7/23 7/24 2回福島・3回中京7日8日目・2回函館5日6日目

目下4連勝中のイチオシ勝負鞍 ~日曜中京8R・3歳上500万下~

サマーマイルシリーズ第1戦として行われた『中京記念』。 このレースを制したのは7番人気ガリバルディだった。スタートで挟まれて後方からの競馬となったガリバルディ。しかし前半は、確たる逃げ馬不在でペースが速くならなかったことで後方からの競馬も気にせずラクに追走ができた。やはり人気上位がある程度出して行く中、射程圏に入れた状態で最後の直線へ。内、外に広がって追い出す各馬だが、人気上位の各馬が伸び悩む中、外に出したガリバルディは手応え十分。大きくストライドを伸ばして前を行く馬を次々交わしていく。ラストは好位から早めに抜け出したピークトラムを3/4馬身交わし、見事重賞初制覇となった。今回の勝因は「展開がハマった」のひと言に尽きるが、パドックではいつも以上に良く見せていたこともありデキも良かった。今後出走するレースで適性を見極める必要はあるが、この勢いなら今後も重賞戦線を賑わす活躍できるだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京8R「3歳上500万下」ダ1400m。弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された14番ラインシュナイダーだった。

『降級したラインシュナイダーの近2走はベストとは言えない脚抜きの良い馬場。いずれも前を残す形だったがそれでも連続で2着ときっちり連対を外していないあたりが地力上位の証。今回は全2勝を挙げている中京コースで待望の良馬場。デキも高値で安定しているし、何よりここは相手関係が楽。人気でも力通りの評価が妥当でここは当然の軸馬』という見立て。

レースは全馬横並びのスタートを決めたが「何がなんでもハナ」というタイプも不在で、内枠を利して6番カフジオリオンが主導権を握る展開。半マイル通過46秒2という速い流れ。2番手に軸馬14番ラインシュナイダーが続き、その直後に11番ワンダフルラスター、13番シゲルサンマ、2番サトノユニコーンあたりが好位追走。道中はほぼ馬順変動がなく、この隊列のまま4コーナーへ。直線入り口で番手に付けていた軸馬14番ラインシュナイダーは余裕のある手応えから先頭に並びかけようとするが、終始自分のペースで走れた6番カフジオリオンは直線に入っても脚色が衰える気配は一切なし。直線に入ってからも二の脚を使って追いすがる軸馬14番ラインシュナイダーとの差を詰めさせない。結局ラストまで脚色が鈍ることなく6番カフジオリオンの逃げ切り勝ち。軸馬14番ラインシュナイダーは予想外にラストで脚色が鈍り、2番サトノユニコーンに急追されたもののクビ差凌いで2着を確保。この結果により「馬連6-14、780円」の的中。2週連続で提供されたイチオシ勝負鞍をキッチリとモノにしたことで『バンと張り込めた』という会員の方も多かったようだ。これでイチオシ勝負鞍は目下4連勝中。獲りやすいところを的確に獲っていくアスコットらしい提供と自負している。

とはいえ、先週末に関してはひと言で「ツキのない」レースが目に付いた。ひと押しが利かずクビ差、アタマ差で軸馬3着など、レース後いただいたメールなどからも会員の方々の歯痒い思いがヒシヒシと伝わってきた。競馬である以上仕方のないこととはいえ、回避すべく出来得る限りのケアを施していくことはもちろん、大団円で開催を締めくくれなかっただけに、今週から開幕する新潟・小倉・札幌開催でガラリと流れを変える所存。いずれにせよ、開催開幕週となる今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。

7/16 7/17 2回福島・3回中京5日6日目・2回函館3日4日目

次週に繋がる的中劇 ~日曜函館7R・3歳上500万下~

今週は的中レースを斬る前に、あえて苦言から入らせていただく。ここ数週、今ひとつ流れに乗れていないことから「的中」に対する力みが出たとは思いたくないが、先週末の予想からは攻めの姿勢がほとんど感じられなかった。原因不明の凡走や展開面でのツキのなさなど情状酌量の余地はあるが、「安定味」を上位に取った、いわゆる守りの予想。少し言葉を代えると『当てにいく予想』が目についた。例年好結果をお届けしている得意の開催なだけにその気持ちはわからなくもない。が、そういう時こそ必要なのは力みではなく「攻めの姿勢」に他ならない。攻めていく姿勢こそが好結果を生み出す。そのことを常に忘れてはならない。

とはいえ先週末も弊社予想部らしい的中はもちろんあった。土曜函館7R「3歳上500万下」ダ1000mがそれ。『降級2戦は連続2着と僅差の競馬が続いているが、函館に限れば〈1300〉内2着1回が1000万での実績と抜群の相性を誇る。ここは同型も多くポジション取りも激しいものが予想されるが、この枠なら変に絡まれる事もないはずで、好位から流れに乗る同馬にとって競馬はし易くなるはず。乗り替わりでの鞍上強化も陣営の決めたいという意思表示であることは間違いない』という見立てで、上位拮抗のなか最終的に3番人気に支持された10番オルフィークを軸馬に抜擢。

レースは内枠を利して4番チェリーサマーが積極的にハナへ。軸馬10番オルフィークも絶好のスタートを決めたが、チェリーサマーを行かせて番手追走。その後に5番ペイシャオトメ、1番ハドウホウ、11番セレノグラフィー、7番コンドルヒデオの隊列で3コーナーから4コーナーへ。この距離にしてはとりわけ速くもない澱みのないミドルペースとなり、こうなると完全に前有利の展開。馬順変わらず直線に入り、ハナをきって抜群の手応えのまま4番チェリーサマーが後続を突き放しにかかる。軸馬10番オルフィークもこれに追いすがり、直線半ばでは2頭が後続を突き放すマッチレースに。早めに仕掛けた軸馬10番オルフィークだったが最後のひと押しが利かず2着まで。終始自分のペースで運べてラストもひと伸びした4番チェリーサマーが1着でゴール。唯一後方から鋭い伸び脚をみせた12番チェイスダウンが3着入線。この結果により「馬連4-10、830円&3連複4-10-12、2,330円」のダブル的中。先週に引き続き、馬連&3連複のダブル的中をお届けできたことは一定の評価をいただけるものと自負している。

他にも『週イチ押し鞍』と断じて日曜函館8R・3歳上500万下でもキッチリと的中をお届け。この程度ではまだまだ完全復調とは言えないが週を締めくくる日曜日に2本の的中をお届けできたことは間違いなく次週に繋がる。引き続き、軸馬&対抗馬選定はもちろん、レース選定も気を引き締めて行っていくことを心がけて欲しい。

いずれにしても攻めてこその競馬、予想ということを改めて実感した先週末。「軸馬選択」、「購入法」の決定の難しさは百も承知。だが、それこそお客様が弊社に期待している部分である。そのことを徹底させて今週末以降、予想部の奮起に期待したい。ロングランの函館開催、そして福島・中京開催もいよいよ最終週。特別戦の登録メンバーを俯瞰すると、そろそろ勝負気配という馬が少なくない。提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。

7/9 7/10 2回福島・3回中京3日4日目・2回函館1日2日目

安心のダブル的中劇 ~土曜福島8R・3歳上500万下~

例年通りの大混戦が予想された「七夕賞」だが、終わってみれば3番人気アルバートドックが1着、1/2差2着に5番人気ダコールで3着オリオンザジャパンに3馬身差をつける重賞ウィナー2頭の一騎打ちとなった。この1着、2着馬、いずれも平坦ローカル重賞を制している馬であり、振り返れば「小倉大賞典」もこの2頭でのワンツー決着。「荒れる」「波乱含み」と言われているレースに限って地力上位馬が順当に勝ち負けになることは珍しくないが、軽ハンデを活かして追い込んできた3着オリオンザジャパンを除けば6着までが重賞ウィナーだったように今回はまさにその典型。例年この時期のローカル重賞は『適性最重視』でほぼ間違いないのだが、『小回りへの適性もあって地力も高ければ当然こういう結果になる』という良い例。今さらながらだが、夏競馬の難しさを痛感させられた次第。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島8R「3歳上500万下」ダ1150m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気に支持された1番アトランタだった。

『福島1150mダートは未勝利勝ちの舞台で現級も1000mで楽勝しているように前走からの距離短縮、更に小回りコースも問題なく、むしろ条件好転とみていい。何より昨年秋には現オープンのワディを筆頭に、常に1000万クラスで勝ち負けしている馬たち相手に差のない競馬をしてきた脚力の持ち主。叩き2戦目、そして降級戦のここが勝負どころとみて狙い撃つ』という見立て。

レースは全馬横並びのスタートだったが最内から軸馬1番アトランタがダートコースに入ってハナを切る展開。2番手に2番人気の8番ドラゴンゲートが続き、差のない位置に11番ヒカリトップメモリ、2番ノンブルドール、さらに3番リチュアルローズ、15番ラッキーポイントと一団で先行集団を形成。前半3F34.5というハイペース。ハナを切って主導権を握った軸馬1番アトランタは後続に1馬身ほどの引き付けた逃げに打ったが、番手の8番ドラゴンゲートも特に絡むこともなく、これが功を奏し3コーナー手前で息を入れられる逃げ。こうなるとスピード能力が一枚上のアトランタはそう易々とは止まらない。馬順変わらず4コーナーから直線へ。外から8番ドラゴンゲートが追い出して馬体を併せにかかるが、それでも逃げた軸馬1番アトランタの手綱は持ったまま。ようやく追い出しにかかると、追いすがる8番ドラゴンゲートを3馬身、4馬身と徐々に引き離してラストは余裕を持って1着でゴール。2馬身差で8番ドラゴンゲートが流れ込む形で2着を確保。3着は直線外から良い脚で追い込んできた14番トウカイフィーバーが入線。この結果により「馬連1-8、560円&3連複1-8-14、1,670円」のダブル的中。1番人気-2番人気-4番人気の決着としては悪くない配当だし、3連複が思いのほか好配当となっただけに、このひと鞍に関して言えば多くの会員の方からありがたい声を頂戴した。人気サイドでの決着でも買いようによってはメリット十分の勝負鞍になるという好例と言えよう。

先週同様、重賞でもキッチリと的中をお届けした先週末。ただ惜しむらくは日曜の勝負鞍で的中をお届けできなかったこと。そこはツヤ消し材料。よもや対抗馬が抜けるとは思えなかっただけに競馬の難しさを改めて感じた次第。週単位で言えば勝負どころと明言している日曜の勝負鞍で結果を残すことは命題。それに加えて一鞍の爆発力も必要な状況になっている。確かに口で言うほど簡単なことではない。それは十二分に承知している。しかし、そこを何とかしてこその馬券プロ。予想部にはなお一層の研鑽と努力を要望しておく。いずれにしても会員の方々には、今週末以降の反転攻勢に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

7/2 7/3 2回福島・3回中京1日2日目・1回函館5日6日目

週イチ押し鞍での大本線的中 ~土曜函館9R・3歳上500万下~

G1ウィナーのスノードラゴンや「高松宮記念」5着のエイシンブルズアイ、昨夏のローカルG3を2勝しているベルカントなど出走していたが、戦前から出走馬の小粒感は否めなかった「CBC賞」。終わってみればオープン特別、しかもダートで初勝利したレッドファルクスが快勝。2着が50キロの軽量を活かした7番人気ラヴァーズポイント、3着にようやく実績馬ベルカントという結果。ついでと言うのも失礼だが、10番人気ベルルミエールも掲示板を確保する健闘を見せた。夏場ローカルのハンデG3は、軽ハンデ馬が活躍する傾向にあって、力通りの決着にならないことは確かにある。とはいえ、今回の「CBC賞」はやはりどうみても先々の展望が開けたという馬が不在。何度やっても毎回着順が入れ替わりそうな弱メンバーだったことは言うまでもないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館9R「3歳上500万下」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは抜けた1番人気に支持された13番トミケンシャルゴーだった。

『前走でも走れる状態まで仕上げての臨戦だったがデキ自体は正味8分程度。地力で2着と走れたのがハッキリと現級での地力上位の証。前走の勝ち馬は続く1000万も勝ち上がりひと言で相手が悪かった。その相手に0秒2差2着なら及第点をあげられる走り。使って更に良化気配のここは一枚上の力量で押し切れる。週イチのブチ込みどころだろう』という見立て。

五分のスタートから4番ヒメキヨヒダカが果敢にハナを主張するも、8番トウケイフクキタル、9番ベーリングメファ、12番レインボーソング、さらに軸馬13番トミケンシャルゴーも前々に位置を取りに行き、1コーナーでは5頭横並びの先行争い。最終的に2コーナー過ぎで外から12番レインボーソングがハナを主張し、向正面に入ったところでようやく隊列が落ち着く。番手に内枠を利して4番ヒメキヨヒダカ、3番手に9番ベーリングメファ、4番手に8番トウケイフクキタル、その後ろに軸馬13番トミケンシャルゴーの順。3番人気に支持されていた2番ガンコも今回は先行集団を見る位置取りで中団7番手を追走。1000m通過61秒4のミドルペース。中団〜後方待機の各馬も前残り傾向の馬場を考慮してか、徐々に押し上げて3コーナー手前で一気に馬群が凝縮。ペースアップ時に毎回反応の悪い軸馬13番トミケンシャルゴーだが、そこは同馬の癖を熟知している鞍上。前を行く他馬に遅れを取らないように早めに仕掛け、4コーナー手前では有力どころの一頭9番ベーリングメファをマークする形で外からスッと3番手に浮上。これに合わせて2番ガンコも4番手まで押上げる。直線に入り、9番ベーリングメファが先頭に躍り出て後続を突き放しにかかるが、馬体を併せて軸馬13番トミケンシャルゴーもこれに追いすがり、直線半ばでは2頭のマッチレースに。最後は追い比べからジリジリと脚を伸ばした軸馬13番トミケンシャルゴーが9番ベーリングメファを競り落としてクビ差勝利。2着に9番ベーリングメファ、3着も早めの競馬に徹した2番ガンコが入線。この結果により「3連複2-9-13、500円」の大本線的中。提供時「週イチのブチ込みどころ」と断じ、「人気サイドでの決着になる」と踏んでサポートにて「ここは3連複のみで勝負」に踏み切った弊社予想部の好判断。これにより『3連複1点で獲った』『1着固定で3連単2点で勝負した』といった声も多かった次第。常々言っていることではあるが、今や馬連のみならず、馬単、3連複、3連単など馬券種は豊富。配当が安いと嘆くよりも「人気サイドでの決着濃厚」と判断できれば、それなりの買い方をすれば良いだけのこと。購入方法ひとつでキッチリと利益を出せるという良い例と言えよう。

他にも重賞などで的中はお届けできたものの、肝心要の勝負鞍では、日曜日は2レース続けて軸馬3着止まりと的中は前記土曜函館9Rのみ。前開催、前々開催に続き、またもや今開催も開幕ダッシュを決めることはできなかった。特に苦手意識は全くないのだが、弊社十八番のローカル開催と謳っている以上、今週以降の巻き返しは必須条件。ご存知の方も多い通り、開催が進むに連れて右肩上がりに調子を上げる弊社アスコットシステムズ。この時季に数々の伝説を残してきたアスコットの夏のローカルはここからがまさに佳境。まずは、反転攻勢を期す今週末の勝負鞍にアツイご期待をお寄せいただきたい。