4/21 4/22 2回東京・3回京都1日2日・1回福島5日6日目

危なげない大本線的中 ~土曜福島10R・伏拝特別~

オークスTR「フローラS」は1番人気ミッドサマーフェアの完勝だった。予想された通りヘレナモルフォがハナを切って1000m通過62秒1~後半1000m59秒9は完全なスローペース。ミッドサマーフェアの鞍上・蛯名は、この流れを読み切っていたのか好位追走の策。前走「君子蘭賞」は後方から大外一気の差しきり勝ちだったが、今回は一転して中段追走。このあたり、いかにも今年勢いのあるジョッキーの好判断と言えよう。そして絶好の手応えで直線へ。後は前を行く先行馬を交わすだけ、という自信溢れる騎乗ぶり。終始番手で競馬をした2番人気アイスフォーリスに有利な展開も軸馬にとって全く眼中になし、という感じ。結果2着との着差は2馬身1/2という決定的な差をつけて、内容的にも大楽勝。デビュー時からの大目標だったオークスに何ひとつ不安材料のない状態で挑むことになった。今回のレース振りからも、ジェンティルドンナを含む「桜花賞」の上位入線組に対して、少なくとも東京2400mのレースなら互角の力関係と断言できる。紛れもなく有力候補の一頭に浮上。当然のごとく弊社も的中をお届け。現在、天井知らずの快進撃を続ける重賞予想。今週末からの6週連続G1戦という競馬の山場中の山場を迎えるにあたり『一転の曇りなし』とお伝えしておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島10R「伏拝特別」芝1200m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった15番ヨアケ
『本日イチオシの勝負鞍。ローカル500万条件らしく弱メンバー構成となった一戦。ここはひと叩きされて順当にデキが上がってきたヨアケで勝負になる。4ヶ月振りの休養明けだった前走は人気を裏切るかたちで3着に甘んじたが、明らかに太め残りといった走り。元々このクラスではスピード上位の馬で、同型不在のここは好発から持ち前のスピードで押しきり濃厚とみた。適性と地力の高さに期待する』という見立て。

レースは絶好のスタートを決めた軸馬15番ヨアケが持ったまま楽にハナを切る展開。6番レディオスソープ、1番サニーエリザベスと続く展開で33秒9-45秒6~上がり46秒3-35秒3という流れ。ハナを切って後続を従えたまま、絶好の手応えで4コーナーを通過し、直線を向いて満を持して追い出された。残り200m地点では6番レディオスソープとの一騎打ちとなり、最後はマークした側の利で終始番手につけていた6番レディオスソープが1馬身1/4差をつけてゴール。最後は差されたものの、軸馬15番ヨアケは持ち前のスピードを見せつける競馬で2着入線。この結果により「馬連6-15、560円」の的中。比較的地味めの配当とはいえ、1・2番人気の決着としては悪くない。1点目の大本線的中ということもあり、会員の皆さまには一定の評価をいただけるものと自負している。日曜日の勝負どころは獲り逃したものの、開幕週を的中率5割で好スタート。今週末からは本格的な春競馬で最高潮の盛り上がりをみせる5月開催。今週以降は更なる勝負どころをご用意しているので、引き続きご期待いただきたい。

4/14 4/15 3回中山・2回阪神7日8日・1回福島3日4日目

素質を見抜いた先物買いの的中劇 ~土曜中山5R・3歳未勝利~

『スローペースで流れていって上がりだけの瞬発力勝負』。一部の例外(たとえば中山1200mダート)を除くと今の競馬の過半数はこのパターン。特に2000m以上となると8割から9割がこれ。別段悪いことだとは思わないし、ほぼ全部の馬が余力を持って直線に向かうので僅差のひしめき合いとなり、それなりにスリリングでもある。しかし、せめてG1レースくらいは力と力のぶつかり合いが見たい、という気持ちがあることもまた事実。今年の「皐月賞」がまさにそんなレースとなった。前日まで降り続いた雨の影響でようやくやや重まで回復した馬場。パンパンの良馬場とは程遠い状態となったことも逆によかった。ゼロス、メイショウカドマツの主導権争いで前半35.8-47.7-59.1という緊張感十分のペース。まさに力勝負になる流れ。コース取りが明暗を分ける馬場で、一頭だけ馬場コンディションのギリギリのラインをついた4番人気ゴールドシップが2馬身半をつけての完勝。有力各馬が外を回したなか、鞍上内田博騎手の好騎乗が光った一戦だった。むろん、コース取りが明暗を分けた一戦であったことからも、この着差が明確な力差ではないが、追えば追うほど伸びる末脚は東京でこそ。続く2冠目となる「日本ダービー」も有力な一頭であることは間違いないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山5R「3歳未勝利」・芝2200m。ここで軸馬として期待したのは10番人気となった16番イデアルモルソーだった。

『ここがデビュー戦ながら、経験馬相手でも素質互角のイデアルモルソーが狙い目。調
教を見る限り抜群の仕上がりとはいかないものの、皐月賞に出走予定のアーデントと
併せ、マズマズの脚力を見せており、水準以上の仕上がりにはある印象。また、勝ち
上がり率の高い母系で父アグネスタキオンもスジが通っており、未勝利クラスなら即
勝負になってもなんら不思議ない血統背景。前走好走している馬が複数出走している
ここは人気薄なだけに同馬の一発に期待したい』という見立て。

スタートを決めた5番エクセレントマン、6番ガンセの逃げ争い。大外枠ながらも発馬絶好だった軸馬イデアルモルソーはそれら2頭を見つつ内の各馬の出方をうかがいながら、好位4番手追走。人気の10番セイクリッドロードは発馬で後手を踏み、中団からの競馬。前半は比較的スローな流れ。イデアルモルソーは終始先頭を射程圏内に入れながらの追走。そして3コーナー手前からペースアップを開始。このときは反応鈍く、終始追いどうしだったけに力のない馬なら直線脱落のパターンだが、同馬はまるで違っていた。追うごとに力強く伸び、後方から脚を伸ばしてきた8番トーセンガリレオ、11番アルフェロアとの3頭の熾烈な叩き合いを制し、クビ差で1着入線。惜しくも馬連的中は逃したものの、結果「単勝16番、5430円、複勝16番、1950円」のダブル的中となった。同レースは厳選勝負鞍としての提供ではなかったものの、まさに軸馬の素質を見抜いた先物買いの的中劇。このひと鞍に関しては喜びの声が多かったこと、そして弊社の予想精度の高さを示す文句なしの狙い、として斬らせていただいた次第。

他にも日曜中山5Rなどで的中はお届けしているのだが、肝心の予想部による勝負鞍に関しては的中なしという不本意な結果を招いてしまった。先週の結果に関しては本当に申し訳ありませんでした。軸馬着順【2・1・0・1】という結果だっただけに、3本とはいかないまでも通常であれば2本は的中を届けできている週だったはず。明らかに地力下位でノーマーク馬の、一度限りの激走がよりによって弊社勝負鞍で立て続けに3鞍おきたあたり、明らかに流れがなかった週ではあった。言いたいことは山ほどある。しかし、ここはあえて沈黙を守り、今週末の猛反撃を誓うのみ。結果が出なかった翌週には必ず取り返してきた弊社の伝統を今回も踏襲するまで。大いなるご期待をお持ちのうえ、開催替わりとなる今週末をお待ちいただきたい。

4/7 4/8 3回中山・2回阪神5日6日・1回福島1日2日目

危なげのない的中鞍 ~日曜福島6R・4歳上500万下~

「桜花賞」が終わり、今週末はいよいよ牡馬クラシック第一段「皐月賞」が行われる。百花繚乱の趣だった牝馬勢に対し、牡馬勢の方はある程度有力馬が絞られそうな雲行きだ。まずは世代唯一の重賞2勝馬グランデッツァ。その内訳も超ハイレベルであったことが後々ハッキリした「札幌2歳S」。そしてトライアル「スプリングS」だから文句なし。好位抜け出しの安定した取り口からも「皐月賞」向きであることは確か。あるいは、人気ではこれを上回る可能性があるのがワールドエース。圧巻の末脚で4戦3勝。「きさらぎ賞」では後に「毎日杯」を快勝するヒストリカルを並ぶ間もなく交わしている。ただしこの馬、お世辞にも「皐月賞」向きとは言えない。最重要トライアル「弥生賞」を完勝したコスモオオゾラ。地味な血統&馬名だが、2000mに限れば3戦3勝の戦績を誇る。当然、立ち回りの巧さで上位進出を目論む。「共同通信杯」快勝からジックリとここまでインターバルを取って臨むゴールドシップ。好位からでも鋭い脚が使えることを証明し、中山2000mも何ら不安なし。有力なV候補と言える。他にもアダムスピーク・ディープブリランテ・トリップ・マイネルロブストとなかなかのラインアップ。無論、弊社としてはこの大一番も勝負鞍候補のひとつとして捉えている。今週末にもアツイご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜福島6R「4歳上500万下」芝1200m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった2番ウィルパワーだった。

『本日イチオシの勝負鞍。久々も入念に乗り込まれ万全の出走態勢が整ったウィルパワーが軸馬。元々ポン駆け利くタイプだし、現級では常に上位人気→V争いを演じてきた実力馬。前々の位置取りから自在に捌いてくる機動力は、開幕週のローカル1200mにドンピシャ。ここはメンバー一枚落ちの牝馬限定戦。問題なく勝ち上がるはずだ』という見立て。

最内でスタートを決めたナイキトリックがハナを主張。それを追って大外16番から好ダッシュのホットサマーデイ。更に13番シゲルヒラシャイン、そしてその直後のインに軸馬ウィルパワーという隊列。3F通過34秒9は絶好の馬場状態を考えるとさして速いものではない。直線に入り番手からホットサマーデイが先頭に立つ。それをインから猛追するウィルパワー。最後地力にモノを言わせグイッと出たのはウィルパワーの方。クビ差とはいえ危なげのない完勝を収めた。半馬身差の3着に好位直後から差した10番クロンドローリエ。この結果により「馬連2-16、570円」の本線的中。『イチオシ勝負鞍』における本線的中だけに、『この配当にもある程度納得』という声を頂戴している。無論、前週のような爆発力十分の的中ならお伝えする我々としても文句のないところ。しかし、「獲るべきところはキチンと獲る」という姿勢をお見せすることもまた、重要と考える。この的中鞍をあえて取り上げたのはそんな意味合いもある。

先週のような胸のすくような好配当的中とはいかなかったが、他にも土曜日を連勝で折り返して先週末も的中率75%をマーク。好調のまま迎える今週末の「皐月賞」。そして一週置いて「天皇賞・春」と、いよいよ春競馬は佳境を迎える。レースとしての楽しみはもちろん、馬券的にも実に興味深い。開催3場から選りすぐりの勝負鞍をお伝えすること。それはこれまでもこれからも不変。大いなるご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。

3/31 4/1 3回中山・2回阪神3日4日目

渾身の一撃 ~日曜阪神7R・4歳上500万下~

1000m通過65秒2~レース上がり47秒6-35秒3=2分5秒5という、超スローペース&未勝利戦並みの凡タイム決着となった「大阪杯」。その原因の90%以上は佐藤哲三=アーネストリーにあると断じるのは酷だろうか。アーネストリーといえば、ペースを落とさない先行策からの押し切りを勝ちパターンとする馬。タップダンスシチーの名を挙げるまでもなく、鞍上・佐藤哲三の持ち味もまた強気の先行策。それこそが『当代随一の勝負師』と呼ばれる所以。その佐藤哲三=アーネストリーが先行する素振りも見せない。極端なペースダウンにも中団外めでジッとしているだけ。結局、そのまま「何もせずに」レースは終わった。確かに、戦前から陣営は叩き台ムードを濃厚に漂わせていた。とはいえ、ここまでヤル気のないレースを見せられるとは思わなかった。G1ウイナーとして、せめて『自分の仕事』くらいはするべき。同じ立場だった岩田=トーセンジョーダンは一応それをやっていたのだから……。言うまでもないことだが、この「大阪杯」。弊社は易々と的中している。『ちゃんとレースをする馬』を見極めれば馬券的には簡単な一戦だった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神7R「4歳上500万下」芝1400m。この一戦で弊社予想部が軸馬に指名したのは3番人気となった14番ウエストエンドだった。

『ウエストエンドの前走は4カ月ぶりの実戦で馬体重+26キロ。成長分を考慮しても余裕残しの造りだった。にもかかわらず、外差し決着の中京1400mを2番手から0秒4差5着に粘り込んだ内容は上々。体つきから考えてこの連闘策は十分納得のいくところだし、元々レース間隔を詰めた方がいいタイプでもある。一転して楽な展開が見込めるここは軸馬として期待できる』という見立て。

好スタートを決めた軸馬ウエストエンド。ハナに固執する感じはなかったが、他も行く気を見せずそのまま逃げに回る形。2番手に2番人気の9番ジャービスと10番ローズリパブリックが続き、1番人気に推された15番ディープデザイアはその直後という位置取り。3F通過35秒4という平均的な流れに持ち込んだウエストエンドは、4コーナー手前でひと息入れる余裕があった。ここで一旦後続との差は詰まったものの、直線に入り坂上から再加速。最後まで手応えに余裕を残したまま1馬身3/4差の完勝。一瞬たりとも危なげのない逃げ切り勝ちを収めた。混戦の2着争いを最後に拾ったのは、後方待機から直線大外一気の強襲を決めた11番ハンターワディ。更に半馬身差の3着には7番メイショウコウセイが入線した。この結果により「馬連11-14、4590円」の好配当的中。弊社と弊社の会員の方々にとってはまさに『会心の一撃』となった。「安心&安定のアスコット」は自他共に認めるところだが、「更に爆発力が加われば」との声は確かに聞こえていた。ある意味では相反するふたつの要素だが、その両立を見事に成し遂げた的中鞍と言えよう。先週末の提供において、弊社予想部の軸馬は全て勝利を収めた。『安心・安全、そして爆発力のアスコット』を証明する週末となったことは間違いなかろう。改めて会員の皆さま、本当におめでとうございました。

他にも土日通じて複数の的中を量産。ひと鞍は取りこぼしたものの、弊社指名の軸馬は【4・0・0・0】と単勝率100%、単勝回収率335%と精度の高さを示した先週末だった。そして今週末に迫った牝馬三冠の第一弾「桜花賞」。競馬の季節はいよいよクラシック、そしてG1シリーズに突入していく。まずは史上稀に見る大混戦と謳われる「桜花賞」。しかし、それですら今の弊社にとっては大きな障壁とはならない。淡々と、そして易々と的中を積み上げて行く過程のひと鞍にしかすぎない。潤沢となった軍資金を懐に抱き、今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。