8/6 8/7 2回新潟3日4日目・1回札幌5日6日目分

レース展開を読みきった的中 ~日曜新潟11R・レパードステークス~

7番人気のカフジオクタゴンが1番人気のタイセイドレフォンをクビ差制して優勝した今年の「レパードS」。ハイペースで先行勢が全滅した結果となったが、走破タイムは1分51秒9。昨年の勝ち時計1分51秒3と比べると0秒6も遅い決着。さらに前日の「3歳以上1勝クラス」は1分51秒7だったことを踏まえると物足りない印象は強い。無論、展開、馬場、風向きなどの影響を考えれば、時計だけで競走馬の力量を図ることはナンセンスではあるし、後続を大きく引き離した上位3頭の力量は認めるところ。だが、過去を振り返れば1分52秒前後の勝ち時計だった場合、その後に出世した馬が極端に少ないことも事実。今年のメンバーは、果たして、このレースを勝って後のG1でも結果を出したホッコータルマエやインカンテーションようになれるのか興味深いところ。とはいえ、今回は例年に比べて将来有望なメンバーが多く、それぞれがこの先どのように成長を遂げていくのか楽しみでもある、そんな一戦となった。

それでは本題へ。今週斬るのは上でも触れた日曜新潟11R「レパードステークス」ダ1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された9番ハピだった。

『いつものことながら、先週、そして今週土曜とも新潟のダートはやはり先行有利だった。しかしこのレパードSに限っては出走馬のほとんどが逃げ・先行策で勝ち上がっており、前半のポジション争いが激化する可能性が否めない。そこで抜粋するのは、エンジンがかかった時の爆発的な差し脚が魅力のハピだ。同馬は前走・ジャパンダートダービー(G1)で2番人気の評価を裏切る格好。しかし当時の大井は水の浮いた不良馬場で前有利。流れに乗れなかった馬には最悪のシチュエーションでハピも大ピンチに陥ったが、際立つスピードで4着に追い上げたのだから負けてなお強し。世代トップレベルの能力を疑う余地はなく、今回は2戦2勝の左回り1800mと大歓迎の舞台設定でもある。中3週だけにこの中間は終い重点の調整だったが、8/3の栗東坂路では傾斜がキツくなるゴール前で加速ラップからラスト1ハロン11秒9と抜群の伸び。一杯に追われる古馬3勝クラスの調教パートナーを大きく追走して、ゴール前ではキッチリ1馬身先着と文句なしのデモンストレーションとなった。手控えて平凡だった前走時の追い切りより明らかに動きがよく、ここは自慢の末脚に大きく期待できる』という見立て。

レースのスタートは横一線に見えたが、軸馬ハピが横の馬に寄せられて後手を踏む格好に。中でも絶妙なタイミングで発馬した2番タイセイドレフォンは無理にはいかず馬任せ。どの馬が主導権を握るか注目されたが、各馬譲らず1コーナー手前まで横一線。結果的にコーナーワークで内にいた1番ヘラルドバローズがハナ、番手に3番メイショウユズルハ、3番手に4番インディゴブラックの隊列で収まる。以下、4頭が固まり5番レッドラパルマ、11番ギャラクシーナイト、12番シダー、好発を決めた2番タイセイドレフォンも先行勢の一角。そこから各馬半馬身ほどの間に7番バレルゾーン、13番ラブパイロー、15番カフジオクタゴン、9番ハピ。後方も差がなく10番ホウオウルーレット、8番トウセツ、最後方に6番ビヨンドザファザーという隊列。向こう正面に入っても先行した1番ヘラルドバローズ、3番メイショウユズルハが横並びでレースを引っ張り、1000m通過は1分0秒5と淀みのないハイペース。後続も慌ただしくポジションを入れ替えながら勝負は最後の直線へ。1番ヘラルドバローズ、3番メイショウユズルハが辛うじて先頭で直線に入るが、ハイペースの代償は大きく既に脚色劣勢。変わって足を伸ばすのは好発から一旦引いて先行勢の後ろにつけていた2番タイセイドレフォン、中団前目から4コーナーを外へ斜行しつつ強引に捌いた15番カフジオクタゴン(C.ホー騎手に過怠金)、そして斜行の影響をやや受けつつ外をぶん回すことになった9番ハピの三つ巴の争いとなる。残り200mで早くも勝負は3頭に絞られ、弊社の馬券的にはほぼ出来た状態。その後、馬体を併せて鎬を削る2番タイセイドレフォンと15番カフジオクタゴンの戦いは後者がジリジリと前に出始める。しかし、馬場中央から脚を伸ばす9番ハピも迫っており、決着はゴール寸前まで予断を許さない状況だった。結果、3頭の熾烈な追い比べをクビ差制して15番カフジオクタゴンが1着ゴール。交わされても渋太く粘った2番タイセイドレフォンが2着。さらにクビ差に猛追した9番ハピの順で入線した。この結果により、「3連複2-9-15、4,370円」の的中。先々週の「中京記念」1万5,860円の的中も記憶に新しいが、勝負鞍以外でも予想精度の高さを証明した1鞍となった次第。

無論、勝負鞍でも土曜新潟12R「3歳上2勝クラス」ダ1800mにて「馬連5-9、1,390円」の的中もしっかりお届けしている。いよいよ今週から小倉も開催。ローカル開催も残すところあと4週となるが、ここからは、夏の総決算として怒涛の如く勝負レースが提供されていく。いわばここからが正念場であり、秋の大収穫祭へ向けて軍資金調達を計る所存だ。会員の皆さまにはどうか、絶大なるご期待をお寄せいただきたい。