新型コロナウィルスの影響により営業時間を変更しております。詳しくは窓口まで。

4/25 4/26 2回東京・3回京都1日2日目・1回福島5日6日目

開幕ダッシュを決めたダブル的中劇 ~土曜東京11R・オアシスステークス〜

ステイヤー決戦、G1「天皇賞・春」が今週末のメイン。大方の下馬評通り、他を大きくリードしているのはフィエールマン。京都長丁場でのG1「菊花賞」と「天皇賞(春)」を勝利しているのだから、人気的にはフィエールマンの一強ムードも当然だが、そこまで傑出した存在なのかどうかは微妙なところ。前走「有馬記念」では海外遠征帰りだったとはいえ、現役最強馬の一角を担う2着サートゥルナーリアには大きく溝をあけられたし、ここ出走のキセキとはタイム差なし。対して、ここでも上位人気に支持されるであろうキセキやユーキャンスマイルはこれまで『負けて当たり前の相手にムリをして負けてきた馬』だ。超豪華メンバーとは言い難いだけにフィエールマンの同レース連覇も十分現実味のある話ではあるが、イメージほど抜けた存在でもないだろう。他にもG2「日経賞」勝ちから駒を進めてきたミッキースワローや復調気配が漂うエタリオウ、さらに長丁場の重賞で頭角を現してきたモズベッロ、メイショウテンゲン、トーセンカンビーナといった伸びしろ十分の4歳勢などなど。実績上位の3頭を除けば、展開ひとつで割って入りそうな伏兵馬もズラリ。馬券的にも興味は尽きない一戦となりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京11R「オアシスステークス」ダ1600m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に4番人気に支持された12番バレッティだった。

『オープン昇級後の前2走で6、5着と善戦止まりのバレッティだが、いずれもベストとは言えない阪神、中山の1800m戦。そこで崩れず走れているようにオープン通用の下地は十分。舞台は替わって2勝を挙げる東京マイル。慣れが見込めるクラス3戦目なら前2走以上の走りが可能だろう。この中間は馬場差はあれど、抜群の行きっぷりを見せて馬なりのまま美浦ウッドで自己ベストをマークしており、明らかに前走以上の動きで太鼓判を押せる仕上がり。道中で集中力を欠く面があって今回はブリンカーを着用するが、調教でも効果が感じられた動きを披露し、実戦でもこのひと工夫が活きてくるはず。さすがにオープンクラスなだけに相手も骨っぽいが前2走以上に走れるとみて軸馬に抜擢する』という見立て。

レースは外枠から14番コズミックフォースが抜群のダッシュを決めるが、内から7番ダイメイフジがハナを主張して先導する展開。13番マジカルスペルがスッと2番手。その外の3番手に14番コズミックフォース。その後に6番ロードグラディオ、8番ゴライアスが横並びで追走。軸馬12番バレッティは出たなりのポジションで無理せず流れに乗り、人気の8番ゴライアスを見る好位後方6、7番手につける。人気の一角3番ブルベアイリーデも同様のポジション。前半3F35秒1の淡々としたミドルペース。縦長の隊列で3コーナーから4コーナーに入り、隊列に大きな変動もなくそのまま直線での追い比べへ。ハナを切った7番ダイメイフジがしぶとく粘るが、6番ロードグラディオ、3番ブルベアイリーデが並びかけ、3頭横並びの追い比べから3番ブルベアイリーデが抜け出しを図る。競り落とされた6番ロードグラディオもこれにしぶとく追いすがるが、外から明らかに違う脚色で差してきたのが軸馬12番バレッティ。坂上でアッサリ6番ロードグラディオを交わし去り、先に抜け出した3番ブルベアイリーデに猛追するも、1馬身差まで詰め寄ったところでゴール。1着3番ブルベアイリーデ、2着軸馬12番バレッティ、3着15番メモリーコウの順で入線。1番人気8番ゴライアスは直線で全く伸びず10着に大敗。この結果により、「馬連3-12、3,190円&ワイド3-12、1,220円」のダブル的中。弊社と弊社の会員の方々にとってはまさに『会心の一撃』となった。「安心&安定のアスコット」は自他共に認めるところだが、「更に爆発力が加われば」との声は確かに聞こえていた。ある意味では相反するふたつの要素だが、その両立を見事に成し遂げた的中鞍と言えよう。『安心・安全、そして爆発力のアスコット』を証明する週末となったことは間違いなかろう。改めて会員の皆さま、本当におめでとうございました。

ロングランとなる東京・京都開催開幕となった先週末。日曜日の勝負どころは2度の軸馬4着と精彩を欠き、惜しくも獲り逃したものの、他にも土曜東京7Rではサポートにて3連複のみの勝負に切り替えて「3連複3-10-14、660円」の的中を手堅くお届け。今回斬った東京11Rと合わせて土曜連勝と開幕週を的中率5割で上々のスタート。今週末からは春競馬の本番と言える5月開催。今週末からの「天皇賞(春)」を皮切りに「安田記念」まで続くG1・6連戦が開幕し、最高潮の盛り上がりとなっていくことは間違いなし。当然、今週以降も更なる勝負どころをご用意しているので、引き続きご期待いただきたい。

新型コロナウィルスの影響により営業時間を変更しております。詳しくは窓口まで。

4/18 4/19 3回中山・2回阪神7日8日目・1回福島3日4日目

開催を締めくくる大一番でのダブル的中劇 ~日曜中山11R・皐月賞〜

2月末から続いたロングラン中山・阪神開催の締めくくりとなった先週末。今週は前置きを省き、早速本題へ入りたい。今週斬るのは日曜中山11R「皐月賞」芝2000m。このレース、軸馬として期待したのは、最終的に3番人気に支持された7番サリオスだった。

『コントレイル、サリオスの無敗のG1馬2頭に加えて重要トライアル「弥生賞」を制し、名乗りを挙げたサトノフラッグ。この3頭が主力を形成する今年の「皐月賞」。3頭いずれも初対戦となるだけに力関係の順列は悩みどころではあるが、ここまでの大物感十分の走りに加え、スピードと機動力が要求されるトリッキーな中山2000mという条件を踏まえて、今回はサリオスを軸馬に抜擢する。前走「朝日杯FS」は先行馬にはかなり厳しい流れで差し・追い込み馬が上位を占めるなか、好位3番手から抜け出して2着馬に2馬身1/2差付けた勝ちっぷりは圧巻のひと言。540キロ前後の超大型馬ながら全く重苦しさを感じさせない走りで追えば追うほど伸びる走りは一流馬のそれ。折り合いには全くと言っていいほど不安はなく、距離延長もなんら問題はないはず。デビューからここまで3戦すべて休養明けなだけに、久々の臨戦過程も不問。初の距離&コースでコントレイルやサトノフラッグより評価を落とすようならむしろ買いの一手。デビュー戦で手綱を取った鞍上の手腕も魅力なだけに後続の追撃を振り切る快走に期待したい』という見立て。

道中、特に大きな展開の乱れもなく淡々としたミドルペースで進み、中山らしく3コーナーからの勝負となり、直線は1番人気コントレイル、3番人気軸馬サリオスの2頭が早々に抜け出してマッチレースとなったこのレースの中身をクドクド書く必要はあるまい。とりあえず弊社内では残り200mあたりから3着馬に注視。17番人気ウインカーネリアンがあわや3着に粘るかという場面には一瞬ヒヤッとしたが、最後は8番人気16番ガロアクリークが外から鋭く追い込んで難なく3着を確保。前週「桜花賞」のリベンジマッチとあって、これまで以上に力の入った今年の「皐月賞」。何はともあれ的中という結果を出すことができた。会員の皆様の喜びも倍増したことと推察する。この結果により、「3連単1→7→16、26,310円&3連複1-7-16、9,150円」のダブル的中。弊社においては3連馬券で勝負している重賞なだけに、この程度の万馬券的中は幾度となくお届けしているし、この場ではなかなか斬る機会も少ないが、配当面はもちろん、期待を裏切った「桜花賞」のリベンジ達成という意味で会員の皆様からの反響も大きかったことから、今回は「今週のこの一本」として重賞を斬らせていただいた次第。

もちろん、他にもイチオシ鞍として提供に踏み切った日曜中山6R日曜中山7Rでの馬連的中など、勝負鞍においても的中はお届けしているものの、ガチガチの本命サイドでの決着とあって、恥ずかしながら「皐月賞しかメインで斬るレースがなかった」というのが本音。前記、日曜中山6Rや日曜中山7Rしかり、先週末は「本命サイド」か、はたまた「大波乱」かといった両極端なレースが大半を占めていただけに致し方ない面はあるが、それを考慮しても全体を通じてレース&軸馬選定が甘かったことは確か。ここはあえて沈黙を守り、今週末の猛反撃を誓うのみ。いまひとつ結果が伴わなかった翌週こそ狙い時、という弊社の伝統を今回も踏襲するまで。今週以降はゴール前に声が出てしまうような痺れる的中劇を一本でも多くお届けする所存である。大いなるご期待をお持ちのうえ、開催替わりとなる今週末をお待ちいただきたい。

新型コロナウィルスの影響により営業時間を変更しております。詳しくは窓口まで。

4/11 4/12 3回中山・2回阪神5日6日目・1回福島1日2日目

サポート力が光ったダブル的中劇 ~日曜中山9R・印西特別〜

「桜花賞」が終わり、今週末はいよいよ牡馬クラシック第一弾「皐月賞」が行われる。百花繚乱の趣だった牝馬勢同様、牡馬勢の方もかなりタレント揃いの好カード。まずは3連勝で暮れの「ホープフルS」を勝利し、最優秀2歳牡馬となったコントレイル。3連勝は阪神→東京→中山といずれも異なる競馬場で挙げた勝利だから文句なし。実績から見ればアタマひとつ抜けている感すらある。2走前「東スポ杯」での圧巻の勝ちっぷりから東京の方がベターな印象はあるが、同条件の「ホープフルS」勝ちがあるだけに不安要素は限りなく少ない。次いでコントレイル同様、3戦無敗で「朝日杯FS」を勝利したサリオスも互角の評価。距離2000mは初だが、好位抜け出しの安定した取り口からも中山向きであることは確か。さらに、人気では前記2頭を上回る可能性を残しているのがサトノフラッグ。圧巻の末脚で4戦3勝。前走「弥生賞」では「ホープフルS」3着のワーケアを問題にしなかったし、3、4コーナーの勝負どころでの持ったまま加速していく姿も痺れるものがあった。有力なV候補と言える。他にもガロアクリーク・コルテジア・ダーリントンホール・クリスタルブラック・マイラプソティといった重賞勝ち馬を筆頭にヴェルトライゼンテ・ビターエンダー・ラインベックなど、多士済々のラインアップ。無論、弊社としてはこの大一番も勝負鞍候補のひとつとして捉えている。今週末にもアツイご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山9R「印西特別」ダ2400m。このレース、軸馬として期待したのは上位拮抗のなか、最終的に4番人気に支持された16番ネオブレイブだった。

『全馬一長一短で確たる中心馬不在の組み合わせ。ここは相手問わず戦法が決まっているネオブレイブの末脚が活きる流れになるとみて軸馬に抜擢。休養明けの今季2戦は4、8着と勝ち負けには持ち込めていないものの、いずれも前が止まらない流れを踏まえれば着順ほど内容は悪くない。1800mの前走ではズブさを見せて追走に手こずっていただけに、距離延長はプラス材料だし、この距離ならもう少し流れに乗った競馬ができるはず。終いバタバタだった中間の動きを見ると手を出しづらいが、毎回こんな感じでも終いは確実に脚を使っているように、元々が実戦に行って良いタイプ。ハイペースにはなりそうもないが途中から好位~中団追走組も動き出しが早そうなだけに、無欲の直線一気の差し込みに期待したい』という見立て。

全馬ほぼ互角のスタートから横並びでの先行争いとなるなか、押してハナを主張したのは内枠を利して3番フラテルニテ。2番手に10番マテリアルワールドが続き、人気の一角5番マサハヤニースも好位3番手で流れに乗る。その後に2番ツクバソヴァール、6番ギガバッケンの2頭併走で4、5番手、他馬も大きく離されることなく一団で追走し、2人気のララロワは中団で、1番人気13番リヴィエラは後方でいずれもじっくり脚を温存。軸馬16番ネオブレイブは例によって行く気も見せず後方から。1週目のホームストレッチを過ぎたあたりで7番ヒッチコックが外からスイスイ前に上がっていくが、ペース自体は上がることなく淡々としたミドルペースで流れる。2週目の3コーナー手前から一気にペースアップし、このタイミングで軸馬16番ネオブレイブも外から押して捲り気味に進出を開始。直線に入り逃げた3番フラテルニテを7番ヒッチコックがあっさり交わして先頭に躍り出て、同様のポジションから5番マサハヤニースもこれを目標に脚を伸ばし、直線半ばでは2頭が完全に後続を突き放す。軸馬16番ネオブレイブ、11番ララロワ、12番ジャガンドジョーの3頭での3着争いとなったが、脚色の差は歴然で最後は軸馬16番ネオブレイブが楽々と3着でゴール。1着5番マサハヤニース、2着7番ヒッチコック、3着軸馬16番ネオブレイブの順で入線。この結果により、「ワイド5-16、1,990円&ワイド7-16、1,820円」のダブル的中。残念ながら馬連的中こそ逃したものの、サポートにてワイドをおさえたことにより、ワイド的中とはいえ十分のプラス収支を計上。まさに弊社のサポート力が光った的中劇となった次第。

他にも土曜中山6Rの「馬連1-12、200円やイチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜中山10Rの「馬連5-9、510円など手堅く的中させ、先週末は勝負鞍において都合3本の的中をお届け。また勝負鞍ではないものの日曜阪神8Rでは「馬連1-9、4,380円&ワイド1-9、1,530円」のダブル的中があったことも合わせてお伝えしておく。

まだ完全に波に乗り切れていないとはいえ、上々の流れで迎える今週末の「皐月賞」。そして一週置いて5月初週に「天皇賞・春」と、いよいよ春競馬は佳境を迎える。レースとしての楽しみはもちろん、馬券的にも実に興味深い。開催3場から選りすぐりの勝負鞍をお伝えすること。それはこれまでもこれからも不変。大いなるご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。

4/4 4/5 3回中山・2回阪神3日4日目

貴重なダブル的中劇 ~土曜中山8R・4歳以上1勝クラス〜

注目の「大阪杯」は2番人気に推されたラッキーライラックの完勝。2着クロノジェネシスとはクビ差だが、これぞまさに『着差以上の力の差』を感じさせるレース内容。同世代の傑出馬アーモンドアイという存在が大きかったが、去年春までのラッキーライラックといえば、無敗の2歳女王の影を潜め、3歳春の「チューリップ賞」勝ち以降、昨年秋の「エリザベス女王杯」まで勝ち星から遠ざかっていたように、低迷していた時期が確かにあった。その端的な例が「阪神牝馬S」や「ヴィクトリアマイル」。当時は展開や枠順などのツキもなかったとはいえ、前記「エリザベス女王杯」での圧巻の勝ちっぷりしかり、並み居る牡馬のG1ホースを相手に2年連続で2着に力走した「中山記念」からもやはり中距離でこその馬だった、ということ。従ってこの「大阪杯」で求められていたのは『普通の強さ』に他ならない。普通の状態で普通のレースをして、そして普通に勝つこと。その意味でいえば今回のレース内容は完璧だった。昨年秋から完全にひと皮剥けた感じ。今後も中距離路線でサートゥルナーリアを筆頭に一線級の牡馬たちとの対戦が一段と楽しみになった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「4歳以上1勝クラス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された2番デストロイだった。

『1勝クラスの平場戦ということを考慮してもかなり低調な組み合わせ。いずれにしろ上位争いに加われるであろう馬は絞れるが、この距離ならデストロイが頭ひとつ抜けた存在。これが不動の軸馬。前走は前半から出ムチを入れてポジションを取りに行ったが、それでも道中はかなりズブさを見せて追い通しの追走に。結果的に前有利の流れから直線で大勢が決していただけに、無理せず流れ込む感じでの3着。元々、ズブい面のある馬だが中3週と、この馬にとっては間隔をあけた臨戦の影響もあったのだろう。その点、今回は中1週で馬自身もピリッとしてくるだろうし、馬場問わず、自分の時計はキッチリ走れるタイプ。さすがにこの相手なら勝ち負けに持ち込めるだろう』という見立て。

スタートからリードしたのは内枠から好スタートを決めた3番ファンタスティック。2番手に4番ロジポルカ、3番手に1番ベルジュネス、6番テンキセキが横並びで追走し、ここまでで先行集団を形成。2馬身ほど離れた5番手に8番ポートロイヤルが続き、軸馬2番デストロイはその内の中団6番手追走。2コーナーを過ぎ、向正面に入ってグッとペースが落ち着いて13秒台のラップで淡々とした流れのまま、1000m通過65秒3のスローペース。ズブい面のある軸馬2番デストロイだが、さすがにここまで緩いペースなら追走も楽。3コーナー手前から馬群が凝縮し、軸馬2番デストロイもペースアップのタイミングに合わせて外から一気に進出を開始。直線入り口では大外から前を射程圏に捕らえた4番手まで浮上する。直線ではしぶとく粘る先行各馬を尻目に一頭だけ違う脚色でグングン追い上げ、直線半ばでは逃げ粘る3番ファンタスティックを楽に交わし去り先頭に躍り出る。後はもう引き離す一方で最後は流す余裕を見せて後続に3馬身差をつけて優々と1着でゴール。それまでの勝ち切れないレースがウソのような完勝劇。問題は2着争い。アタマ+アタマ差の接戦を制したのは最後までしぶとく逃げ粘った3番ファンタスティック。2番人気に支持された10番セイカヤマノはさすがに今回のペースは厳しかった。外から猛追するも3着までが精一杯。この結果により、「馬連2-3、1,390円&3連複2-3-10、1,640円」のダブル的中。全く危なげのないレース内容で配当的にも悪くない。まさに上々の的中鞍と言えよう。

ただし、残念ながら先週の勝負鞍における的中は今回斬った土曜中山8Rのひと鞍のみ。他にも重賞「大阪杯」や勝負鞍ではないものの、日曜中山10R「浅草特別」などで的中こそお届けしてはいるが、全体的に精彩を欠いたことは事実。こと先週に関して言えばレース選定や対抗馬選定はほぼ弊社の見立て通りの結果ではあったが、肝心要の軸馬選定で精彩を欠いた結果。ちょっとした微調整で修正が利くレベルだしあくまで結果論とはいえ、予想部にはもう一歩踏み込んだ精度の高さを要求したい。せっかく週一発目の勝負鞍で上々の的中をお届けしても会員の皆様は土日を通じてのトータル面で評価するのは当然のこと。今回は敢えて苦言を呈しておく。

今週末の「桜花賞」を皮切りに春の3歳クラシック戦線へと突入していく。勝負鞍だけでなく、重賞においても結果を求められるこの時期。予想部はより一層気を引き締め、そして会員の皆様は今週末の反転攻勢にご期待いただきたい。

3/28 3/29 3回中山・2回阪神1日2日目・1回中京7日8日目

基本姿勢に則ったダブル的中劇 ~土曜中山8R・4歳以上1勝クラス〜

同日7Rに同距離で行われた4歳以上1勝クラスが前半3F34秒1~後半3F35秒3=走破タイム1分9秒4。対してG1「高松宮記念」は34秒2~34秒5=1分8秒7。1勝クラスとG1がたった0秒7差という点をあげつらって、「高松宮記念」が低レベルだった。という話ではない。1200m戦で前半がほぼ同ラップなら、クラスが違ったところで上がりは1秒以上も変わるわけではない。これは常識。強調したいのはたったひとつ。これが中京コースの、特に短距離戦における最大の特徴であるという点。要求されるのはスピードや一瞬の決め手ではなく、「底力ともう少し長めの距離をこなす持久力」に他ならない。今回に限って言えば上位入線馬で展開利があったのは、逃げたモズスーパーフレアただ一頭のみ。距離こそ1200mまでの馬で9番人気と低評価だったことでノーマークの逃げを打てたことも好走の要因だが、この馬とてG1「スプリンターズS」2着の実績を持つ地力上位馬。いわゆる『展開のアヤ』は言い訳にすぎず、完全な弱肉強食の世界。勝ったモズスーパーフレアはもちろん、唯一、後方から2着まで追い込んだグランアレグリア。正攻法の競馬で不利を受けながら3着に肉薄したダイアトニック。斜行により降着となった4着クリノガウディーまでの4頭の力は他と一線を画していた、ということ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「4歳以上1勝クラス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された11番モリノカワセミだった。

『初の1800m戦起用となった前走で適性の高さを示したモリノカワセミが軸馬。短距離を中心に使われてきており、これまで決め手に欠く走りでどう乗っても善戦止まりだった同馬だが、前走では好位からの正攻法の競馬で勝ち馬に1/2馬身差の2着に力走。前半からの行きっぷりもガラリ一変していたようにまるで別馬の走りを見せた。元々、コーナー4つの中距離に適性があったことは疑う余地なく、今回は慣れが見込める距離2度目に加えて、明らかに前走から一枚落ちの組み合わせ。前走だけ走れればおそらく楽勝しても不思議ないだけに、今回も発馬を決めて流れに乗れればまず突き抜けられるとみて当然の軸馬指名』という見立て。

レースを先導したのは内枠から好スタートを決めた4番ドゥエルメス。同様に好スタートを決めた軸馬11番モリノカワセミが無理なく2番手の絶好位をキープ。3番サイレントクララ、5番サツキワルツ、8番プリミエラムールが続き、他馬も差がなく一団で1コーナーから2コーナーへ。その後も隊列変わらぬまま、1000m通過64秒5のスロー寄りのミドルペース。レースを動かす捲る馬もいなかったことで3コーナーを過ぎても急激なペースアップすることなく、淡々とした流れのまま4コーナーから直線へ。逃げ・先行馬有利の展開に持ち込み逃げた4番ドゥエルメスが後続を引き離しにかかるも、離されずこれにしぶとく喰らいついてきたのが軸馬11番モリノカワセミ。一完歩ずつ詰め寄り、坂上で4番ドゥエルメスを捕らえて先頭に立ち、完全に勝ちパターンに持ち込んだが、終始好位で流れに乗った8番プリミエラムールがこれに猛追。最後はゴール前で軸馬11番モリノカワセミをキッチリ捕らえて1着でゴール。クビ差2着に軸馬11番モリノカワセミ。そこから1/2馬身差3着に逃げた4番ドゥエルメスが入線。この結果により、「馬連8-11、480円&3連複4-8-11、820円」のダブル的中。地味な配当ではあったが、獲るべきところは手堅く獲りにいく、弊社の基本姿勢に則ったダブル的中劇と言えよう。

また、他にも重賞を筆頭に日曜阪神8Rでの馬連大本線的中があったことも併せてお伝えしておく。

「桜花賞」の最終登録馬も発表され、いよいよ春本番のG1シリーズが目前に迫ってきた。今年も、何ひとつ不安材料が見当たらぬままこの季節を迎える。そう強調させていただく。G1シリーズを迎えるにあたり、まずは今週末の「大阪杯」。ここで潤沢な軍資金調達が至上命題。起爆剤となる勝負鞍候補目白押しの今週末に一層のご期待をお寄せいただきたい。