5/25 5/26 2回東京・3回京都11日12日目

イチオシ鞍での的中劇 ~日曜京都8R・4歳上1000万下〜

「3歳重賞馬連5%UP」や今週末から始まる「2歳単勝5%UP」など、JRAのイベント的な例外こそあれ、ダービーも朝一番の未勝利戦も馬券の控除率は一律25%だ。従ってどのレースを的中させたところで10倍は10倍。ダービーだから特別に12倍になるということはもちろん、ない。ならばより獲りやすいところで勝負する、それが馬券の鉄則。先週の目イチ勝負は日曜日の午後、早い時間にやってきた。

そのレースは日曜京都8R「4歳上1000万下」ダ1400m。週イチオシ鞍と断じて提供に踏み切ったこのレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された1番ロイヤルバローズだった。

『今週イチオシの勝負鞍。現級への昇級後は体調も整わず、行きたがる気性が災いし、全く競馬にならなかったロイヤルバローズだが、再度立て直され、距離を1400mに短縮した2走前が一変の走りで逃げて0秒1差3着に力走。距離2度目で慣れも見込めた前走は番手からの競馬でしっかり脚を溜められたことで2着馬に0秒8差付ける圧巻の勝ちっぷり。元々、初ダートとなった未勝利勝ちが素質の高さを存分に示した勝利で500万なら前走程度走れて当然の脚力の持ち主。今回も明確な逃げ馬がいるだけに、前走同様、好位の内々でしっかりタメを利かせられるし、昇級戦とはいえ時計面の見劣りも一切なし。中間の動きからもさらにデキを上げてきた印象もあるだけに連勝も十分可能だろう。素質は一枚上で先々は上でも勝負になるレベルの馬と判断しているだけに人気でもここは当然の軸馬指名だ』という見立て。

レースは好スタートを決めた9番スズカフェスタがハナを主張するも、互角のスタートを決めた15番クリノキングが外から並びかけ、10番バシレウスライオン、6番クリムズンフラッグも前を行く2頭から差のない好位3、4番手を追走。軸馬1番ロイヤルバローズは無理に前を追いかけることなく、周りの出方を伺いながら、内々の好位後方6番手でじっくり構える位置取り。人気どころでは8番グローリーグローリも軸馬と同様のポジションで流れに乗り、14番レガーロは発馬で立ち後れ、後方からの競馬。最終的に15番クリノキングが先導する形で600m通過34秒9というこのクラスにしてはまずまずのハイペース。勝負どころの3コーナー〜4コーナーでは馬群が詰まり一団になりつつも隊列はさほど変わらず、澱みのない流れで直線へ。番手に控えた9番スズカフェスタが15番クリノキングを交わして一旦は先頭に躍り出るも、徐々にポジションを上げて4コーナー3番手で直線に向いた8番グローリーグローリが外から一気に脚を伸ばして先頭へ躍り出る。終始ロスなく立ち回った軸馬1番ロイヤルバローズもこれに追いすがるように脚を伸ばして先に抜け出した8番グローリーグローリに一完歩ずつ差を詰めるも1馬身差まで詰め寄ってから脚色が一緒になり、そのまま差を詰め切れずにゴール。1着8番グローリーグローリ、2着軸馬1番ロイヤルバローズ、3着9番スズカフェスタの順で入線。この結果により、「馬連1-8、600円」の的中。結果的に人気サイドでの決着となったが、週イチオシの勝負鞍ということで、会員の方々には大いに喜んでいただけた様子。前週に続いて弊社のメールボックスには多くの喜びの声が寄せられている。

無論的中はこの1鞍だけではない。重賞でも的中をお届けし、勝負鞍でも日曜東京6R「3歳500万下」でも対抗1点目の大本線で馬連的中に加えて、サポートでも3連複とのダブル的中をお届けして全く危なげなし。確実な的中を生命線とする弊社にとってみれば、この鞍も決して見逃すことはできなかった。ただし、そんな先週の提供レースの中にも反省すべき点はある。想定外の伏兵馬の激走にあった土曜東京7Rの対抗ヌケはともかく、土曜京都6Rだ。軸馬は現級ならばいつ勝ち上がっても驚けない馬。とはいえ、レースでは弊社らしからぬ凡走と燦々たる結果。当然、土曜日は的中をお届けできなかったわけだが、常々言っているように、これが「クビ差・ハナ差での取りこぼし」、または勝ち負けに加わりながらの結果ならまだ納得もいくところ。対抗馬同士での好配当決着だったようにレース選定に間違いはなかった。それだけに「軸馬選定でのツメの甘さ」を露呈した形。これは決して結果論ではない話。ここまでの流れからも期待が大きかっただけに、会員の皆様はさぞ肩を落としたことだろう。厳しいようだが「獲れるレースを落としたこと」に対し、今回斬った京都8Rとは逆に予想部に苦言を呈したい。

今週末からは東京は引き続き開催されるが、関西では京都から阪神へ舞台を移す。この時期から夏競馬にかけて出走馬の質は一枚落ちてくるし、例年であればクラス再編成により降級組が幅を利かす時期ではあるが、今年から降級制度が撤廃され、3歳との混合となることで既存の500万は1勝クラス、1000万は2勝クラス、1600万は3勝クラスへとレースの名称も変更となる。降級制度の撤廃により、より一層、力関係の比較が困難となるが、その反面、各クラスで勝ち鞍のある明確な力量上位馬が不在となることで馬券的妙味は増加するし、一番最初に記した通り控除率は変わりなく25%。そして、馬券の勝負どころはむしろこれまで以上に増える。特にこれまで同様、高回収率を計上しているダート戦においては、今開催も勝負どころを用意している。春競馬の勢いそのままに突き進む弊社予想部に引き続き多大なるご期待を頂きたい。

5/18 5/19 2回東京・3回京都9日10日目・1回新潟7日8日目

いとも容易く準パーフェクト達成 ~日曜東京6R・3歳500万下〜

先週の「オークス」。「桜花賞馬不在で今年は別路線組にもチャンス十分」という戦前の下馬評通り、王道路線の桜花賞組をさしおいて1番人気に支持されて勝利をものにしたラヴズオンリーユー。大混戦との見立てだった一戦とはいえ、「馬のデキはもちろん、全てが噛み合った馬は今回に限ればこの馬だった」「もう一度レースをすれば着順が入れ替わる」という見方は過去、波乱が決着の際に言われるが、今回のラヴズオンリーユーに関してはもう一度レースをしても同様の結果になりそうな、それくらい破格の強さだった。ステイゴールドやハーツクライはもちろん、ロードカナロア産駒の台頭も目立っているが、それでもやはりディープインパクト産駒の根強さには脱帽。ちなみに12番人気の低評価を覆して2着に力走したカレンブーケドールもまたディープインパクト産駒。改めて競馬の奥深さを感じた一戦だったと言えよう。いずれにしろ新たなスターホース誕生で、秋の「秋華賞」がさらに楽しみになったことは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「3歳500万下」ダ1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは、大混戦のなか、最終的に3番人気に支持された16番バンブトンハートだった。

『出遅れたり、手前の替え方がぎこちなかったりと、まだ気性的に幼く、レース振りが安定しないバンブトンハートだが、そんな状況下でも未勝利勝ちを含め、この東京マイルでは現級で4、3着と好走実績のある馬。しかも3走前の0秒5差4着は大出遅れから途中で捲り気味に動いて行っただけに最後で脚が上がるのは当然だし、前走0秒3差3着は好メンバー相手に上がり最速をマークして2着馬に3/4馬身差詰め寄る好内容。やはり現状、この条件がベストなのは間違いない。元々、間隔を詰めた方がいいタイプで、今回は間隔のあいた前走以上に走れることは確実。ここもかなり骨っぽい組み合わせとなったが、得意の舞台なら一歩もヒケを取らないとみて軸馬に指名する』という見立て。

ハナを切ったのは最内枠から好スタートを決めた1番タイセイビルダー。4番グリニッジシチーも今回は発馬を決めて2番手で流れに乗り、以下、12番ゴールドフレーム、2番ペイシャリルキス、14番キュリオスなど先行争いが激化。軸馬16番バンブトンハートは互角のスタートから自然体の追走で離れた6番手をキープ。3F通過35秒9というミドルペースに持ち込んだ1番タイセイビルダーだが、番手以降はごった返したものの、マイペースの逃げを打てたのが功を奏したのか、4コーナーを回ってもまだ手応えに余裕十分。直線に入って先行勢がなかなか1番タイセイビルダーを捕らえ切れないなか、絶好手応えで直線に向いた軸馬16番バンブトンハートが外から差を詰める。直線半ばでは1番タイセイビルダーと軸馬16番バンブトンハートの2頭が後続を引き離すも、さらにその外から7番マッスルビーチが一気に突き抜ける。脚色の差は見た目にも歴然で7番マッスルビーチがそのまま後続に2馬身差を付けて1着でゴール。完全な勝ちパターンに持ち込んだ軸馬16番バンブトンハートだったが、勝ち馬の決め手に屈し、しぶとく粘る1番タイセイビルダーを最後交わして2着を死守。更に1/2馬身差の3着には逃げた1番タイセイビルダーが入線した。この結果により、「馬連7-16、1,210円」の的中。配当的にはそう強調できるものではないが、折り返しの日曜一発目を「置きに行かず狙って行った」今の勢いを感じさせる結果となった。

他の的中もお伝えしておこう。時系列に沿って記すと、土曜東京7R「4歳上500万下」での3連複土曜東京10R「是政特別」の馬連。日曜は今回斬った東京6R、そして週を締めくくる東京9R「日吉特別」を的中。土曜東京7Rこそ軸馬がクビ+アタマ差3着惜敗で馬連的中を逃したが、いとも容易く準パーフェクトを達成。まさに弊社のレース選択、そして予想精度の高さを感じ取っていただき、群を抜く安定感を誇示して見せた。単なる的中ではなく、軸馬着順【2・1・1・0】という面からもそれは一目瞭然だろう。

今週末はいよいよ競馬の祭典「日本ダービー」に臨む。中心は4戦無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアだが馬券的には妙味十分の好メンバーと見立てているこの大一番。もちろん、他にも勝負鞍候補目白押しの今週末。まずは、競馬ファンなら誰もが胸躍らせる『ダービーウィーク』を満喫していただきたい。その末の歓喜は弊社アスコットシステムズが請け負う所存だ。

5/11 5/12 2回東京・3回京都7日8日目・1回新潟5日6日目

ハイアベレージの的中率で開催後半戦へ ~土曜新潟8R・4歳上500万下〜

5週連続の東京G1シリーズも3戦を消化し、今週末の「オークス」→次週の「ダービー」と佳境中の佳境を迎える。「ダービー」は無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアが頭ひとつ抜け出した印象だが、今週末の「オークス」は力量拮抗に加えて、桜花賞馬グランアレグリアが不在で混戦模様。この時期の3歳馬ほどこれまでの着差がアテにならないものはないだけに、サートゥルナーリアが断然の1番人気に支持されるであろう「ダービー」においても、こと馬券的に言えば一筋縄ではいかないだろう。ハッキリ言って1秒以内のタイム差なら展開&流れ、あるいはレース中のちょっとした『出来事』で一変する。そのことはこれまでの歴史が物語る通り。「桜花賞」で言えば9着のシェーングランツ「皐月賞」なら8着のアドマイヤジャスタまでが1秒差以内だった。ここまでは自動的にV圏内と考えるべき。前記の通り、何が起こるかわからないのがこの時期の3歳馬なのだから。信じていいのは、日々刻々と変わる状況の隅々にまで目を配る弊社のみ。チャンピオンコース・東京2400mに絶対の自信を持つアスコットシステムズにお任せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟8R「4歳上500万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗で人気割れのなか、最終的に1番人気に支持された1番ヤマイチジャスティだった。

『久々をひと叩きされた前走で一変。好メンバー相手に2着と力走して見せたヤマイチジャスティが軸馬。その前走は最内枠で溜めが効いたのも良かったのだろうが、1800mへの距離延長で楽に流れに乗り、早めに押し上げて番手から抜け出して押し切った勝ち馬に1馬身3/4差まで詰め寄る上々の内容。3キロ減起用の効果も十分だった。元々、短距離を中心に使われてきたが、前走のレース振りからも今は追走に手間取らないこの距離の方が良さそうだし、現級勝ちに加えて、再三勝ち負けを演じてきた地力はローカルのここでは一枚上。時折、ポカのあるタイプだが、引き続きデキも良好で再度同条件の今回はクラス2勝目も可能とみた』という見立て。

互角のスタートを決めて、前走同様、自然体で行きたい馬に行かせて中団内目からレースを進める軸馬1番ヤマイチジャスティ。レースは内から4番ストライクショットがハナを切り、外から13番プロディジャス、14番シェパーズポーズの2頭も積極的に出して4番ストライクショットに並びかける勢いで好位2、3番手。以下2番ドヒョウギワ、3番シーアフェアリー、5番ショウナンマシェリと続く隊列。ハナを切った4番ストライクショットはコーナーワークで後続を引き離し、グングン飛ばして前半3F36秒2のハイペース。この流れにも動じることなく、軸馬1番ヤマイチジャスティはマイペースでじっくり脚を溜め、終始離れた7番手を追走。レースがじんわり動き出したのは3コーナー手前から。中団を追走していた12番オデュッセイアが外からマクリ気味に進出を開始し、この流れに合わせて他の中団〜後方待機組も前との差を詰め、ほぼ一団で直線へ。中団から一気に押し上げて4コーナーを外目4番手で回ってきた12番オデュッセイアが勢いそのままに先頭に立つ。それを目標に軸馬1番ヤマイチジャスティと10番アポロプリンセスが外から猛追。すでにかなりの脚を使っているにもかかわらず、しぶとく脚を伸ばす12番オデュッセイアに一完歩ずつ差を詰める軸馬1番ヤマイチジャスティと10番アポロプリンセス。最後は3頭横並びでゴール板を駆け抜けたが、軸馬1番ヤマイチジャスティが接戦をモノにして1着でゴール。ハナ差2着に粘り切った12番オデュッセイア。そこからアタマ差3着には10番アポロプリンセスが入線。この結果により、「馬連1-12、1,180円&3連複1-10-12、1,630円」のダブル的中。1番人気-3番人気の決着としては望外の好配当となり、人気サイドでの決着とはいえ3連複もマズマズの配当。『接戦になったけど3連複もおさえていたし、最後は安心して見ていられた』という、会員の方々の嬉しい声をいただいている。

他にも勝負鞍における土曜東京8Rの3連複や、「NHKマイルC」のような特大万馬券とはいかなかったものの、重賞においてもキッチリと的中をお届け。いよいよ「ダービー」も翌週に控え、一層、盛り上がりをみせているが、振り返れば今春は重賞においても9週連続で毎週末的中をお届けしており、勝負鞍に見劣らない安定感で的中を量産。会員の皆様には今週以降も通常勝負鞍同様の期待値でお待ちいただきたい。

6週連続でロングランとなる今開催。ここまで4週を消化し、先週の2鞍を加え、開催トータル10鞍の的中を現実のものとした弊社予想部。的中率55.6%というアベレージ以上の数字をマークしてみせた。こと開催単位で言えば、右肩上がりに調子を上げる弊社らしく、「オークス」&「ダービー」へ向けての追い風を自らの手で引き寄せている状態。「オークス」が施行される今週末の開催5週目、さらに「ダービー」ウィークとなる翌週の開催最終週へ向けて微かな不安さえ見出せない。言うまでもなく、今開催残り2週も獲って獲って獲り尽くす所存だ。

5/4 5/5 2回東京・3回京都5日6日目・1回新潟3日4日目

獲れるところは獲り尽くす ~日曜新潟7R・4歳上500万下〜

「NHKマイルC」のラップは3Fから順に33秒9-45秒8-57秒8~レース上がり46秒6-34秒6。もちろん遅くはないが、高速決着続出の今の府中マイル戦、しかもG1としては決して速いものではない。平均ペースの府中マイルは100%の地力勝負。勝っても負けても展開&流れは理由にならない。要するに強ければどこにいても来るし、弱ければどれほど好位置に見えても来ない、ということ。それを踏まえると坂上から抜群の伸びをみせた3頭、アドマイヤマーズ、ケイデンスコール、カテドラルの3頭の地力はこの世代のマイルでは最上位の証。着差をみてもどれが『抜けた存在』ということではないが、この3頭、マイル戦においては引き続き今後の動向に注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟7R「4歳上500万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された8番カラリエーヴァだった。

『ダートに路線変更してから5、3着と適性の高さを示しているカラリエーヴァが軸馬。初ダートとなった2走前こそ出遅れて後方からの競馬となったが、それでもきっちり脚を使って5着まで押し上げた内容は上々。前走では一転し、発馬を決めて番手からの競馬で強敵相手に0秒1差3着とダート2戦目でレース振りも良化。さらに、それら2戦はいずれもかなり好メンバーが揃っていた組み合わせで、相手に恵まれた好走でないことも確か。今回は新潟へのコース替わりとなるが、芝で左回りの競馬も経験しており、コース替わりは不問。むしろ先行力を活かせる新潟コースはプラスになる可能性が高いだけに、ダート3度目の今回は押し切りが期待できるだろう』という見立て。

レースは好発を決めた6番レンブランサと軸馬8番カラリエーヴァの人気2頭が横並びで主導権争いとなるが、枠順の差で内にいた6番レンブランサが逃げる展開。軸馬8番カラリエーヴァは口を割って行きたがる素振りを見せ、多少折り合いを欠くものの、2コーナー〜向正面に入ってようやく落ち着き、2番手で流れに乗る。差がなく3番手の外に10番トモジャプリマ、1馬身後ろに4番ホウオウサマンサ、9番ラヴノット、2番ジッパーレーンが好位追走。1番ヤマイチジャスティ、11番サンマルリトリートは中団でジックリ脚を温存。37.4-50.4-62.6~上がり51.0-38.6という平均ペース。軸馬8番カラリエーヴァは、無理に前を追いかけず、早めに押し上げた10番トモジャプリマを先に行かせて、理想的な3番手で3コーナーへ入り、このあたりから抜群の手応えのままジワッと進出を開始。4コーナー手前から10番トモジャプリマに早めに押し上げられ、逃げた6番レンブランサには厳しい展開だったが、直線に入り、二の脚で10番トモジャプリマを振り切って粘り込みを図る。これを目標に追い出しを開始した軸馬8番カラリエーヴァが一気に追い上げ、馬体を併せての追い比べに。一旦は2頭が抜け出しマッチレースなるかと思われたが、道中のツケが最後に響いたのか、6番レンブランサの脚色が鈍り、替わって1番ヤマイチジャスティが中団から猛然と追い上げる。6番レンブランサを競り落とし、先頭に立った軸馬8番カラリエーヴァは最後までしぶとく脚を伸ばして1着でゴール。2着には外から追い込んだ1番ヤマイチジャスティ。最後の最後で脚を伸ばしてきた11番サンマルリトリートが内で粘る6番レンブランサを交わして3着でゴール。この結果により、「馬連1-8、1,640円」の的中。前2週のような好配当ではなかったものの、対抗2点目の本線による的中ということで会員の方々にはまずまず喜んでいただけたようだ。

他にも土曜京都7Rの3連複、同じく土曜新潟8Rの馬連&3連複など、先週末も手堅く的中をお届け。勝負鞍における的中率75%は簡単に達成できる数字ではない。そう自負している。加えて東京G1・5連戦の一発目となった先週末の重賞「NHKマイルC」。「逃げ・先行馬揃いでタイトな流れになるであろう今年はタフな戦いが見えているし、週中までの降雨の影響に加え、前日のゲリラ豪雨により、そのタフさに拍車をかけた印象もある。その意味でスピード色の濃い馬を中心に据えるのは少々心もとない」と分析し、弊社が指名した軸馬は2番人気の17番アドマイヤマーズ。『1800m、2000mの前2走は2、4着だが、G2、G1で0秒2差、0秒4差に踏みとどまったのは地力の高さ故。決して悲観するような内容ではなかった。前走からここへのローテーションは当初からの予定通りの臨戦だし、2歳王者でマイルは4戦全勝のベスト距離。不安より期待の方が大きい。ここも前々の位置取りとなるだろうが、流れに応じた競馬ができるタイプ。手の内に入れている鞍上も心強く、下手な小細工をせず力でねじ伏せるレースをすれば自ずと結果はついてくるはず。実績通りの快走を期待したい』という見立て。これがものの見事に外から地力でねじ伏せる競馬で快勝。7番人気だった10番カテドラルを対抗2点目評価とし、14番人気2着と力走した18番ケイデンスコールも抜け目なく対抗馬に取り上げており、「3連複10-17-18、97,390円」の特大万馬券を的中。3連複勝負の弊社にとって万馬券的中こそ、さして珍しくもない的中だが、これほどの高配当はなかなかお目にかかれないだけに、正直なところ『笑いが止まらない』状態。会員の皆さまには、改めてお祝いを申し上げたい。本当におめでとうございました。

今回斬った「日曜新潟7R」しかり、この場でも常々書いているように、アスコットにとってローカルは稼ぎどころということもお分かりいただけたに違いない。今週末以降も東京・京都は言うに及ばず、新潟にも勝負鞍候補は少なくない。獲れるところはどこのどんなレースでも獲り尽くすのが弊社の身上。引き続き提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。

4/27 4/28 4/29 2回東京・3回京都3日4日目・1回新潟1日2日目

週を締めくくる会心の一撃 ~月曜新潟10R・火打山特別〜

今ではあまり耳にしなくなったひと昔前の競馬格言に『血統信ずべし信ずべからず』というものがある。やたら強かった馬の下(弟妹)や産駒がまるで走らなかったり、誰も見向きのしなかった血統の馬(古くはハイセイコーやオグリキャップ)が滅茶苦茶走ったりした場合に語られる言葉だ。確かに的を射た言葉とは思う。がしかし、多くの場合は『信ずべし』が正解。走った馬の下や産駒が走る確率は、走らなかった馬の下や産駒が走る確率より数十倍、いや数百倍高い。ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、ダイワメジャー、キングカメハメハといったリーディングサイアー上位に名を連ねる錚々たる面々。これらに割って入り、大方の予想通り頭角を表してきたロードカナロア産駒(今週の「NHKマイル」も5頭が登録し、内4頭がすでに重賞ウィナー)の驚異的な勝ち上がり率。さらにダメ押しは、これまであまり相性の良くなかった「天皇賞(春)」でのディープインパクト産駒のワンツー決着。今更ながら改めてふとそんなことを感じた次第。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜新潟10R「火打山特別」ダ1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に6番人気に支持された4番ワンダーアマービレだった。

『終い一手も確実に脚を使えて末脚の破壊力最上位のワンダーアマービレが軸馬。1000万への昇級後の前4走で崩れたのは昇級初戦で芝を使われた一戦のみ。ダートでは5、4、4着と常に上位争いに加わっているペース不問の決め手の持ち主。2、3走前は距離1400mだったし、1200mの前走もテン乗りで慎重に構え過ぎて追い込み届かず0秒2差惜敗。位置取りと仕掛けどころひとつで勝ち負けに持ち込めることは間違いない。500万とはいえ前有利の新潟で差して0秒4差突き抜ける芸当はなかなかできるものではないし、馬場も不問で同馬にとって最適鞍。人気のレッドランサーは久々で昇級、さらに目標にされる脚質なだけに、多少なりとも前傾ラップになれば直線差し切りが期待できるとみた』という見立て。

レースは外から14番タマモサザンクロスが好スタートを決めるが、間から10番ミスズマンボ、7番サトノブレイズ、8番スズカグラーテ、さらに内から3番レッドランサーも先団に取り付き、前半から主導権争いが激化。結局、7番サトノブレイズがハナを切る形となったが、横並びの2番手に3番レッドランサー、その半馬身後ろに8番スズカグラーテ&10番ミスズマンボと、ほぼ4頭一団でレースを引っ張る展開。5番コウエイアンカ、14番タマモサザンクロスがが続き、軸馬4番ワンダーアマービレもそう置かれることなく中団内目を追走。前半3F通過34秒4のハイペース。逃げ・先行馬に断然有利な新潟ダートコースとはいえ、縦長隊列ならまだしも、この流れでほぼ一団で追走されては前には厳しい展開。直線に入り、一旦は逃げた7番サトノブレイズと好位追走の10番ミスズマンボ、8番スズカグラーテの3頭が横並びで追い比べとなるが、中団でじっくり脚を溜めていた15番ナムラアッパレと9番メイショウミライが外から鋭く脚を伸ばして前を行く3頭を捕らえにかかる。直線半ばでの脚色の優劣は明らかで15番ナムラアッパレと9番メイショウミライの2頭が楽に前を交わし去り、2頭のマッチレースになるかと思われた矢先、同じく中団内目でじっくり脚を溜めていた軸馬4番ワンダーアマービレが大外に持ち出してから一気に急追。15番ナムラアッパレを競り落として先に抜け出した9番メイショウミライを目標に一完歩ずつ差を詰め、最後はハナ差差し切って1着でゴール。2着に9番メイショウミライ、そこから1馬身1/2差の3着に15番ナムラアッパレが入線した。この結果により、「馬連4-9、4,740円」の好配当的中。6番人気と不当に評価を下げていたワンダーアマービレを軸馬に抜擢しての的中もさることながら、変則3日間開催を締めくくるラストの勝負鞍であったことも後押しし、弊社と弊社の会員の方々にとっては安定的中の中にも爆発力のあるところを証明してみせた、まさに『会心の一撃』となった。

痛恨の取りこぼしで好配当を逃した鞍こそあったものの、他にも土曜東京6Rの「馬連560円、同じく土曜新潟8Rでの「馬連320円、さらに土曜重賞「青葉賞」での「3連複5,490円など、通じて複数の好配当的中を量産。2週を消化したこの東京・京都開催に加えて、開幕週となった新潟開催でも精度の高さを示した結果だったといえよう。

今週末からは春競馬で最高潮の盛り上がりをみせる5月開催に突入し、「NHKマイルC」を皮切りに6月1週目の「安田記念」まで東京開催でのG1・5連戦がスタート。勝負鞍はもちろんのこと、弊社重賞予想にも絶大なる信頼をお寄せいただきたい。