250円と配当にも納得のいただける複数の的中をお届け。難解とされる厳冬期かつ変則開催の年始競馬でも、安定した結果を刻んだ次第だ。

顧みれば、弊社が株式会社へと転身したのが21年12月。今年はその改めての運営開始から無事2年目を迎えることとなった。昨年も会員様の期待に応える提供ができたとは自負しているが、年頭に当たり、2023年はさらに飛躍の年にすることを胸に精進する所存だ。一転、競馬シーンは早くも正月競馬が終了し、今週から小倉開催がスタート。開催カレンダーは通常運転へと戻るわけだが、選択肢が増えるのは現在の弊社にとって大歓迎。厳冬期で難解とはいえ、むしろ配当が確実に上昇する稼ぎ時でもある。そして、気が早いが3歳クラシックの蹄音も強まっている。今週も皐月賞と同舞台の京成杯がスタンバイしているが、こちらをはじめ各重賞とも勝負鞍として鋭意調査が進行していることをお伝えしておこう。本年も倍旧のお引き立てをお願いすると同時に、まずは今週末の弊社予想にご期待いただきたい。