6/23 6/24 2回福島3日4日目・3回阪神7日8日目・1回函館5日6日目

望外な好配当 ~日曜阪神11R・宝塚記念~

春の中央開催の最終週となった先週末。まさしく節目とも言える週に、青天の霹靂としか思えないような勝負鞍において的中なしという不本意な結果。まずはそのことについて深く陳謝いたします。本当に申し訳ありませんでした。「たら・れば」がナンセンスなのは百も承知ではあるが、本来であれば2鞍は的中をお届けできた週。常日頃から「安心・安全のアスコット」とご信頼をいただいている弊社に対し、少しでも不安なお気持ちにさせてしまったこと。重ねてお詫び申し上げます。

とはいえ、弊社らしい的中がなかったわけではない。そのひとつ、G1「宝塚記念」(日曜阪神11R・芝2200m)を斬る。前半戦を締めくくるこの一戦で弊社が軸馬として期待したのは2番人気となった7番ルーラーシップだった。

『香港で悲願のG1制覇を成し遂げてきたルーラーシップが軸馬。帰国後の調整は至極順調。状態に関しては快調のひと言。寸分の狂いもなく仕上がっている。元々超ハイレベルの5歳牡馬陣でもポテンシャルの高さは一・二と評価されていた逸材。ようやく完全本格化を迎えた今なら、このメンバーの全てを力対力の勝負で凌駕する可能性が高い。正攻法からの押し切り期待』という見立て。

軸馬ルーラーシップが1馬身の出遅れ。しかし、1コーナーまでの長い直線ですぐに挽回。好位直後という位置取りになった。宣言通り16番ネコパンチが逃げる。以下離れて5番スマイルジャック、9番ビートブラックという並び。注目の11番オルフェーヴルは後方寄りの内めで折り合いをつける。ネコパンチの逃げは1000m通過58秒4。展開を言い訳にできない速めの流れとなった。ルーラーシップ=ウィリアムズは3コーナーすぎから大外を回って追い上げる勝ちに行く競馬。直線に入るとすぐに先頭。後は地力で押し切る作戦だったが、この時ガラ開きのイン寄りを通って強烈に伸びてきたのがオルフェーヴル。その脚の速さは「さすが」と言うしかない。アッと言う間に2馬身突き抜けて1着ゴール。ルーラーシップも最後まで諦めずに脚を使って危なげなく2着を確保。更に1馬身1/4差で3着には2番ショウナンマイティが後方から直線一本で追い込んできた。この結果により「3連単11→7→2、11550円」の的中。オルフェーヴルの見事な復活とともに、記憶に残るひと鞍となった。

また、勝負鞍ではなかったものの、日曜函館10R「長万部特別」3歳上500万下・芝1200mでは4番人気イトククリを軸馬に指名「馬連7-10、930円」を本線にて的中している。

お付き合いの長い会員の方なら先刻ご承知の通り、弊社アスコットシステムズは創設以来ただの一度も「2週続けて悪い結果を出したことはない」。それだからこそ、あえてここは声を大にして言う。今週末は『とてつもないことになる』と。会員の方々にはいつも以上のご期待をお願いしておく。

6/16 6/17 2回福島1日2日目・3回阪神5日6日目・1回函館3日4日目

前半戦最後の大一番へ ~土曜福島8R・3歳上500万下~

今週末に迫った前半戦最後のG1「宝塚記念」。依然として明言は避けられているが、注目のオルフェーヴルも出走してくる可能性が高い。そのオルフェーヴル。「阪神大賞典」のあの走り。そして「天皇賞・春」11着と今期は『ご難続き』。捲土重来を期す陣営の懸命の調整が功を奏するのか。様々な意味で主役はやはりこの馬。しかし、同馬が他世代を含めても別格とは言い切れない。中でも現役最強世代の5歳牡馬陣は今回も強力。香港で悲願のG1制覇を成し遂げたルーラーシップ。「鳴尾記念」で本来の実力を誇示したトゥザグローリー。更に「天皇賞・春」を圧勝したビートブラック。ダービー馬エイシンフラッシュ。新進気鋭フェデラリストなど、まさに多士済々の顔触れ。紅一点ホエールキャプチャ、3歳馬マウントシャスタの参戦も興味深い。例年以上のメンバーレベルで馬券的にも妙味十分のこの一戦。当日、弊社が導き出す結論を楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島8R「3歳上500万下」ダート1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは4番人気となった10番フォーミーだった。

『休み明けを2戦して状態良化。このタイミングうで降級を迎えたフォーミーが軸馬。現級のローカル1700mダート3・1着の実績があり、このコース替わりは何よりの強調材料。差して勝負する馬だが、時計の速い重・不良馬場を得意としている点も心強い。逃げる人気のセニョリータを目標にキッチリと差し切ってくれるはずだ』という見立て。

レースは予想通り8番セニョリータの逃げ。平均的なラップとなり、軸馬フォーミーは例によって後方からレースを進める。淡々と逃げるセニョリータを目がけ、3番ブルーメリディアンが向正面一気の大マクリを打つ。結果的に、フォーミーはここで仕掛け遅れの形。4コーナーから直線に入ってもセニョリータの逃げ脚は衰える気配すらなし。そのまま悠々の1着ゴール。ブルーメリディアンは最後一杯一杯になったが、4コーナーまでの貯金が利いて3馬身差の2着確保。大外を追い込んだ軸馬フォーミーだが、2着から1馬身3/4差の3着まで。この結果により、「3連複3-8-10、1730円」の的中。『~展開面だけでいえば脚質が決まっている強力先行馬セニョリータに分がありそうなメンバー構成。~ここは3連複に妙味アリ』としたことが好配当的中に結びついた。

微妙な天候&馬場状態となった先週末だが、土曜日を連勝で折り返し、終わってみれば勝負鞍における的中率75%を達成した弊社予想部。今年の夏のローカルもまずは順調な滑り出しと言えよう。今週末以降は、皆さまが熱望する好配当連続的中を現実のものとしていく所存。そしてもちろん、大一番「宝塚記念」もお忘れなく。続々と勝負どころが控える今週末以降にご注目いただきたい。

6/9 6/10 3回東京・3回阪神3日4日目・1回函館1日2日目

稼ぎどころの夏場ローカルへ ~土曜阪神7R・3歳上500万下~

短期免許を取得して来日する外国人騎手が全て巧者などと言うつもりはない。中には眉をひそめるような『ド下手』も混ざっている。しかし、現在稼働中のオーストラリア、C・ウィリアムズは紛れもない名手。かつて来日した同国のM・ロバーツと同タイプで、「それまで差していた馬に騎乗して半ば強引に先行策→ゴール前脚が上がった騎乗馬を叱咤激励&腕っぷしの強さで何とか保たせる」。これが常套手段。見た目は決してカッコいいものではないが、そんなことはお構いなし。結果勝てばそれでOK、という感じ。「エプソムC」トーセンレーヴがまさにそのパターンだった。同じことを並みの日本人騎手がやっていたら、恐らく掲示板もなかったはず。まさにC・ウィリアムズの真骨頂と言える騎乗。逆に差して味のある騎手ではないので、追い込み一手の馬に乗ってきた時は人気に関係なく消し。とも考えられる。そのあたりはご注意いただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神7R「3歳上500万下」ダート・1400m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは2番人気となった1番ホクセツダンスだった。

『メンバー中降級馬は2頭。言うまでもなくその2頭は外せない。中でも前々走で今回と同じ阪神1400mダートを2着しているホクセツダンスが軸馬。1分22秒8という速い持ちタイムがあり、予想される高速決着には何ら不安なし。位置取り不問で展開にも注文はつかないタイプ。500万の牝馬限定戦なら当然の期待だ』という見立て。

内からハナに立ちかけた2番ワイキキブリーズを、1番人気となった8番ナムラアピアが交わして逃げ態勢。軸馬ホクセツダンスはそれを見る形の3番手、絶好位。3F通過34秒4の平均的な流れ。先団の馬順はほとんど変わらないまま4コーナーから直線へ。快調に逃げ脚を伸ばすナムラアピア。それを目標にホクセツダンスが猛追。残り200mは完全なマッチレースとなり、最後は2頭体を合わせてゴール。写真判定の結果ハナ差、ナムラアピアが凌いで1着。惜敗したホクセツダンスだが、3着5番オメガセニョリータとの着差は3馬身。全く危なげのない走りだった。この結果により「馬連1-8、240円の一点目、大本線による的中となった。

週を通じて全体的に難解だった先週末。先述の阪神7Rは非常に地味な的中配当ではあるが、この時期の条件戦は降級馬と3歳馬が圧倒的に強さを発揮するもの。それがため、必要以上に人気が集中する。このレースがまさにそのパターンだった。残念ながら配当まで操作することはできない以上、これはこれで由とするしかあるまい。

阪神開催は3週残しているが、春の東京開催は先週末をもって終了。今週末からは舞台を福島に移し、いよいよ本格的な夏のローカル開催の開幕となる。お付き合いの長い会員の方ならよくご存知の通り、弊社アスコットシステムズはこの時期を莫大な稼ぎどころとしてきた。「夏のローカルは馬券休み」という方も少なくないようだが、我々に言わせれば『もったいない』のひと言。むしろここからが大勝負、なのだ。手ぐすねを引いて待っていた夏競馬。まずはその入り口となる今週末を楽しみにお待ちいただきたい。

6/2 6/3 3回東京・3回阪神1日2日目

獲るべきところは確実に獲る ~日曜東京10R・ホンコンJCT~

ドナウブルー14番人気10着、アパパネ4番人気16着、マルセリーナ11番人気17着。「安田記念」に参戦した牝馬3頭の結果がこれ。いずれも牝馬限定G1で実績を残してきた実力馬だが、今回に関しては完全に力負け。牡馬混合の東京マイルG1がどれほど過酷か、ということを改めて思い知らされる。特に今回のような速い流れになると、何よりも要求されるのが底力。「展開の利」などは有り得ない世界。この結果はある程度予想できるものだった。今さらながらウオッカやダイワスカーレット、そしてブエナビスタの偉大さを痛感させられる。それにしても、ストロングリターンが制した「安田記念」後の「ユニコーンS」も同じ堀宣行厩舎所属、同じ福永祐一騎手騎乗、同じ2枠4番。おまけに馬名の頭3文字「ストロ」まで一緒のストローハットが勝つのだから面白い。オカルトではないが、こんなこともあるんですねぇ……。

それでは本題へ。今週斬るのは日朝東京10R「ホンコンJCT」3歳上1000万下・芝2000m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった10番グルヴェイグだった。『本日イチオシの勝負鞍。確実にオープンまでいくグルヴェイグにとって、勝って同条件のここは文字通り勝ち毒の一戦。休み明け叩き更にデキを上げてきた以上、逆らってはいけない。確信の軸馬とする。これまで掲示板を外したのは「オークス」「エリザベス女王杯」の両G1と、休み明けの前々走のみ。以外【3・2・1・0】という抜群の安定感。決め手の違いでアッサリとケリをつける』という見立て。

レースは最内メジロマリアンがハナを切って1000m通過61秒6のスローペース。6番ラガーアンバー、3番ピサノカルティエと続き、軸馬グルヴェイグはその直後を占めた。そのままの馬順で淡々と進み、レースが動いたのは直線に入ってから。まずはピサノカルティエが先頭に立つ。そのすぐ外にグルヴェイグが持ったまま接近。競り合う場面すら与えずすれ違い様に抜き去る。残り200mはグルヴェイグの独走。最後は3馬身差の大楽勝となった。ピサノカルティエが一杯となったところを5番マイネオーチャードが差し込み2着に浮上。この結果により「馬連5-10、660円」の的中。至極順当な結果で配当的にも地味だが、獲るべきところはキッチリと獲るのが『アスコット流』でもある。これはこれで意味のあるひと鞍となった。

終わってみれば勝負鞍の的中率75%を達成した先週末。開催替わりをまずは順調に滑り出した。冒頭の「ユニコーンS」を仕留めた重賞予想の方も相変わらず快調。シーズン末期から夏のローカルを見据え、弊社アスコットシステムズには一点の不安すら見当たらない。今週末以降も絶大なるご期待をお寄せいただきたい。