5/18 5/19 2回東京・3回京都9日10日目・1回新潟7日8日目

いとも容易く準パーフェクト達成 ~日曜東京6R・3歳500万下〜

先週の「オークス」。「桜花賞馬不在で今年は別路線組にもチャンス十分」という戦前の下馬評通り、王道路線の桜花賞組をさしおいて1番人気に支持されて勝利をものにしたラヴズオンリーユー。大混戦との見立てだった一戦とはいえ、「馬のデキはもちろん、全てが噛み合った馬は今回に限ればこの馬だった」「もう一度レースをすれば着順が入れ替わる」という見方は過去、波乱が決着の際に言われるが、今回のラヴズオンリーユーに関してはもう一度レースをしても同様の結果になりそうな、それくらい破格の強さだった。ステイゴールドやハーツクライはもちろん、ロードカナロア産駒の台頭も目立っているが、それでもやはりディープインパクト産駒の根強さには脱帽。ちなみに12番人気の低評価を覆して2着に力走したカレンブーケドールもまたディープインパクト産駒。改めて競馬の奥深さを感じた一戦だったと言えよう。いずれにしろ新たなスターホース誕生で、秋の「秋華賞」がさらに楽しみになったことは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「3歳500万下」ダ1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは、大混戦のなか、最終的に3番人気に支持された16番バンブトンハートだった。

『出遅れたり、手前の替え方がぎこちなかったりと、まだ気性的に幼く、レース振りが安定しないバンブトンハートだが、そんな状況下でも未勝利勝ちを含め、この東京マイルでは現級で4、3着と好走実績のある馬。しかも3走前の0秒5差4着は大出遅れから途中で捲り気味に動いて行っただけに最後で脚が上がるのは当然だし、前走0秒3差3着は好メンバー相手に上がり最速をマークして2着馬に3/4馬身差詰め寄る好内容。やはり現状、この条件がベストなのは間違いない。元々、間隔を詰めた方がいいタイプで、今回は間隔のあいた前走以上に走れることは確実。ここもかなり骨っぽい組み合わせとなったが、得意の舞台なら一歩もヒケを取らないとみて軸馬に指名する』という見立て。

ハナを切ったのは最内枠から好スタートを決めた1番タイセイビルダー。4番グリニッジシチーも今回は発馬を決めて2番手で流れに乗り、以下、12番ゴールドフレーム、2番ペイシャリルキス、14番キュリオスなど先行争いが激化。軸馬16番バンブトンハートは互角のスタートから自然体の追走で離れた6番手をキープ。3F通過35秒9というミドルペースに持ち込んだ1番タイセイビルダーだが、番手以降はごった返したものの、マイペースの逃げを打てたのが功を奏したのか、4コーナーを回ってもまだ手応えに余裕十分。直線に入って先行勢がなかなか1番タイセイビルダーを捕らえ切れないなか、絶好手応えで直線に向いた軸馬16番バンブトンハートが外から差を詰める。直線半ばでは1番タイセイビルダーと軸馬16番バンブトンハートの2頭が後続を引き離すも、さらにその外から7番マッスルビーチが一気に突き抜ける。脚色の差は見た目にも歴然で7番マッスルビーチがそのまま後続に2馬身差を付けて1着でゴール。完全な勝ちパターンに持ち込んだ軸馬16番バンブトンハートだったが、勝ち馬の決め手に屈し、しぶとく粘る1番タイセイビルダーを最後交わして2着を死守。更に1/2馬身差の3着には逃げた1番タイセイビルダーが入線した。この結果により、「馬連7-16、1,210円」の的中。配当的にはそう強調できるものではないが、折り返しの日曜一発目を「置きに行かず狙って行った」今の勢いを感じさせる結果となった。

他の的中もお伝えしておこう。時系列に沿って記すと、土曜東京7R「4歳上500万下」での3連複土曜東京10R「是政特別」の馬連。日曜は今回斬った東京6R、そして週を締めくくる東京9R「日吉特別」を的中。土曜東京7Rこそ軸馬がクビ+アタマ差3着惜敗で馬連的中を逃したが、いとも容易く準パーフェクトを達成。まさに弊社のレース選択、そして予想精度の高さを感じ取っていただき、群を抜く安定感を誇示して見せた。単なる的中ではなく、軸馬着順【2・1・1・0】という面からもそれは一目瞭然だろう。

今週末はいよいよ競馬の祭典「日本ダービー」に臨む。中心は4戦無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアだが馬券的には妙味十分の好メンバーと見立てているこの大一番。もちろん、他にも勝負鞍候補目白押しの今週末。まずは、競馬ファンなら誰もが胸躍らせる『ダービーウィーク』を満喫していただきたい。その末の歓喜は弊社アスコットシステムズが請け負う所存だ。