1/17 1/18 1回中山・1回京都6日7日目・1回中京1日2日目

的中は的中として ~日曜中山7R・4歳上500万下~

想定通りのスローペースを大外枠から後方一気を決めた「京成杯」のベルーフ。これで500万→重賞の2連勝というエリートコースに乗ったわけだが、この「京成杯」のレースレベル自体には疑問符を付けざるを得ない。ベルーフの能力が極上であることは間違いないが、ハナ・クビ・ハナ差の4着まで全て後方待機組だったことからも差し・追い込み向きの流れに乗じたことも事実。「東京スポーツ杯2歳S」のサトノクラウン、「京都2歳S」のベルラップ、「ホープフルS」のシャイニングレイ、「シンザン記念」のグァンチャーレなど、まだまだこれといった抜けた評価の馬がいない3歳世代。これからのトライアルを注意深く見守る必要がありそうだ。言うまでもなく、このレースで2着以下に敗れた馬たちの今後の巻き返しも多いにあり得るだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山7R「4歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された8番ロマンシングジェムだった。

『地力最上位で条件ベストのロマンシングジェムが軸馬。前走は狭いスペースを抜け出して勝ちパターンだったものの、早めに抜け出した分、追い込み馬に出し抜けを喰らい2着惜敗。その前走の勝ち馬は次走1000万クラスで骨っぽい相手にコンマ2秒差の4着。その比較からも相手関係に恵まれたここは、言い訳のきかない一戦。馬場も不問で鞍上も2度目なら今回は現級2度目の勝利となるだろう』という見立て。

レースは大方の予想通り、アンジェラスベルがハナを主張して先導する展開。1000m通過64秒6という、少頭数にしては澱みなく平均ペースの流れ。2番手にクイーンベジタブル、以下フレンドスイート、グランドエンジェルと続き、ほとんど隊列に変動のないまま3コーナーからペースアップ。粘りを見せるかに思われたアンジェラスベル、積極的にレースを進めたクイーンベジタブルが早々に脱落し、道中6番手追走から徐々に押し上げた軸馬8番ロマンシングジェムが4コーナーでは4番手。直線に入りロマンシングジェムが抜群の手応えで楽に抜け出し、最後は3馬身突き放して1着ゴール。2着には好位からソツのない競馬で粘り込んだフレンドスイートが入線。この結果により「馬連4-9、340円」の大本線的中となった。

他にも日曜中京8Rなど日曜は2鞍の的中をお届けした先週末。とはいえ、先週末は弊社らしからぬ不的中が目に付く提供内容。ここで『提灯記事』的なものを書くつもりは毛頭ない。「レース選定」は問題なかったが、ひと言で先週土曜は「軸馬&対抗馬の選定ミス」が目立ちすぎた。無論、巻き返しを期して週明け早々から様々なことに取り組み、試行錯誤を繰り返していることは百も承知。特に次開催、東京・京都開催からは高的中率を維持しつつ、更なる回収率向上のために様々なシステムを導入することがすでに決定している。しかし、それはまだ先の話。悲しいかなこの世界は「週単位での結果」で評価される。会員の皆様から大事なお金を預かって情報を提供している以上、ハッキリ言えば的中して当たり前の世界だ。「大事の前の小事」「嵐の前の静けさ」と言えなくもないが、予想部には猛省を促すとともに、今一度全ての情報、そして作業の見直しを厳命しておく。

早くも年明け開催の最終週を迎える今週末。不完全燃焼続きの過去2週を忘れさせるような会心の的中を期し、弊社に属する全ての人間が動き出している。そして最高の形で次開催に繋げるので会員の皆様には引き続きご期待いただきたい。