4回東京 4回京都8・9日目 2回福島3・4日目

あってはならないこと ~日曜京都11R アルデバランS~

『東京2000m内枠絶対有利』。競馬ファンなら誰でも知っている常識中の常識だが、改めてそのことを痛感させられる天皇賞(秋)だった。とはいえ、馬場の回復があと3時間遅れていたらどうなったのか?正直それは誰にもわからない。少なくとも、武豊=メイショウサムソンのあのコース取りはなかったはず。それだけは言える。先週この場でお伝えしていた通り、弊社でもめずらしく天皇賞の提供に踏み切った。ご期待頂いてただけでなく、自信もあっただけに的中をお届けできなかったことが悔やまれてならない。会員の皆様にはお詫びすると共に今週以降の巻き返しにご期待頂きたい。
それでは先週のレース回顧へ。取り上げるのは日曜京都11RのアルデバランS。ダート1800mのオープン特別にフルゲート16頭の出走。ここで軸馬としたのは3番人気ワンダースピード。「以前とは見違えるような安定感を身につけた。この鞍上・小牧太とは相性抜群。逃げ・先行型が揃ったここは自然と好位追走の形から抜け出してくる」という見立て。レースは予想通りサンライズキングの逃げ。しかし高速馬場を意識する後続各馬の動きも早く、エイシンラージヒル・トラストジュゲムあたりが執拗に絡んでいく。そんな展開を読み切っていたのか小牧・ワンダースピードは悠然と中団待機。先行勢の脚いろが鈍りかけた4コーナー手前から馬なりで進出開始。直線、勢いそのままに大外を一気に突き抜け、最後は3馬身半の大差をつけてゴール。ドンクール・サンライズキングという対抗馬同士の熾烈な2着争いは、最後ドンクールに軍配が上がり馬連5-8、1120円の的中となった。正直な話サンライズキング2着で馬連4-8、2360円の方がはるかに「オイシイ」のだが、まぁ、的中して文句を言ってはいけない。「どう転んでも外れようのない的中」というあたりでご勘弁願いたい。
また、京都5R・4番人気セイウンハレルヤ1着、東京6R・1番人気グレースエポナ2着。これが土曜日、弊社予想部が軸とした馬の着順。一目瞭然、全馬連対を果たしている。いわば「ちょっとしたボタンのかけ違い」で不的中となっており、先週は勝負鞍で的中をお届けすることが出来なかったが、これが何かの拍子で全レース的中になる可能性があることもまた、競馬に精通した人間なら誰でも実感として理解できるはず。「毎週厳選勝負鞍で的中するアスコット」に信頼を寄せて頂いている会員の皆様には大変申し訳ない週となってしまったが、大丈夫、予想の軸は全くブレていない。開催替わりとなる今週末も弊社らしい「攻めの予想」に徹することをお約束しておこう。今週は得意のダート戦で巻き返しを図るのでどうか楽しみにお待ちいただきたい。

4回東京 4回京都6・7日目 2回福島1・2日目

毎週一本でも多くの的中を ~土曜京都10R 太秦S~

騎手は騎乗馬の能力を100%引き出してくれるもの、少なくとも我々はそう考えて予想を立てる。何もその馬の能力以上のものを引き出してくれと期待するわけではない。しかし、残念ながら菊花賞の柴山雄一に関しては失望という言葉以外に形容のしようがない。4コーナーで前が詰まる云々、それ以前にあの位置取りは納得できない。行けない馬なら仕方がない。しかし、騎乗馬ロックドゥカンブは本来好位差しが必勝パターンのはず。あそこまで下げる必要がどこにあったのか? 結果、脚を余しての3着まで。無敗の菊花賞馬誕生の夢は水泡と帰した。
本題に入ろう。今週斬るのは土曜京都10R・太秦S。ダート1400mの1600万条件。軸馬として期待したのは4番人気の3枠5番ウォーターオーレ。「乗り込み不足&明らかに重目残りの前走で能力の高さを誇示。ベストの京都1400mダートでVチャンスが巡ってきた」。続けて「1位入線→4着降着の汚名返上にアツい連闘勝負の11番メイショウシャフトが逆転候補。ここは2頭軸の3連複で勝負」とした。
レースは、道中2・3番手を進んでいたメイショウシャフトとワーキングボーイが直線に入り並んで抜け出す。一歩仕掛けが遅れたウォーターオーレも懸命に追ったが、一旦開いた差を1馬身まで詰めるのが精一杯。しかし、アドマイヤキラメキの猛追はクビ差凌いで3着キープ。会員の皆坂に3連複5-11-14、3290円の的中をもたらした。正直なところ最後はヒヤヒヤしたが、道中は終始的中を予感させるレース内容。結果として4点提供で3連複のこの配当なら十分満足頂けただろう。レース回収率823%なら「ヒヤヒヤのしがいもある」というもので、ゴールした瞬間は安堵のため息が漏れた。
その他にも土曜福島9Rの「馬連&ワイドのダブル的中」など、相変わらずコンスタントな的中をお届けした弊社予想部。ただ、そんな中にも反省材料はある。日曜日京都10Rの軸馬、6番人気のアラタマサモンズは展開のアヤもあろうが、土曜日東京12R、日曜日福島5Rと軸馬完勝にも関わらず、ヒモ抜けで2鞍の馬連的中を逃している点は正直頂けない、というか弊社らしからぬケアレスミスに近い。相変わらず、会員の皆様からは「アスコットさんはタコ(全レース不的中)がないから安心して勝負できるよ」という有難い声を頂戴しているが、「獲れるところを獲り逃す不的中」と「予想の根本からズレている不的中」は似て非なるものである。「的中しなければ馬券はただの紙屑」ということを肝に銘じ、今週以降、詰めの甘さを払拭するよう予想部に猛省を促したい。
今週は東京競馬場にて「天皇賞(秋)」が施行される。本来であれば毎週繰り返しているように『馬券妙味はG1の裏にあり』なのだが、今週はこの「天皇賞(秋)」も予想提供候補として視野に入っている。この場でお伝えしている重賞レースはほぼ的中をお届けしていることから、今週末も引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。

4回東京 4回京都4・5日目

今週末にも複数の勝負どころが ~日曜東京11R 府中牝馬S~

「遂に」と言うか、「ようやく」と言うべきか迷うところだが、武豊が定位置のリーディングトップに立った。厩舎関係者も馬券を買う側の人間にしても『ユタカが乗ってダメなら諦めるしかない』という思いは同じで、だからこそいつも騎乗馬は人気になる。しかし、あのレースのあの馬に関しては仕方がないとは到底思えない。もちろん秋華賞のベッラレイアの話だ。「掛かりそうだったから…」とレース後コメントしたが、それにしてもあのスローペースで4角最後方はない。結果は「脚余りまくり」で4着。同じ乗り方を普通の騎手がしたら罵声の嵐だしメディアも叩くはず。それさえも「ユタカだから仕方がない」と諦めてしまうとしたら、もはや『武豊依存症』は深刻だ。それにしても、なんとも後味の悪い秋華賞となってしまった。
それでは本題へ。かなり早い段階から我々が勝負鞍と公言していた府中牝馬S。先週のこのコラムをご覧の皆様はご存知の期待度激高の勝負鞍だ。今週斬るのはもちろんその一鞍。日曜東京11Rの府中牝馬Sは言うまでもなく古馬牝馬の根幹レース。エリザベス女王杯を展望する有力どころが集結し難解な一戦となったが、弊社予想部が軸馬として指名したのはアサヒライジング。「クイーンS勝ちに一段と成長を感じた。デキ絶好、多少キツい展開になっても普通に回ってくれば勝ち負け」という見立て。
レースはユキノマーメイドとヤマニンメルベイユの先導で35.1-47.3-59.3というスローペース。軸馬アサヒライジングは絶好位4番手を進む。直線に向き残り400m地点で持ったまま先頭に立つ。後は独走かと思えたが、これを徹底的にマークしていたデアリングハートだけが伸びてくる。最後はデアリングハートが差し切って1着ゴール。しかし、軸馬アサヒライジングも失速せず楽々と2着を確保。馬連8-15、1040円の的中となった。正直に言うと配当面で今ひとつ物足りなさはあるのだが、それはあくまでも事後の話。前回の告知レースとなったオールカマーしかり、事前告知の勝負鞍を的中に導く、という観点に立てば満足すべき結果だ。
今週末以降も続くG1レース。しかし、馬券的な妙味は「その裏にあり」ということは常々お伝えしている通り。今週末、我々が目を付けている馬は予定通りのレースに登録してきた。弊社予想部としても予定通り勝負どころを複数用意できる、ということに他ならない。勝負どころでキッチリ的中をお届けした反面、他の提供では軸馬完勝も取りこぼしが目立ち、若干物足りなさが残った先週末だったが、その分も奮起し、これまで同様、今週末は好配当的中をお届けする所存だ。また、レース名までは告知できないが、7日(日)京都7R同様、ハイレベルレースでの勝負鞍も準備しているので、会員の皆様には引き続き楽しみにお待ちいただきたい。

4回東京 4回京都1・2・3日目

G1連戦に向け弾みをつける ~月曜東京9R 西湖特別~

開催替わりとなった4回東京、4回京都の開幕週は異例の3日間開催。数週間前のレース回顧でも記したが、「いつもと違う時」にこそ結果を出すのが真の実力というもの。無論、今回の3日間開催でもキッチリと答えをお出ししました、アスコットは。
数ある的中鞍の中から今週取り上げて斬るのは月曜東京9Rの西湖特別。ダート1400mで行われる牝馬限定の1000万条件。フルゲートの一見混戦ムードだが、このレースで軸馬として期待したのは2番人気のウィストラムだった。「右回りも距離延長にも絶対能力の高さで対応してきたが、本質的には左回りの1200m~1600mがベスト。久々に迎えた最適条件で、しかも牝馬限定のここは迷わず中心視」。そして「能力高くポン駆け利く3歳馬ジャドールが強敵。2頭軸の3連複で勝負」と続けた。
レースはテンの3ハロン通過34秒3というハイペース。そんな中、軸馬ウィストラムは委細構わず後方待機。直線入り口でも後ろから3・4頭目という位置取りだったが、鞍上吉田隼の手綱はピクリとも動かない。そして、残り400mでやおら大外へ進路を取る。そこからの伸びは「圧巻」のひと言。内ラチ沿いで猛烈な競り合いを続けるジャドールとポライトストーンを並ぶ間もなく交わす。後は文字通りの独走。最後は4馬身の大差をつけて余裕綽々のゴール。熾烈な2着争い(正直に言えばどっちでもいいのだが)はゴール前差し返したジャドールに軍配。3連複5-6-10、1290円の大本線的中でレース回収率323%をマークした。
わかりやすく印で言えばきれいに◎→○→▲の順番で入ってきたわけ。もちろん「ならば3連単で出して欲しかった」、という声を会員の皆様から数多くいただいたことは言うまでもない。事実、レース前にそのことは議論されたのだが、最終的にはより確実な的中を、という大前提に従って3連複提供となった次第。どうかご了承いただきたい。
他にも土曜東京12R、日曜京都9R・壬生特別、月曜京都7Rなど連日的中をお届けし、『コンスタントな的中を届けるアスコット』を改めてアピールできたものと自負している。また、先の月曜京都7Rにおいては、今週イチオシの勝負鞍として提供し、当然の如く的中。開幕週としては上々のスタートだった。今週末以降G1ラッシュとなり、皆様の注目もそちらに向きそうだが、今週末の弊社は「G1秋華賞」ではなく、「府中牝馬ステークス」に全力であたることを敢えてこの場で会員の皆様にお伝えしておこう。以前からお伝えしているように「G1の裏にこそ妙味あり」ということも事実。引き続き我々からの全ての提供にご期待いただきたい。

4回中山 4回阪神 2回札幌7・8日目

オイシイところは裏にあり ~日曜阪神11R・ポートアイランドS~

ワイドや3連複を買う場合、「悪くても3着までにはくるだろう」という理由で2・3着の多い馬を軸にする方が非常に多い。しかし、これは明らかに間違い。ワイドや3連複を買う時にこそ『勝ちに行く馬』を軸に据えるべきだ。2・3着の多い馬というのは厩舎にとって貴重な賞金稼ぎ。もしかすると常に「着狙い」の可能性がある。だからちょっと仕掛けが遅れると惜しい4・5着に終わるケース多々。だから危ない。その点勝ちに行く馬は早目早目に勝負をかけて動く。一旦先頭から最後差されるケースも少なくないが、それでも2着か最悪3着には残るもの。厩舎サイドにすれば勝たなければ意味はないのだが、馬券を買う我々にとってはそんなことお構いなし。ハッキリ言って馬券になればOKなのだから。ワイド・3連複の軸選びは勝ちに行く馬から。これは絶対的な鉄則だ。
今週斬るのは日曜阪神11RのポートアイランドS。スプリンターズSのいわゆる裏メインで当初、大混戦の様相を呈していたレースだが、最終的に「混戦だからこそ妙味アリ」との見解で獲れる、勝負できると判断。単に当てるだけでは満足しない、舌の肥えたグルメな弊社会員の皆様を喜ばすには時にはこんなレースでの勝負も必要だ。少なくとも「表」のスプリンターズSよりは当てやすい。G1もオープン特別も控除率は一律25%。ならば、より獲りやすいところで勝負する、それが基本。軸馬として指名したのは最適条件を求めて関東から遠征したマイネルスケルツィ。「右回りのマイル戦は重賞2勝を含めて1・1・3・4・1・3着。4着はG1マイルCSなので『普通のレース』は全て3着以内ということ。ベストの条件で別定56キロはいかにも恵まれた印象。好位からアッサリ抜け出してくれるはず。オープン特別3戦3勝のスーパーホーネットとの2頭軸で3連複勝負」。
レースはデンシャミチの先導でスローペース。軸馬マイネルスケルツィは2番手追走から直線向いて早々と先頭に立ついつも通りの勝ちに行く競馬。結局スーパーホーネットの末脚に屈し、そして着狙いのアンブロワーズにもゴール前チョイ差しを食らったもののシッカリと3着は確保。3連複3-6-8、3960円の的中となった。土曜日の勝負処で的中をお届け出来ず、また3週連続50倍オーバーとはいかなかったが、レース回収率792%は悪くない数字。会員の皆様にもまずはご満足いただける結果となったはず。
今週末開幕の4回東京・京都開催はご存知の通りG1ラッシュ。無論G1以外にも興味深いレース満載。というか先週同様「裏」の方に旨みがある。当然弊社取って置きの勝負どころも控えている。秋競馬の佳境を迎え益々快調の弊社予想部に引き続きご注目、ご期待をお寄せいただきたい。