9/13 9/14 3回新潟・4回阪神1日2日目

勝負どころ目白押しの今月後半戦へ ~日曜阪神6R・3歳未勝利~

秋競馬を迎えるこの時期、決まって問題になるのが「今年の3歳馬は強いのか弱いのか?」ということ。いわゆる『世代レベル』の問題だが、特にオープン・重賞では馬券に直結するファクターなのでちょっと触れておこう。結論から先に言うと今年の3歳世代、「札幌記念」を勝ったハープスターは例外としても、全体的には中の下といったレベル。「函館記念」でレースに参加させてもらえなかったバウンスシャッセ、「関屋記念」「京成杯オータムハンデ」共に精彩を欠いたレース振りのショウナンアチーヴ、「CBC賞」「北九州記念」で歯が立たなかったベルカント……等々。各路線での弱さは目につく。「アイビスサマーダッシュ」2着フクノドリームのように適性と斤量がモノを言う直線競馬ならまだ一考の余地もあるが、他条件の定量・別定戦では実績を鵜呑みにしない方がいい。先述のハープスターに加えて、ワンアンドオンリー、イスラボニータなど、春のG1で結果を出している一部のトップホースだけは例外の可能性アリ。それと「ダート路線」の3歳馬は今後大きく変わる余地があるだけに、その点はお忘れなく。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神6R「3歳未勝利」ダ1400m。軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された5番アリエスムーンだった。

『前走1700m戦では距離が長かった影響で大敗を喫したものの、初戦の1400m戦は経験馬相手に出遅れながらも4着と好走。ここ2週の攻め馬では栗東坂路で半マイル51秒台と、脚力があることは間違いなく現状は短距離がベスト。デキも格段に上昇している今回、スタートさえ決めれば直線で難なく抜け出してくるはずだ』という見立て。

レースは好スタートをきった8番デルマモナークがハナを主張。その後に同様の好スタートで軸馬5番アリエスムーンが内から2番手を確保。以下14番ニホンピロベリー、7番メイショウボンロク、6番ビースティと続き1000m通過59秒4のハイペース。3コーナー過ぎまでこの隊列のまま進が、4コーナー手前ではデルマモナーク、アリエスムーン、そして好位4番手追走のメイショウボンロクの3頭が後続を引き離して直線の追い比べへ。まず脱落したのがデルマモナーク。一方、抜群の手応えで抜け出してきたのはアリエスムーン、メイショウボンロクの好位勢2頭。以降、中団&後方から差を詰めるものの、先に抜け出した2頭の脚色は衰えずマッチレースに。結果、クビ差まで詰め寄られたものの、軸馬5番アリエスムーンが7番メイショウボンロクの追撃を退け勝利。2着に7番メイショウボンロク。3着ウィルソンには3馬身1/2差をつけた。この結果により「馬連5-7、750円」の的中。2番人気→4番人気の組み合わせとしては、かなり物足りない配当だが、前週の結果を踏まえても『的中』という意味はかなり大きいはず。

その他にも連日的中をお届けし、開催替わりの開幕週はマズマズと言ったところ。少なくとも開催が変わったことでローカル最終週の失速とは完全に流れが変わったことは明白。確かにまだ配当面で物足りなさはあるが、こればかりは相手があること。致し方のない面も否定できない。まずは順調な船出となった秋競馬。ローカル期間でご経験の通り、きっかけさえ掴めばアスコット得意の的中ラッシュはすぐそこ。すでに今週末を待ち遠しく思っている会員の方々も少なくないはず。大丈夫、アスコットはその期待を裏切らない。