1/24 1/25 1回中山・1回京都8日9日目・1回中京3日4日目

週イチ押し鞍での的中劇 ~日曜京都7R・4歳上500万下~

先週の「日経新春杯」と比べると「これが同じG2戦?」と思わせるような豪華メンバーとなった「AJCC」。全体的なメンバーの質が大きく上がったにもかかわらず、それと反比例するかのようにレース内容はただただ『お寒い』限り。スタート後の先行争いもなくクリールカイザーが馬なりでハナに立つ。予想通り番手にミトラ、その後ろはほぼ団子状態で各馬の鞍上は丸くなっておさえる。その結果1000m通過63秒0という、あにはからんやの超スローペース。オープンのレースでこの流れならレース上がりは34秒前後が相場で、例に漏れずこのレースの上がりも34秒6。これでは後ろの出番がなくても当然。結果、行った行ったの決着という『豪華メンバーのG2』らしからぬ結果。『お粗末』という以外の言葉が見つからない大凡戦。勝ったクリールカイザーが力を付けたことや鞍上の好騎乗もあるが、今後の古馬重賞戦線において、この「AJCC」が全く参考にならないことだけは確かだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都7R「4歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された9番メイショウウタゲだった。

『融通のきかない脚質で常に後方からの競馬となるが、それでも毎回勝ち負けに持ち込んでいるように、展開やペースに左右されない決め手は相当な地力のなせる技。近走が脚抜きの良い馬場で好走しているように、今の馬場も好都合。持ち時計の比較でも抜けているだけに、ここはもう順番とみていいだろう』という見立て。

レースは最内枠の1番ツァーリの逃げで3Fから36.9-50.0-63.3~レース上がり49.7-37.0というスローに近いミドルペース。8番サウザンドエースが2番手につけ、以下7番エイシンイースト、2番サンライズレーヴ、そして6番スズカアドニス。軸馬9番メイショウウタゲは行く気もなく後方からという展開。4コーナーまで先頭で粘っていたツァーリが急失速。これに呼応するかのようにサウザンドエース、エイシンイーストも後退していく。代わって追い上げ態勢に入ったのがサンライズレーヴとスズカアドニス。徐々に押し上げ、外から楽な手応えで4コーナー6番手に位置していたメイショウウタゲは、他馬とは一枚違う手応えで直線抜け出しにかかる。それを併せ馬の形で伸びたスズカアドニス。ほぼこの2頭のマッチレースになるかと思われたが、ラスト後方から上がり最速の脚でストロベリーキングが詰め寄る。結果ハナ差凌いで1着軸馬メイショウウタゲ。以下ハナ・1/2の差で2着ストロベリーキング、3着スズカアドニスの順。この結果により「馬連4-9、770円」の的中。配当面はともかく、「週イチ押し鞍」と断じて勝負鞍だっただけに、張り込んでいた会員様も多かったようだ。

他にも日曜中山7Rなど日曜は2鞍の的中をお届けし、土曜日の『嫌な流れ』を断ち切って見せた弊社予想部。弊社にとっては非常に苦難だった中山・京都開催だが、大団円とはいかずとも最終日をキッチリと連勝できたことには「良い流れ」で東京・京都開催に繋げたと言えよう。先週末をもって年明け最初の開催も終了。今週末開幕の1回東京戦といえば、まさしく厳冬期にあたり弊社の稼ぎどころと自他ともに認めるダート戦が主体の開催。当然のことながら、手元には予想部発の、各週ごとの勝負鞍候補が挙がってきている。無論、連続となる2回京都開催。また、続開される1回小倉開催についても期待感十二分と断言できる。引き続き今週末の情報提供にご期待いただきたい。

1/17 1/18 1回中山・1回京都6日7日目・1回中京1日2日目

的中は的中として ~日曜中山7R・4歳上500万下~

想定通りのスローペースを大外枠から後方一気を決めた「京成杯」のベルーフ。これで500万→重賞の2連勝というエリートコースに乗ったわけだが、この「京成杯」のレースレベル自体には疑問符を付けざるを得ない。ベルーフの能力が極上であることは間違いないが、ハナ・クビ・ハナ差の4着まで全て後方待機組だったことからも差し・追い込み向きの流れに乗じたことも事実。「東京スポーツ杯2歳S」のサトノクラウン、「京都2歳S」のベルラップ、「ホープフルS」のシャイニングレイ、「シンザン記念」のグァンチャーレなど、まだまだこれといった抜けた評価の馬がいない3歳世代。これからのトライアルを注意深く見守る必要がありそうだ。言うまでもなく、このレースで2着以下に敗れた馬たちの今後の巻き返しも多いにあり得るだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山7R「4歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された8番ロマンシングジェムだった。

『地力最上位で条件ベストのロマンシングジェムが軸馬。前走は狭いスペースを抜け出して勝ちパターンだったものの、早めに抜け出した分、追い込み馬に出し抜けを喰らい2着惜敗。その前走の勝ち馬は次走1000万クラスで骨っぽい相手にコンマ2秒差の4着。その比較からも相手関係に恵まれたここは、言い訳のきかない一戦。馬場も不問で鞍上も2度目なら今回は現級2度目の勝利となるだろう』という見立て。

レースは大方の予想通り、アンジェラスベルがハナを主張して先導する展開。1000m通過64秒6という、少頭数にしては澱みなく平均ペースの流れ。2番手にクイーンベジタブル、以下フレンドスイート、グランドエンジェルと続き、ほとんど隊列に変動のないまま3コーナーからペースアップ。粘りを見せるかに思われたアンジェラスベル、積極的にレースを進めたクイーンベジタブルが早々に脱落し、道中6番手追走から徐々に押し上げた軸馬8番ロマンシングジェムが4コーナーでは4番手。直線に入りロマンシングジェムが抜群の手応えで楽に抜け出し、最後は3馬身突き放して1着ゴール。2着には好位からソツのない競馬で粘り込んだフレンドスイートが入線。この結果により「馬連4-9、340円」の大本線的中となった。

他にも日曜中京8Rなど日曜は2鞍の的中をお届けした先週末。とはいえ、先週末は弊社らしからぬ不的中が目に付く提供内容。ここで『提灯記事』的なものを書くつもりは毛頭ない。「レース選定」は問題なかったが、ひと言で先週土曜は「軸馬&対抗馬の選定ミス」が目立ちすぎた。無論、巻き返しを期して週明け早々から様々なことに取り組み、試行錯誤を繰り返していることは百も承知。特に次開催、東京・京都開催からは高的中率を維持しつつ、更なる回収率向上のために様々なシステムを導入することがすでに決定している。しかし、それはまだ先の話。悲しいかなこの世界は「週単位での結果」で評価される。会員の皆様から大事なお金を預かって情報を提供している以上、ハッキリ言えば的中して当たり前の世界だ。「大事の前の小事」「嵐の前の静けさ」と言えなくもないが、予想部には猛省を促すとともに、今一度全ての情報、そして作業の見直しを厳命しておく。

早くも年明け開催の最終週を迎える今週末。不完全燃焼続きの過去2週を忘れさせるような会心の的中を期し、弊社に属する全ての人間が動き出している。そして最高の形で次開催に繋げるので会員の皆様には引き続きご期待いただきたい。

1/11 1/12 1/13 1回中山・1回京都3日4日5日目

反転大攻勢を期す今週末 ~日曜中山9R・黒竹賞~

『気楽に後方で待機していた人気薄の馬が前崩れに乗じて浮上してくる』。『人気上位馬が後方で牽制し合った結果、無欲で逃げた人気薄の馬が粘り切る』。数十年前から語り継がれる展開関係の、いわゆる「荒れパターン」の二大格言だ。最近のレースから典型的な例を挙げると、先週末の「フェアリーステークス」を逃げ切ったノットフォーマル、ということになる。このレース、ノットフォーマルの逃げペースは1000m通過60秒0だからスローというほどではない。先行集団は4、5頭が一団だったとはいえ、4コーナーまで2番手以下が全く絡む気配すら見せず、直線までハナを切れていた点は望外の「オイシイ形」だったはず。11番人気と低評価だったがノットフォーマルとて、腐ってもオープン連対のある馬だ。しかも内目4番の絶好枠……等々まぁ、それも全て終わってみれば、のお話。仮にこの展開がレース前から読めていたとしても、大概は「それでも勝手にいなくなる」と考えるはず。改めてレースは生き物と再認識する一戦ではあった。それにしても、つくづく重賞レースは難しい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山9R「黒竹賞」ダ1800m。軸馬として期待したのは大混戦のなか最終的に1番人気に支持された9番アンヴァリッドだった。

『前走では物見をしながらも残り1Fで5馬身ちぎる圧勝劇。時計面はともかく、ラスト2F12秒1—12秒3の数字は優秀のひと言。前走後はここに向けて順調に乗り込みを消化し、デキは確実に前走以上。このデキなら昇級即通用と判断できるだけに、キャリアの浅さを度外視して前走の再現を期待したい』という見立て。

レースはスタートを決めたノースヒーローが果敢に逃げる展開。ハナが予想されたホワイトフーガだが、ここはジックリと2番手からの競馬。逃げたノースヒーローは4コーナー手前で早々と脱落。満を持してホワイトフーガが先頭に立つ。3番手まで押し上げていたスピリッツセカンドが直線で抜け出しにかかるが、ホワイトフーガも粘りを見せる。この2頭のマッチレースになるかと思われたなか、後方からマクリ気味に追走して、4コーナー5番手まで押し上げてきた軸馬アンヴァリッドが、楽に先頭を捕らえて1/2馬身差をつけてキッチリ勝利をモノにした。2着ホワイトフーガ、3着スピリッツセカンド、4着フクノグリュックと、対抗馬が上位を占める安心の的中劇。この結果により「馬連9-10、1400円」の的中。1番人気→2番人気の決着ではあったものの、レース前は混戦の様相を呈していただけに、情報精度の確かさを再確認していただくひと鞍となった。上位人気馬同士での決着でこの配当はまさに法外と言えるだろう。

本年度初週の年始開催では好配当的中をお届けして、大いに期待された変則3日間開催だが、あろうことか肝心要の勝負鞍においては実質『勝負鞍的中ナシ』という不本意な結果を残してしまった。『安心、安全のアスコット』として皆様からご信頼を頂いている弊社にとって、1月の、しかも変則3日間開催でのこの結果は弊社創業以来初の出来事。年間を通して2度、3度ある変則3日間開催だが、毎回的中率5割以上をキープし、「得意の3日間開催」と言っても過言ではない週なだけに珍事に近い事態。しかも好スタートを切った翌週なだけに、我々にとっても晴天の霹靂という以外の言葉がないほど。とはいえ、起こしてしまったことは紛れもない事実。入会されて間もない会員の方にとっては、さぞや落胆なされたに違いない。その点については何度でも頭を下げさせて頂く。重ね重ね申し訳ありませんでした。

しかし、弊社とお付き合いの長い会員の方なら我々以上によくご存知のはず。それは弊社アスコットシステムズが必ず巻き返してきたという事実を。競馬である以上、どこまで突き詰めてもパーフェクトは有り得ない。不本意ながら、前記の通り結果が伴わない週も時としてある。そのことは甘受せざるを得ないのだが、『やられたら数倍にしてやり返す』のが弊社の伝統。競馬予想会社としての矜持を賭け、反転大攻勢を期す今週末にご注目頂きたい。

1/4 1/5 1回中山・1回京都1日2日目

良いところを連れてきた好配当的中劇 ~月曜京都7R・4歳上500万下~

例年通り東西の「金杯」で幕を開けた今年の中央競馬。西の「京都金杯」は4番ウインフルブルーム→1番エキストラエンド→2番マイネルメリエンダの決着。6着6番メイショウヤタロウまで全て4枠以内の馬で占められているあたり、例年通り、内枠有利は絶対に欠かせないデータだ。対するベテラン活躍のデータがある東の「中山金杯」は、5歳ラブリーデイ→5歳ロゴタイプ→7歳デウスウルトという何とも新鮮味の薄い決着。データ通り「もはや恒例の」と言ってしまえばそれまでだが、正直なところ物足りなさは存分に残った。ただこのレース、弊社予想部の読みズバリで「3連複3,630円」をきっちりと的中をお届け。配当的に若干不満はあるものの、4番人気-1番人気-5番人気の決着で3000円台の配当なら納得するしかあるまい。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜京都7R「4歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された7番フェリーチェレガロだった。

『前2走の函館戦では6着、7着と人気を裏切ったが、跳びが大きい同馬に小回りは忙しすぎた印象でゆったりと走れる広い京都はベストの舞台。現級勝ちの実績からも地力上位は明らかなだけに、好仕上がり&牝馬限定戦となるここは初戦から勝ち負けだ』という見立て。

レースは外のヴェルメンティーノと内のモンシュシュのハナ争いでスタート。それを見る形で楽に軸馬フェリーチェレガロが続く。2コーナーで隊列が決まり、その後も淡々とした12秒台のラップを刻み、1000m通過62秒6という牝馬限定の500万としては澱みのないミドルペース。軸馬フェリーチェレガロは離れた好位を追走していくが、流れ自体は完全に差し・追い込み有利。4コーナーに入っても前3頭の隊列は変わらず、直線向いて逃げたヴェルメンティーノが早々に失速し、軸馬フェリーチェレガロが手応え十分のまま楽に抜け出して快勝。2着、3着、4着には後方から脚を伸ばした3頭が追い込み、最終的に外から良い伸びを見せたスズカシャーマンが2着を確保。この結果により「馬連7-8、3640円」の的中。軸馬完勝は休養明けでも力関係を把握していればこその堅軸選定。そのうえで、展開や仕上がりを的確に読切り、まさに「良いところを連れてきた」好配当的中劇だった。

他にも日曜京都10R「初夢ステークス」では人気サイドでの決着ながら「馬連&ワイド」各2点、計4点購入指示でトリプル的中をお届けするなど、新年初週で悪くない的中をお届けした予想部。3連単万馬券的中で大団円を迎えた「東京大賞典」から中5日、年を跨いでの絶好調キープといった趣。会員の皆さまにとって、まずはお年玉代わりの的中になったと推察している。改めて「新年明けまして、そして早々の的中おめでとうございます」と言わせていただきたい。

順調な船出となった2015年のアスコットだが、これで手綱を緩める気など毛頭ない。まずは今週末に控える連続3日間開催に全力であたる所存。どうか楽しみにお待ちいただきたい。