8/2-8/3 2回新潟・3回中京・1回札幌3日4日目

大収穫モード継続 〜土曜中京8R・浜松特別〜

先週のサマースプリントシリーズ第3戦・アイビスサマーダッシュはピューロマジックが勝利して重賞3勝目をあげた。その勝ち時計53秒7は、23年前にカルストンライトオが残したレコードとタイ記録だ。

当時、逃げたカルストンライトオの刻んだラップは12.0-9.8-10.2-9.6-12.1。序盤と中盤に9秒台がふたつも入る驚異的な内容であり、アンタッチャブルレコードといわれたものだ。いくら馬場状態や育成が向上した昨今とはいえ、この記録に並んだピューロマジックのスピードは特筆すべきだろう。ちなみに今年のレースラップは11.7-10.0-10.3-10.6-11.1。23年前とはかなり異なるラップだった。

なにより、今回のピューロマジックは道中が11番手。それも6番枠から「ほぼ馬場のド真ん中を差してきた」ことに価値がある(上がり3ハロン31秒3=国内最速もすごいが)。ご存知の通り、千直といえば外ラチ沿いを走れる外枠有利が定石。そんな凝り固まった競馬観を吹き飛ばすような、痛快な勝利といえよう。鞍上のC.ルメール騎手もさすがのひと言。

とはいえ、これだけ新記録が重なったからこそ、JRAのタイム計測には疑問が残る。海外競馬はもちろん、現代スポーツが総じて100分の1秒単位でタイム計測しているのに対し、令和に入った日本競馬が10分の1単位計測(以下は切り捨て)なのは恥ずべきことではないか。

ちなみに、公道で行う自転車競技のタイムトライアル(全長30km以上のコース設定も存在)でも100分の1秒単位で争われている。その際の自転車の平坦速度は時速60キロほど。一方で、芝のスプリントを走る競走馬は時速70キロ近い。今年のアイビスサマーダッシュは“幻の新記録”だった可能性もあるのだ。
 

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京8R「浜松特別」ダ1200m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは、最終的に1番人気となった13番テーオーエルビスだった。

「ダート1200mは2戦して1秒9秒差、0秒8差勝利と圧倒的、かつ底知らずのパフォーマンス。距離が長かったカトレアS(1600m)でもハイペース先行から、のちのG1・東京ダービーでワンツーを決めるナチュラルライズ、クレーキングの3着に粘った。純粋に強い。ここは骨折明けだが追い切りを重ねる毎に時計も動きも上昇。完全のデキとまではいえないものの、十分に力を出せる仕上がりだ。多少の枠不利は断然の能力でカバー可能。このメンバーならアッサリまで」という見立て。

レースは、圧巻という言葉がふさわしい内容だった。中団から進めた軸馬13番テーオーエルビスは終始外々を回す大雑把な競馬。4角を回った時点で先頭の5番アスタールフナとは7馬身ほど差があったが、みるみる差を詰めるとゴール直前であっさり差し切り。終わってみれば一頭だけ地力が違った印象だ。2着は5番アスタールフナ、3着は1番エコロネオ。

この結果により「馬連5-13、740円&3連単13→5→1、7,970円」の的中をお届け。本来、中京ダートで外を回すのはご法度だが、軸馬テーオーエルビスにとっては一切関係なかった模様。そんな馬が単勝1.8倍もついたのだから悪くない。推奨買い目も馬連と3連単のみで限界まで絞り込んでいたため、配当から感じる印象以上の収益となった次第。なお先週の厳選勝負鞍は上記に加え、日曜札幌12R「積丹特別」の馬連&3連単などもきっちり的中させ、荒れまくる今夏の競馬においてひときわ目立つ “完全試合達成” となった。

さらにこの週は、札幌12R「大倉山特別」の◎スマートケープ(3番人気・1着)や、日曜中京11Rの◎オーサムユニバンス(7番人気・2着)など高配当狙いの特注馬も激走。これに日曜「クイーンS」の本線的中も加わり、大げさではなく的中ラッシュとなった次第だ。

お付き合いの長い会員様ならご存知の通り、当たり始めたら手がつけられないのが弊社。幸いにも稼ぎどころの夏競馬はまだ4週残されている。皆様は猛暑対策を万全のうえ、引き続きアスコット会員の“特権”を存分に味わっていただきたい。