8/26 8/27 2回新潟・2回小倉9日10日目・2回札幌3日4日目

勝負のローカル最終週へ ~土曜新潟9R・瀬波温泉特別~

夏の新潟・小倉・札幌開催は今週末、いよいよ最終週を迎える。新潟メインはサマー2000シリーズ最終戦となる「新潟記念」。シリーズチャンプを狙うルミナスウォリアー・タツゴウゲキの直接対決。もちろん「七夕賞」2着マイネルフロスト、3着ソールインパクトもその有資格。復調ムードのラストインパクト、ここもまず上位争い必至のアストラエンブレム。更にトーセンバジル・フルーキー・ロイカバード・ロッカフラベイビーなど、多士済々の登録馬。言うまでもなくこのレースはハンデG3。馬券的な妙味も十二分で興味は尽きない。大団円を迎えるためにも、ここは必中が求められるひと鞍となる。アツいご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟9R「瀬波温泉特別」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された13番バイタルフォースだった。

『昇級戦もダートでは10戦3勝2着6回5着1回。着外の1度も長期休養明けで体調に問題があった一戦のみとダート適性の高さはここでも群を抜いているバイタルフォースが軸馬。特に前走は500万クラスとはいえ、鞍上はほぼ何もせず馬の気のままに走らせて2着馬に0秒5差の完勝。距離やコースは問わないタイプだが、前走の勝ちっぷりからも新潟コースが合っていることは間違いなし。素質馬がようやく軌道に乗ってきただけに、昇級戦でも見劣りは一切なく、素質の違いでアッサリ連勝を決めてくれるはずだ』という見立て。

レースは最内から1番スペルマロンが積極的にハナを切る展開。10番スケロクが2番手。3番手は外から15番カレンマタドール、5番ワンダーアツレッタと続く隊列。軸馬13番バイタルフォースは出たなりの位置取りで無理せず後方10番手で流れに乗る。1000m通過62秒0のスローよりのミドルペース。ほとんど馬順に変動なく3コーナーからペースアップし、逃げていた1番スペルマロンを番手の10番スケロクが早めに交わし4コーナーから直線へ入るが、1番スペルマロンが二の脚を使って、直線で10番スケロクを再度交わし去って先頭に躍り出る。10番スケロクも粘り腰を発揮してしぶとく食い下がるが、ここに4コーナーで7番手までポジションを上げていた軸馬13番バイタルフォースが鋭く前を捕らえにかかる。この時点での脚色の差は歴然で直線半ばで10番スケロクを楽に交わし去り、1番スペルマロンに軸馬13番バイタルフォースが一完歩ずつ追い詰めるも、1馬身1/2差まで詰め寄ったところでゴール。この結果により、「馬連1-13、700円」の的中。軸馬2着とはいえ、後続に4馬身差を付けたように予想部による力関係を見抜いた軸馬選択が功を奏した的中鞍。このひと鞍に関しては文句なし。会員の方々からも満足の声をいただいている。

他にもサポートにて「3連複を本線に勝負」と断じて提供に踏み切った日曜札幌10R「WASJ第3戦」での「3連複1-10-13、1,230円」の的中など土日を通じて的中をお届けできたが、ハッキリ言って他の勝負鞍に関しては対抗馬同士の決着が目立ち、レース選定はともかく、軸馬選定において精彩を欠いた週と言わざるを得ない。夏場ローカルも今週末がラスト。翌週からの中央開催に向けても、ここはキッチリと結果を出すよう予想部にはより一層の奮起を要望したい。

8/19 8/20 2回新潟・2回小倉7日8日目・2回札幌1日2日目

安心安全の的中劇 ~日曜札幌7R・3歳上500万下~

サマー2000シリーズ第2戦「札幌記念」(札幌、芝2000m)は、蛯名騎手騎乗の6番人気馬サクラアンプルールが差し切って勝利。勝因は久々だった前走とは雲泥の状態だったことと、ロスのない最内枠で脚を溜められたこと。元々、2月の「中山記念」で2着のあった馬だが、フロック視されていた印象で、ここでも6番人気。当然、展開面や洋芝適性など勝因を挙げればいくらでも出てきそうだが、一線級のメンバー相手に勝ち切ったのは立派のひと言。いずれにせよ、真価を問われるのは秋のG1「天皇賞(秋)」あたりだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌7R「3歳上500万下」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは素質上位で断然の人気を集めて1番人気に支持された10番フォギーナイトだった。

『ここはハイレベルだった3歳オープン「ヒヤシンスS」4着からの臨戦。その前走でも発馬で大出遅れから追い上げての着順だし、普通にスタートを決めていれば、勝ち負けまで望めた好内容。500万では明らかに脚力が違う馬。ここに照準を合わせて8月上旬から早めに函館入りし、乗り込み入念で出走態勢は万全。馬っぷりだけ見れば優にオープンレベルなだけに、ケタ違いの瞬発力で決着をつけるはず。絶大の信頼を寄せたい』という見立て。

逃げた3番アドマイヤカロに12番ミュゼリバイアサンがつけ、5番キンイロジャッカルや8番ティーコアもすかさず好位に取り付き先行集団を形成。軸馬10番フォギーナイトは出脚がつかなかったものの、出遅れるほどではなく、鞍上も出していって1コーナーでは先行勢を見る馬群の5番手で流れに乗る。1000m通過61秒4のミドルペース。3コーナー手前で外目の5、6番手を追走していた11番クレマンダルザスが早めに押し上げて、一気に先頭に躍り出て一気にペースアップ。こうなると先行していた馬たちにはキツい流れになり、直線を向いて11番クレマンダルザスが後続との差をジリジリと広げにかかるが、勝負どころで外に出してスパートをかけた軸馬10番フォギーナイトが脚を伸ばし、直線半ばで11番クレマンダルザスを並ぶ間もなく差を広げにかかる。この時点で勝負あり。焦点は2着争いに。粘る11番クレマンダルザスに一完歩ずつ差を詰めた4番ダノンロッソだが、アタマ差まで詰め寄ったところがゴール。レースは軸馬10番フォギーナイトが2着の11番クレマンダルザスに4馬身差つけて楽勝。この結果により、「馬連10-11、610円」の的中。配当的には物足りないものの、週を締めくくる日曜ラストの勝負鞍での本線的中だっただけに、納得のいく結果だったと言えよう。

他にも土曜新潟8R「3歳上500万下」など土日を通じて的中をお届けできた先週末。取りこぼしもあっただけに、まだ完調とは言えない状況ではあるが、週を重ねるごとに精度が増してきたことも確か。夏競馬も残り2週を残すのみ。ここからは連戦連勝で開催を打ち上げる所存。これまでにも増してのアツいご期待をお寄せいただきたい。

8/12 8/13 2回新潟・2回小倉・1回札幌5日6日目

難解な一戦を読み切っての的中劇 ~日曜新潟9R・麒麟山特別~

サマーマイルシリーズ第2戦「関屋記念」(新潟、芝1600m)は、7番人気のマルターズアポジーが積極的にハナを切り、そのまま逃げ切って快勝。今年2月の「小倉大賞典」以来、3つ目の重賞制覇を飾った。内枠から好スタートを切って主導権を握り、特に絡んでくる馬もおらず、そのままの態勢で直線に入り、まんまとマイペースに持ち込み、2番手から脚を伸ばしたウインガニオンに1馬身1/4差をつけてゴールした。勝ちタイムは1分32秒2。速い決着になりやすい同レースなだけに、特筆するタイムでもなく、例年より若干速めの決着。スローペースだったことを思うと、上がり34秒3というのはやや物足りないか。今年のこの「関屋記念」、完全に前残りの結果で位置撮りが明暗を分けたように、流れ次第で着順はガラリと変わってきそうで、秋の展望など先々云々を判断できる一戦でないことだけは間違いなさそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟9R「麒麟山特別」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗のなか、最終的に1番人気に支持された14番コパノアラジンだった。

『なかなかの好メンバーが揃ったハンデ戦だが、現級勝ちの地力はもちろん、軽いダートがベストのコパノアラジンを中心視。これが軸馬。前走は1000万クラスのなかでもかなり強敵揃いの組み合わせだったが、0秒4差5着に好走できたように、ここにきての地力強化は顕著。ここは行きたい馬が多く、どの馬が引っ張る流れにせよ、好位で脚を溜められる同馬に展開面もドンピシャ。前走から一旦間隔をあけて再仕上げとなったが、この中間も力感十分な動きを披露しており出走態勢は万全。 ハンデも妥当で500万圧勝の舞台ならここで4勝目も十分可能とみた』という見立て。

互角のスタートから積極的にハナを切ったのは大方の予想通り12番カルムパシオン。これに5番オーサムレジェンド、9番ソルプレーサ、6番ペガサスシャーイン、2番トレンドラインなど複数の馬たちが先行するが、同様に出して行った軸馬14番コパノアラジンが、1コーナーまでに外から2番手に浮上し、そこで流れに乗る。5番オーサムレジェンド、9番ソルプレーサがこれに続き、以下、6番ペガサスシャーイン、2番トレンドラインまでで先行集団を形成。1000m通過62秒4のミドルペース。向こう上面でも大きく隊列変わらず、全馬一団で淡々とした流れとなったことで、4コーナーも手応え十分に回ってくる逃げ・先行馬たち。こうなると後方待機組の出番はなし。逃げた12番カルムパシオンが脚色も大きく鈍ることなく粘り込みをはかるが、終始これをマークする形で番手追走していた軸馬14番コパノアラジンが、直線半ばで12番カルムパシオンを捕らえ、最後は1馬身3/4差を付けて1着でゴール。2着には逃げ粘った12番カルムパシオン、3着に4コーナー4番手から脚を伸ばした6番ペガサスシャーイン。この結果により、「馬連12-14、1,580円」の的中。そう大きく力差のないハンデ戦を展開を含めきっちりと読み切り、「ハナを切れれば相当しぶとい12番」としっかりと対抗馬指名しての勝利馬券だった。

他にも週イチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜札幌10R「HTB賞」など、2本の的中をお届けした先週末。取りこぼしもありまだまだ完全復調とはいかなかったが、それでも歯車が噛み合えば、連戦連勝も十分現実的な内容だったことは間違いない。いよいよもって夏競馬も佳境に入ってきたが、残り3週勝負更なる勝負を賭ける所存。引き続き今週末にアツいご期待をお寄せいただきたい。

8/5 8/6 2回新潟・2回小倉・1回札幌3日4日目

貴重な的中鞍 ~土曜札幌11R・札幌日経オープン~

11番人気ローズプリンスダムが快勝した「レパードS」の走破タイムは1800mダート1分52秒9。前日と同日の「3歳上500万下」がともに1分53秒9だから、換算すると古馬混合の1000万程度のレベルか。重賞と考えると物足りないことは確実でレベル的には?のつく一戦だった。好タイム続出した過去と比較しても見劣ることは確かで、トランセンドしかり、ホッコータルマエしかり、過去の勝ち馬のその後の活躍はご存知の通り。それらのレベルまでいくには、3歳夏の時点で1分50秒を楽々と切るくらいの脚力が要求されるということ。今さらながら教訓として記憶しておきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌11R「札幌日経オープン」芝2600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された8番モンドインテロだった。

『5月末の重賞「目黒記念」8着からの臨戦となるが、その前走は内で動くに動けない形となり不完全燃焼の競馬。エンジンのかかりが遅いタイプだし、度外視していいだろう。元々、重賞での差のない競馬をしてきた実績はオープン特別のここでは一枚も二枚も上。昨年勝った舞台で洋芝も不問なだけに、ここは自在の位置取りから地力で決着をつけるはず。絶大の信頼を寄せたい』という見立て。

大方の予想通り、外から9番ラブラドライトがハナを切る展開。更に外の10番ハツガツオはムリをせず2番手に控える。以下4番シルクドリーマー、6番ヒラボクディープ、5番トゥインクルと続く遅めの流れ。スタート後の一完歩目が遅かった軸馬8番モンドインテロは慌てず騒がず後方を淡々と追走。さすがにこの距離なだけに正面スタンド前では全馬動くことなく隊列そのままで進み、2週目の向正面中ほどから徐々にペースアップ。中団&後方追走組も早めに前を捕らえにかかるが、軸馬8番モンドインテロは4コーナー手前にさしかかってもまだ外目の後方9番手。しかし、直線に向いてからの脚が圧巻のひとこと。しぶとく粘る9番ラブラドライトや、早めにこれを捕らえにかかった4番シルクドリーマーとの脚色の差は歴然で、追い出すと一頭だけ違う脚色で、直線半程で勝負アリ。アッサリと前を行く9番ラブラドライトと4番シルクドリーマーを抜き去り1着でゴール。焦点は2着争いに移り、最後は4番シルクドリーマーが2着に浮上。3着には自分のペースで運んだ9番ラブラドライトが入線。この結果により、「馬連4-8、720円」の的中。着差こそ1/2馬身差だったが見ていて安心安全の的中劇。1番人気→5番人気のこの配当は少々物足りないが先週末においては貴重な的中鞍ではあった。

「貴重な的中鞍」と前記したように、残念ながら先週末の的中はそのひと鞍のみと精彩を欠いた弊社予想部。当然、弊社会員方からも「先週はらしくない提供だったね」との声を多数いただいた。この言葉、裏を返せば「例年この時期は好調でまず軸馬の凡走はないだろう」という認識があるからこそで、期待と信頼の表れでもあるのだが、提供を受ける側にしてみれば、同じ4戦1勝でも「軸馬勝ち負け→対抗馬抜けやクビ差ハナ差の取りこぼし」と「軸馬凡走で全く見せ場なし」とでは気持ち的に意味合いはかなり異なる。物足りない同じ戦積であっても当然、前者のほうが悪いながらも理想であることは会員の方の声からも確か。ご愛好いただいている皆様の立場になり、ローカル開催残り4週は反転攻勢を必達と心がけ、予想部にはより一層の努力と精査をおこなってほしい。

いずれにしても、得意と公言している以上、このままでは終われない夏のローカル開催。言うまでもなく大団円に向けての下準備は粛々と進んでいる。今週末以降の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

7/29 7/30 2回新潟・2回小倉・1回札幌1日2日目

今週唯一の的中鞍 ~日曜札幌10R・ポプラ特別~

いよいよ夏競馬を締めくくる新潟、小倉、札幌開催がスタートした。その札幌開催で行われた「クイーンS」はG1馬2頭に加え重賞戦線でも上位争いをしてきた好メンバーが揃い興味深い一戦となった。レースは好スタートから2番人気の2番アエロリットがハナを主張。競り掛ける馬もおらず、そのまま後続を引っ張る形となった。1000m通過が58秒3と速いラップを刻んだものの、後続を引き離した分3〜4角でも余裕があり、ここで一息いれて手応え十分で直線に向かうと他馬に影すら踏ませない完璧な勝利。元々レベルが高いと言われていた現3歳牝馬世代の力を更に印象付けた一戦となったことは間違いなく、この世代への注目が更に増したことは言うまでもないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜札幌10R「ポプラ特別」ダ1700m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された1番ディーズプラネットだった。

『500万とはいえ休み明けで勝ち切ったテッポウ巧者で、むしろ久々の今回こそが走り頃。降級馬は同馬を含めて2頭だが、同じ降級でも同馬はオープンからの2階級降級で能力的にも頭ひとつ抜けたものがある。スプリント路線を起用されてきただけに、この距離がどうかも3歳時には「関東オークス」で2100m4着の実績があるように、折り合いさえ付けば問題なし。ここは力の違いを見せる』という見立て。

レースは、スタートで中から7番レインボーソングが好発を決めるも、外から11番ツインキャンドルが押してハナを主張。軸馬1番レインボーソングは好枠を活かして出たなりで2番手の好位を追走。1コーナー過ぎで隊列は早々に決まり、以下、内から2番プティットクルール、その外に7番レインボーソング。中団前には12番オージャイト、これを見る形で10番エグランティーナと主力はほぼ勝負圏内に収まる形となった。逃げる11番ツインキャンドルは1000m通過62秒1というミドルーペースを刻み3コーナー手前まで5馬身差のリードを確保していたが、後続が徐々にペースを上げた直線入口では差はなくなり手応え的にもここで脱落。変わって逃げた11番ツインキャンドルを早々に交わしたのは軸馬の1番ディーズプラネット。勢いそのままに押し切りを図るが、追いすがる4頭の各馬も手応え十分で大きく引き離せない。ジリジリとゴールが迫る中、外から抜群の手ごたえで伸びてきた7番レインボーソングにクビ差かわされたところがゴールとなった。これにより1着7番レインボーソング、2着1番ディーズプラネットという結果となった。この結果により、「馬連1-7、1,190円」の的中

今回斬ったレースに限れば配当的にはまずまずの決着ではあったものの、肝心要の勝負鞍において的中は残念ながら前記ひと鞍のみ。夏場ローカルは勝負どころと挑んだ開幕週だけに、会員様の期待からすれば「最低でもあと1鞍の的中」が欲しかったのも事実。この点は弊社予想部にも猛省してもらいたい。無論、永い付き合いの会員様であれば次週の巻き返しをすでに期待されているはずで、今週末は一転、的中数、的中配当共に週を通じて喜んでいただける結果をお届けする所存。会員の方々には、引き続き楽しみにお待ちいただきたい。