5/28 5/29 2回東京11日12日 目・3回中京7日8日目・1回新潟7日8日目分

初日の的中を糧に奮起を誓う~日曜中京2R「3歳未勝利」~

入場制限が緩和され6万人超という久方ぶりの大観衆の中、大いに盛り上がった今年の「日本ダービー」。様々な記録のかかった大一番だったが、武豊騎手の最年長制覇かつ史上初の6勝目という偉業に加え、2分21秒9のレースレコードまでついてくる極めて濃い内容のレースとなった。さて、勝ったドウデュースは道中の折り合いも良く、直線でも早めに抜け出し。あまりにも早く先頭に立ったため一瞬だけ不安がよぎったが、鞍上のアクションに応えて最後まで集中を切らさなかった走りは圧巻のひと言。対して2着イクイノックスは大外枠でしかも序盤はリズムが悪い厳しい状況。それでもレース中に修正し僅差まで追い詰めた内容はさすが名手ルメールと思わせた。3着アスクビクターモアは皐月賞5着で軽視されていたが、デシエルトの速い逃げに乗じる形で折り合いがついたことが好走の要因か。逆に運がなかったのは4着ダノンベルーガ。発走直前はかなり発汗していたし、道中も外からジオグリフに終始プレッシャーをかけられてしまった。こうした要因に加え、馬体重からして直前の稽古をやり過ぎた可能性もある。唯一、皐月賞組に割って入ったプラダリアが5着に入選したが、善戦したとはいえ青葉賞からの臨戦の難しさを物語っているのではないか。また、6着以下にも大いに成長の余地がある馬が複数存在していることも見逃せないだろう。秋の再戦もまた興味深いが、まずは全馬とも厳しい戦いを終えた後の回復に専念してもらいたいところだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京2R「3歳未勝利」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された6番テーオーサンドニだった。
『近2戦が連続2着と好内容のテーオーサンドニが軸馬。デビューから芝を4戦消化し安定して走れていたが勝ち切るにはひと息といった印象。そこで4戦前からダートへ転向し、逃げに脚質転向すると一変。以降は〈0.2.1.0〉と高いダート適性を示している。特に近2戦は1分53秒台と普通ならVレベルの時計をマーク。今回は同型馬が見当たらず展開の恩恵が見込めるし、相手関係もかなり楽な組み合わせ。デビュー戦以来の左回りになるが、当時の走りに悲観要素なく、気になるデキも変わらず良好。ここは自分の競馬に徹すれば結果はついてくる』という見立て。

レースはややバラッとしたスタートになるが、真ん中から6番テーオーサンドニが押してハナを主張。これに外から13番モズブーナーが競りかけ、1コーナー入口まで横並びになるが、コーナーワークで軸馬6番テーオーサンドニが徐々に前に出る。この2頭を見る形で15番アスターモノゴン、3番ポジティブガールが続き先団を形成。2馬身ほど離れて14番ワンダースピアー、5番ミステリーボックス、12番ソルベローズが押し上げて、やや手が動いて追走の10番キタサンガイセン、内に4番キージュピター、外から押し上げを図る8番ヤマニンモノポリーなど差はなく、中団から後方は固まっての追走となる。レースの主導権を握る軸馬6番テーオーサンドニだが、序盤からマークする馬が入れ代わり立ち代わりとかなり厳しい展開。それでも先頭は譲らないまま直線に入ると、馬体を併せてきた3番ポジティブガール、5番ミステリーボックスとの追い比べに。早々に3番ポジティブガールが脱落し、完全に2頭のマッチレースとなった。しぶとく粘る5番ミステリーボックスが徐々に差を詰めてくるが、しかし最後はクビ差凌いで軸馬6番テーオーサンドニが1着でゴール。2着に5番ミステリーボックス、3着は最後に脚を伸ばすも3馬身差まで迫るのが精一杯だった13番モズブーナーが入選した。

この結果により、「馬連5-6、470円」の的中。軸馬の人気が高かったことから、配当的には地味な決着となったが、日曜初戦で的中をお届けした次第。ただ、肝心の勝負鞍では満足のいく結果をお届けすることはできなかった。その点は大いに反省すべき週である。無論、出遅れや展開のアヤなどツキが無かった点も否めないが、競馬は結果が全て。弊社予想部は最善の注意を払った上で今週末の奮起を所望する。

さて、長期間開催されたG1ウィークも今週末の「安田記念」で一区切りとなる。今年はマイル路線の実績馬が不在。有力馬となると、マイルチャンピオンシップ2着のシュネルマイスター、ダートG1フェブラリーSの覇者カフェファラオ、ヴィクトリアマイルを好走したレシステンシアにソングライン、朝日杯FSで2着のセリフォス。さらに連勝で重賞を勝ち上がり勢いのある馬など、有力候補を挙げればキリがない。混沌とした一戦ではあるが、どうかご安心いただきたい。弊社はすでに勝負馬を絞り込んでおり、確信の予想をお伝えする準備は万端。この週末早々にキッチリ借りを返す所存である。会員のみなさまには、引き続き今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。

5/21 5/22 2回東京9日10日 目・3回中京5日6日目・1回新潟5日6日目分

週ラストの的中で大団円を迎える ~日曜東京12R「丹沢ステークス」~

一頭の放馬によりグレード制導入以降最長という15分もスタートが遅れた「オークス」。東京芝2400mはスタンド前からの発走であり、当日は久しぶりに約3万人の観衆。そのどよめきやターフビジョンの音声など、若駒が未経験の環境となった。デリケートな3歳牝馬にとってそれがどれほどのストレスか。ある馬はゲートに突進し、ある馬は大きく出遅れ、そして少なくない数の馬がスタートでふらついた。残念ながら、「多くの馬がレース前に終わってしまった」ことは否めない。特にゲート先入れの奇数番は輪乗りで待たされた上にゲート内でも待機させられた。そういう意味では、15番枠から4着したピンハイの精神力は特筆すべきだろう。
さて、今週末はいよいよ競馬の祭典「日本ダービー」。すべての競馬ファンはもちろん、競馬界に携わる人々が別格として大注目するレースである。昨年は単勝1.7倍の圧倒的人気だったエフフォーリアの横山(武)騎手が「ダービージョッキー」の称号をほぼ手にしかけた。だがゴール寸前で福永騎手のシャフリヤールに急襲されまさかのハナ差惜敗。栄光を手にした福永騎手は、18年ワグネリアンで長きにわたる騎手人生で初めてダービーを制覇。以降、20年コントレイル、21年シャフリヤールとこの4年間で3勝を誇り、すっかり「ダービー男」へと変貌。今年は、かつて誰も成し得なかった「3連覇」に挑戦する。その騎乗馬は皐月賞馬ジオグリフであるから現実味は十分だろう。しかし、イクイノックス、ダノンベルーガ、アスクビクターモアなど東京コースを得意とする実績馬たちも虎視眈々と逆襲を狙っている。まさに群雄割拠であり、弊社も今年のダービーは伏兵含めて大混戦と読む。まずはオークスのようなアクシデントなく、全馬の実力がいかんなく発揮されることを願うところだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京12R「丹沢ステークス」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位人気が入れ替わる中で、最終的に2番人気に支持された9番メイショウフンジンだった。
『トップハンデでも当舞台の適性を考慮すればメイショウフンジンが中心。2走前の「鈴鹿S」は内で揉まれて一切自分の競馬ができず参考外。仕切り直しの前走ダート2100mでは積極策からレースを引っ張り、先行勢が崩れる展開の中でしぶとく3着に粘走。時計も2分9秒0と好タイムだった。ここは同型の出方も気になるがそもそもハナにこだわる馬ではなく、リズムよく先行できれば持ち味の豊富なスタミナを活かせる。ハンデ56キロはやや見込まれた印象だが、背負い慣れた斤量なら割引く必要もない。前走と同じ舞台で同馬を知り尽くした鞍上。戦法に迷いもないはずで、押し切りに期待できる』という見立て。

レースは3番キスラーが好スタートを切ったが、ほぼ横並びの中から7番アジャストザルート、6番アイファーキングス、外から軸馬9番メイショウフンジン、更に外14番ジャスパードリームが先行争い。自分の形に徹する軸馬9番メイショウフンジンと逃げて2連勝中の14番ジャスパードリームが抜けたが、コーナーワークを利して内のメイショウフンジンが先行。序盤の入りが速かった影響で、隊列はかなりの縦長に。2番手に14番ジャスパードリーム、少し開いて6番アイファーキングス、7番アジャストザルートが併走。さらに2馬身後ろに10番トラモント、2番フィロロッソ。中団から後方組はさらに開いて最後方に至っては先頭から20馬身近く離れた超縦長の展開。1000m通過は60秒8のハイペース。道中は息が入らない流れで、先行した軸馬9番メイショウフンジンにはかなり厳しい展開となった。4コーナーから直線にかけて後続も一気に差を詰めいよいよ直線の攻防へ。逃げたメイショウフンジンに襲い掛かる3頭は内から6番アイファーキングス、14番ジャスパードリーム、2番フィロロッソだが、道中を中団でやり過ごした2番フィロロッソの脚色は見た目にもかなり優勢。簡単に勝ちそうな雰囲気だったが、ここからが軸馬9番メイショウフンジンの真骨頂。持ち前の二枚腰で前に出ることを許さず2頭の熾烈な争いが続きいよいよゴール目前。そこで、後方で脚を溜めていた3番キスラーが馬場のど真ん中から急襲するとゴール前で2頭を捉えて3/4馬身差の1着でゴール。焦点の2着争いは激戦を繰り広げた2番フィロロッソと軸馬9番メイショウフンジンに絞られる。しかし、粘りに粘った軸馬9番メイショウフンジンがフィロロッソを競り負かし2着を確保。3着には最後に急追した8番アベックフォルスが入選した。

この結果により、「馬連3-9、1,470円」の的中。2、4番人気の組み合わせだったが、4番人気の2番キスラーを上位評価しており資金を集中して購入できたことから、このレースでは回収率400%オーバーを達成。この週最後の勝負レースを大団円で締めくくった次第だ。

他にも勝負鞍で土曜中京6R「4歳上1勝クラス」の「馬連6-8、480円や、土曜東京5R「3歳未勝利」で「馬連5-8、1,800円など、土日ともにイチオシ鞍で的中をお届けしている。そして好調キープのまま迎える今週末は、いよいよダービーウイーク。その大一番に向け、日毎に興奮の度合が高まっていく。無論、会員の皆さまはいくらでも高潮していただいて結構。しかし、こんな時こそ沈着冷静な判断力がモノを言う。そこの部分はプロ集団である我々アスコットにお任せ願いたい。大丈夫。今週末も満足いただける結果をお届けする所存。とにもかくにも、楽しみにお待ちください。

5/14 5/15 2回東京7日8日 目・3回中京3日4日目・1回新潟3日4日目分

早々に態勢が決する盤石の的中劇 ~日曜東京6R「4歳上1勝クラス」~

東京G1・5連戦もいよいよ中盤戦。今週末は牝馬クラシック第2弾「オークス」が行われる。今年は混戦ムード漂う一戦となりそうだが、それもそのはず。「オークス」の結果に直結する「桜花賞」で、1、2番人気馬がまさかの着外。さらに10着ナミュールまでのタイム差がわずか0.3秒差という大接戦だったのだ。これでは勝負付けが済んだとは言い難い状況。その「桜花賞」からの参戦馬を見ていくと、距離延長は問題なさそうなスターズオンアース、東京でさらに持ち味が活きそうなサークルオブライフ、常に安定した走りが魅力のウォーターナビレラ、1番人気でよもやの大惨敗も反撃濃厚なナミュール、上がり2位で5着に食い込んだ伏兵ピンハイなどなど、まさしく多士済々である。さらに「忘れな草賞」で2着を3馬身引き離したアートハウスや、「フローラS」で桜花賞6着のパーソナルハイを下したエリカヴィータという豊富な伏兵も揃った。3歳牝馬には過酷な東京2400mの舞台で、勝利の女神がほほ笑むのはどの馬か。要注目の一戦である。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京6R「4歳上1勝クラス」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは圧倒的な1番人気に支持された3番セブンデイズだった。
『勝って再び1勝クラスを走れるセブンデイズ優勢。未勝馬ながら1勝馬を相手に辛抱強く使い続け、着実に地力を強化してきた同馬。その甲斐あって、前走では中団から上がり最速の脚を披露。終わってみれば2着以下を8馬身突き放す圧勝となった。正直、手薄なメンバーではあったものの、これほど大差の勝利であれば高い評価が必要である。今回は距離延長となるが過去3戦で掲示板2回の実績があり、そこからさらにパワーアップした現在は十分に守備範囲。初勝利に導いた鞍上の継続騎乗もプラス要素であり、圧勝だった前走同様のパフォーマンスに期待できる。』という見立て。

レースは発馬で6番セイカヤマノ、11番トミケンべレムドが若干遅れるが、それ以外はほぼ互角のスタート。これまで先手を主張してきた5番ニシノソワレが全く行く気を見せないことから、全体が出方を伺う静かな立ち上がり。1コーナーあたりで仕方なく10番ルージュジャドールがハナに行き、2番手に9番ランドアーティスト、その外3番手に軸馬3番セブンデイズがベストポジションをキープ。後ろに1番ビヨンドザシーンが並び、内から2番エコロカナワンまでが先行集団。中団に5番ニシノソワレがつけ、かかり気味に11番トミケンべレムドが早め進出。以下4番ヴォーグマチネ、8番ワイドレッジャドロが続き、離れた最後方に6番セイカヤマノという隊列。向こう正面で後方グループにやや動きはあったが、概ね隊列に変化なくそのまま3コーナーに進出。すると後続が慌ただしくなり、4コーナーで馬群が一気に凝縮。直線に入ると、前を行った10番ルージュジャドール、9番ランドアーティスト、軸馬3番セブンデイズが3頭横並びで追い出しを開始する。残り2ハロンでエンジンに火のついた軸馬3番セブンデイズが徐々に後続を突き放しにかかる。これに内々を回ってきた1番ビヨンドザシーンが追いすがるが差は開く一方。軸馬3番セブンデイズはそのまま3馬身1/2差をつける余裕の勝利となった。2着も軸馬を追い続けた1番ビヨンドザシーンが確保し、3着は4頭の熾烈な追い比べから最後ハナ差抜け出した2番エコロカナワンが入選。この結果により、「馬連1-3、560円」の的中。1、4番人気の組み合わせで配当面にもう一声との思いもあるが、軸馬・対抗馬が早い段階で抜け出したため、見ていて安心の的中劇だった。

他にも勝負鞍ではないものの土曜東京10R「緑風ステークス」の「馬連5-6、1,150円や、日曜新潟10R「中ノ岳特別」の「馬連3-6、980円など、随所に的中もお届けしている。

さて、冒頭に触れた通り、混戦ムードが漂う牝馬クラシック第2弾G1「オークス」。はたして実力拮抗の「桜花賞」組か、トライアルを勝って参戦の新興勢力か。はたまた、それらに隠れた激走馬の存在など、俄然注目は高まる。そんな競馬シーンは早くも春のG1シーズン佳境。「オークス」のみならず、勝負鞍候補を挙げ出せばキリがないほど。アスコットに出し惜しみなし。獲れるところは全て取り尽くす所存。情報提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。

5/7 5/8 2回東京5日6日 目・3回中京1日2日目・1回新潟1日2日目分

好スタートを切る安心の的中劇 ~土曜中京8R「3歳1勝クラス」~

東京G1・5連戦の第2戦目はマイル女王決定戦「ヴィクトリアマイル」。例年2桁人気馬の台頭も目立つ波乱含みのレースで配当への興味も尽きないが、今年は大挙参戦する豪華な顔ぶれにも注目だろう。まずはソダシ。前走「フェブラリーS」で3着し、4走前「札幌記念」では古馬を一蹴と、牝馬にも関わらず芝・ダートを問わず実績を残す稀有なキャラクター。芝マイルは久々の参戦だが、「桜花賞」のレコードも記憶に新しく主役級の一頭だ。週中の天候は気になるが、高速決着になれば当然、有力の1頭だろう。さらに、13ヵ月ぶりの復帰戦となる3冠馬デアリングタクトや、昨年の「大阪杯」を制し今年も牡馬相手に善戦を続けるレイパパレあたりも雌伏して機を伺う。他にも、現状はスプリントにシフトしたがマイルG1で2着2回があるレシステンシア、昨年の「エリザベス女王杯」覇者アカイイトなどの女傑が複数。これら実績馬に対し、着々と鍛錬を重ねてきた上がり馬が虎視眈眈といった混戦の様相である。この難解な一戦を弊社がどのように調理するのか……今週末の最終判断にご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京8R「3歳1勝クラス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された2番トウセツだった。
『中1週ながら陣営のケアで態勢万全のトウセツを信頼する。ここまで一戦毎に競馬内容が良化。前走では狭いところを割って抜け出す勝負根性を見せて勝ち馬に肉薄。結果的にハナ差届かなかったが勝ちに等しい内容であり、クラス卒業にメドを立てたといえる。ここは勢いのあるメンバーが数頭いるが、時計面で頭ひとつ抜けていることは事実だし、勝ち星のある中京ならもうひと押しにも期待できる。いい意味で状態をキープしており、前走と同程度に走れば順当に勝機到来とみる。』という見立て。

レースは揃ったスタートになるが、直後に3番マリオロードが左にヨレて軸馬2番トウセツにあわや接触の場面。一瞬ヒヤッとしたものの、大きなトラブルにはならず一安心。先手は中団から人気の一角5番ソクラテスがジワッと先行するが外から7番ボブズヤアンクルが馬なりのまま交わしてハナを主張。これに続いて外から9番タヒチアンダンス、6番ディサイド、5番ソクラテスが先行集団を形成。これを見る形で8番キミコソシャチョウが続く。向こう正面に入り隊列が落ち着いたかに思えたが、4番シホノスペランツァが早め進出から軸馬2番トウセツに並ぶ動きを見せた。頭数の割に縦長な隊列となるが、中団で流れに乗っていた軸馬2番トウセツが持ったまま進出を開始。一気に先行勢があわただしくなり、向こう正面終盤から先行各馬が早々に前を捕まえに行くタフな展開に変化。それでも7番ボブズヤアンクルがハナを譲らずに直線へ入り後続を引き離しにかかるが、外から9番タヒチアンダンスも手応え良く続き、軸馬2番トウセツも内をロスなく回り差の無い3番手で直線の攻防へ。一瞬7番ボブズヤアンクルと9番タヒチアンダンスが馬体を併せた追い比べになるが、外から軸馬2番トウセツがジワジワと差を詰め、勝負はこの3頭に絞られる。軸馬2番トウセツが前を捕まえたと同時に7番ボブズヤアンクルの脚色が鈍り、変わって9番タヒチアンダンスが粘り込みを図るが軸馬2番トウセツとの脚色の差は歴然。アッと言う間に軸馬2番トウセツが9番タヒチアンダンスを抜き去りそのまま2馬身1/2差を付けて圧勝。2着に9番タヒチアンダンスが入線し、接戦の3番手争いは終始ハナを切った7番ボブズヤアンクルが何とか粘り切った格好。軸馬と対抗馬が後続を引き離したことで見ていて安心の的中劇だった。この結果により、「馬連2-9、820円」の的中。最初の勝負鞍で幸先の良い的中をお届けした次第。

他にも勝負鞍ではないものの日曜中京12R「4歳上2勝クラス」の「馬連1-7、640円や、日曜東京12R「立川特別」の「馬連9-12、750円」の的中など、随所に的中をお届け。
さて、冒頭に触れた通り、豪華な顔ぶれとなった今週末のG1「ヴィクトリアマイル」。実績、適正、勢い、どれを取るかの選択は非常に悩ましいところ。週末までに各メディアも様々な切り口でこのレースを取り上げるはずで、一般のファンも大いに判断に迷うだろう。だが、弊社会員様におかれましては、ご安心いただきたい。混戦レースほど弊社の調査能力が発揮されることは既にご理解されているところ。大船に乗った気持ちでヴィクトリアマイル当日をお待ちいただきたい。

4/30 5/1 2回東京3日4日 目・2回阪神11日12日目・1回福島5日6日目分

早々に的中を確信した長距離決戦 ~日曜阪神11R「天皇賞・春」~

12週というロングラン開催だった阪神開催も先週にてようやく終幕。替わって中京開催となるが、注目はいよいよクライマックスとなる東京開催のG1レース5連戦。その先陣を切るのが3歳マイル王決定戦「NHKマイルカップ」。例年通りかなりの混戦ムードだが、一応主力級の扱いとなるのが昨年のG1「朝日杯FS」2着のセリフォス。同馬はデビューから4戦、一貫してマイル路線を歩んできたから距離適性は言わずもがな。しかし昨年暮れからの直行ローテというのは、過去10年を振り返っても該当パターンが存在せず、取捨が難しいところ。他では「朝日杯FS」3着から順調に使って「アーリントンC」を制したダノンスコーピオン。「ニュージーランドT」2着のマテンロウオリオンなど実績上位馬が腕を撫しているが、そう簡単に収まらないのがこのレース。それこそ穴馬候補を挙げればキリがないほどの群雄割拠といえる。この難解な一戦を弊社はどう紐解くのか。ご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神11R「天皇賞・春」芝3200m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された18番ディープボンドだった。

『言わずと知れた平地最長となる伝統の長距離G1。京都競馬場が改修工事中のため、ゆっくり下っていく淀名物の下り坂はなく、今年も直線急坂の阪神芝で施行される。スタートの後は外回りを1周、2周目は内回り。残り800m付近から各馬が動き始め、ジョッキーの駆け引きが肝を握る舞台。特殊な設定だけにステイヤーとしての資質を問われる一戦でもある。軸馬ディープボンドは昨年の4歳時に本レース2着。その後は海外遠征を経て有馬記念2着、阪神大賞典を連覇とパワーアップ顕著な1頭だ。特に経験値が求められる長距離戦において、4歳時の連対というのは評価すべき称号である。また、斤量58キロに慣れていない馬が多いなかで、ディープボンドの58キロ時成績は「1-1-0-0」と抜けた戦績だ。中間は在厩でケアを施され、昨年より1週間早い4月3日に初時計を出せた。これは、今年は阪神大賞典での消耗が少なく回復が早かったことの表れだろう。その後も順調な調整過程で、1週前には和田竜騎手を背にCWで古馬3勝クラスに大きく先着。最終追いはCW単走で、ラストは馬自ら重心を沈め加速すると四肢を大きく使って躍動。最後の最後にダメ押しとも言える負荷をかけており、全体的に大迫力の動きで心身の充実は明らかである。懸念は枠だが、1週目の外回りコースは最初のコーナーまで距離があり、大外でも心配されるほどの不利ではない。雨の影響があってもこなせる実績もあり、悲願のタイトル奪取は目前。』という見立て。

レースはスタート直後に17番シルヴァ―ソニックが落馬する波乱の幕開け。戦前の予想通り外から16番タイトルフォルダーが積極的にハナを主張。2番手に8番クレッシェンドラヴ、7番テーオーロイヤル。その直後に軸馬18番ディープボンドが前目につけるが、外から15番タガノディアマンテが押して先行集団に加わる。以下、距離ロスを避けたい各馬が1馬身間隔で1番アイアンバローズ、6番メロディーレーン、2番ハーツイストワール、9番ヒートオンビートが続き、後方には3番ディバインフォース、最後方に10番トーセンカンビーナと並ぶ縦長の隊列に。逃げたタイトルフォルダーは前半12秒前後のラップで軽快に走り1000m通過が1分0秒5とこの時点で後続を引き離して自分の競馬を徹底。こうなると後続も無理に仕掛けることができず、隊列は変わらず淡々とした展開になる。タイトルフォルダーは中盤で息を入れ、一旦ペースが緩んだところで後続との差が詰まるが、再度加速し追随を許さない。3コーナーからは各馬が躍動。7番テーオーロイヤルがタイトルフォルダーに迫り、軸馬18番ディープボンドも仕掛ける。しかし、粘り込みを図るタイトルフォルダーはテーオーロイヤルを寄せ付けず独走態勢。最後、追い通しだった軸馬18番ディープボンドが7番テーオーロイヤルを交わし2着を確保。勝ち馬16番タイトルフォルダーは7馬身差をつける圧逃げVとなったが、弊社の馬券的には早い段階で的中を確信できる安心の一戦となった。この結果により、「3連複7-16-18、1,580円」の的中。先週の当コラムでも、「勝負レース」として告知しており、3連単でブ厚く勝負された方をはじめ、多くの会員様から反響のご連絡をいただいた次第。

他にも勝負鞍ではないものの日曜東京11R「スイートピーステークス」の「馬連4-9、1,270円や、日曜東京12R「陽春ステークス」の「馬連3-9、4,040円3連複3-5-9、4,310円」のダブル的中など、随所に高配当をお届けした次第。

さて、冒頭に触れた通り、目移りする好カードとなる今週末のG1「NHKマイルC」だが、弊社はすでに勝負馬をある程度絞り込んでいる。最終調教まで精査した後、確信の予想をお伝えする所存だ。さらにその翌週の「ヴィクトリアマイル」以降も続くG1戦線。まずは今週末を弊社ともども「手ぐすねを引いて」お待ちいただきたい。