10/25 10/26 4回東京・4回京都6日7日目・3回福島3日4日目

今週末に迫った大勝負鞍 ~日曜東京7R・3歳上500万下~

「秋華賞」→「菊花賞」と3歳限定のG1が続き、いよいよ今週末からは古馬陣の戦いへと場面が移っていく。競馬を熟知なさっている皆さまであれば先刻ご承知のことではあるが、ここからの数週間が本当の意味での競馬の、いや馬券勝負という意味での佳境だ。そして、いよいよ今週末には皆さまお待ちかねの大勝負鞍「第150回天皇賞(秋)」が行われる。まだ最終追い切りを残している状況であれこれ言う段階ではないかもしれないが、レースを週末に控えた今現在、煮詰まってきたことは確かだ。今週末には全ての答えを開示させていただく所存。大勝負になることはまず間違いないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京7R「3歳上500万下」ダ1600m。軸馬として期待したのは最終的に5番人気となった2番ハナズインパルスだった。

『関西圏でかなりの好メンバー相手に現級を完勝した実績もあり、地力上位は明白。降級後の近走は決め手の甘さを感じる着順だが、いずれもハイレベルな組み合わせで悲観する内容ではない。今回は関東馬相手ということ以上に、極めてレベルの低い組み合わせ。この距離である程度流れに乗った競馬ができれば、持ち前の決め手をフルに発揮してくれるはずだ』という見立て。

全馬スムーズな発馬から大方の予想通り、4番ブルーバレットがハナを主張。無理に競り込んでくる馬は皆無。2番手には10番オリアーナが積極的に続き、3番手に9番ナルミチャン、その後ろに4番ヴァールハイトが続く隊列。軸馬2番ハナズインパルスは若干後手を踏みながらも押して先団に取り付き、意外にも道中5番手で進める。比較的隊列はスンナリおさまり、大きな変動なく4コーナーから直線へ。逃げたブルーバレットが引き離しにかかるが、無理のない追走で脚がたまっていた先行各馬も差を詰めにかかる。内目の5番手で直線を向いた軸馬ハナズインパルスは一瞬詰まりかけながらも、直線半ばから馬群を割ってグイグイ脚を伸ばして先頭に躍り出る。坂上でも脚色は鈍らず、結局そのままの形で1着入線。2着には好発から積極的にレースを進めたオリアーナという先行馬同士での決着。この結果により「馬連2-10、3890円」の大的中。地力上位にも関わらず、近走着順から人気下落だったハナズインパルスを軸馬指名した予想部のファインプレー。弊社と弊社の会員の方々にとっては笑いが止まらないベストの結果だったと言えるだろう。

他にも土曜京都10R「観月橋S」など、土日を通じて随所で的中をお届けすることができた先週末。開催最終週に向けて尻上がりに調子を上げてきた。こと先週末に関して言えば、結果的に不的中となった鞍にしても「ボタンのかけ違い」のようなものばかり。若干の軌道修正で元の状態に戻せる程度である。今週末以降も勝負どころを挙げだせばキリがないほどで、本来なら「G1の裏にこそ本当の勝負鞍あり」と強調するところだが、今週末に関しては異例中の異例。前記した通り「天皇賞(秋)」こそが乾坤一擲の大勝負鞍となる予定。ありったけのご期待をお寄せいただきたい。

10/18 10/19 4回東京・4回京都4日5日目・3回福島1日2日目

安心の大本線的中劇 ~土曜東京6R・3歳上500万下~

前半3Fから34秒5-46秒3、1000m通過が58秒0、上がり46秒8-35秒3というかなりのハイペースとなった今年の「秋華賞」。こうなると地力だけでなく、内外を含めた道中の位置取りによる有利不利は生じてしまう流れ。馬の仕上がりも良かったのだろうが、絶好のポジション取りから流れに乗って完璧と言える競馬ができた浜中=ショウナンパンドラの仕掛けどころの絶妙さ。外から追い込んだ2着ヌーヴォレコルトとはわずかクビ差とはいえ、結果、勝ちをモノにするあたりがトップジョッキーたる所以なのだろう。1馬身1/4差の3着タガノエトワールも上位2頭と差のない評価ができる一頭。やはりこの馬の末脚は3歳牝馬トップレベル。今回は枠順の差が出た印象。ハープスター不在となった今年の「秋華賞」だが、それはそれとして見応えのあった一戦と言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京6R「3歳上500万下」ダ1400m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された6番レッドファルクスだった。

『前走はコンマ7秒差の10着という結果だったが、直線では内を突いたものの前が開かずに何度も詰まり通しで消化不良の一戦。脚もあっただけにもったいない競馬だった。それでも砂を被っても問題なく、追い上げもスムーズにできていたことは収穫。ダート2戦目で前走より弱メンバーとなる今回、不利さえなければまず勝ち負けだろう』という見立て。

レースは大方の予想通り、スタートから押して先頭に立った4番ヤマトダイアンサス。2番手に好発を決めた7番トーセンマイティ、雁行のその直後に16番カリスマアキラ、12番ゴールドキセキの順。軸馬6番レッドファルクスは先行勢を見ながら内目の絶好位で6番手追走。隊列は変わらず4コーナーから直線へ。逃げのヤマトダイアンサス、番手のトーセンマイティの脚いろは十分で2頭が後続を突き放しにかかるが、4コーナーで内から4番手まで押し上げたレッドファルクスの脚色は前を行く2頭以上。抜群の手応えで追い出されるとグイグイ脚を伸ばし、楽に2頭をとらえて坂上で先頭に立ち、そのまま2馬身差をつけての完勝。2着には粘るヤマトダイアンサスをとらえたトーセンマイティが入線。この結果により「馬連6-7、1060円」の大本線的中。3着ヤマトダイアンサスもキッチリ対抗馬指名しており、弊社会員の皆様には安心の的中劇だった言えるだろう。

週最初の提供となった上記レースで絶好のスタートを切った弊社予想部。弊社お馴染みの『的中連鎖』を予感させ、土曜東京メイン11R「府中牝馬ステークス」の「3連複3-5-12、1900円など、随所で的中をお届けしたものの、肝心の勝負鞍においては取りこぼしもあり、若干のトーンダウンという印象は否めないところ。しかし、全体的な予想の方向性はいささかもブレてはいない。それだけに、開催後半戦に突入する今週末の反転攻勢は火を見るよりも明らか。会員の方々には、的中に継ぐ的中を目論む今週末を楽しみにお待ちいただきたい。

10/11 10/12 10/13 4回東京・4回京都1日2日3日目

まずは堅調なスタート ~日曜東京10R・テレビ静岡賞~

今週末のメインは秋のG1シリーズ第2弾として行われる「秋華賞」。ハープスター不在の一戦となったが、秋の始動戦を完勝したオークス馬ヌーヴォレコルト、桜花賞2着馬レッドリヴェールをはじめとする3歳牝馬勢のトップクラスが勢揃い。非常に興味深い一戦となりそうだ。中でも最有力候補と目されているのは当然ヌーヴォレコルト。元々安定した取り口だったが、春は一気に力を付けて「桜花賞」3着、「オークス」1着と階段を一歩一歩上ってきた。春の好走がフロックでないことを証明したのが前走の秋華賞トライアル「ローズS」。正攻法から勝ち切ったレース内容は着差以上の強さを感じさせるもの。ハープスター不在のここはG1・2勝目の舞台は整ったとみていいだろう。前記した桜花賞2着馬レッドリヴェールの巻き返しは当然考えておくべきだが、他のメンバーも百花繚乱の趣で興味尽きない一戦。会員の方々には、このG1も勝負鞍候補のひとつとして視野に入れる弊社アスコットシステムズからの情報配信を漏れなくチェックしていただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京10R「テレビ静岡賞」ダ1400m。軸馬として期待したのは上位で人気拮抗のなか、最終的に1番人気に支持された10番ダノンレジェンドだった。

『前走は出遅れながら向正面で先団に取り付き、4角手前からおっつけ通しのチグハグな競馬。それでも関西の好メンバー相手に僅差の3着と現級で地力上位は明らか。休み明けの前走がプラス10キロと若干重め残りだったことを考えると、このローテーションは吉と出る可能性が高い。気性の問題で多少ムラのある戦績だが、それだけにブリンカーの恩恵も大きいはず。発馬さえ決まれば楽な先行策が見えている同馬の押し切り濃厚とみた』という見立て。

さてレースは。抜群のスタートから最内1番ケージーヨシツネがハナを切るかに思えたが、外から押っつけて積極的に10番ダノンレジェンドがハナを主張。2番手に1番ケージーヨシツネ、3番手は外から16番マックスガイ。ほぼ同じ位置に3番シンキングマシーン、他、人気上位勢では13番アメージングタクトが出たなりの位置で6番手、8番タマブラックホールはお決まりの後方からの競馬。ハナを主張したダノンレジェンドに競り込んでくる馬は皆無で楽々の単騎マイペースに持ち込み、ほぼ道中の変動なく4コーナーから直線へ。言うまでもなく楽をしていたダノンレジェンドは止まらない。結局、直線で更に後続を引き離して楽々と1着入線。好位追走の13番アメージングタクトが直線脚を伸ばして2着を確保。3着には後方から脚を伸ばした8番タマブラックホール。客観的には面白味の乏しいレースだったが、弊社と弊社の会員の方々にとっては直線半ばでほぼ大勢決していただけに安心安全のレースとなった。この結果により「馬連10-13、830円」の的中

大レース目白押しとなる今開催。土曜日の新設重賞「いちょうステークス」での3連複好配当的中を皮切りに、日曜・月曜と右肩上がりに調子を上げて複数の的中をお届け。非常に難解だった開催替わり初週の、変則3日間開催を無難に乗り切った意味は大きい。大げさではなく今週以降の大一番に繋がる良い流れを作ったと言えよう。開幕週の先週はまだまだ序の口。G1ラッシュとなる今週末以降には『渾身の勝負鞍』が続々と控えている。もちろん重賞だけでなく、ここぞという勝負どころの準備は万全。つまらぬところで無駄遣いなさらぬよう、老婆心ながらご忠告させていただく。今週末に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

10/4 10/5 3回新潟・4回阪神7日8日目

望外の好配当的中劇 ~土曜阪神11R・シリウスステークス~

先週の「スプリンターズステークス」。勝ったスノードラゴンは、春の「高松宮記念」で激走して2着したとはいえ、前走しかり、お世辞にも一流とは言い難い戦績しか残していなかった。それが13番人気という低評価になった所以だが、よくよく見ればオープン&重賞の芝1200mは今回で4戦目。【1・2・0・1】とほぼ崩れていない。これで対ストレイトガール2戦2勝。終ってみれば納得という感じ。ただ、33秒7~35秒1=1分8秒8という決着はハッキリ言って超低レベル。全ての路線において世界に目が向いている昨今、絶対王者だったロードカナロアが引退し世代交代は必須。勝ち馬スノードラゴンももう6歳。強かったのは認めつつも、スプリント路線の世代交代が成ったとは言い難く、このままでは世界から取り残されてしまう可能性も。その意味で4歳レッドオーヴァルや3歳ベルカントの上位入線は一筋の光明と言えよう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神11R「シリウスステークス」ダ2000m。軸馬として期待したのは7番人気に支持された7番トーシンイーグルだった。

『一線級不在のハンデG3でいかにも波乱含み。舞台はペース次第で逃げ・差し自在の阪神2000mダート。ここは人気どころが前々での競馬となるだけに展開面を重視。終いの切れは重賞でも通用するトウシンイーグルを軸馬指名する。2走前の初ダートでの切れ味はまさに圧巻。オープン昇級初戦の前走は末脚不発に終わったが、脚質的にも展開に左右されるタイプで、決して力負けでないことは確か。前走での大敗でむしろ人気的には狙いやすくなり好都合と言える。直線、怒濤の追い込みに期待したい』という見立て。

人気の4番クリノスターオーが好発から先行するが、大方の予想通り、外から押して14番サトノプリンシパルが積極的にハナを主張。その2頭を見る形で内から1番グランドシチー、その外から12番ジャンナ。中団前目に10番ナムラビクター、人気の一角9番ジェベルムーサは後方3番手を追走。1000m通過63秒2はこのクラスでは明らかにスローペース。この流れにも軸馬トウシンイーグルは慌てず騒がず中団内めに待機。ジックリと脚をタメる作戦。ほとんど馬順変わらず3コーナーから4コーナーにかけて一気にペースアップ。直線に入っても有力どころの先行馬、サトノプリンシパル、クリノスターオー、ナムラビクターの脚色は衰えず。直線半ばではこの3頭での決着かに思われたが、トウシンイーグルが長く良い脚を使って坂上から一完歩ずつ差を詰める。最終的にクリノスターオー、ナムラビクターには届かなかったものの、逃げねばっていたサトノプリンシパルをゴール前とらえて3位入線は果たす。この結果により「3連複4-7-10、4280円」の的中。弊社において重賞を取り上げることは少ないが、得意のダート戦ということもあって今週は同レースを斬らせてもらった次第。それにしても1番人気→3番人気→7番人気という結果にしては望外とも思える好配当。軸馬選択の妙がこの結果に繋がったことは言うまでもない。

開催最終週となった先週末。ツキがなかった面もあり、決して大団円とはいかなかったが、そんな中でも上記「シリウスステークス」をはじめ、他の勝負どころにおいてもアスコットらしい的中をお届けしたこともまた事実。替わって今週末開幕となる4回東京・5回京都開催は、いわゆる『G1クライマックス』と呼ばれる秋の佳境中の佳境となる開催。無論、垂涎の勝負鞍も矢継ぎ早にやってくる。「秋華賞」→「菊花賞」→「天皇賞・秋」と続くG1レースのみならず、他の特別・平場戦からも一瞬たりとも目を離していただいては困る。どこの競馬場のどのレースであっても、アスコットにとっては重要な勝負鞍候補。文字通りの『収穫の秋』がすぐそこに迫っていることをお忘れなく。まずは今週末の提供にご期待いただきたい。