6/2 6/3 3回東京・3回阪神1日2日目

獲るべきところは確実に獲る ~日曜東京10R・ホンコンJCT~

ドナウブルー14番人気10着、アパパネ4番人気16着、マルセリーナ11番人気17着。「安田記念」に参戦した牝馬3頭の結果がこれ。いずれも牝馬限定G1で実績を残してきた実力馬だが、今回に関しては完全に力負け。牡馬混合の東京マイルG1がどれほど過酷か、ということを改めて思い知らされる。特に今回のような速い流れになると、何よりも要求されるのが底力。「展開の利」などは有り得ない世界。この結果はある程度予想できるものだった。今さらながらウオッカやダイワスカーレット、そしてブエナビスタの偉大さを痛感させられる。それにしても、ストロングリターンが制した「安田記念」後の「ユニコーンS」も同じ堀宣行厩舎所属、同じ福永祐一騎手騎乗、同じ2枠4番。おまけに馬名の頭3文字「ストロ」まで一緒のストローハットが勝つのだから面白い。オカルトではないが、こんなこともあるんですねぇ……。

それでは本題へ。今週斬るのは日朝東京10R「ホンコンJCT」3歳上1000万下・芝2000m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった10番グルヴェイグだった。『本日イチオシの勝負鞍。確実にオープンまでいくグルヴェイグにとって、勝って同条件のここは文字通り勝ち毒の一戦。休み明け叩き更にデキを上げてきた以上、逆らってはいけない。確信の軸馬とする。これまで掲示板を外したのは「オークス」「エリザベス女王杯」の両G1と、休み明けの前々走のみ。以外【3・2・1・0】という抜群の安定感。決め手の違いでアッサリとケリをつける』という見立て。

レースは最内メジロマリアンがハナを切って1000m通過61秒6のスローペース。6番ラガーアンバー、3番ピサノカルティエと続き、軸馬グルヴェイグはその直後を占めた。そのままの馬順で淡々と進み、レースが動いたのは直線に入ってから。まずはピサノカルティエが先頭に立つ。そのすぐ外にグルヴェイグが持ったまま接近。競り合う場面すら与えずすれ違い様に抜き去る。残り200mはグルヴェイグの独走。最後は3馬身差の大楽勝となった。ピサノカルティエが一杯となったところを5番マイネオーチャードが差し込み2着に浮上。この結果により「馬連5-10、660円」の的中。至極順当な結果で配当的にも地味だが、獲るべきところはキッチリと獲るのが『アスコット流』でもある。これはこれで意味のあるひと鞍となった。

終わってみれば勝負鞍の的中率75%を達成した先週末。開催替わりをまずは順調に滑り出した。冒頭の「ユニコーンS」を仕留めた重賞予想の方も相変わらず快調。シーズン末期から夏のローカルを見据え、弊社アスコットシステムズには一点の不安すら見当たらない。今週末以降も絶大なるご期待をお寄せいただきたい。