9/22 9/23 4回中山・4回阪神6日7日目

追い風に乗って最終週へ ~土曜中山7R・3歳上500万下〜

阪神の「神戸新聞杯」がワグネリアン。中山の「オールカマー」はレイデオロと、どちらも上位人気に支持された「ダービー馬」が順当に勝利した。ワグネリアンは+10キロという体重が示す通りの『いい体』。当然、先を見据えて余裕残しの仕上げだっただろうが、春よりはるかに操縦性がアップし、より一層、安定感が増した印象を受けた。もうどこに出走してきても好勝負必至だろう。一方のレイデオロは海外遠征帰りの復帰戦。体調面が気になるところではあったが、とりあえずこの一戦に関しては何ら問題なし。早めに抜け出したアルアインをきっちりクビ差差し切る横綱相撲を見せただけに秋の古馬中距離路線の最有力候補であることは間違いない。ちなみにこれら先週の2重賞。弊社はいとも容易く3連馬券で的中をお届けしている。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山7R「3歳上500万下」ダ1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのはアタマひとつ抜けた1番人気に支持された14番ドリュウだった。

『毎回終い一手で展開に左右されがちな脚質のドリュウだが、さすがにここまでメンバーに恵まれれば中心は不動。軸馬に据える。休養明けの前走、重馬場とはいえ新潟1200mダート1分11秒3は現級を勝ち上がれるレベルの時計だし、逃げ・先行有利の新潟で後方12番手から勝ち馬に1/2馬身差まで追い込むのだから現級上位の脚力は明らか。その前走の勝ち馬は1000万でも上位争い可能な素質馬ということも同馬の能力をより際立たせる。コース替わりに不安はなく不利なく外に出せるこの枠も好材料。今度こその期待』という見立て。

レースはこの距離らしく、6番エンパシーと7番クリノロマンの2頭が内から積極的に出して行き主導権争いとなるが、ダートに入り枠順の差で6番エンパシーがハナを切る展開。番手に7番クリノロマンが続き、8番スリーミニオンが出方を伺いながらスッと3番手。以下、1番タイセイマルス、4番ビビリ、2番フォーティプリンス、11番ブライトンピアなど、先行勢が一団で追走。軸馬14番ドリュウはワンテンポ遅れた発馬から例によって後方で脚を温存。前半3F34秒5のミドル寄りのハイペース。そのままほとんど馬順変わらず4コーナーから直線へ。懸命に逃げ込みを計る6番エンパシーに、終始好位で脚を溜めていた8番スリーミニオンが抜群の手応えで一気に交わし去り、先頭へ躍り出る。これを目掛けて軸馬14番ドリュウが馬群を割りながら強襲するも先に抜け出した8番スリーミニオンには及ばず1馬身1/4差詰め寄ったところがゴール。1着に8番スリーミニオン、2着に軸馬14番ドリュウ、3着は最後の最後で差を詰めてきた2番フォーティプリンスをアタマ差凌いで、6番エンパシーが逃げ粘り3着入線。この結果により、「馬連8-14、740円」の的中。前週のような破壊力満点の的中とはならなかったが、週一発目の勝負鞍からキッチリと的中をお届けできたことに一定の評価はいただけるものと自負している。。

他にも冒頭で回顧した「神戸新聞杯」&「オールカマー」の2重賞を筆頭に、勝負鞍でも土曜中山10R「茨城新聞杯」&日曜阪神12R「3歳上1000万下」で的中をお届け。先週末は注目の2重賞を含め、勝負どころでの不的中はわずか1本のみ。勝負鞍での的中率75%を計上した次第。

また、いかにもアスコットらしい的中鞍があったことをお伝えしておきたい。日曜阪神7R「3歳上500万下」がそれ。ここでは4番人気のチトニアを軸馬に据え、「馬単6→18、3,940円&馬連6-18、1,560円」の的中だけでなく、「ワイド6-18、730円&ワイド6-12、750円」の的中という珍しい『馬単&馬連&ワイドダブル的中』を果たしている。勝負鞍として提供できなかったことは悔やまれるが、フルゲート18頭立ての難解なこの一戦を対抗馬3頭に絞り込み、1レースで4つの的中をお届けしたのだから、思いのほか、会員の皆様からの反響が大きかったのも当然だろう。

前記の通り、通常勝負鞍を筆頭に重賞など、弊社から提供される予想は全て絶好調。重箱の隅を突いても不安材料は欠片すら見当たらない。今週末の「スプリンターズS」、その後に続く秋のG1・重賞戦線へ向け、視界はこの上なく良好。会員の皆さま、ご期待通りの結果を毎週お届けできるものと確信している。まずは今週末、G1「スプリンターズS」を筆頭に追い風に乗って臨む開催最終週に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

9/15 9/16 9/17 4回中山・4回阪神3日4日5日目

順風満帆の変則3日間開催 ~月曜中山10R・浦安特別〜

先週の「ローズS」(阪神、芝1800m)はカンタービレが番手追走から直線アッサリ抜け出して制覇。重賞「フラワーC」勝ちがあるにも関わらず5番人気と不当に評価を下げていたが、それをあざ笑うかの快勝劇。小柄な馬なだけに馬体維持もカギとなりそうだが、距離が1ハロン伸びる本番「秋華賞」でもレースセンスの高さから有力の一頭だろう。ただし、良馬場発表とはいえ前日の降雨の影響からか、外が伸びづらい先行有利の馬場状態。それを考えれば持ち味を活かせなかった馬もいるはずで、この結果が即、本番につながるとは考えづらい。これから大きく変わってくる馬もいると考えるべきだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜中山10R「浦安特別」ダ1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗で大混戦のなか最終的に7番人気に支持された12番ダイワスキャンプだった。

『近走3・2・5着と勝ち切れていないダイワスキャンプだが、いずれも差し・追い込み競馬での着順で展開不問の決め手の持ち主。3着だった3走前が初ダートだったように短距離ダートへの適性は相当なモノ。前走5着にしても内で進路がなくなり大外まで持ち出すロスがありながら0秒1差まで詰め寄る好内容。脚質的にも道中のペースアップが見込める中山の方が合う可能性が高く、ここは理想の展開が見込める組み合わせ。およそ3ヶ月振りの臨戦となるが、小柄な馬で攻め馬では久々を感じさせない素軽さ満点の動きを披露。直線一気の差し切りに期待したい』という見立て。

レースは16番ダイワプロパーが絶好のスタートを切るも、それを交わして15番トウカイパシオンが出を伺い、さらに内から8番ブランティアラがハナを切る展開。番手に15番トウカイパシオン、好位勢に内から3番テイエムチェロキー、6番タンタラスノオカ、11番シャインヴィットゥ、13番アシャカダイキが横並びで先行集団を形成。軸馬12番ダイワスキャンプは行く気も見せず出たなりのポジションで後方12番手を追走。前半3F33秒7と、この距離にしてもかなりのハイペース。前半は縦長の隊列だったが、4コーナー入り口で一気に馬群が凝縮しほぼ一団で勝負どころの直線へ。レースを引っ張った8番ブランティアラを筆頭に先行勢が必至に抵抗するも、この流れは完全に差し・追い込み有利。直線で外に出した14番キタサンガンバ、更にその外から追い込んだ軸馬12番ダイワスキャンプが直線残りわずかの坂上から一気の強襲でアッサリ抜き去る。勢いは軸馬12番ダイワスキャンプに分があったものの、先に抜け出した14番キタサンガンバがハナ差凌いで1着でゴール。2着に軸馬12番ダイワスキャンプ。好位勢のなかで唯一粘っていた15番トウカイパシオンが3着入線。この結果により、「馬連12-14、4,830円」の的中。更にサポートメールにて『混戦模様のレースに加えて軸馬の人気から、ワイドもおさえて勝負』と指摘。結果として「馬連12-14、4,830円&ワイド12-14、1,550円」のダブル的中となった方が大多数だった様子。週ラストの勝負鞍ということも相まって、翌日、快哉を叫ぶ会員の方々からのお電話やメールが殺到したことは言うまでもなかろう。改めてお祝いを言わせていただきたい。弊社会員の皆さま、好配当的中本当におめでとうございました。

今開催のひとつのヤマ場と目されていた3日間競馬だが、土曜連勝でスタートし、終わってみればイチオシ勝負鞍を含めトータル4本の的中をお届け。その締めくくりが今回斬った月曜中山10R「浦安特別」となった次第。痛恨の取りこぼしがあっただけに対抗馬選択にはもう一歩踏み込んでの精査を求めるが、レース選択、軸馬選択は問題なし。いずれにしろアスコットシステムズの総合力の高さを改めて証明する3日間となった。快進撃続行中の弊社に今週末も多大なるご期待をお寄せいただきたい。

9/8 9/9 4回中山・4回阪神1日2日目

週を締めくくる的中鞍 ~日曜阪神12R・3歳上500万下〜

サマーマイルシリーズの最終戦「京成杯オータムハンデ」(中山、芝1600m)は、ルメール騎手騎乗のミッキーグローリーが4連勝で重賞初制覇を飾った。勝因は「1800mでは距離が若干長く、マイルへの距離短縮が良かった」と言うように、馬の能力を信じてスムーズな競馬ができたこと。5F通過58秒1のミドルペースを読んで、3コーナーから動きだし、長くいい脚を使える同馬の持ち味をフルに発揮できたことが大きい。それが、直線での伸びにつながった。比較的小粒なメンバーのハンデ重賞なだけに、この勝利だけでG1云々は早計ではあるが、今の充実ぶりをもってすれば今後もかなり楽しめそうだ。「1番人気は勝てない」というジンクスが長年続いた同レースだが、ここにきて1番人気が3年連続制覇。調教技術の進歩や短期放牧によるローテーションの変化しかり、エアレーション作業やエクイターフの導入に伴う馬場の変化など、馬券的見地から考えれば、過去の傾向は今後さらに意味を成さなくなるかもしれない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「3歳上500万下」ダ1400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された15番サヴィだった。

『降級後は夏場を休養にあててこの開催を目標に仕上げてきた印象のあるサヴィ。今回は5月末以来の実戦となるが、同じく久々で体調が伴わなかった前走時の状態とは雲泥の差。前走惨敗は距離もあったのだろうが、とにかく、中間から直前の動きが目立つ。元々鉄砲実績のあるタイプだし、前走とは異なり今回は1000万でも強敵相手に勝ち負けしてきた距離1400m。明らかに一枚上の脚力があるだけに、久々を割引いても降級のここで逆らう意味はない。直線難なく抜け出してくるはずだ』という見立て。

大外枠から抜群のスタートダッシュを決めた軸馬15番サヴィだが、無理にハナを主張することなく内の出方を伺いつつの先行策。替わって3番ヌーディーカラーが内から積極的にハナを主張。軸馬15番サヴィはスッと番手で流れに乗り、差がなく14番ブライトエンパイア、11番アドマイヤロマンと続き、さらに4番ハッシュタグ、12番クリノアントニウスあたりまでで先行集団を形成。前半3F通過35秒1の淡々としたミドルペース。逃げ・先行勢の隊列変わらぬまま勝負どころの4コーナーへ。直線を向いたところでハナを切った3番ヌーディーカラーが一旦は後続を突き放しにかかるが、その差はなかなかひらかず、むしろ好位勢の脚色が優勢。なかでも軸馬15番サヴィは抜群の手応えのまま追撃態勢に入ると一気に差を詰め、前を行く3番ヌーディーカラーをアッサリと捕らえて先頭に立ち、そのまま優々と1着でゴール。焦点は2着争いに。しぶとさを見せていた3番ヌーディーカラーだがラスト50mあたりで力尽きてジリジリと脱落。替わって終始これをマークしていた14番ブライトエンパイアと4コーナーで5番手まで浮上してきた9番グリーリーグローリの2頭の2着争い。雁行のまま馬体を併せて追い比べとなったが、最後は9番グリーリーグローリがハナ差退けて2着を確保。1着軸馬15番サヴィ、3馬身1/2差2着に9番グリーリーグローリ、ハナ差3着に14番ブライトエンパイアが入線。この結果により、「馬連9-15、520円」の的中。開幕週で非常に難解なレースが多かったなか、週を締めくくるラストの勝負どころをきっちりとモノにできたことは一定の評価をいただける内容ではある。

痛恨の出遅れや軸馬3着による取りこぼしもあっただけに開幕ダッシュとはならなかったが、他にも土曜中山10R「鋸山特別」の馬連や勝負鞍ではないものの、土曜中山9R「アスター賞」では3連単の的中。土日を通じて随所に的中をお届けし、まずは堅調な滑り出しとなったアスコット。後はこの時期だけに勝負鞍だけでなく重賞戦線においても『爆発力のある的中』をお見せするのみ。無論、それに関しても態勢を整えて秋のG1戦線を迎える所存。引き続き今週末以降の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

9/1 9/2 2回新潟・2回小倉11日12日目・2回札幌5日6日目

開催替わりを機に猛反撃を期す ~土曜札幌9R・3歳上500万下〜

先週末の「札幌2歳ステークス」は、勝浦ジョッキー騎乗のニシノデイジーが直線での追い比べに勝って連勝で重賞制覇を飾った。勝ち馬ニシノデイジーの道中は後方10番手前後。2着のナイママも中団8番手追走。さらに3着クラージュゲリエも後方12番手。いずれも3コーナー手前からマクリ、そのまま勝ち負けに持ち込んだように展開の恩恵もあっただろうが、それを差し引いても小回りをマクッて勝ち負けに持ち込めるのは地力の高さ以外のなにものでもなく、2歳の若駒なら尚更。よく「小回りは力通りに決まりづらい」という風説を耳にするが、本来、芝、ダート問わず「地力の高さ(根の強さ)がモノを言う」条件。一見、逃げ・先行馬に有利な条件映るし、実際、その傾向にあるのは事実だが、それはイメージほど力差が少ない場合に限ってのこと。まだこの時期の競馬なだけに先々云々は早計としても、その視点から考えれば今回上位争いを演じた3頭が強かったのは確かだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌9R「3歳上500万下」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された7番フランドルだった。

『前3走は2・5・4着と勝ち切れていないフランドルだが、スムーズさを欠いたり、脚を余す競馬で能力をフルに発揮していない敗戦。去勢後は気ムラな面が解消され展開不問で抜群の安定感。前走にしても先着を許した3頭のうち2頭は降級馬だったように、組み合わせと鞍上の卸し方ひとつで現級は勝ち上がれる地力の持ち主。何よりここは前走比較から一枚落ちの組み合わせ。エンジンのかかりが遅い面があるだけに、包まれることなく、道中どこかで外に出して早めに押し上げられれば地力でねじ伏せることも可能だろう。地力を信頼して軸馬指名』という見立て。

大方の予想通り、8番セイリスペクトがハナを主張。2番手に10番スズノアリュールがつけ、以下、2番カフェアトラス、9番アルマアノンが先行策。互角のスタートを切った軸馬7番フランドルは周りの出方を伺いながら前に離されないポジションを確保し、好位5番手で脚をタメる作戦。1000m通過62秒2の淡々としたミドルペース。定番となる3コーナー手前からのペースアップに一瞬反応が遅れたが、鞍上がすぐさまリカバー。離されないように前との差を詰めにジンワリと進出開始。終始レースを先導した8番セイリスペクトが二の脚を使って後続を離しにかかるが、終始これをマークしていた好位追走の2番カフェアトラスがジリジリと差を詰めにかかる。そして直線に入りスムーズに外に出せた軸馬7番フランドルが前を行く2頭に急追し、三つ巴の勝負に。最後は軸馬7番フランドルが地力の差でねじ伏せるように脚を伸ばして1馬身1/4差の完勝。焦点の2着争いは最後まで内で懸命に粘った8番セイリスペクトが2番カフェアトラスをハナ差退けた。この結果により、「馬連7-8、420円」の的中。軸馬楽勝→対抗馬で掲示板独占という、まさにパーフェクト的中。加えて4着以下には7馬身もの差を付けていただけにハッキリ言って弊社と弊社の会員の皆さまにとっては「どちらでもいい」状態の、余裕の2着争い。弊社定番の「見ていて安心安全」の的中鞍だった。

前週のパーフェクト達成で弾みを付けて望んだ夏のローカル開催最終週の先週末。残念ながら満願成就の大団円とはならなかった。全体を通じて難解なレースが多かったことに加えて流れが悪かったことは事実ではあるが、幸い、今週末からは開催替わり。流れを変えるタイミングとしては好都合だ。いずれにしろ、今後は勝負鞍としてのレース選定はもちろん、より一層の慎重かつ冷静な軸馬&対抗馬選定を予想部には要望したい。

今年も厳しい残者が続くようだが、ルーティン通り秋の中央開催は今週末開幕となる。一部お知らせの通り、弊社はそこに対する万全の態勢をすでに整えている。その結実となる『秋穫祭』はもう間近。まずは今週末、開催替わりを機に猛反撃を期す弊社の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。