2回阪神3日・4日目・2回小倉9日・10日目

絶好調の重賞予想 ~日曜阪神12R・ダービー卿CT~

中山開催が中止となり、場所を替えて阪神での施行となった「日経賞」。そのためもあり例年以上の好メンバーが揃い必見の一戦となった。そこをインの好位からズバッと抜け出し、更に2馬身半も引き離したトゥザグローリーの強さは格別。この馬を見ていると「馬は変わっていくもの」という思いが強くなる。「ダービー」前の「青葉賞」では持ったまま抜け出したペルーサに4馬身も置いて行かれたのだが、暮れの「有馬記念」になると逆に3/4馬身の先着を果たす。そしてこの日は楽々と突き抜け、追い込んできたペルーサに2馬身半もの差をつけた。単純に考えて、ペルーサを計りにすると1年弱の間に7馬身1/4も強くなった、ということ。現役最強の4歳牡馬陣において、ヴィクトワールピサと同列の位置までのし上がったトゥザグローリー。堂々の主役として「天皇賞・春」に駒を進める。さて、1番人気→2番人気→3番人気で決まったこの「日経賞」。全く自慢にもならないが、弊社は◎→○→▲で「3連単1→5→9、930円」を一点目の大本線にて的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神12R「ダービー卿CT」G3・芝1600m。ここで弊社が軸馬として期待したのは2番人気になった5番ライブコンサートだった。
『かなり低調なメンバー構成。軸馬は昨秋以降芝1600mで「富士S」2着、「マイルCS」5着、「京都金杯」3着と堅実な星を残しているライブコンサート。中でもスマイルジャック・トゥザグローリー・ジョーカプチーノ・キンシャサノキセキというG1級に先着した「マイルCS」の内容が秀逸。当時、ここ出走のキョウエイストームは問題にしていない。「京都金杯」で経験済みの57.5キロは何ら心配なし。阪神芝【3・2・0・4】のコース実績も心強い材料だ。前走の「フェブラリーS」0秒9差7着は好走の部類だが、やはり芝でこそのタイプ。条件が揃ったここで見逃す手はない。好位抜け出しが期待できる』という見立て。

レースは好枠からハナを主張した3番ブリッツェンが行き切る形。2番手に6番ダイシングロウがつけ、軸馬ライブコンサートはインの4番手という絶好の位置を占めた。半マイル通過47秒6~上がり半マイル45秒7というスローペース。さすがにこの流れだと先行勢の脚いろは簡単には鈍らない。中でも単騎逃げに持ち込んだブリッツェンは粘りに粘る。それを4コーナーで最内に叩き込んだライブコンサートが、1頭分だけ外に出て猛追。更に外から4番キョウエイストーム、10番スマートステージが殺到。最後は4頭ほぼ横一線のゴール。写真判定の結果ハナ・クビ・ハナの僅差で1着ブリッツェン、2着ライブコンサート、3着キョウエイストーム、4着スマートステージの順。この結果により「馬連3-5、6060円」の好配当的中となった。『スランプを脱した今ならオープンでも目を離せない』として、8番人気ブリッツェンを対抗馬に取り上げたことが見事な的中を呼んだ。長く記憶に残るひと鞍と言えよう。

今年に入ってからもほぼ毎週のように重賞で的中をお届けしており、昨年からの好調をキープし続けている重賞予想。これはこれで今後とも全く心配なし。問題は予想部による勝負鞍の低迷ぶり。会員の皆様申し訳ございませんでした。言い訳を口にするのは簡単だが、ここは歯を食いしばって前を向くのみ。今週以降の反転攻勢をご期待いただきたい。

このタイミングで迎える春のG1シリーズだが、幸いにも前記の通り重賞予想の方は絶好調。折しも今週末の「桜花賞」は大本命馬レーヴディソールの骨折→戦線離脱により大混戦ムード。押し出される形でホエールキャプチャ・マルセリーナあたりが人気になるが、ともにトライアルを含む前哨戦をパスしての参戦となる。「桜花賞」において、このローテーションは大きな割り引き材料。たとえそれが「予定通り」であっても、過去のデータから強くは推せない。他に目を転じても「チューリップ賞」2着のライステラスは勝ったレーヴディソールに4馬身は千切られた馬。3着メダタシ、4着タガノラヴキセキ、5着ビッグスマイルとはクビ・ハナ・クビの僅差で、とてもではないが抜けた存在とは言えない。また、「フィリーズレビュー」組はそもそも低レベル。勝ったフレンチカクタス以下全て、信頼性は高くない。従って例年なら大きく評価が落ちる別路線からの組にも、今年に関してはチャンスあり。こう考えてくると単勝候補が十指に余る大混戦。レースレベル云々とは別の次元で、馬券的な妙味は尽きない一戦となる。この難関に挑む重賞予想に激アツのご期待をお寄せいただきたい。そしてもちろん、予想部による勝負鞍の大反発からも、一瞬たりとも目を離さないでいただきたい。