12/23 12/24 12/25 5回中山・5回阪神7日8日9日目

最終週も大過なし 〜金曜中山7R・3歳上500万下〜

大注目の「有馬記念」は上位人気馬同士の決着となり、穴党の出番は一切なしと馬券的には面白みはなかったが、「強い馬が強い競馬をした」結果であり、それはそれで見応え十分の一戦だった。2016年度のJRA開催は先週末をもって全て終了となったが、今年もまだ終らない。12月29日(木)には年の瀬を締めくくるダートの大一番、「東京大賞典」(G1、大井・ダート2000m)がある。有馬記念で勝った人はさらに財布を厚くできるチャンスだし、負けた人は損を取り戻せる絶好の機会。チャレンジしてみるのも悪くない。ただ、人気の中央勢が圧倒的に優勢なので、大きな配当は望み薄。なにより、買い方が問題になってくる。馬連で絞って勝負すべきなのか、あるいは馬単で勝負すべきなのか、それとも3連単でいくべきなのか。弊社は例年同様、3連単で勝負。いずれにしても注目の一戦だ。

それでは本題へ。今週斬るのは金曜中山7R「3歳上500万下」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された16番カンデラだった。

『降級後の近走は好走止まりのレースが続いているが、元々1000万クラスでも牡馬相手に勝ち負けしていたように牝馬同士の500万ならハッキリと地力上位の存在。溜めても切れるタイプではなく、事実、最近は決め手の差での敗戦ばかりで、一本調子の走りなだけに前走のようにハナを主張してマイペースに持ち込む形がベスト。欲を言えば使った方が良さそうなタイプではあるが、ここを目標に入念に乗り込み、この中間は攻め馬で抜群の動きを見せており仕上がりは◎。引き続き鞍上は腕っぷしの強い内田騎手。出走態勢が整っている以上、この組み合わせならば同馬の地力が黙ってはいないはずだ』という見立て。

レースは3番シルヴィーヴォーテが内から好スタートを切ったが、外から13番クリノチョモラーリが積極的に出して行って半ば強引にハナを主張。軸馬16番カンデラも逃げた13番クリノチョモラーリに遅れを取らずに2番手につける。その後に15番サムシングフレア、3番シルヴィーヴォーテ、12番アッキー、8番レーヌドオリエントなど、このあたりは一団で先行集団を形成。1000m通過63秒1のスローに近いミドルペース。この淡々とした流れにしびれを切らした10番バードンアスクが後方からマクリ、3コーナーで先頭に躍り出る。当然、ここから一気にペースアップ。先頭に立ってそのまま押し切りを狙った10番バードンアスクに離されないように、4コーナー手前では好位追走の有力各馬も追い出しを開始し、勝負どころの直線へ。10番バードンアスクの脚色が鈍るなか、番手からジリジリ脚を伸ばして早め先頭に立った軸馬16番カンデラ。これに合わせて内から8番レーヌドオリエント、外から12番アッキーも脚を伸ばしてくる。追い比べで軸馬16番カンデラが一旦は完全に抜け出し、そのまま押し切るかに思えたが、12番アッキーが坂上から一気に脚を伸ばして急追。最後はクビ差差し切り12番アッキーが1着でゴール。2着に軸馬16番カンデラ。8番レーヌドオリエントと10番バードンアスクが粘るところに2番リリカルホワイトが離れた5番手から追い込んで3着入線。この結果により「馬連12-16、1,700円」の的中。人気こそレーヌドオリエントに譲った形の軸馬カンデラだったが、「牝馬同士の500万ならハッキリと地力上位の存在」と見立てた通りの、好配当的中劇と言えるだろう。

変則3日間開催となった本年度最終週。中日となった土曜こそ精彩を欠く提供が続き、誰もが望む大団円とはいかなかったものの、今回斬った金曜中山7Rの他にも、日曜中山8R「フェアウェルS」では馬連1,150円を、更に同日、週イチオシ勝負と断じて提供に踏み切った日曜阪神9R「江坂特別」で馬連1,260円の的中を立て続けにお届け。加えて重賞「ホープフルS」&「有馬記念」でも的中をお届けし、2016年の最終週を大過なく終了することができた次第。

年間を通じて高い的中率を維持し続けた弊社予想部だが、ここで少しだけ今年のアスコット予想を振り返ってみたい。今年は週イチオシ勝負鞍として不定期に提供される「ハイレベルレース」の増加に伴い、年間230本の勝負鞍を提供し、110本の的中をお届け。的中率は47.8%を計上。更に特筆すべきは年間を通じて全敗週は一度もなし。これは弊社が中央競馬予想業を開始してから初の快挙でもあり、開催によって多少のムラはあったにせよ、一定の評価をいただけるものと自負している。明くる2017年は更なる『安定性&爆発力』の」提供を胸に精進させていただく所存。まず手始めに年明け競馬初日となる1月5日(木)の「東西金杯」ではキッチリ的中をお届けしたいところ。もちろん、弊社がここでレース名を告知するには、それだけ的中への根拠がある証拠。初日をキッチリ決めて2017年度も絶好のスタートを切りたいと思っているので、今年にも増してのご期待をお寄せいただきたい。切に、切にお願いさせていただく。

いずれにしても今年も一年、弊社アスコットシステムズをご愛好いただき誠にありがとうございました。それでは皆様、よいお年をお迎えください。

12/17 12/18 5回中山・5回阪神・4回中京5日6日目

勝負の最終週へ 〜土曜中山10R・仲冬ステークス〜

いよいよ今週末に迫った暮れの大一番「有馬記念」。今年は「ジャパンC」の1着〜4着馬まで全て参戦。抜けた存在は不在だが、粒ぞろいのメンバーが揃っており、当然、多くの馬にチャンスがあるということ。無論、馬券的にはその方が面白い。「ジャパンC」1着のキタサンブラックがファン投票1位でもあり、一応の主役か。毎回枠順にも恵まれているが、それ以上に充実振りは著しい。力を付けている段階での昨年でも3着に粘っており、この上なくトリッキーな中山2500mにも不安は一切ない。対するのは「菊花賞」を制した3歳馬のサトノダイヤモンド。ここに向けて休養十分。自在性のある脚質だし、今年の3歳のレベルを考えれば当然のV候補。続くのはゴールドアクター・サウンズオブアース・シュヴァルグランといったお馴染みの面々。そして前走叩いた上積み十分のミッキークイーン、「宝塚記念」で一線級の牡馬たちを撫で切ったマリアライトの巻き返しも十分に考えられるところ。難解さを極めるこの一戦。弊社アスコットシステムズがどう紐解いていくのか。楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山10R「仲冬ステークス」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された10番リーゼントロックだった。

『なかなかの好メンバーが揃った準オープンの一戦。ここはリーゼントロックの充実振りを上位に取り軸馬に推す。2着続きで勝ち切れてはいないものの、近走戦績を見てもわかるように目下絶好調。しかも関西圏でかなりの強敵相手での戦績であり、前走中山戦での勝ち馬も現級勝ちの実績のある降級馬。2着とはいえ、3着以下には3馬身差を付けているのだから地力上位は推して知るべし。関西馬ながら中山3戦2勝2着1回とコース相性も抜群で馬場も不問。3歳時の怪我により長期休養を余儀なくされ、脚元に爆弾をかかえている馬なだけに一戦一戦が勝負の馬。今回はレース巧者振りを最大限に発揮して好位からの押し切り濃厚とみた』という見立て。

大方の予想通り8番サクラエンパイアの逃げ。発馬を決めた軸馬10番リーゼントロックはそれを見る形ですんなりと2番手。その後に15番コスモカナディアン、1番トミケンシャルゴー、6番クラシックメタルら先行勢が続き、中団に4番クロフネビームス、13番マウントハレアカラの上位人気馬たちが続く隊列。1000m通過62秒6のミドルペースで淡々とした流れ。中山らしく3コーナーから一気にペースアップとなるが、特にマクってくる馬もおらず、隊列そのままで勝負どころの直線へ。先行勢の手綱が激しく動くなか、軸馬10番リーゼントロックは持ったまま抜群の手応えで逃げた8番サクラエンパイアに楽々と並びかけてようやく追い出しを開始。後続各馬が追いすがるも一向に詰まる気配はなし。坂上に入り、さらにその差を広げたところで、中団でじっくり脚を溜めていた4番クロフネビームスが外から強襲するも時すでに遅し。最後は軸馬10番リーゼントロックが4番クロフネビームスに1馬身差を付けて1着でゴール。2着に4番クロフネビームス、激戦の3着争いは好位でしぶとく脚を伸ばした15番コスモカナディアンが入線。この結果により「馬連4-10、640円」の的中。配当的には地味なものとなったが、対抗1点目との本線での的中であり、サポートにて『対抗上位3頭との馬連&ワイドで勝負』に切り替えたことで、ワイドもダブル的中。上々の回収率を計上したことできっちり仕事は果たした感じ。無論、配当面では満足とはいかない結果だが、引き続き確実に流れはきている。これを最終週の大爆発に繋げること。それが大命題となる。

馬連的中こそ実質前記ひと鞍のみとなったが、先週末はサポートが上手くハマり、他にも土曜阪神9R「樅の木賞」では「3連複5-7-11、4,190円を、さらに日曜中山7R「3歳上500万下」でも「3連複5-7-11、1,270円の的中をお届けした次第。

いずれにしろ、最終週で変則3日間開催となる今週末は弊社は取って置きの勝負鞍を用意して臨む所存。多大なるご期待をお寄せいただきたい。

12/10 12/11 5回中山・5回阪神・4回中京3日4日目

流れを途切れさせない的中劇 〜日曜阪神7R・3歳上500万下〜

今年のJRA開催も残り2週。今週末のG1は2歳チャンプ決定戦となる「朝日杯FS」。まず注目は「新馬」→「ファンタジーS」と文句のない内容で2連勝中で牝馬ながら果敢に牡馬相手のここに矛先を向けてきたミスエルテ。さすがに牡馬相手という点に一抹の不安はあるが、絶対能力の違いでアッサリ克服する可能性が高い。一方モンドキャンノは1200mから使い出したスピード型。距離延長となった前走1400mの「京王杯2歳S」を勝っての臨戦とはいえ距離が延びていいタイプとは思えないだけに阪神マイルの克服がカギ。内枠が引ければ十分勝気あり。他にも重賞2着のダンビュライト、若さ残すも大物感十分のタガノアシュラを筆頭に、アメリカズカップ、サトノアレス、レッドアンシェルなど、まだ底らしい底を見せていない馬が多数で素質馬揃いの好カード。馬券的な妙味溢れるこの一戦も、言うまでもなく弊社にとっては勝負鞍候補のひとつ。大いなるご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神7R「3歳上500万下」ダ1900m。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的にの1番人気に支持された10番オースミラナキラだった。

『オースミラナキラの前走はおよそ7ヶ月振りの臨戦で36キロ増。スタートから探り探りの気のないレース振りで終始最後方を追走し、勝負どころの3コーナーから徐々に進出を開始。直線に向いた段階でも後方13番手だったが、そこから馬群を縫うように脚を伸ばして一気に進出。かなり乱暴な競馬となったが、それでも終わってみれば勝ち馬とタイム差なしのクビ+アタマ差の3着に追い込むのだから、500万では脚力が明らかに一枚上ということ。良馬場でレースができることもプラス材料だし、何よりここでは唯一の降級馬。ひと叩きで順当に良化したここはあえて逆らう必要なし。迷わず軸馬とする』という見立て。

レースは積極的に5番コパノアラジンの逃げ。差のない番手に外から人気の一角11番ディープオーパスと4番ピスコサワーが併走。以下、6番ハローマイディア、7番ロバストミノル、8番セレッソプリマベラが続く隊列。前掛かりのペースとなったことで1000m通過62秒0のミドルペース。軸馬10番オースミラナキラは慌てず騒がず後方待機。3コーナーあたりから徐々に進出開始。4コーナーでは外の8番手まで押し上げて勝負の直線へ。直線に入ると逃げた5番コパノアラジンをはじめ、番手追走の11番ディープオーパスと4番ピスコサワーが早々に失速し、替わって6番ハローマイディアが先頭に躍り出る。しかしそれも束の間、外から軸馬10番オースミラナキラが明らかに一頭だけ違う脚色でグイグイ伸び、直線半ばでアッサリと交わし、その後は引き離す一方。まさに力が違うという感じのレース内容。焦点となった2着争いだが、ほぼ6番ハローマイディアで決まったと思われたところに伏兵11番デアリングエッジが急追。一旦は差されたかに見えたが、6番ハローマイディアが持ち前の勝負根性を発揮して差し返して2着を確保。クビ差3着に11番デアリングエッジが入線。この結果により「馬連6-10、810円」の的中。あわや不的中だった際どい2着争いとなったが、そんなレースをきっちりモノにしたあたり、まだまだ流れを途切れさせない的中劇だったと言えよう。

他にも土曜阪神12R「3歳上500万下」で的中させ、土日を通じて的中をお届けした先週末。絶好のスタートを切った開幕週までとはいかなかったが、「安心安全のアスコット」の安定感は相変わらず。年末の大一番に向けて流れを途切れさせなかったことは今週以降に必ず繋がってくるだろう。

本年度も残りあとわずか。今週末も興味深い勝負鞍候補が少なくない。残り2週、獲れるところは全て獲り尽くす所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。

12/3 12/4 5回中山・5回阪神・4回中京1日2日目

『提供=的中』となった開幕週 〜日曜中京7R・3歳上500万下〜

今週は阪神で2歳牝馬の女王を決める「阪神ジュベナイルフィリーズ」(G1、芝1600m)が行われる。現状2歳女王に最も近いと目されていたミスエルテが翌週の「朝日杯FS」に出走するため、少々話題性に欠けるが、そのミスエルテと互角の評価を得ているソウルスターリングを筆頭に粒ぞろいのメンバー構成。ミスエルテが不在とはいえ、全体レベルは決して低くない。うら若き少女たちの熱い戦いに注目したい。海の向こう目をやると、香港国際競走が12月11日、シャティン競馬場で行われる。今年も多数日本馬が参戦予定となっており、日本では馬券を買うことも可能になっただけに、それぞれ目を離せない一戦だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京7R「3歳上500万下」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された8番モンドアルジェンテだった。

『前走は中間の動きそのものが完調手前で精々八分程度。骨っぽい相手だったこともあるが、その状態でも3着に力走しており、1000万で0秒3差4着の地力が伊達ではないことを証明してみせた。500万では明らかに一線を画す存在と断言できる。間隔を詰めると良くないタイプでもあり、その点を考慮して前走後はしっかり間隔をあけの臨戦。ここに向けて順調に乗り込みを消化しており、仕上がりは◎。これだけ弱メンバーならば、展開がどうであれ地力で捩じ伏せてくれるだろう』という見立て。

まずハナを切ったのは6番セイカエドミザカ。それに外から10番コパノアラジンが続き、軸馬8番モンドアルジェンテも無理なく好位3番手をがっちりキープ。同様の位置に3番サトノスーペリア、以下、4番クリノエビスジン、14番ガラドリエル、2番エンパイアステートらが続く隊列。1000m通過63秒0ならスローよりのミドルペースとなり、数字通り、先行勢有利の展開となった。理想的な位置で楽に追走した軸馬8番モンドアルジェンテにとっては絶好の流れ。3コーナー過ぎから徐々にペースアップして、前と後ろの間隔が一気に詰まり直線へ。ここで絶好の手応えから追い出された軸馬8番モンドアルジェンテが楽に先頭に立ち、内枠から上手く好位で脚を溜めていた3番サトノスーペリアも脚を伸ばすが、ジリジリと離される一方で直線半ばでもはや勝負あり。焦点は2着争いへ。3番サトノスーペリアがしぶとく粘り、同馬の2着確保は安泰かと思われたが、外からただ一頭だけ鋭く脚を伸ばしてきたのが2番エンパイアステート。3番サトノスーペリアとの脚色の差は歴然でアッサリこれを交わし去り、楽々と2着確保。以下3馬身差3着に3番サトノスーペリア、そこからさらに3馬身1/2差4着に6番セイカエドミザカが入線。この結果により「馬連2-8、1,160円」の的中。断然の1番人気からの組み合わせでこの配当は法外。レース選定、そして力関係を完璧に読み切った予想部のクリーンヒットと言えよう。

開催替わりの開幕ダッシュを誓って臨んだ弊社予想部。無論、的中はこのひと鞍だけではない。他にも土曜阪神7R「3歳上500万下」、翌日曜日は阪神10R「妙見山ステークス」で的中をお届け。終わってみれば勝負鞍における的中率75%を達成。前開催から右肩上がりに調子を上げた流れを途切れさせることなく、月が変わっても好調を堅持して好スタートを切った次第。

また、重賞予想の方も好調。土曜中山11R「ステイヤーズS」は当然としても、注目のG1「チャンピオンズカップ」では6番人気サウンドトゥルーが条件好転とみて軸馬指名。そして近走の不振から10番人気に甘んじていたアスカノロマンもきっちり対抗馬に抜擢。鮮やかに「3連複2-4-8、11,180円」を的中させている。

予想部、そして重賞予想とも『提供=的中』という理想形となった本年度開幕週。しかし、弊社はまだまだ手を緩める気など更々なし。今週末以降も獲って獲って獲り尽くす所存。まずは今週末の提供を手ぐすねひいてお待ちいただきたい。