12/27 12/28 4回中山・5回阪神7日8日目

勢いに乗ったまま年越し ~日曜中山11R・師走ステークス~

2014年度のJRA開催はすべて終了。先週ここで告知した通り、弊社が勝負をかけた2014年開催最終週。その結果を早く知りたいのが人情というもの。さっそく振り返っていこう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山11R「師走ステークス」ダ1800m。軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された12番マスクトヒーローだった。

『前走は距離とコースが合わなかったこともあるが、それ以上に明らかに叩き台という仕上げで度外視できる一戦。3勝を挙げている中山巧者で元来叩き良化型。ここを狙っていたことは間違いなく、ハナを切るノースショアビーチの番手を楽に取れる組み合わせ。持っている能力はハッキリ一枚上。ハンデも手頃なここはまず上位争い必至とみた』という見立て。

逃げたのは大方の予想通り、1番ノースショアビーチ。7番ロングロウが2番手。ほぼ同位置で外から軸馬12番マスクトヒーロー。離れた中団に2番ヒラボクマジック、9番フィールザスマートと有力どころが続く隊列。特に競り合うような先行争いもなく、そのまま1コーナーへ。ほぼ単騎に近いノースショアビーチの淡々とした平均ペースで流れ、向こう正面では後続に10馬身以上離しての逃げ。4コーナー手前でやや息を入れたノースショアビーチに後続各馬が一気に差を詰めて直線へ。息の入ったノースショアビーチが二の脚を使い、突き放しにかかるが、終始3番手追走の弊社軸馬12番マスクトヒーローが楽な手応えから一気に追い出しを開始してノースショアビーチをとらえにかかる。この次点で手応えと伸び脚の差は歴然。坂上でとらえて最終的に1馬身1/2差をつけて1着入線。2着には最後までしぶとく粘った1番ノースショアビーチ。この結果により「馬連1-12、1070円」の的中。土曜にきっちり馬券を獲れると日曜も余裕のある、良い流れと感じるのが馬券購入者の心理。その意味でも土曜の勝負鞍を危なげなく的中で締めくくった意味は大きい。

「良い流れ」で迎えた日曜も阪神6R、阪神7Rと立て続けに的中をお届けし、今年の最終週を勝負鞍における的中率は75%と前週の借りを返した形。まずは上々の首尾と言えよう。

先週末で2014年の競馬開催も終了となったわけだが絶好調だった前年以上の的中率とはいかなかったものの、ほぼ例年のアベレージをマークして大過なく通過。まずは『安心のアスコット』の看板に偽りのないことは証明できたはず。そう自負している。

今年一年、本当にお世話になりました。弊社を代表して心より感謝いたします。有難う御座いました。弊社アスコットシステムズがあるのは全て、会員の皆さまのおかげ。そのことを胸に刻みつけて明くる年を迎える所存。そして、どうかよい年をお迎えくださいますよう、心よりお祈りいたします。明くる2015年もどうか、弊社アスコットシステムズをご愛顧いただけますよう、お願いいたします。

12/20 12/21 4回中山・5回阪神・4回中京5日6日目

プライドをかけて臨む本年最終週

いよいよ今週末に迫った大一番「有馬記念」。近年稀に見る豪華メンバーの顔合わせで、馬券的な興味も尽きない。そんな中、結果はともかくとして主役級はゴールドシップ、エピファネイア、ジャスタウェイ、ジェンティルドンナの4頭。特に牝馬ジェンティルドンナは引退レースで初の中山登場。ここ数年続く『牝馬の時代』を象徴する一頭で、牝馬の引退レース、年齢など不安はあれど、現役最強馬の一頭であることは誰もが認めるところ。得意の東京ではないにせよ、絶対に忘れてはいけない存在と言える。前記、有力どころの壁は厚そうだが、ダービー馬ワンアンドオンリーを筆頭に、確実に力を付けてきたラストインパクト、天皇賞(春)連覇のフェノーメノ、昨年の2着馬ウインバリアシオンなど、他にも伏兵が多数。将来的なことを考えると現時点で古馬相手に互角の勝負を演じている3歳馬が少ないことは寂しいが、「力を付けてきた伏兵扱いの古馬勢が、トップホース4頭にどう挑むか」、その視点で見れば楽しみは尽きない。いずれにせよ、弊社はこの一戦を全社全力をあげて獲りにいく。会員の方々には日々刻々と気持ちを高ぶらせてお待ちいただきたい。

本来なら「それでは本題へ~」というところだが、何としたことか、残念ながら先週末は勝負鞍における的中がなく、およそ4ヶ月振りとなる久々の失態。正直なところ「まさかここで…」という思いは少なからずある。高をくくっていたわけではないが、秋以降の安定した的中から考えて有り得ない流れ。弊社会員の皆様には再三お伝えしていることだが馬券において「流れの良し悪し」は間違いなくある。なぜそういう結果になってしまったのか。敢えてそれを説明するとすれば、「週を通じて流れが悪かった」ということが答え。特に土曜一発目の勝負鞍を「ハナ差」で取りこぼした時点で流れはなかった。これもまた競馬と言うしかない。無論、そのことに対しては痛恨の極み。「申し訳ない」のひと言。しかし、誤解を恐れずに言えば、この結果が3週目でむしろ良かった。本年最終週となる今週末だったとしたら、そう思うと背中を冷や汗が伝う。とにもかくにも『2週連続で悪いことは起きない』というアスコットの伝統は不変。「過去に一度や二度あった」という話ではなく「過去一度もない」と言い切れる純然たる事実。競馬でいえば「4角手前で一瞬脚をタメて直線爆発」というパターン。終わってみれば「そんなこともあった」と笑って言える3週目にする所存。冒頭の「有馬記念」を筆頭に、アスコットシステムズがプライドをかけて臨む本年最終週に絶大なるご期待をお寄せいただきたい。

12/13 12/14 4回中山・5回阪神・4回中京3日4日目

的中のいい流れ続行中 ~土曜中山8R・3歳上1000万下~

先週のG1は2歳女王決定戦の「阪神JF」。世代レベルやレースレベル云々という点について、現時点で語るべきではない。と言うより今はまだわからない。しかし、ただ単に『勝ち方の衝撃度』という点ではなかなかのモノがあった「阪神JF」のショウナンアデラ。ブエナビスタやウオッカ、ヒシアマゾンなどの名牝たちと比較すると可哀想だが、このレースにおける印象度で言えば劣らなかったと言って良いだろう。ラストの瞬発力は相当だった。2着のレッツゴードンキ、3着のココロノアイも当然トップレベルの評価。まだまだ変動のあっても驚けない2歳牝馬戦線だが、順調に年を越せば来春はこれら3頭が主力を形成そうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「3歳上1000万下」ダ2400m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された6番エルマンボだった。

『現級で3戦し2着1回3着1回4着1回と勝ち味の遅さは否めないが、このメンバーでは頭ひとつ抜けた安定感の持ち主。現級勝ち馬も出走してきたが、いずれもムラ駆け傾向のある馬でやはり順当に軸馬はこれだだろう。緩ペースが見えている組み合わせで先行できる強みは絶大。スタミナ十分で距離も馬場も不問。手の合う鞍上で今度こそ決める』という見立て。

レースは内から4番バサラヴォーグがハナを切る勢いだったが、これを外から気合いを付けて10番クールジャイロ、持ったままで13番リーゼントブルースが並走してハナ争い。3角手前の段階で大方の予想通り、13番リーゼントブルースがハナをきる。番手には大外から押して出して行った16番アドマイヤイバマ。ほぼ差がなく10番クールジャイロ、その後に11番アムールスキーが続き好位を形成。軸馬6番エルマンボは出たなりの位置から好位5番手をきっちりとキープ。1週目の正面スタンドを通過する段階でほぼ隊列が決まり、一団のまま1コーナー〜2コーナーへ。2週目に入る手前で中団を追走していた15番オパールパワーが勢い良く外から上がって先頭に立つ。好位勢がこれを追いかける形となり、向正面で一気にペースアップ。そんな緩急の激しい展開にも動ぜず軸馬エルマンボは慌てず騒がず好位後方で脚をタメる形。型通り3コーナーすぎから進出開始。4コーナーで3番手まで押し上げ、抜群の手応えで直線へ。先行からアムールスキーがしぶとく粘っていたが、この段階で手応えの違いが一目瞭然。外からマクリ気味に上がっていった9番コスモナイスガイが脚を伸ばし、直線半ばではエルマンボとコスモナイスガイとのマッチレースに。とはいえ、先に先頭に立った軸馬エルマンボは最後まで手応え良く脚を伸ばして完勝。1馬身1/4差の2着にコスモナイスガイ。この結果により「馬連6-9、1070円」の的中。3着アムールスキーには8馬身差をつけての決着だっただけにまさに見ていて安心安全の的中劇だったと言えよう。

他にも日曜京都7Rなど、土日を通じて相変わらずの安定した的中をお届け。今開催前半を終了した時点で勝負鞍の的中率は50%をキープ。これらの結果から年末開催に入っても『いい流れ続行中』は間違いのないところ。当て続けていれば配当はついてくるもの。好配当的中連打も時間の問題でお届けできるものと確信している。今年の中央競馬も残り2週。無論、弊社は獲れるところは全て獲り尽くす所存。まずは今週末の予想提供を多大なるご期待を持ってお待ちいただきたい。

12/6 12/7 4回中山・5回阪神・4回中京1日2日目

週を締めくくる的中劇 ~日曜中京12R・鳴海特別~

今年のJRA開催も残すところあと3週。今週末のG1は2歳牝馬チャンプ決定戦となる「阪神ジュベナイルF」。まず注目は牡馬相手の「札幌2歳S」3着→「アルテミスS」2着と文句のない内容で大一番を迎えるレッツゴードンキ。特に前走「アルテミスS」は発馬で後手を踏みながら急追してハナ差の2着と負けて強しの競馬。これまでの3戦が自在な立ち回りで全て差のない競馬。今回は阪神マイルとなるが、流れに左右されない自在性もあるだけに好走する可能性が高い。一方「アルテミスS」勝ちのココロノアイは荒削りな面もあり、まだ信頼に足るにはいかないが素質は見劣らず、スムーズな競馬ができれば十分勝気あり。他にもここまで堅実に走っているダノングラシアス、「りんどう賞」勝ちで2戦2勝のコートシャルマン、「ファンタジーS」勝ちのクールホタルビ、「小倉2歳S」勝ちのオーミアリス、新馬を好内容で勝ち上がったロカなど、力拮抗で素質馬揃いの好カード。馬券的な妙味溢れる一戦だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京12R「鳴海特別」ダ1200m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された11番ルミナスウイングだった。

『前2走とも伸び切れず5着に終わったが、ブリンカー効果で行きたがって折り合いを欠き、終いの伸びを欠いた内容。脚を溜めて終いを活かす競馬が持ち味の同馬にとってはいずれも不完全燃焼だった。今回はそのブリンカーを外して臨むだけに、終いの伸びが違ってくる公算大。差しの利く中京1200mなら条件に不足なし。本来の競馬で直線問題なく抜け出してくるはずだ』という見立て。

これといった絶対的な逃げ馬不在のなか、ハナを切ったのは4番ハニードント。2番手は7番プリュム、その後に外12番キクノラフィカ、内3番キングソングの順。想定通りのミドルペースになった。軸馬11番ルミナスウイングは慌てず騒がず馬群で後方待機。発馬で後手を踏んだ2番人気の15番レッドファルクスは向正面でが徐々にポジションを押し上げ、3コーナーでは3番手の絶好位。4コーナー手前からペースアップだが、ルミナスウイングは馬群の中でジッと脚を溜める競馬。直線を向いて各馬追い比べのなか、15番レッドファルクスが外から早めに抜け出しを図る。これを軸馬11番ルミナスウイングが馬群の内目を割ってグイグイ差を詰め、クビ差まで迫ったところでゴール。1着レッドファルクス、2着ルミナスウイングの順。軸馬11番ルミナスウイングは直線でなかなかスペースが開かず、一瞬ヒヤッとしたが刹那的に開いたスペースを迷わず突いて抜け出したあたりは鞍上ムーアの手腕だろう。この結果により「馬連11-15、780円」の的中。土曜日にいくら好調でもキモとなる日曜の結果がイマイチだと気分は優れないのが馬券購入者の心理。その意味でも週ラストの勝負鞍を危なげなく的中で飾った意味は大きい。

開幕週となった先週もキッチリ的中率50%と好調キープ。本年度も残りあとわずか。今週末も興味深い勝負鞍候補が少なくない。残り3週、「一本でも多くの的中」を念頭に、獲れるところは全て獲り尽くす所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。

11/29 11/30 5回東京・5回京都8日9日目

力関係&距離適性を見抜いた的中劇 ~土曜東京8R・3歳上500万下~

今週末のメインは新たに中京にて施行される「ジャパンカップダート」改め、「チャンピオンズカップ」。近年、国際G1とは名ばかりで日本馬のみの争いとなっていたが、これは創設当初の東京2100mから阪神1800mに移行した時点でこの傾向は予想されていたこと。国際化が進んでいる今現在、認識の誤りを認めて左回りのダートに戻したのは賢明な判断だろう。それはそれとして、今年もなかなかのメンバーが顔を揃えた。今年の「フェブラリーS」の覇者で、その後も「かしわ記念」1着→「帝王賞」2着→「JBCクラシック」1着と地方交流のG1で好走を続けるコパノリッキー。同馬が核となることは誰もが異存のないところ。それに対する一番手は、ここにきていよいよ本格化してきたインカンテーション。続いてローマンレジェンド・ワンダーアキュート・ホッコータルマエ・ニホンピロアワーズといった常連組。「JBCクラシック」2着と復調著しいクリソライト。そしてナムラビクター・クリノスターオー・ベストウォーリア・ワイドバッハなど力を付けてきた面々からも目が離せない。一見して大荒れはなさそうなイメージだが、なんせ舞台は展開や流れ次第でどうとでも変わる中京1800mダート。全く予断は許されない。弊社は馬券的な妙味尽きないこの一戦も勝負鞍候補のひとつとして捉えている。大いなる期待をお持ちのうえ、一週間をお過ごしいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京8R「3歳上500万下」ダ1600m。軸馬として期待したのは上位拮抗のなか、最終的に1番人気に支持された15番エーシンサファイアだった。

『現級勝ちを含め、勝ち鞍は1400mまでだが、追走に脚を使わされている近走を見る限り、今回のマイルへの距離延長はプラスになる公算が高い。ダートへの適性は近2走で証明済。地力上位と思える馬も不在で展開面からも楽に先行できそうな今回、手の合う鞍上の手腕で好位から押しきりに期待したい』という見立て。

レースは9番パワーショットが積極的に逃げる展開。35.5-47.8-60.4~上がり48.6-36.0というこのクラスでは普通のミドルペース。軸馬15番エーシンサファイアは好スタートを決めて出たなりの位置で自然と2番手を確保。以下、4番ザンブローネ、6番ユキノビリーブ、8番カンタベリーマーチ。人気を分け合っていた3番トウカイビジョンは積極的なレース運びで6番手追走。隊列はほぼ変わらず4コーナーから直線。逃げたパワーショット楽に交わし、先頭に立ったエーシンサファイアが押し切り態勢に入るが、終始エーシンサファイアをマークする形だったトウカイビジョンと2頭の追い比べ。最後はトウカイビジョンが競り勝ち1着入線。2着にエーシンサファイア、3着にはジリジリと脚を伸ばした16番メガオパールカフェ。今の東京ダートは極端な差し・追い込みが決まりにくいこともあり、4角の段階で好位のポジションを取れた3頭での決着。この結果により「馬連3-15、640円」の的中。人気サイドでの決着だったが、大本線での的中だったこともあり、大きく張り込んでいた方も多かったようだ。鞍上人気も加味して結果的に1番人気に支持されたが、力関係&距離適性を見抜き、躊躇なく軸馬に据えた予想部の洞察力が産んだ的中と言えよう。

東京・京都開催最終週となった先週末。結果論だが日曜日2鞍の取りこぼしが痛恨だったのは事実。ハナ差やクビ差、ほんの少し噛み合わなかっただけで流れが大きく変わるのが競馬とはいえ、いささか物足りない開催最終週ではあった。とはいえ、先週を差し引いても、開催を通じては相変わらずの安定感で開催を終えることができた。先週の歯痒いような結果は全て、本年最終となる5回中山・5回阪神・4回中京開催においてお返しする所存。会員の方々には、弊社がプライドをかけて臨む今週末以降に多大なるご期待をお寄せいただきたい。