2回新潟・2回小倉・2回函館3日・4日目

的中ラッシュ続行中 ~土曜函館12R 3歳上500万下~

大混戦が予想された「函館記念」だが、終わってみれば4番人気トーセンキャプテン→1番人気フィールドベアー→2番人気マンハッタンスカイという、妙にまともな決着となった。まぁそれはそれで…という感じだが、一番驚いたのは3着からハナ差の4着まで追い込んできたエリモハリアー。攻め馬からも、当日のパドックからも「いい状態」とはお世辞にも思えなかった。にもかかわらず僅差4着という結果だから、これはもう「函館が好き」という以外に言葉がない。函館にしろ新潟にしろ小倉にしろ、ローカルにはそれなりに『ご当所馬』が存在する。そのことを改めて思い出させる「函館記念」ではあった。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館12R「3歳上500万下」ダート1700m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは4番人気の9番ブラックルーラー。「このメンバーでは抜けた素質があるブラックルーラー中心。若干内にモタれる面のある馬だが、ハナに立ってラチ沿いを走れば大丈夫。ここは楽に先手が取れる組み合わせでその点の不安もない。逃げ切りに期待する」という見立て。
好スタートを切ったブラックルーラーだが、ひとつ内枠の8番エアリーズが出ムチを入れて何が何でもハナに行く構え。ブラックルーラー=木幡はこれと競る愚を避けてスッと控えた。しかし、結果的にはこれが裏目と出る。直線は逃げ切り態勢に入るエアリーズと、好位からそれを追い詰めるハンサムデイイヤツのマッチレース。逃げられなかったブラックルーラーは直線で懸念された通り内にモタれてしまい、前2頭から5馬身も離された3着が一杯一杯。ハッキリ言って馬連は全然惜しくないレースだった。しかし、このレース弊社予想部は8番エアリーズとの2頭軸での3連複提供。その結果「3連複2-8-9、3420円」の危なげない的中。5馬身離された3着でも好配当が的中する現実。それが今の弊社アスコットシステムズだ。『的中ラッシュ』という言葉すら生温く感じる快進撃。1%の誇張もない。弊社の会員の方々は今、実感なさっているはずだ。
弊社らしい的中ということで、もうひと鞍軽く触れておこう。日曜函館11R「渡島特別」ダート1700mがそれ。ここは弊社予想部が軸馬とした13番ロリンザーユーザーの先行押し切り勝ち。2着には12番ナムラハンターが入り「馬単13→12、2030円。馬連12-13、1350円」のダブル的中となった。先週末の、いわば「ダメ押しの的中」が弊社十八番のダブル。回収率423%とくれば、会員の方々もさぞかし笑いが止まらなかったことと推察する。
本来辛クチで知られるこのコラム。先週で斬った好配当的中のレースしかり、まだまだ詰めの甘さを残す現状だが、先週も軸馬の馬券率は100%。これは今に始まったことではないが、特筆すべきは週単位でのバランスの良さ。当然、これまでも毎週安定して的中をお届けしているが、「3連勝、4連勝でも配当的に諸手を上げて喜べない週」であったり、「土曜日的中なし、日曜日2連勝」や、またその逆だったり。そういった意味でも格段に配当面や的中分布のバランスが良い週であったことは明らか。今回に関しては何も言うまい。今週末もこのまま好調を維持することを期待する。
夏場ローカルは残り1開催半となった。不調時ならもうウンザリとなるところだが、弊社と弊社の会員の方々にしてみれば「たったそれだけ」という感じ。競馬ファンとして『一生忘れられない夏』とするため、弊社としてはまだまだ的中を積み重ねていく所存だ。確変状態続行中のアスコットシステムズに今週末も多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回新潟・2回小倉・2回函館1日・2日目

ひと鞍での爆発力 ~日曜新潟8R 3歳上500万下~

レース創設以来一番の大接線となった今年の「アイビスSD」。馬券を離れても非常に見応えのある一戦となったが、改めて感じたのが枠順による有利不利が大きすぎること。5番枠から半馬身差2着のシンボリグラン、そこからクビ差の3着に肉薄した1枠1番アポロドルチェ。この2頭は「勝ちに等しい内容」と言うより、『枠順が逆なら確実に勝っていた』。無論、それならそれでこれほどの低人気ではなかったはず。カノヤザクラ→シンボリグラン→アポロドルチェの3連単18→5→1で120810円などという高配当は望むべくもなかった。まぁ何はともあれ、枠順が最重要ポイントとなる重賞というのも厄介この上ない存在だ。そんなレースでの弊社軸馬16番サープラスシンガーは最後の最後に差し込まれて「半馬身+クビ+アタマ」差の4着惜敗。対抗馬が掲示板を独占する結果だけに悔やまれてならない。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟8R「3歳上500万下」芝1800m。弊社予想部がここで軸馬としたのは3番人気に推された1番プリンセスドルチェ。「前走後レース間隔を開けて立て直してきたプリンセスドルチェが軸馬。コーナーで加速の効かない典型的なストレッチランナーだけに、全能力を出し切れるのは東京コースとこの新潟外回りのみ。1000万で2回の連対実績があり、本来の実力は一枚上の馬。ペースに関係なく決め手勝負となるこの条件で狙い撃ち」という見立て。文末には「馬券は3連複を本線に」というひと言が添えられていた。レースはラビットジーズニが逃げて36秒1-48秒5-60秒8という外回り1800mお馴染みの超スローペース。軸馬プリンセスドルチェは好位集団の後ろ、インでジックリと脚をタメて追走していく。4コーナー手前からスルスルと上昇していき、直線は早めに先行集団を捕らえに動く「勝ちに行く競馬」。一旦は先頭に立ったのだが、ゴール前で18番モエレカトリーナ、13番アスクデピュティの強襲に遭いクビ+3/4馬身差の3着と惜敗。残念ながら馬連の的中は取り逃がしてしまった。しかし、このレース弊社の本線は前出の通りあくまでも3連複。2頭軸のもう一方の軸馬アスクデピュティが2着で「3連複1-13-18、3730円」は本線での的中となった。2着馬と3着馬の2頭軸で『お得感』十分の好配当的中。あえて3連複本線とした予想部の『勝負勘』が際立つひと鞍といえよう。
前2週の的中ラッシュとはひと味違い、『ひと鞍での爆発力』をも証明した弊社予想部。ところどころでケアレスミスのような不的中が散見されたのは若干ツヤ消しではあるが、そんな中でも好配当をきっちりモノにするあたり、現在の弊社アスコットシステムズに「いい風が吹いている」ことは誰の目から見ても明らか。利用者の方からも「今週は配当面でも大満足」とのメール・お電話を数多く頂戴したことを考慮すれば、まだまだ課題は残っているとはいえ、先週の結果は及第点をつけられるだろう。
いずれにせよ前開催からの「流れ」は未だ断ち切れていない。特に今週からは重賞レースの提供内容が「高配当」「万馬券」を狙うスタンスへと大幅にリニューアルされ、全てにおいて期待が高まっている。大半が難解と位置づけている『重賞』はローリスクで競馬を楽しむ程度にとどめ、毎週の勝負どころはあくまで『平場戦』中心。アスコット設立以来、今でもこのスタンスは変わらないが、今回のリニューアルによって重賞でもこれまで以上に毎週末の『馬券』を楽しんでいただけることだろう。稼ぎどころの夏場ローカルはまだまだ続く。今週末以降の予想配信を引き続き楽しみにお待ちいただきたい。

2回福島・3回阪神・1回函館7日・8日目

予告通り2週連続的中ラッシュ! ~日曜函館7R 3歳上500万下~

7番人気ミヤビランベリ→11番人気ミストラルクルーズ→3番人気マイネルキッツで決まった「七夕賞」。「馬連21570円、馬単43580円、3連単357690円」という払い戻しから受ける印象は大波乱。無論その通りなのだが、あくまでもそれは配当面だけの話。レース自体の中身は例年以上に濃いものだった。ミヤビランベリの逃げは前半1000m60秒3~後半1000m59秒5という若干遅い程度のペース。驚くのは1ハロン毎のラップタイムで、最速11秒3~最遅12秒5の間に収まっている。言ってみれば『完璧な逃げペース』だ。能力の足りない馬がこれをやると全く勝負にならず最後は止まってしまう。これで残れるのはある一定レベル以上の能力がある証拠。ハッキリ言えるのは「今回のミヤビランベリは決して展開に恵まれて勝ったのではない」ということ。次走以降も甘く見てはいけない。休み明けを克服して2着に差してきたミストラルクルーズ、馬場荒れのインに突っ込んでハナ差3着のマイネルキッツ。この2頭からも今後目が離せない。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館7R「3歳上500万下」ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは3番人気の10番ヤマビコ。「走り頃の休み明け3戦目となるヤマビコが軸馬。昨年のこの函館で現級の1700mダートを鮮やかに差し切っている馬。その後1000万ではやや頭打ちの成績が続き、待望の降級戦となった前走は芝の2600m。結果8着も参考外の一戦としていい。今回は得意のダート、しかも牝馬限定戦。そのうえ先行型が多く展開も理想的。直線突き抜けてくるはずだ」という見立て。
レースは3番人気ヤマノボンディールが逃げる展開。しかし、先行・好位勢ゴッタの追走で半マイル通過48秒5という速い流れになった。この流れを読み切っていた横山典=ヤマビコは悠然と最後方からレースを進める。3コーナーすぎから2番人気トーセントップランがマクリ上げていく。しかし、ヤマビコは動かない。4コーナーを回る時点でも後ろには1頭いるだけ。函館の短い直線だけに予想部にも一瞬嫌なムードが漂ったのだが、大外に持ち出されてからの脚はそれこそケタが違っていた。マクリ切って先頭に立ったトーセントップランをすれ違い様に交わし、最後は楽々と2馬身弱の差をつけて1着ゴール。胸のすくような逆転劇で「単勝10番、550円。馬連5-10、960円」のダブル的中を果たした。常々言っているように「ムダ券」なしの単勝で5倍つけば御の字。馬連にしても一点目の大本線的中ということで、一部の会員の方はこの一鞍だけで相当なプラス収支を計上したようだ。『道中はどうなるかと思ったけど、終わってみれば一番アツイところだった。この的中は気持ちいいねぇ』という声が代表的なもので、弊社の送受信専用パソコンの受信メールボックスは満杯となった。
他にも土曜阪神7R、日曜函館7Rなど、予告通り今週も的中ラッシュを現実のものとした弊社予想部。先週末最後の提供となった阪神7Rは購入法のミスで取りこぼしてしまい、先週からの連勝は「6」でストップしてしまったが、人気に関係なく連対率100%の軸馬選定はお見事のひとこと。当欄に付きものの『苦言』は今週も封印させていただく。開催の後半戦を文字通り『確変状態』で打ち上げた弊社アスコットシステムズ。しかし、稼ぎどころの夏場ローカルはまだまだこれからが佳境。今週末以降も遠慮なく獲りにいく所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。

2回福島・3回阪神・1回函館5日・6日目

的中の量産態勢に入る ~日曜阪神10R 米子S~

「函館スプリントS」であまりにも遅すぎる重賞初制覇を果たしたキンシャサノキセキ。ゴスホークケンとウエスタンビーナスの激しいハナ争いで前半3ハロン32秒8という、函館としては驚異的なハイペースとなったこのレース。その超ハイペースをインの3番手で持ったまま、と言うより、むしろ掛かり気味に追走していくのだからこの馬の絶対スピードは計り知れないものがある。直線は余力十分に抜け出して1分8秒4のレースレコードをいとも容易く叩き出した。最終的に2着トウショウカレッジとの着差はクビだが、内容的には横綱相撲の大楽勝。精々七分程度の状態でG1「高松宮記念」クビ差2着という馬だから、この程度のメンバーのG3は勝って当たり前。とはいえ、今回の勝ち内容は紛れもなくG1級。ちょっと気の早い話だが、「スプリンターズS」の最有力候補と言えそうだ。ちなみに「函館スプリントS」の3連複1-6-8、3970円を弊社予想部は本線的中に導いている。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神10R「米子S」オープン・芝1600m。このレースでの軸馬は4番人気の2番マチカネオーラ。「この距離でキッチリとタメれば爆発的な脚が使えるマチカネオーラ中心。前走の大マクリは無謀すぎたが、馬自身の精神面でいいガス抜きにはなったはず。良くも悪くも普通の乗り方しかできない鞍上に替わり、今度は本来の直線勝負。この手薄なメンバーなら十分チャンスあり」という見立て。
レースは1番フサイチアウステルと7番サイレントディールが後続を離して先導する形。とはいえペースは決して速くない。それでも軸馬マチカネオーラは後方でガッチリと脚をタメていく。そのままの形で4コーナーから直線。サイレントディールを振り切ってフサイチアウステルが4・5馬身のリードを取る。それを目指して馬場の中ほどから伸びてきたのがマチカネオーラ。同時に外から9番トップオブツヨシも脚を伸ばしてくる。最後は3頭ほぼ横並びのゴールとなったが、結局馬順はそのまま1着フサイチアウステル、2着マチカネオーラ、3着トップオブツヨシで決着。僅かアタマ差で馬単の的中こそ逃したものの、「3連複1-2-9、3760円」の的中。4着以下を2馬身も突き放す安心の的中劇となった。
武豊から他者への乗り替わりというと普通はマイナスイメージだが、そこを逆手に取った見解は面白い。確かに、今回の鞍上・小牧太あたりでは武豊のような『勝手』はそうも許されない。そこを突いて「本来の直線勝負」とした読みは大正解だった。普段会員の皆様から「いくらなんでも身内に厳しすぎでは」という声をいただく当欄だが、このレースに関しては文句なし。見事な好配当的中だった。
他にも日曜福島8Rの3連複、日曜阪神11Rの単勝&馬連など、勝負どころをキッチリ獲り、的中の量産態勢に入った弊社予想部。「開催後半戦に特に強いアスコット」を今開催も実証している。開催最終週となる今週末に向けていよいよ上げ潮ムード。「勢いに乗ったら一気呵成」がこの世界の常道。最後まで攻めまくるアスコットに多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回福島・3回阪神・1回函館3日・4日目

この的中を契機に ~日曜阪神11R 鷹取特別~

先週末をもって今年の中央競馬も前半戦が終了した。この間行われた重賞レース68鞍中20勝、G1レース12鞍中4勝を挙げたのが地方競馬出身騎手だ。個人的な勝ち鞍では「天皇賞・春」「安田記念」を含む8勝の岩田がトップ。安藤勝も6勝を挙げ横山典と並んで2位。対して武豊の勝ち鞍は「フェブラリーS」「ファルコンS」の2重賞のみ。武豊が衰えた、などと言うつもりは毛頭ないが、少なくとも、かつてのように『高いところは全部ユタカ』の時代は完全に終焉を告げた。最近の武豊の騎乗で一番気になるのが、時として「脚を余す」ケースがあること。「ヴィクトリアマイル」のウオッカが象徴的だが、馬券を買っているこちら側の人間にとってあの乗り方は一番ストレスがたまる。結果はともかくとして、常に絶対脚を余さない乗り方をする岩田とはそこが全然違う。関西有力厩舎の騎乗依頼を見ても、最近は『一に岩田、二にアンカツ、それがダメなら仕方なくユタカ』という感じ。それでもリーディングトップなのだから、さすがと言えばさすがだが……。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神11R「鷹取特別」3歳上1000万下・ダート2000m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気に推された6番クリーン。「58キロのトップハンデを課せられているように、1000万に降級すればクリーンの力は抜けている。印象とは違い、重・不良馬場の高速決着にも全く不安のない馬。と言うより、むしろ得意にしている。自然と体が絞れる夏場にデキを上げてくる馬。豪快な差し切りに期待して軸馬とする」という見立て。
レースはダンシングタイガーが先導する平均速めの流れ。軸馬クリーンは序盤、例によって後方待機。しかし鞍上武豊は馬場状態を意識したのか、向正面に入り外に持ち出し早目に追い上げていく。4コーナー回って直線、道中インの絶好位で脚をタメていたアドマイヤマジンが余裕の手応えで抜け出す。焦点は2着争いに移った。2番手から粘り込み策す3歳馬グランシュヴァリエ。それを懸命に追うクリーン。両頭のハンデ差はなんと6キロ。しかも馬場を考えるとクリーン大ピンチかと思えたが、最後の最後、地力の違いでクビ差交わしてゴール。正直なところ冷や汗タラタラものの内容ではあったが、何はともあれ「馬連6-7、880円」の大本線的中となった。
「ユタカ鬼神の追い」で結果的中となったこのレース、開幕週の反省を踏まえ、先々週よりも先週、先週よりも今週と開催単位で尻上がりに軸馬の精度を上げることは評価してもいい。実際にこれまでの開催でも好配当的中は開催後半戦に偏っている。また、勝負ごとである以上、やみくもに配当を追うのではなく、『的中癖』をつけることは大切だし、『流れ』を踏まえてのレース選択は大切なことだ。ただ、再三言っていることだが過程は良くても詰めの部分を誤ると好結果は望めないことは胆に命じて欲しい。事実、今回斬った的中レース「鷹取特別」においても、7番人着で3着のグランシュバリエを対抗視しながら購入法ミスでさらなる好配当を取りこぼしているように、もう一歩詰められる伸びしろは十分にあったはず。『的中ありき』のスタンスはいいが、今週以降はその部分の精度を高めての提供に期待したい。予想部には猛省を促すとともに、先週の的中を契機とし、捲土重来を厳命する。会員の皆様には引き続きご期待をいただきたい。