1/5 1/7 1/8 1/9 1回中山・1回中京1日2日3日4日目分

正月競馬も安定的中で幕開け ~木曜中山11R・ポルックスS~

謹んで新春の祝詞を申し上げます。
昨年も株式会社アスコットディライトをご利用いただき、誠にありがとうございます。本年もさらなるサービス向上に向け、気持ちを新たに取り組んでまいりますので、変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。

さて、例年同様に1/5の東西の金杯で2023年度のJRAが幕開け。一年を占う運試しと比喩される東西金杯だが、ここで取り上げるのは芝1600mで行われた中京の京都金杯。勝利を収めたのは、ここでは5番人気に甘んじたイルーシヴパンサーだった。昨年の本馬を振り返れば、1番人気に推された安田記念・G1で展開に泣き、反撃を期した関屋記念では急遽の乗り替わりと不運の連続だった。さらに金杯当日の馬体重プラス14キロも嫌われたのか、人気は上がらずじまい。しかし、レースではいつも通りやや後ろから。内目でジックリと脚を溜めながらコーナー毎に前との差をジワジワ詰めると、直線では迷いなく最内を突いて鋭進。1/2馬身差で東京新聞杯以来の重賞2勝目を飾った。無論、馬の能力が抜けていたことは確かだが、馬場の内目が良いと判断して慌てずコースを選んだ岩田望騎手の好騎乗も光った一戦。その岩田望騎手こそ関屋記念の前日に落馬負傷して騎乗キャンセルになった当人であるから、年始の晴天にふさわしい勝利だったとも言える。スタートからゲンのいい勝ち星を手にした今年こそ、人馬ともに念願のマイルG1獲りへ順調に進むことを願うばかりだ。

それでは本題へ。今週斬るのは正月競馬3日間開催の2日目となった、日曜中山11R「ポルックスS」ダ1800m。このレースで軸馬として期待したのは、最終的に1番人気に支持された1番ウィリアムバローズだった。

『オープン特別なら大きく見直せるウィリアムバローズが軸馬。重賞初挑戦となった前走はマークがキツく先行勢は壊滅というハードな展開。そんななか、速いラップを連続して刻んだ同馬が大敗したのは仕方のないところ。だが陣営も得意の中山で即反撃を描いており、早々にここを目標に調整。もちろん特別戦では力関係が緩和されるし、今回は強力な先行勢が不在で単騎逃げが叶いそうなメンバーでもある。この中間も大敗の影響をみせず、入念な乗り込みでこの馬らしい動き。状態に一切不安なく、得意の中山で絶好枠なら押し切り必至』という見立て。

実際のレースでも、軸馬1番ウィリアムバローズが内からポンと絶好のスタート。他も大きな出遅れはなく横一線の発馬。好発を決めて主導権を主張する軸馬1番ウィリアムバローズに競りかける馬はおらず、序盤は各馬とも他の出方をうかがうような形となったが、落ち着くのを嫌って外から13番ニュートンテソーロが番手を主張。これに続く形で10番ルコルセールが3番手まで浮上し、4番手は抑え気味に追走する6番メイショウムラクモ。半馬身差の内に3番アシャカトブ、1馬身差に7番ワーケア、11番タガノディアマンテが並走して先行集団を形成。直後も大きな差はなく、14番ルリアンが1馬身差の外目でポツンと流れに乗り、さらに1馬身差に内から4番アメリカンフェイス、9番ニューモニュメント。その後ろに2番ケンシンコウ、5番キタノヴィジョン、8番ディアセオリーという隊列となった。一方、コーナーワークで後方勢に1馬身ほど差をつけた軸馬1番ウィリアムバローズは、前半3ハロン36秒8―4ハロン49秒6―5ハロン62秒1と絶妙なペースに持ち込む。これで後続は動くに動けずポジションを維持したまま淡々とレースは進んで行く。3コーナー手前で軸馬1番ウィリアムバローズが後続を引き付けると一気に馬群が凝縮。直線入り口では先頭から最後方までおおよそ7馬身差の団子状態となって勝負の直線へ。楽な展開に持ち込んだ軸馬1番ウィリアムバローズは余力十分。早々に後続を引き離しにかかり、アッという間に2馬身差をつけて逃げ込み態勢。これを追い掛ける後続勢も3番アシャカトブを先頭に懸命に脚を伸ばそうとするが差が詰まる気配なく、軸馬1番ウィリアムバローズの完勝もみえてきた。だが、前残りの厳しい展開をものともせず中団後方から馬群の外を猛追してきたのが9番ニューモニュメント。直線入り口では絶望的な差があったが、驚異の上がり36秒6を繰り出すと、ゴール直前で軸馬1番ウィリアムバローズをクビ差交わして見事1着ゴール。2着はまさかの末脚にやられた軸馬1番ウィリアムバローズ。そして3着は最後まで懸命に粘った3番アシャカトブが入線した。

この結果により、「馬連1-9・640円&3連複1-3-9・2,520円」のダブル的中をお届け。差し切りには驚いたが、対抗1点目の9番ニューモニュメントは叩き2戦目の大幅な上積みを警戒して3連複2頭軸の一方に推奨。これが奏功して、この1鞍で回収率295%と納得できる結果につながった。

他にも、正月開催1発目の提供となった木曜中山8R「4歳上2勝クラス」もダブル的中で 「馬連9-11・630円&3連複7-9-11・1,040円、そして3日間開催のオーラス勝負となった月曜中京10R「雅ステークス」「馬連5-16・1,250円と配当にも納得のいただける複数の的中をお届け。難解とされる厳冬期かつ変則開催の年始競馬でも、安定した結果を刻んだ次第だ。

顧みれば、弊社が株式会社へと転身したのが21年12月。今年はその改めての運営開始から無事2年目を迎えることとなった。昨年も会員様の期待に応える提供ができたとは自負しているが、年頭に当たり、2023年はさらに飛躍の年にすることを胸に精進する所存だ。一転、競馬シーンは早くも正月競馬が終了し、今週から小倉開催がスタート。開催カレンダーは通常運転へと戻るわけだが、選択肢が増えるのは現在の弊社にとって大歓迎。厳冬期で難解とはいえ、むしろ配当が確実に上昇する稼ぎ時でもある。そして、気が早いが3歳クラシックの蹄音も強まっている。今週も皐月賞と同舞台の京成杯がスタンバイしているが、こちらをはじめ各重賞とも勝負鞍として鋭意調査が進行していることをお伝えしておこう。本年も倍旧のお引き立てをお願いすると同時に、まずは今週末の弊社予想にご期待いただきたい。