6/28-6/29 2回福島・2回小倉1日2日・1回函館5日6日目

夏競馬初週に訪れた勝負どころ 〜日曜函館8R・3歳上1勝クラス〜

JRAでは先週から本格的な夏季競馬が開幕した。今年の夏競馬では、気温上昇への対応として暑熱対策が昨年より強化される。特に暑さの厳しい新潟・中京競馬場では「競走時間帯の拡大」が4週間(7月26日〜8月17日)に拡大される。他にも、装鞍所集合や馬体重発表タイミングの変更、および下見どころの周回時間短縮が先週から実施されている。現実、気象庁の発表によれば、今年の6月は観測史上最高気温を記録した。

そんな夏競馬の第1週目、アスコットはどう立ち回ったのか。さっそく見てみよう。今週斬るのは日曜函館8R「3歳上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは、最終的に4番人気に支持された9番ライフゲートだった。

「デビュー早々に去勢されているように、かなり個性的なタイプ。2、3走前はどちらも直線で一度完全に抜け出しながら急減速して差されるという負け方。前走は勝利したとはいえ、4角時点の圧勝ムードから最終的に3馬身までリードが縮められてしまった。抜け出すとソラを使う(気を抜く)のだ。
とはいえ、メンバーが弱いと真面目に走らない馬は存在する。おそらく本馬も同様であり、相手レベルが上がる昇級初戦こそ狙うべきタイプだ。今回は休み明けを使った上積みも十分。本気で走った際の伸びシロは計り知れず、あっさりまで」という見立て。

当日の函館は快晴でダートは良馬場。レースは斤量51キロを活かしたい11番チュウワクリスエスの逃げで開幕した。これに3番コスモシェルベットや10番アレーティアが続いて好位を形成。軸馬9番ライフゲートは出たなりで中団に収まった。

先頭の11番チュウワクリスエスは向こう正面に入っても軽快なペース。鞍上の小林美騎手は今年に入って逃げ戦法で勝ち星を重ねており、ここも後続の脚を使い切る算段だ。これにより隊列は早くも縦長となった。

900m通過は52秒4のハイペース。それでも逃げの手を打ったチュウワクリスエスは手応え良く3角へ突入していく。このタイミングで2馬身ほど離れていた好位組も仕掛けるが、差はなかなか詰まらない。それと対照的に活性化したのは中団待機組だった。

なかでも3角手前からムチを入れられたのが軸馬9番ライフゲート。例によって道中は緩慢とした走りだったが、気合いをつけられると意を決したように加速を開始。コーナーで好位勢を競り落とすと4角では2番手まで上昇する。一方、逃げる11番チュウワクリスエスとの差はまだ4馬身。ライフゲートもグングン差を詰めるが…。

結局、11番チュウワクリスエスに1馬身差まで詰め寄ったところがゴール。2着ライフゲートから3/4馬身差に中団から差してきた1番ルルシュシュが入線した。

この結果により「馬連9-11、1,480円&3連複1-9-11、8,910円」のダブル的中をお届け。軸馬ライフゲートは連勝ならずとも昇級初戦でさっそくメドを立てる好内容。これまでと違い中団から差す競馬をできたことも収穫だろう。いずれにせよ、4番人気に過ぎなかった軸馬を「クラスが上がった方が競馬しやすい」とした予想部の好判断。相手に7番人気の1番ルルシュシュを抜粋したことも含めて、会員様からは称賛のお声が相次いだ。なおこの週は他にも、土曜函館10R「洞爺湖特別」や、◎ティニア(5番人気・2着)で攻めた土曜函館11R「青函S」なども的中をお届け。この時季らしく北海道競馬で“固め打ち”の週末となった次第だ。

夏競馬第1週目で上々の滑り出しをみせた弊社予想部。とはいえ、ここからが本当の意味での勝負どころ。創業31年目の夏を迎えたアスコットは、さらに攻めのスタンスで獲り尽くす所存である。

実際、弊社の看板コンテンツこと「厳選勝負鞍」は5月中旬より提供基準がさらに厳格化され、以降は “1週も欠かすことなく”プラス収支を達成している。見返りを吟味してのレース選定で獲りやすいところを的確に獲っていく弊社らしいスタイルは、もう一段磨きがかかること必至。無論のこと、上半期を大幅プラスで終えた重賞戦線も輪をかけて期待十分である。会員様におかれましては、手ぐすね引いて夏を待っていた弊社にさらなるご期待をお寄せいただきたい。