7/15 7/16 2回福島・3回中京5日6日目・2回函館3日4日目

安心安全イチオシ鞍での的中劇 ~日曜函館8R・3歳上500万下~

例年通りの大混戦が予想された「函館記念」。終わってみれば5番人気ルミナスウォリアーが早めに前を捕える、勝ちに行く競馬で直線突き抜けて重賞初制覇。2着に14番人気タマモベストプレイ、3着7番人気ヤマカツライデンと、やはり、というべきか、例に漏れず波乱決着となった。勝ち馬ルミナスウォリアーは今回休養明けの一戦。確かに鉄砲巧者ではあるのだが、単にそれだけではなく、一歩一歩着実に力を付けてきた証拠。函館の特殊な馬場も合ったのだろうが、これまで重賞で善戦してきた戦績からも決してフロックではない。充実の証だろう。今後も中距離路線ではマークすべき一頭になりそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜函館8R「3歳上500万下」ダ1700m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された9番トウケイワラウカドだった。

『休み明け2戦目の前走はチーク着用で勝ち馬に0秒3差2着と変わり身をみせたトウケイワラウカドが軸馬。500万降級の前2戦は物足りないが、元値を正せば1000万でも勝ち負けしていた地力上位馬。別段位置取りにこだわる馬ではなく展開面は不問。相手関係を考えても前走より一枚落ちの組み合わせで、今回はチークに加えてメンコを着用してくるとのこと。それら馬具効果で最後まで集中して走れれば、突き抜けるだけの力差がある組み合わせ。叩き3戦目ここは順当に押し切ってくる』という見立て。

レースは大方の予想通り、最内枠を引き当てた1番シンコーマーチャンが逃げて3Fから順に35.9-48.1-59.9~レース上がり48.2-36.6というハイペース寄りの平均的な流れ。2番ケルンウィナーも果敢に出して行って2番手で追走し、その後に4番タイキオールブルー、6番タイキダイヤモンドが好位集団を形成。スタートで1馬身ほど遅れた軸馬9番トウケイワラウカドだが、すぐに追い上げて、1コーナーの入りでは外目の9番手で流れに乗り、慌てず騒がず、向正面から徐々にポジションを押し上げにかかる。そのまま淡々と流れて4コーナーから直線へ。依然としてシンコーマーチャンはもちろん、先行勢の脚いろは全く鈍らないが、この流れを読んでか、4コーナーでは外目の3番手まで押し上げてきた軸馬9番トウケイワラウカド。直線の追い比べでは一完歩ごとに前との差を詰めて、ラスト50mあたりで完全に抜け出し、そのまま押し切って1着でゴール。2着には一旦は差されたものの、差し返す勝負根性を見せて逃げた1番シンコーマーチャンが入線。そして3着に終始番手で競馬を進めた2番ケルンウィナーの順にゴール。この結果により、「馬連1-9、1,040円」の的中。1番人気→4番人気と至極順当な結果で配当的にも地味だが、獲るべきところはキッチリと獲るのが『アスコット流』でもある。イチオシ鞍での安心安全の的中劇。これはこれで意味のあるひと鞍となった。

ただし、残念ながら肝心の勝負鞍において的中は上記1鞍のみ。正直ツキがなかったとしか言わざるを得ないレースもあったが、軸馬選定ミスも目立ち不完全燃焼だったことは否めず、弊社としては先週に引き続き、精彩を欠く週となってしまった。とはいえ不的中となった鞍を検証してもレース選定に大きな問題はなく、予想の方向性にブレはない。ちょっとした『詰めの甘さ』による結果で、今週末にはすぐに修正が利く範囲のもの。僅かでも流れが変われば弊社本来の的中ラッシュをお見せできるものと確信する。

今週末で福島・中京、そして6月から続いた函館開催も終了となるが、全場最終週となる今週末は大団円で締めくくる所存。確かに口で言うほど簡単なことではない。しかし、そこを何とかしてこその馬券プロ。予想部にはなお一層の研鑽と努力を要望しておく。会員の方々には、今週末以降にも引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。