2回東京・3回京都・1回新潟1日・2日目

3連複有効活用 ~土曜京都12R・4歳上1000万下~

「桜花賞」~「皐月賞」に続く今週末のメインは「天皇賞(春)」。主役は歴戦の古馬陣に代わり、我が国最長距離3200mのステイヤー決戦となる。流れは緩くても「ただ単なる瞬発力勝負にはならない」点がこのレースの最大の特徴。さすがに3200mともなるとそれ相応のスタミナ能力が要求される。そこが2400mあたりのレースとは根本的に違うところ。人気は現役最強世代のビッグネームと言えるトゥザグローリー・ペルーサ・エイシンフラッシュ・ヒルノダムール、そしてローズキングダム等に集中するが、この一戦に関してはキャリアがモノを言うケース多々。最強の4歳牡馬陣とて安閑としてはいられない。オウケンブルースリ・マイネルキッツの両長距離G1ウイナーをはじめとするベテラン陣からも当然、目は離せない。いずれにしろ馬券的にも非常に興味深い一戦となることは間違いなし。情報提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都12R「4歳上1000万下」ダート1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気の14番ツルマルスピリットだった。

『このクラスっとしてはレベルの高くない組み合わせ。この程度のメンバーなら休み明け叩き型通り良化してきたツルマルスピリットが軸馬。スッと前に行く器用さがあり展開に左右されないタイプ。この鞍上とは【2・2・3・1】という相性の良さで1800mもベスト。信頼に足る存在だ』という見立て。

レースは外枠からダッシュを利かせた15番クリストフォルスの逃げ。2番手に1番人気の8番ユジェニックブルーが続き、軸馬ツルマルスピリットはそれを直後でマークする形。淡々とした平均ペースで流れ、4コーナーではユジェニックブルーが早々と先頭に立つ。その勝負どころでツルマルスピリットは一瞬気を抜く悪癖を出してしまった。結果的にはこれが痛恨。直線で抜け出したユジェニックブルーを、中団から徐々に進出してきた4番キャプテンマジンが追う。ツルマルスピリットも態勢を立て直して伸びてきたが、やはり4コーナーのロスが大きく3着まで。ゴール前キャプテンマジンが2馬身半も突き抜けて1着。2着にはユジェニックブルーが残った。この結果により3連複4-8-14、1100円の的中。ユジェニックブルーとの2頭軸3連複を提供した予想部の作戦勝ちという印象。買い目が絞れる3連複は時として有効な武器となることを示した一例と言えよう。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜京都7R「馬連6-14、320円」の本線的中。また現在絶好調をキープしている重賞でも高い自信度で当然の的中。更に、勝負鞍ではなかったものの、土曜東京7Rでは「馬連1-6、3020円」の好配当的中。日曜日の勝負鞍で取りこぼしたため、『開催初週で大団円!』とはいかなかったものの、関東圏の競馬再開となった先週末をまずは無難に乗り切った、という印象。

冒頭に触れた「天皇賞(春)」をはじめ、今週末には馬券的な妙味十分の勝負鞍候補が目白押し。春競馬の佳境を迎え、臨戦態勢整った弊社アスコットシステムズに多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回阪神7日・8日目・3回小倉1日・2日目

手応え十分のひと鞍 ~日曜小倉8R・4歳上500万下~

本来なら「桜花賞」の翌週に行われる「皐月賞」だが、今年は東日本大震災から派生する中山競馬の中止により一週順延。23年ぶりに東京競馬場で施行されることになった。これを「単に一週遅れで中山から東京に替わるだけ」などと考えるのは大間違い。なぜなら、舞台はあの東京2000mなのだから。中山1600mと並び『JRA二大不公平コース』と称される難所中の難所。ある超一流ジョッキーによると「12番から外を引いた瞬間勝ちを諦める」ほどの外枠絶対不利のコース形態。「1番と18番ではざっと考えて7・8馬身の差がある」というのがジョッキーたちの実感だ。ただでさえ傑出馬不在の大混戦と謳われる今年の「皐月賞」。上位人気が予想されるオルフェーヴルにしろサダムパテックにしろナカヤマナイトにしろ、12番より外枠を引いた場合は『危険な人気馬』に変わることを忘れてはならない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉8R「4歳上500万下」ダート2400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気となった3番ウインスカイハイだった。

『ここにきて気性面の成長が窺えるウインスカイハイが軸馬。以前は気を抜くような面のあった馬だが、前走は勝ち馬に交わされてからも諦めることなく最後まで渋太く粘り2着を確保。ダートの長距離戦に適性を見出した印象だ。ここは明らかに先行有利の組み合わせ。このタイプに鞍上中舘は心強く、危なげなく押し切ってくれるはずだ』という見立て。

レースは最内から主張したヒラボクエースの逃げ。半マイルから49.6-63.6~レース上がり50.3-38.2という平均ペースになった。2番手に2番バルトーロが続き、軸馬ウインスカイハイはその直後をガッチリと手綱をおさえて追走。普通ならマクリ合いとなる競走条件だが、このレースに関しては至って静か。ウインスカイハイは持ったまま2番手に上がり直線を向く。完全な勝ちパターンかと思えたが、ここで先行名人・中舘らしからぬ凡ミス。手応えの良さに騙されたのか、何と後続が迫ってくるのを待って追い出すという愚挙に出た。中舘といえば万人が認める『追って味のない乗り役』。このレースに関しては早く先頭に立って引き離すだけ引き離す策が正解だった。案の定、ゴール前の大接戦で追い負けてアタマ・クビの3着に惜敗してしまう。勝ったのは好位から伸びた1番人気の8番ジャストザシーズン。2着には後方から追い込んできた4番シルクマッドネスが入った。残念ながら馬連とのダブル的中は逃してしまったが、この結果により「3連複3-4-8、2800円」の好配当的中。弊社の得意とする2頭軸3連複が図に当たり、久しぶりに会員の方々にご納得いただける配当をお届けすることができた。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜小倉11R「桜島S」馬連3-4、1060円など、『当て頃、外し頃』という配当を的確に仕留めた予想部。完全復調とは言い切れないものの、一時の悪い流れを断ち切ったことは間違いない。今週末からの東京・京都開催といえばG1が連なる佳境中の佳境。また、弊社が稼ぎどころとする関東ローカル・新潟開催も開幕する。自らの力で苦境を脱した弊社予想部に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回阪神5日・6日目・2回小倉11日・12日目

ここから反転大攻勢が始まる ~日曜小倉6R・3歳500万下~

レーヴディソールの離脱により混戦ムードを謳われた「桜花賞」だが、終わってみれば2番人気マルセリーナ-1番人気ホエールキャプチャの決着。3着にも4番人気のトレンドハンターが入り至極順当な結末となった。『大山鳴動して鼠一匹』とはまさにこのこと。そうなった最も大きな原因は、前半46秒7~後半47秒2という絵に描いたような平均ペースになったこと。その流れを作った吉田豊=フォーエバーマークの功績と言える。いわゆる「位置取りによる有利不利の発生しない流れ」で、強ければどこからでもくる。逆に弱い馬はどこにいてもこない、ということ。その中で、上位3頭の着順を分けたのは枠順以外には考えられない。イン追走からパカッと開いた馬群を突き抜けた勝ち馬。対して2・3着馬は外枠発走から終始外々を回る形。逃げたフォーエバーマーク以外は馬群が凝縮し、一度もインに入れなかったことが大きく響いた。いずれにしても上位3頭の実力が抜けていることは間違いなく、「オークス」もその3頭で決まる公算が極めて高い。後は距離適性の問題だが、血統面から言えば松田博厩舎勢がハッキリ優位だ。絶好調の弊社重賞予想にとっては与しやすい一戦だった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜小倉6R「3歳500万下」ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった1番スマートルシファーだった。

『3カ月の休み明けとなるスマートルシファーだが、先月上旬の初時計を皮切りに調教量十分。仕上がりに関しては何の心配もいらない。ダートは前々走の「未勝利」が持ったまま2着以下を6馬身も千切る圧勝。昇級の前走は2着惜敗だが、勝ったのがあのトレンドハンターでは仕方のないところ。また3着馬はすでに現級を勝ち上がっている。ローカルのメンバーとは一線を画す実力の持ち主。ここはインから出たなりの先行策で危なげなく押し切れるはずだ。当然の軸馬』という見立て。

レースは最内からスタートを決めた軸馬スマートルシファーの有無を言わせぬ逃げ。3Fから順に36秒3-49秒2-61秒6~レース上がり50秒3-37秒9という平均ペース。2番手に15番リリーファイアーがつけ、以下2番マリブスター、14番ウアジェトという並び。3コーナーからスマートルシファーが加速すると後続は追走に汲々という感じ。直線はまさにスマートルシファーの独壇場。楽々と突き放し、最後は2着以下に4馬身の大差をつける圧勝。3コーナーすぎに2番手に上がったマリブスターが2着を確保。そこから半馬身差の3着に追い込んできた11番コスモイーチタイムという決着。この結果により「馬連1-2、660円」の的中。地味めな配当ではあるが、日曜日一発目の勝負鞍ということもあり、会員の方々と弊社にとってはひと安心というところ。

日曜日は続く阪神10R「堺S」も「馬連6-12、420円を一点目の大本線にて的中と、予想部による勝負鞍は2戦2勝。かつてない不調を脱し、ようやく光明が差してきた感じ。配当的にはまだまだ物足りないものの、『当たり癖をつける』という意味では貴重な連続的中と言えよう。今週末以降の完全復調が大いに期待できる。

他でも重賞をはじめ、勝負鞍ではなかったものの土曜小倉10R「ネモフィラ賞」馬連3-5、2590円。また日曜小倉11R「博多S」馬連1-12、610円など、的確な的中をお届けしている。反転大攻勢に打って出る今週末以降の弊社に多大なるご期待をお寄せいただきたい。

2回阪神3日・4日目・2回小倉9日・10日目

絶好調の重賞予想 ~日曜阪神12R・ダービー卿CT~

中山開催が中止となり、場所を替えて阪神での施行となった「日経賞」。そのためもあり例年以上の好メンバーが揃い必見の一戦となった。そこをインの好位からズバッと抜け出し、更に2馬身半も引き離したトゥザグローリーの強さは格別。この馬を見ていると「馬は変わっていくもの」という思いが強くなる。「ダービー」前の「青葉賞」では持ったまま抜け出したペルーサに4馬身も置いて行かれたのだが、暮れの「有馬記念」になると逆に3/4馬身の先着を果たす。そしてこの日は楽々と突き抜け、追い込んできたペルーサに2馬身半もの差をつけた。単純に考えて、ペルーサを計りにすると1年弱の間に7馬身1/4も強くなった、ということ。現役最強の4歳牡馬陣において、ヴィクトワールピサと同列の位置までのし上がったトゥザグローリー。堂々の主役として「天皇賞・春」に駒を進める。さて、1番人気→2番人気→3番人気で決まったこの「日経賞」。全く自慢にもならないが、弊社は◎→○→▲で「3連単1→5→9、930円」を一点目の大本線にて的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「ダービー卿CT」G3・芝1600m。ここで弊社が軸馬として期待したのは2番人気になった5番ライブコンサートだった。
『かなり低調なメンバー構成。軸馬は昨秋以降芝1600mで「富士S」2着、「マイルCS」5着、「京都金杯」3着と堅実な星を残しているライブコンサート。中でもスマイルジャック・トゥザグローリー・ジョーカプチーノ・キンシャサノキセキというG1級に先着した「マイルCS」の内容が秀逸。当時、ここ出走のキョウエイストームは問題にしていない。「京都金杯」で経験済みの57.5キロは何ら心配なし。阪神芝【3・2・0・4】のコース実績も心強い材料だ。前走の「フェブラリーS」0秒9差7着は好走の部類だが、やはり芝でこそのタイプ。条件が揃ったここで見逃す手はない。好位抜け出しが期待できる』という見立て。

レースは好枠からハナを主張した3番ブリッツェンが行き切る形。2番手に6番ダイシングロウがつけ、軸馬ライブコンサートはインの4番手という絶好の位置を占めた。半マイル通過47秒6~上がり半マイル45秒7というスローペース。さすがにこの流れだと先行勢の脚いろは簡単には鈍らない。中でも単騎逃げに持ち込んだブリッツェンは粘りに粘る。それを4コーナーで最内に叩き込んだライブコンサートが、1頭分だけ外に出て猛追。更に外から4番キョウエイストーム、10番スマートステージが殺到。最後は4頭ほぼ横一線のゴール。写真判定の結果ハナ・クビ・ハナの僅差で1着ブリッツェン、2着ライブコンサート、3着キョウエイストーム、4着スマートステージの順。この結果により「馬連3-5、6060円」の好配当的中となった。『スランプを脱した今ならオープンでも目を離せない』として、8番人気ブリッツェンを対抗馬に取り上げたことが見事な的中を呼んだ。長く記憶に残るひと鞍と言えよう。

今年に入ってからもほぼ毎週のように重賞で的中をお届けしており、昨年からの好調をキープし続けている重賞予想。これはこれで今後とも全く心配なし。問題は予想部による勝負鞍の低迷ぶり。会員の皆様申し訳ございませんでした。言い訳を口にするのは簡単だが、ここは歯を食いしばって前を向くのみ。今週以降の反転攻勢をご期待いただきたい。

このタイミングで迎える春のG1シリーズだが、幸いにも前記の通り重賞予想の方は絶好調。折しも今週末の「桜花賞」は大本命馬レーヴディソールの骨折→戦線離脱により大混戦ムード。押し出される形でホエールキャプチャ・マルセリーナあたりが人気になるが、ともにトライアルを含む前哨戦をパスしての参戦となる。「桜花賞」において、このローテーションは大きな割り引き材料。たとえそれが「予定通り」であっても、過去のデータから強くは推せない。他に目を転じても「チューリップ賞」2着のライステラスは勝ったレーヴディソールに4馬身は千切られた馬。3着メダタシ、4着タガノラヴキセキ、5着ビッグスマイルとはクビ・ハナ・クビの僅差で、とてもではないが抜けた存在とは言えない。また、「フィリーズレビュー」組はそもそも低レベル。勝ったフレンチカクタス以下全て、信頼性は高くない。従って例年なら大きく評価が落ちる別路線からの組にも、今年に関してはチャンスあり。こう考えてくると単勝候補が十指に余る大混戦。レースレベル云々とは別の次元で、馬券的な妙味は尽きない一戦となる。この難関に挑む重賞予想に激アツのご期待をお寄せいただきたい。そしてもちろん、予想部による勝負鞍の大反発からも、一瞬たりとも目を離さないでいただきたい。