8/27 8/28 3回新潟・4回小倉・2回札幌5日6日目分

高的中率を維持 ローカル最終週で大団円へ ~土曜札幌8R・3歳上1勝クラス~

先週はサマースプリント第5戦「キーンランドC」が行われた。人気は2頭の3歳馬に集まったが、結果は6番人気ヴェントヴォ―チェが直線で力強く抜け出し重賞初制覇となった。同馬はデビューから6戦でオープン入りを果たした中々のエリート。オープン3戦目の「春雷S」ではロードカナロアのレコードに0秒1まで迫る快走などもあったが、ここ2戦は人気を裏切るレースが目についた。さらに今回は1ヵ月半の間に「函館→新潟→札幌」と移動するかなりハードなローテ。そのためか、6番手まで人気を落としていた。ただ、当の馬の方は相変わらず稽古で動いており、夏馬らしくむしろ調子を上げていた。前走「アイビスSD」で速い流れの経験したこともプラスに働いたのか、終わってみればこの馬本来の快走だったといえる。層の厚いスプリント路線だけに先のG1云々というのは早計かもしれないが、俄かに注目の1頭となったことは確かだ。また、鞍上のC.ルメール騎手にとっては春の「オークス」以来、今年2度目の重賞V。昨年のこの時期はすでに重賞9勝と荒稼ぎしていたことを考えると、物足りない数字ではある。はたして、ルメール騎手はこの勝利を契機に秋競馬で復活なるか……、これも今後の注目ポイントだろう。なお、弊社はこのローカル開催で毎週において重賞的中しているが、この「キーンランドC」ならびに「新潟2歳S」でも的中をお届けしている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌8R「3歳上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された9番ネイリッカだった。

『牝馬限定戦なら主役級の扱いが必要なネイリッカ。前走は4着だが、1000m通過が59秒5の超ハイペース。しかも1番人気に終始マークされる厳しい競馬で、普通なら大敗やむなしといった状況。それを考えれば、勝ち馬から0秒2差に踏ん張った点は高く評価できる。ちなみに、競りかけた1番人気は最下位に沈んでおり、ネイリッカの潜在能力をより引き立てた格好でもあった。現状の同馬は集中が続かずこのクラスに滞留しているが、今回の横山(武)騎手なら改善してくる可能性が大。そもそも牝馬限定戦に変われば力関係ははっきり上位であり、V候補筆頭』という見立て。

レースは軸馬9番ネイリッカがいつも通り速いスタート。それでも内から6番ルルネージュが引かない構えで競り合うが、スピードの違いで9番ネイリッカがハナに立ち主導権を握る。ポジション争いは続き、外から勢いよく12番アレマーナが2番手まで押し上げ番手に。この後ろに3頭横並びで6番ルルネージュ、8番タマモペアリング、13番ソヨギまでが先行集団を形成。1馬身ほど開いて中団前目に11番メイショウソウゲツ、4番マヤローザ。さらに半馬身差で5番メイショウホオズキ、そして1番人気の7番レリジールダモーレもこの位置。差がなく2番ウインホノカ、3番キュンまでが中団で、最後方に14番サイモンポーリアという隊列。600mが34秒5、800m46秒3というミドルペースで逃げた9番ネイリッカと先行勢は余裕を感じる走り。3コーナーから徐々に後続が忙しくなってくるが、各馬とも大きなアクションの割に前との差が詰まらない。直線入り口から押し切りを図る9番ネイリッカに対し、マークしていた12番アレマーナが懸命に追いすがるが、残り200mを残して差は広がる一方。軸馬9番ネイリッカの鞍上も最後まで気を抜かないよう追い続け、終わってみれば5馬身差の大楽勝となった。そこで焦点は2着争いの12番アレマーナ、7番レリジールダモーレに移る。両馬とも馬券の相手に入っていたが、配当的には雲泥の差があり、むしろ力が入ったのはここから。最後の力を振り絞る12番アレマーナに対し勢いよく詰め寄る7番レリジールダモーレの脚色が優勢。しかし、馬体を併せると急激に同じ脚色になってしまう。その結果、差が詰まるどころか、ゴール前でもうひと伸びした12番アレマーナが3/4馬身差で2着を死守することとなった。3着はそのまま7番レリジールダモーレが入選。

この結果により、「馬連9-12、1,520円」の的中をお届け。2、3着が入れ替わった場合の配当が490円だったことを考えると、ゴールの瞬間まで手に汗握るアツいレースだったといえよう。

残念ながら他の勝負鞍では対抗ヌケなどツキのないレースも見受けられたが、冒頭でもお伝えした日曜札幌11R「キーンランドC」「3連複1-5-8、8,960円や、日曜新潟11R「新潟2歳S」「3連複7-8-9、2,200円と重賞では高アベレージで的中をお届け。また、未勝利新馬戦でも土日で2戦2勝とするなど、先週に続いて数々の好配当をお届けしている。

長かったローカル開催もいよいよ今週で終幕。振り返れば高配当的中を量産してきたが、当然のことながら最後もキッチリ締めて大団円とする所存。野球のペナントレースではないが、大きな貯金を持って秋競馬へ突入すべく、全てのレースで渾身の予想を配信していく。会員の皆様も改めて兜の緒を締めなおし、今週末の馬券購入に備えていただきたい。

8/20 8/21 3回新潟・4回小倉・2回札幌3日4日目分

高配的中を継続中!ローカル開催もラストスパート ~日曜札幌10R・大通公園特別~

先週はG1と見紛うばかりの強豪が揃うスーパーG2「札幌記念」が行われた。実際、今年もG1馬5頭と豪華ラインナップのほかに「ソダシ・ハヤヤッコの白毛対決」「快速馬のパンサラッサ対ジャックドール」など話題豊富な一戦に。そこで勝利を飾ったのは、課題の折り合いに新境地を見せたジャックドール。粘るパンサラッサを競り落とし、金鯱賞に続く重賞2勝目となった。同馬は、先の大阪杯(G1)でも1000m通過58秒8という快速ラップを刻んだ逃げ馬。しかし今回は「控える競馬を覚えさせたい」というコメントもあり、先行馬をスッと行かせると4番手に控える競馬。評価すべきはその位置できっちり折り合ったことで、最後の直線で粘るパンサラッサを外からねじ伏せる結果につながった。これは単に勝利したことだけでなく、今後の戦術の幅が広がったという意味で大きな収穫。今回のような力のいる洋芝より軽い馬場の方が向いているだろうし、大目標の天皇賞・秋に向けて視界良好だろう。逃げて惜しくも2着に敗れたパンサラッサは、今回の1000m通過タイムが59秒5。この馬にしては早い流れではなく、時計のかかる馬場を考慮すれば及第点。ただし、3走前・中山記念まであったダッシュ力には鈍化が見られるし、4角までにセーフティーリードを稼げなかった点は物足りない。次戦を見据えた調整が影響していたのかは定かではないが、少なからず課題が残ったことは確かだろう。3着ウインマリリンは、近走一番のデキでレース展開と鞍上の好騎乗も上手く噛み合った。今回の3着で次戦以降は注目を集めるだろうが、おそらく軽い馬場の方が向いている。最後に、白毛対決を一応は制したソダシ。状態良く完璧なレース運びから最後に苦しくなったあたり、やはり2000mは少し長い印象。とはいえこれは戦前から予想されていたことであり、大きく悲観する必要はない。この先のマイル路線で、白毛のアイドルホース復活に期待したい。なお、弊社では先週の「関屋記念」に続いて、この「札幌記念」でも的中をお届けしている。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌10R「大通公園特別」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された7番ジョイスだった。

『昇級初戦になるが、圧巻の前走から2勝クラスが壁になるとは思えないジョイスが軸馬。1勝クラスを勝ち上がるまで4戦を要するも戦ってきた相手は同世代の強敵ばかり。実際、前走で0秒7退けた2着馬が次走でアッサリと勝ち上がっており、同馬の強さがさらに際立っている。今回は久々を叩いた効果が大きく、動きに素軽さが出てさらに上昇気配。滞在でテンションが上がっていないことも加点材料だ。札幌コースで勝ち星を重ねる主戦・横山(武)騎手も頼もしく、態勢は盤石。ここは通過点』という見立て。

レースは4番シンヨモギネスと12番バルムンクが出遅れた以外はまずまずのスタート。軸馬7番ジョイスも好発を決めたが、内から6番タガノペカが馬任せで進出し一旦先頭。その後も先行争いは続き、内から5番メイショウナリヒラ、外から7番ジョイス。さらに外から8番アドマイヤビーナス、10番サトノワールドも加わり、先団5頭が固まってのコーナーリング。結果的にコーナーワークで内の5番メイショウナリヒラが先頭に立ち、6番タガノぺカ、7番ジョイスも差がなく追走。これらを見る形で1番キタノセレナード、8番アドマイヤビーナスが並走して先行集団を形成。続いて中団前目に11番モズマゾク、10番サトノワールド、その後ろに人気の一角だった3番キュールエフウジン、2番ヴェノム。後方集団もひと固まりで12番バルムンク、14番バルサミックムーン。最後方の4番シンヨモギネスも差がなく先頭から最後方までは概ね10馬身圏内。1000m通過61秒4のミドルペースで流れ、3コーナー手前から徐々にペースが上がると先手を主張した5番メイショウナリヒラが早々に脱落。変わって6番タガノぺカが先頭に立つが、脚色は怪しい。そこへ楽な手応えで追走していた軸馬7番ジョイスが接近。ジリジリと脚を伸ばし粘り込みの態勢に入った7番ジョイスだが、ここで渋太く食い下がってきたのが11番モズマゾク。残り100mで2頭の争いに絞られるが、ゴールが近づくにつれ2頭の差は縮まり最後の最後にひと伸びをした11番モズマゾクがハナ差交わして1着となった。2着は早め抜け出しがアダとなった軸馬7番ジョイス。3着は初ダートながら最後にキッチリ脚を使って伸びた13番アンダープロットだった。

この結果により、「馬連7-11、1,690円」の的中をお届け。勝った11番モズマゾクは7番人気と低評価ではあったが、「障害での経験から馬の成長アリ」と判断して相手に抜粋した予想部の手腕が光った。
他にも、冒頭でもお伝えした日曜札幌11R「札幌記念」「馬連3-4、930円・3連複3-4-9、4,190円や、土曜新潟11R「日本海ステークス」「馬連9-10、860円・3連複9-10-11、6,720円。さらに日曜札幌2R「3歳未勝利」ダ1000m「馬連4-10、1,460円」の的中など、先週に続いて数々の好配当をお届けしている。

例年以上に注目を集めたG2「札幌記念」が終了し、ローカル開催も残り2週。G1馬も始動し、いよいよ秋競馬を意識する季節になってきたが、敢えて言うならばここからの2週間は会員様にとって「秋本番を迎える前の資金稼ぎ」の重要期間となる。弊社は目下好調だが、今週末も一切気を抜かずに勝負レースを続々と配信していくので、会員の皆様には引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。

8/13 8/14 3回新潟・4回小倉・2回札幌1日2日目分

ダブル的中の高回収などハイライト多数 ~日曜札幌8R・3歳以上1勝クラス~

先週の「関屋記念」はウインカーネリアンが2番手追走から直線で逃げ粘るシュリを競り落として重賞初制覇。さて、重賞で1番人気が18連敗中という記録がいつ止まるのか話題だったが、このレースではスタート直前までウインカーネリアン・ダノンザキッドの2頭が単勝3.8倍で並ぶ状況。レース後、果たしてどちらが1番人気なのか注目を集めたが、最終的にウインカーネリアンが1番人気に支持されたことがわかり、晴れて連敗記録は「18」でストップとなった。勝ったウインカーネリアンは、競走馬人生を危ぶまれる難病・蹄葉炎のため1年間の長期療養を余儀なくされたが、復帰後の2戦は盤石の競馬で連勝。今回も最後まで余裕すら感じさせる走りで着差以上に内容が濃く、さらに上の舞台をイメージできる競馬だった。また、波乱を演出した2着のシュリは追い切りからデキの良さ感じる1頭だったが、積極的にハナを切り、交わされてからも止まらずに渋太く粘走。昨年後半から大スランプに陥っていたが、復活のキッカケとなるレースぶりだった。次戦以降も目が離せない存在だろう。一方、3着ダノンザキッドは、またしても課題の手前を上手く替えることができず。それでも上がり3ハロン最速の32秒6で3着するあたり、やはり能力は高い。徐々にではあるが改善されている点も見受けられ、いつ一変しても不思議はなさそうだが、それはいつなのだろうか。この先もある程度は人気になりそうで馬券的には厄介な存在でもあり、常に観察が必要だろう。果たして、ある意味で「復活」という言葉がキーワードの3頭で決まった「関屋記念」。このレース、弊社は3連複で的中をお届けしたことを付け加えておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌8R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された5番リアルシングだった。

『引き続き札幌コースなら前進が見込めるリアルシングが軸馬。よほど北海道の水が合うのか、滞在競馬で無類の安定感を誇る同馬。こと札幌コースに限れば〈1.2.3.0〉と抜群の相性があるし、2、4走前に2着に導いた池添騎手へ手が戻ることも加点材料だろう。函館から連戦続きだが状態も安定。この中間は本数こそ少ないが、強めの追い切りをきっちり消化して好調をアピールしている。ここには前走ほど強い馬が存在しない以上、惜敗に終止符を打つ』という見立て。

レースは若干バラついたスタートとなったが、テンが速い3番スマートセプターが徐々に先頭へ。その外に6番アスクビックスターが半馬身差で追走し、直後に2番リヴウェル、7番チュウワジョーダン、12番フームスムートまでが先行集団。そこから1馬身差に4番サトノスライブが単独で追走し、直後に内から1番シルバーブレッド、軸馬5番リアルシング、9番ネオヒューズが横並び。以下はバラッとした追走で最後方に8番ポンフーという隊列。向こう正面に入ると馬群はやや縦長もポジション変わらず、各馬は折り合いに専念。1000m通過は1分1秒5のミドルペースとなった。まだ各馬に余力がある状況で、3コーナー手前から徐々に慌ただしくなる。ペースが上がり後続も動き出すが、先行馬にも余力ある流れで思うように差は詰まらない。そのまま最後の直線に入ると終始ハナを主張した3番スマートセプターが脱落。変わって先頭に躍り出たのは6番アスクビックスターと差がなく追走していた12番フームスムート。この攻防を見る形で2馬身後方から軸馬5番リアルシングも追撃態勢。残り100mを切ったあたりで12番フームスムートが粘る6番アスクビックスターを競り落としたところへ勢い断然の軸馬5番リアルシングが襲い掛かる。ゴール前で差せるかどうか微妙なタイミングとなるが、これまでの詰めの甘さがウソのように完璧に差し切った軸馬5番リアルシングが1着でゴール。2着に12番フームスムート。3着は粘り強く走った6番アスクビックスターという順で入線。

この結果により、「馬連5-12、1,320円&3連複5-6-12、1,480円」のダブル的中をお届け。軸馬5番リアルシングと対抗1点目6番アスクビックスターの馬券圏内確保は必至と読み切り、サポートで3連複3点の追加購入を指示した予想部のファインプレー光る一戦となった。他にも、冒頭でもお伝えした日曜新潟11R「関屋記念」「3連複6-8-12、1万1,030円や、厳選勝負鞍だった土曜新潟12R「3歳上1勝クラス」ダ1200mにおける「馬連3-7、1,350円」の的中など、好配当的中を随所にお届けした。

今週末はローカル開催唯一のG2「札幌記念」がスタンバイ。G1級の馬が毎年参戦してくるため「スーパーG2」と称されるレースでもある。今年も昨年の覇者ソダシやオークス馬ユーバーレーベン、香港ヴァーズ2勝のグローリーヴェイズに加えて、逃げ争いで注目のパンサラッサとジャックドールなどがラインナップ。ソダシと同じ白毛のハヤヤッコも出走予定となっており、何かと話題豊富な豪華布陣となりそうだ。弊社内では当然、このレースも勝負鞍候補として着々と準備を進めている。先週の勢いそのままに臨む今週末に、引き続きご期待をお寄せいただきたい。

8/6 8/7 2回新潟3日4日目・1回札幌5日6日目分

レース展開を読みきった的中 ~日曜新潟11R・レパードステークス~

7番人気のカフジオクタゴンが1番人気のタイセイドレフォンをクビ差制して優勝した今年の「レパードS」。ハイペースで先行勢が全滅した結果となったが、走破タイムは1分51秒9。昨年の勝ち時計1分51秒3と比べると0秒6も遅い決着。さらに前日の「3歳以上1勝クラス」は1分51秒7だったことを踏まえると物足りない印象は強い。無論、展開、馬場、風向きなどの影響を考えれば、時計だけで競走馬の力量を図ることはナンセンスではあるし、後続を大きく引き離した上位3頭の力量は認めるところ。だが、過去を振り返れば1分52秒前後の勝ち時計だった場合、その後に出世した馬が極端に少ないことも事実。今年のメンバーは、果たして、このレースを勝って後のG1でも結果を出したホッコータルマエやインカンテーションようになれるのか興味深いところ。とはいえ、今回は例年に比べて将来有望なメンバーが多く、それぞれがこの先どのように成長を遂げていくのか楽しみでもある、そんな一戦となった。

それでは本題へ。今週斬るのは上でも触れた日曜新潟11R「レパードステークス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された9番ハピだった。

『いつものことながら、先週、そして今週土曜とも新潟のダートはやはり先行有利だった。しかしこのレパードSに限っては出走馬のほとんどが逃げ・先行策で勝ち上がっており、前半のポジション争いが激化する可能性が否めない。そこで抜粋するのは、エンジンがかかった時の爆発的な差し脚が魅力のハピだ。同馬は前走・ジャパンダートダービー(G1)で2番人気の評価を裏切る格好。しかし当時の大井は水の浮いた不良馬場で前有利。流れに乗れなかった馬には最悪のシチュエーションでハピも大ピンチに陥ったが、際立つスピードで4着に追い上げたのだから負けてなお強し。世代トップレベルの能力を疑う余地はなく、今回は2戦2勝の左回り1800mと大歓迎の舞台設定でもある。中3週だけにこの中間は終い重点の調整だったが、8/3の栗東坂路では傾斜がキツくなるゴール前で加速ラップからラスト1ハロン11秒9と抜群の伸び。一杯に追われる古馬3勝クラスの調教パートナーを大きく追走して、ゴール前ではキッチリ1馬身先着と文句なしのデモンストレーションとなった。手控えて平凡だった前走時の追い切りより明らかに動きがよく、ここは自慢の末脚に大きく期待できる』という見立て。

レースのスタートは横一線に見えたが、軸馬ハピが横の馬に寄せられて後手を踏む格好に。中でも絶妙なタイミングで発馬した2番タイセイドレフォンは無理にはいかず馬任せ。どの馬が主導権を握るか注目されたが、各馬譲らず1コーナー手前まで横一線。結果的にコーナーワークで内にいた1番ヘラルドバローズがハナ、番手に3番メイショウユズルハ、3番手に4番インディゴブラックの隊列で収まる。以下、4頭が固まり5番レッドラパルマ、11番ギャラクシーナイト、12番シダー、好発を決めた2番タイセイドレフォンも先行勢の一角。そこから各馬半馬身ほどの間に7番バレルゾーン、13番ラブパイロー、15番カフジオクタゴン、9番ハピ。後方も差がなく10番ホウオウルーレット、8番トウセツ、最後方に6番ビヨンドザファザーという隊列。向こう正面に入っても先行した1番ヘラルドバローズ、3番メイショウユズルハが横並びでレースを引っ張り、1000m通過は1分0秒5と淀みのないハイペース。後続も慌ただしくポジションを入れ替えながら勝負は最後の直線へ。1番ヘラルドバローズ、3番メイショウユズルハが辛うじて先頭で直線に入るが、ハイペースの代償は大きく既に脚色劣勢。変わって足を伸ばすのは好発から一旦引いて先行勢の後ろにつけていた2番タイセイドレフォン、中団前目から4コーナーを外へ斜行しつつ強引に捌いた15番カフジオクタゴン(C.ホー騎手に過怠金)、そして斜行の影響をやや受けつつ外をぶん回すことになった9番ハピの三つ巴の争いとなる。残り200mで早くも勝負は3頭に絞られ、弊社の馬券的にはほぼ出来た状態。その後、馬体を併せて鎬を削る2番タイセイドレフォンと15番カフジオクタゴンの戦いは後者がジリジリと前に出始める。しかし、馬場中央から脚を伸ばす9番ハピも迫っており、決着はゴール寸前まで予断を許さない状況だった。結果、3頭の熾烈な追い比べをクビ差制して15番カフジオクタゴンが1着ゴール。交わされても渋太く粘った2番タイセイドレフォンが2着。さらにクビ差に猛追した9番ハピの順で入線した。この結果により、「3連複2-9-15、4,370円」の的中。先々週の「中京記念」1万5,860円の的中も記憶に新しいが、勝負鞍以外でも予想精度の高さを証明した1鞍となった次第。

無論、勝負鞍でも土曜新潟12R「3歳上2勝クラス」ダ1800mにて「馬連5-9、1,390円」の的中もしっかりお届けしている。いよいよ今週から小倉も開催。ローカル開催も残すところあと4週となるが、ここからは、夏の総決算として怒涛の如く勝負レースが提供されていく。いわばここからが正念場であり、秋の大収穫祭へ向けて軍資金調達を計る所存だ。会員の皆さまにはどうか、絶大なるご期待をお寄せいただきたい。

7/30 7/31 2回新潟1日2日目・1回札幌3日4日目分

さらなる結果が求められる ~土曜札幌7R・3歳上1勝クラス~

大方の予想通り外枠の馬が人気傾向となった今年の「アイビスサマーダッシュ」。結果の方も掲示板を確保した1.2.4着馬は8枠の3頭となり、例年通りの外枠優勢を示した。そんな中、健闘したのが5番ロードベイリーフと4番スティクス。ロードベイリーフの西村騎手は内、外を選択できる枠順だったが、馬の集中力を切らさぬよう、馬群が密集する馬場の外目を選択。この判断が奏功し最後まで集中して走りきり、上がり最速の32秒0を叩き出しての3着。一方、JRA所属女性騎手の対決で注目されたスティクスの藤田騎手は好スタートから決め打ちで内ラチを選択。最後まで渋太い走りで5着と見せ場を作った。枠順を考慮すれば2頭とも大健闘の走りといえる。競馬にタラレバはないが、「2頭とも外枠なら…」という思いが込み上げてくる結果。直線1000mは騎手の技術の差が出にくいコースである反面、一瞬の判断ひとつひとつが重要であることを改めて認識させられた、そんな一戦でもあった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌7R「3歳上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された1番ジョイスだった。

『舞台替わりで信頼度が大幅に上昇するジョイスが軸馬。昇級後の中山2戦では、不利や躓くなどスムーズさを欠いた上で連続の2着。この時点で1勝クラスを突破できる能力を証明済み。期待された前走は左回りかつ長い直線と初モノ尽くしの一戦だったから、伸びあぐねて0秒7差の3着も仕方なしといったところ。小回り中山の実績から、今回の札幌コース替わりはもちろん大歓迎。ここは3ヵ月の休み明けとなるが陣営の思惑通りに調整されており、豪快さの増した動きは前走以上。デキに不安がない以上、今回の相手なら力上位は明らか。このクラス卒業が濃厚だろう』という見立て。

スタートは内で2番スカンジナビアがポンと好スタート。内3番ワンダーアマルフィ―、外14番レッドバロッサが発馬合わず後方からの競馬。2番スカンジナビアがそのまま先導する形で、内から軸馬1番ジョイス、5番スマートオリーブ、10番アニージョが番手に。1馬身あいて内から7番タロファイター、12番リアルシング、13番ジェイエルブリッジ、発馬が遅れた14番レッドバロッサも巻き返して4頭が一団。さらに1馬身あいて8番テーオーバフェット、半馬身差に11番フォーワンセルフ、3番ワンダーアマルフィ―と続き、最後方に1頭遅れて4番チュウワジョーダンという隊列。主導権を握った2番スカンジナビアは淡々としたペースで隊列を引っ張り、向こう正面の中盤でも先頭から7馬身圏内に馬群が密集。1000m通過も62秒7と平均遅めで通過し、各馬の地力がモノをいう展開となる。3コーナー手前からピッチが上がるが、各馬ともまだ余力があり、隊列に変動なく勝負は最後の直線へ。逃げた2番スカンジナビアが辛うじて先頭で直線にはいるが、この馬をマークしていた軸馬1番ジョイスが早々にアッサリ交わす。先頭に立った軸馬1番ジョイスはそのまま追い出しにかかると、後はこの馬の独壇場。一完歩毎に差をつけると、残り100mでは完全なセーフティーリード。そのまま後続に4馬身差をつけ大楽勝となった。レースの焦点は2着争いへ。勝ち馬にアッサリ交わされた2番スカンジナビアが渋太い走りを続けて後続を抑えていたが、これにジリジリ脚を伸ばして詰め寄るのが12番リアルシング。すでに一杯の2番スカンジナビアとの脚色の差は歴然で、並ばれると抵抗する間もなく差は開き12番リアルシングが2着を確保。3着はそのまま粘った2番スカンジナビアが入選。

この結果により、「馬連1-12、520円」の的中。配当的には堅い決着となったが、大本線で資金の大半を購入指示していたことが奏功し、結果的にマズマズの払い戻しとなった次第。

他では土曜札幌4R「3歳未勝利」ダ1700mにて「馬連3-6、380円」の的中日曜新潟9R「出雲崎特別」芝1800mにて「馬連2-16、760円」の的中などもお届けしている。だが、残念ながら肝心要の勝負鞍で的中をお届けしたのは上でお伝えした土曜札幌7Rのみと物足りない週となってしまった。取りこぼしたレースでは軸馬の不可解な凡走に悩まされたが、競馬である以上は結果が全て。こうした成績を肝に銘じて、今週早々にも巻き返して行く所存だ。そして会員様ご承知の通り、消化不良の次の週で大きく巻き返してきたのが弊社の特徴でもある。まずは反撃を期す今週末に備えて、今しばらくお待ちいただきたい。