9/20 9/21 3回新潟・4回阪神1日2日目

資金集中での大本線的中劇 ~土曜阪神11R・オークランドRCT~

皐月賞馬イスラボニータが制した「セントライト記念」、オークス馬ヌーヴォレコルトが完勝した唯一の秋華賞トライアル「ローズステークス」。終わってみれば強い馬は強いという単純明快な結果で、ある意味、清々しささえ漂う。今週は阪神にて「神戸新聞杯」が施行され、ダービー馬ワンアンドオンリーが秋始動。その結果如何でほぼ3歳クラシック路線の主役が決まる。イスラボニータ・ヌーヴォレコルトの2頭に共通して言えるのは今の体を維持すること。マイナス体重は致命傷になりかねない。それと「セントライト記念」4着のステファノスだが権利は獲れなかったものの、休養を挟んで馬自体は春当時より格段に成長していた。成長の伸び幅はこの馬が一番あった印象。能力的には確実に世代トップと差を詰めてきている。どの路線を歩むにせよ、今後が楽しみになったのは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神11R「オークランドRCT」ダ1800m。軸馬として期待したのは人気割れのなか、最終的に5番人気に支持された1番クラージュドールだった。

『近2走は全くの見せ場なしと大敗続きのクラージュドールだが、現級勝ちの地力はもちろんのこと、明らかに条件好転の今回は軸馬指名。大敗の近2走だが、不得手な重馬場やコース設定で全く力を出せておらず、条件的にも度外視できるレース。500キロ前後の大型馬でパワーの要求される広い阪神コースは願ってもない舞台設定。前々で立ち回りたい馬が多い組み合わせも好材料なだけに、2戦2勝と手の合う鞍上を配してきたここが勝負どころ』という見立て。

レースは戦前の予想通り、人気の6番ブルーチッパーが好スタートからハナを主張。2番手に9番バンブーリバプールがつけ、その後ろに10番ノボリドリーム、4番キタサンシンガー、3番ランドマーキュリー、5番マイネルクロップと好位勢が殺到。軸馬1番クラージュドールは離れたインの後方を追走していく。ブルーチッパーを先頭に4コーナーまでほぼ隊列はそのままで進む。直線に入り、後続をスッと引き離すブルーチッパー。人気の好位勢も追いすがるがなかなかその差が詰まらない。直線入り口でも最後方だった軸馬1番クラージュドールだが、万を持して外に出し、直線で怒濤の追い込み。結果的に逃げ切ったブルーチッパーには届かなかったものの、ゴール手前で2番手に浮上。この結果により「馬連1-6、1130円」の的中。配当的には中間配当だが、対抗1点目との組み合わせだったことで資金集中させての大本線的中だったことを思えば、完勝と言える内容だった。

連日好配当的中をお届けし、開幕週よりも2週目、と右肩上がりに結果を残しつつある。ただ、そして不的中となった2鞍の軸馬がいずれも掲示板にすら乗らないという、業界的に言えば「地雷を踏んだ」週でもあった。当欄を毎週ご覧の方ならご存知の通り、レース選定&軸馬の安定感が皆様の信頼を得ているひとつでもあるだけにその点はまだまだ改善の余地あり。先週を振り返ってみたとき「あれはたまたまだった」と思っていただくために、先週以上に週中の地道なルーティンワークをより丹念に行っていく所存。折しも今週末は『稼ぎどころ』と銘打った今開催後半戦に突入する。残り2週で文字通りの大団円とするべく、準備の方は着々と整いつつある。提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。