12/6 12/7 4回中山・5回阪神・4回中京1日2日目

週を締めくくる的中劇 ~日曜中京12R・鳴海特別~

今年のJRA開催も残すところあと3週。今週末のG1は2歳牝馬チャンプ決定戦となる「阪神ジュベナイルF」。まず注目は牡馬相手の「札幌2歳S」3着→「アルテミスS」2着と文句のない内容で大一番を迎えるレッツゴードンキ。特に前走「アルテミスS」は発馬で後手を踏みながら急追してハナ差の2着と負けて強しの競馬。これまでの3戦が自在な立ち回りで全て差のない競馬。今回は阪神マイルとなるが、流れに左右されない自在性もあるだけに好走する可能性が高い。一方「アルテミスS」勝ちのココロノアイは荒削りな面もあり、まだ信頼に足るにはいかないが素質は見劣らず、スムーズな競馬ができれば十分勝気あり。他にもここまで堅実に走っているダノングラシアス、「りんどう賞」勝ちで2戦2勝のコートシャルマン、「ファンタジーS」勝ちのクールホタルビ、「小倉2歳S」勝ちのオーミアリス、新馬を好内容で勝ち上がったロカなど、力拮抗で素質馬揃いの好カード。馬券的な妙味溢れる一戦だ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京12R「鳴海特別」ダ1200m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された11番ルミナスウイングだった。

『前2走とも伸び切れず5着に終わったが、ブリンカー効果で行きたがって折り合いを欠き、終いの伸びを欠いた内容。脚を溜めて終いを活かす競馬が持ち味の同馬にとってはいずれも不完全燃焼だった。今回はそのブリンカーを外して臨むだけに、終いの伸びが違ってくる公算大。差しの利く中京1200mなら条件に不足なし。本来の競馬で直線問題なく抜け出してくるはずだ』という見立て。

これといった絶対的な逃げ馬不在のなか、ハナを切ったのは4番ハニードント。2番手は7番プリュム、その後に外12番キクノラフィカ、内3番キングソングの順。想定通りのミドルペースになった。軸馬11番ルミナスウイングは慌てず騒がず馬群で後方待機。発馬で後手を踏んだ2番人気の15番レッドファルクスは向正面でが徐々にポジションを押し上げ、3コーナーでは3番手の絶好位。4コーナー手前からペースアップだが、ルミナスウイングは馬群の中でジッと脚を溜める競馬。直線を向いて各馬追い比べのなか、15番レッドファルクスが外から早めに抜け出しを図る。これを軸馬11番ルミナスウイングが馬群の内目を割ってグイグイ差を詰め、クビ差まで迫ったところでゴール。1着レッドファルクス、2着ルミナスウイングの順。軸馬11番ルミナスウイングは直線でなかなかスペースが開かず、一瞬ヒヤッとしたが刹那的に開いたスペースを迷わず突いて抜け出したあたりは鞍上ムーアの手腕だろう。この結果により「馬連11-15、780円」の的中。土曜日にいくら好調でもキモとなる日曜の結果がイマイチだと気分は優れないのが馬券購入者の心理。その意味でも週ラストの勝負鞍を危なげなく的中で飾った意味は大きい。

開幕週となった先週もキッチリ的中率50%と好調キープ。本年度も残りあとわずか。今週末も興味深い勝負鞍候補が少なくない。残り3週、「一本でも多くの的中」を念頭に、獲れるところは全て獲り尽くす所存。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。