9/27 9/28 3回新潟・4回阪神5日6日目

完璧の必中鞍 ~土曜新潟7R・3歳上500万下~

早くも最終週を迎える3回新潟・4回阪神開催。今週末のメインは秋のG1第一弾となる「スプリンターズS」。予想された有力どころは全て登録し、なかなかのメンバーとなりそう。外国勢の参戦がないのは寂しいところではあるが、それでも絶対王者不在の古馬スプリント路線とあって、馬券的興味は尽きない。出走馬の中で筆頭格はもちろんハクサンムーン。春は本来のデキにはなかったものの、復帰戦となった前走「セントウルS」2着の走りがこの馬本来の力。春の「高松宮記念」優勝のコパノリチャードが休養明けなだけに、レースはこの馬が中心となりそうだ。他にも多士済々の出走メンバーで大変に興味深い一戦。また、馬券的な妙味という点でも申し分なし。弊社は秋一番のG1となるこのレースも勝負鞍候補のひとつとして視野に入れている。多大なるご期待をお持ちのうえ、楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟7R「3歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは人気を分け合うなか、最終的に1番人気に支持された11番アスペンツリーだった。

『春は2勝目を上げられなかったが、前走の勝ち馬は1000万で2着、前々走の3、5着馬もその後現級勝ちと、いずれもハイレベルな組み合わせで相手が悪かった。その中で崩れず4着・4着は現級では上位にランクされる能力の証。今回はこの馬の癖を知っている鞍上にスイッチ。当然、不安はない。全体的なメンバーが一枚落ちのここなら歴然の能力上位。馬も格段に良化しており、まず勝ち負けだろう』という見立て。

ハナを切ったのは大方の予想通り12番サンマルスピリット。2番手に9番ウインヴォイジャーがつけ、外目から3番手という絶好位に納まったのが軸馬11番アスペンツリー。人気を2分していたバーディイーグルはその後ろ、軸馬を見る形で5番手の好位追走。4コーナー手前から徐々にピッチが上がり、外々をじんわり追い上げる人気の2頭。直線を向いてその2頭が手応え良く抜け出して、後続を一旦突き放す競馬。いずれも脚いろは鈍らずほぼマッチレースの形だったが、最後は地力の差でバーディイーグルが1着入線。軸馬アスペンツリーは最後までしぶとく食い下がったが1馬身差の2着。それでも3着馬には2馬身差と安心の的中劇。この結果により「馬連11-15、400円」「ワイド11-15、200円」のダブル的中。人気サイドでの決着で堅めの配当ではあったが、大本線的中であったことに加えて、サポートにて「馬連&ワイドの1点提供」に踏み切ったことで、低配当でも回収率300%を計上。『獲れるところを確実に獲る』弊社を象徴する的中劇と言えよう。

他の勝負鞍においてもきっちりと的中をお届けして、相変わらずの安定感で的中を量産し続けている弊社予想部。残された課題はたったひとつ、配当的な意味での爆発力。その点の微調整を加えつつ開催最終週でもある今週末に備える所存。大収穫の秋【東京・京都開催】はもう目の前。まずは今週末の提供に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

9/20 9/21 3回新潟・4回阪神1日2日目

資金集中での大本線的中劇 ~土曜阪神11R・オークランドRCT~

皐月賞馬イスラボニータが制した「セントライト記念」、オークス馬ヌーヴォレコルトが完勝した唯一の秋華賞トライアル「ローズステークス」。終わってみれば強い馬は強いという単純明快な結果で、ある意味、清々しささえ漂う。今週は阪神にて「神戸新聞杯」が施行され、ダービー馬ワンアンドオンリーが秋始動。その結果如何でほぼ3歳クラシック路線の主役が決まる。イスラボニータ・ヌーヴォレコルトの2頭に共通して言えるのは今の体を維持すること。マイナス体重は致命傷になりかねない。それと「セントライト記念」4着のステファノスだが権利は獲れなかったものの、休養を挟んで馬自体は春当時より格段に成長していた。成長の伸び幅はこの馬が一番あった印象。能力的には確実に世代トップと差を詰めてきている。どの路線を歩むにせよ、今後が楽しみになったのは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神11R「オークランドRCT」ダ1800m。軸馬として期待したのは人気割れのなか、最終的に5番人気に支持された1番クラージュドールだった。

『近2走は全くの見せ場なしと大敗続きのクラージュドールだが、現級勝ちの地力はもちろんのこと、明らかに条件好転の今回は軸馬指名。大敗の近2走だが、不得手な重馬場やコース設定で全く力を出せておらず、条件的にも度外視できるレース。500キロ前後の大型馬でパワーの要求される広い阪神コースは願ってもない舞台設定。前々で立ち回りたい馬が多い組み合わせも好材料なだけに、2戦2勝と手の合う鞍上を配してきたここが勝負どころ』という見立て。

レースは戦前の予想通り、人気の6番ブルーチッパーが好スタートからハナを主張。2番手に9番バンブーリバプールがつけ、その後ろに10番ノボリドリーム、4番キタサンシンガー、3番ランドマーキュリー、5番マイネルクロップと好位勢が殺到。軸馬1番クラージュドールは離れたインの後方を追走していく。ブルーチッパーを先頭に4コーナーまでほぼ隊列はそのままで進む。直線に入り、後続をスッと引き離すブルーチッパー。人気の好位勢も追いすがるがなかなかその差が詰まらない。直線入り口でも最後方だった軸馬1番クラージュドールだが、万を持して外に出し、直線で怒濤の追い込み。結果的に逃げ切ったブルーチッパーには届かなかったものの、ゴール手前で2番手に浮上。この結果により「馬連1-6、1130円」の的中。配当的には中間配当だが、対抗1点目との組み合わせだったことで資金集中させての大本線的中だったことを思えば、完勝と言える内容だった。

連日好配当的中をお届けし、開幕週よりも2週目、と右肩上がりに結果を残しつつある。ただ、そして不的中となった2鞍の軸馬がいずれも掲示板にすら乗らないという、業界的に言えば「地雷を踏んだ」週でもあった。当欄を毎週ご覧の方ならご存知の通り、レース選定&軸馬の安定感が皆様の信頼を得ているひとつでもあるだけにその点はまだまだ改善の余地あり。先週を振り返ってみたとき「あれはたまたまだった」と思っていただくために、先週以上に週中の地道なルーティンワークをより丹念に行っていく所存。折しも今週末は『稼ぎどころ』と銘打った今開催後半戦に突入する。残り2週で文字通りの大団円とするべく、準備の方は着々と整いつつある。提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。

9/13 9/14 3回新潟・4回阪神1日2日目

勝負どころ目白押しの今月後半戦へ ~日曜阪神6R・3歳未勝利~

秋競馬を迎えるこの時期、決まって問題になるのが「今年の3歳馬は強いのか弱いのか?」ということ。いわゆる『世代レベル』の問題だが、特にオープン・重賞では馬券に直結するファクターなのでちょっと触れておこう。結論から先に言うと今年の3歳世代、「札幌記念」を勝ったハープスターは例外としても、全体的には中の下といったレベル。「函館記念」でレースに参加させてもらえなかったバウンスシャッセ、「関屋記念」「京成杯オータムハンデ」共に精彩を欠いたレース振りのショウナンアチーヴ、「CBC賞」「北九州記念」で歯が立たなかったベルカント……等々。各路線での弱さは目につく。「アイビスサマーダッシュ」2着フクノドリームのように適性と斤量がモノを言う直線競馬ならまだ一考の余地もあるが、他条件の定量・別定戦では実績を鵜呑みにしない方がいい。先述のハープスターに加えて、ワンアンドオンリー、イスラボニータなど、春のG1で結果を出している一部のトップホースだけは例外の可能性アリ。それと「ダート路線」の3歳馬は今後大きく変わる余地があるだけに、その点はお忘れなく。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神6R「3歳未勝利」ダ1400m。軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された5番アリエスムーンだった。

『前走1700m戦では距離が長かった影響で大敗を喫したものの、初戦の1400m戦は経験馬相手に出遅れながらも4着と好走。ここ2週の攻め馬では栗東坂路で半マイル51秒台と、脚力があることは間違いなく現状は短距離がベスト。デキも格段に上昇している今回、スタートさえ決めれば直線で難なく抜け出してくるはずだ』という見立て。

レースは好スタートをきった8番デルマモナークがハナを主張。その後に同様の好スタートで軸馬5番アリエスムーンが内から2番手を確保。以下14番ニホンピロベリー、7番メイショウボンロク、6番ビースティと続き1000m通過59秒4のハイペース。3コーナー過ぎまでこの隊列のまま進が、4コーナー手前ではデルマモナーク、アリエスムーン、そして好位4番手追走のメイショウボンロクの3頭が後続を引き離して直線の追い比べへ。まず脱落したのがデルマモナーク。一方、抜群の手応えで抜け出してきたのはアリエスムーン、メイショウボンロクの好位勢2頭。以降、中団&後方から差を詰めるものの、先に抜け出した2頭の脚色は衰えずマッチレースに。結果、クビ差まで詰め寄られたものの、軸馬5番アリエスムーンが7番メイショウボンロクの追撃を退け勝利。2着に7番メイショウボンロク。3着ウィルソンには3馬身1/2差をつけた。この結果により「馬連5-7、750円」の的中。2番人気→4番人気の組み合わせとしては、かなり物足りない配当だが、前週の結果を踏まえても『的中』という意味はかなり大きいはず。

その他にも連日的中をお届けし、開催替わりの開幕週はマズマズと言ったところ。少なくとも開催が変わったことでローカル最終週の失速とは完全に流れが変わったことは明白。確かにまだ配当面で物足りなさはあるが、こればかりは相手があること。致し方のない面も否定できない。まずは順調な船出となった秋競馬。ローカル期間でご経験の通り、きっかけさえ掴めばアスコット得意の的中ラッシュはすぐそこ。すでに今週末を待ち遠しく思っている会員の方々も少なくないはず。大丈夫、アスコットはその期待を裏切らない。

9/6 9/7 2回札幌・2回小倉11日12日目・2回札幌5日6日目

反転大攻勢を期す開催替わりの今週末

実質、夏のローカル開催最終週となった先週末、弊社は勝負鞍の的中無しという、あってはならない事態を引き起こしてしまった。まずはそのことに対し真摯にお詫びさせていただきたい。弊社会員の方々には本当に申し訳ありませんでした。

本来ならここで「それでは本題へ」となるところだが、前記の通り、残念ながら今週は取り上げるレースがない。8月は右肩上がりに的中を量産していただけに、まさにエアポケット。土曜はレース選定、軸馬選定共に精彩を欠く提供、そして日曜は弊社において不的中時の定番とも言える「対抗馬ヌケ」の連続。週を通じてツキがなかったとしか言いようがない。お付き合いの長い会員様からは『競馬だからそんな週もあるよ』といったご意見も少なからずいただいているのだが、それはそれ。会員の方々には改めてお詫びいたします。

本年度春競馬以来となるこの結果についての弁明は一切するつもりもない。ちょっとした「チグハグさ」や「ボタンの掛け違い」による結果と考える。弊社とお付き合いの長い会員の方々なら百もご承知のことだが、2週連続全敗という例は創設以来一度もない。これは紛れもない事実だ。いやむしろ、こういった翌週ほど反転攻勢が激しくなる傾向にある。また不幸中の幸いというか、折しも今週末は各G1のステップレースやトライアルが施行される阪神開催が開幕。流れを変えるタイミングとしては絶好機といえるだろう。すでに現地からは勝負鞍、及び勝負馬に関する情報が次々に舞い込んでいる。通常以上のご期待を持って今週末をお待ちいただきたい。

8/30 8/31 2回札幌・2回小倉9日10日目・2回札幌3日4日目

盤石の態勢で秋競馬へ ~日曜小倉9R・鳥栖特別~

先週末、新潟外回り1600mで行われた「新潟2歳ステークス」はスケールと将来性と、何よりも『追われてからの味』が要求される。今年もその通りの結果になった。対して今週末の平坦小回り1200mという『昔ながらの』レース条件で行われる「小倉2歳ステークス」は、言うまでもなく早熟性とスピードの勝負。半端な将来性などはむしろ不要。無用の長物と言っていい。キャリアの浅い2歳戦なだけに決めつけは禁物ではあるが、この重賞は例外的。何よりも完成度&スピードを重視してほぼ間違いはなく、『大物感は一切なくとも勝負になる可能性が高い、希有な重賞』ということは覚えておいて損はないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉9R「鳥栖特別」芝2000m。週イチ押しの自信の鞍として提供したこのレース。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された6番コルサーレだった。

『素質上位とはいえ、持てる力を発揮できていない現状だが使われつつ徐々にレース振りが良化。前走は道悪馬場でもしっかりと脚を使えたように切れ味も格段に増してきた。これまで2000m以上の距離で4着以下なしの安定感。頭数も手ごろで一連よりもグッと相手関係が楽になった今回は人気でも不動の軸馬に指名する』という見立て。

レースは2番シゲルラシンバンザが逃げて34.5-47.4-60.1~上がり47.0-34.6というミドルペース。10頭立てだっただけに、さほど先行争いもなくすんなり1角までに隊列は決まる。軸馬コルサーレは慌てず騒がず出たなりの位置で自分のペースで後方追走。先行集団〜後方集団に分かれた隊列で向こう正面を通過。小回りの定石通りレースは3角から動き出す。番手追走のイイデフューチャーとウイントゥモローが3角手前で早めに仕掛け、逃げていたシゲルラシンバンザはこの時点で失速。前記2頭が後続を離しにかかるが、これに呼応して後続各馬が殺到。道中後方追走だったコルサーレは一気に進出し、4角でが3番手まで押し上げる。この緩急の利いた流れだと直線は地力勝負。残り1ハロンで逃げるイイデフューチャーに並びかけ、その後は楽に突き放し人気に応えて完勝。2着にはイイデフューチャーが粘り込み。この結果により「馬連4-6、750円」の的中。断然の人気となっていた6番コルサーレだが、頭数、そして3番人気とのこの組み合わせでこれだけつけば納得。加えて、先週ラストの『メイチ勝負』のひと言が利いて増額投資をなさった会員の方が大多数のようで、意外なほどの反響をいただいている。

他にも前記の「新潟2歳ステークス」などでも3連複的中をお届けしているものの、こと先週に限っては大団円とはならなかった。対抗馬が抜けて不的中となった土曜新潟7Rや日曜札幌8Rなど、取りこぼしという以外の言葉がない勝負鞍も存在し、ツキがなかったことは事実ではある。ただ、そんななかでも「サポート」にてしっかりワイドをおさえて、「480円」「1030円」という配当はお届けできている点は安定感抜群の弊社らしさ。「的中」という言葉は敢えて控えるが、収支面で言えば「回収ゼロ」と「投資金を回収する」のとでは雲泥の差。それだけに、今後より一層の慎重かつ冷静な対抗馬選択を予想部には要望したい。

今年は中山競馬場が改修工事の関係上、新潟が連続開催。一部お知らせの通り、弊社はそこに対する万全の態勢をすでに整えている。今週末からの9月開催は8月以上に右肩上がりに的中を量産し、盤石の態勢で秋競馬本番となる10月を迎える所存。引き続き、今週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。